Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ファミリアとかゴーレムとかの魔法研鑽話

使い魔とゴーレム製作を考えよう

 

NOVA「妖精郷の第3部が終わって、いろいろ仕切り直しのシーズンだなあ、と思っている俺がいる」

晶華「第4部はいつから始めるの?」

NOVA「とりあえず、魔法研鑽話をしてから、仕事でバタバタしている状況をクリアした後だな。まあ、4月になったら確実に始めるけど、その前に準備編とかで動き出す可能性はある。気力体力次第だ。それと、花粉症ガールの3歳の誕生日が3月27日なので、お祝いしたいしな。お前と、それから翔花も合わせて」

晶華「お姉ちゃんはまだ妖精郷から救出していないんだけど」

NOVA「大丈夫。ここまで近づいたんだから、心の声を響かせることぐらいはできると思う。俺の気力体力さえあれば、ちょっとぐらい時空操作だってしてみるさ」

009『で、今日はソーサラーの3、4レベル魔法と、コンジャラーの5レベル魔法、それとウィザードの3、4レベル魔法をまとめて研鑽しようって企画なんだな』

NOVA「ああ、特にファミリアとゴーレムの製作をしておこうと思ってな」

009『ゴーレムの研鑽なら、寄り道脱線だらけだったけど、こちらでいろいろ話したな。後は素材を揃えて、作るだけ。3レベルの鳥型ゴーレム、ストローバードを作るための材料は以下の通り』

  • 強く魔化された藁束(200G)
  • 紫電紫水晶・小(600G)
  • 柘榴石の活力・小(200G)

009『合計1000ガメルだ。紫水晶と柘榴石は強化アイテムで、雷撃の特殊能力を得るのと、HP+5の効果付き』

NOVA「雷撃は2D+3の魔法攻撃で、後衛からの遠隔攻撃が可能。誤射については『モンストラスロア』の方に収録されたデータで、発生しないことが明記された」

009『つまり、後ろから雷撃し放題ってことだな。データをまとめるとこんなところだ』

★ストローバードのデータ

 

HP22

くちばし命中5、ダメージ2D+1

回避5、防護点0

雷撃:特殊能力行使4、ダメージ2D+3、

 対精神抵抗でダメージ半減

特殊能力:飛行(近接戦で命中・回避+1)

弱点:炎で+3ダメージ

NOVA「名前はどうする?」

009『そうだな。雷を発射する鳥だから、モデルはサンダーバードだろう? だからバージルにしようと思う。いや、スコットもいいかなと思ったんだが、 ウルトラマンUSAと何だかごっちゃになって、紛らわしいからな』

NOVA「普通は、ウルトラマンスコットなんてキャラを思いつかねえよ。アランで仮面ライダーゴーストを思いつくとか、ゴードンでFF2を思い出すとか、ジョンはあまりにもありふれているとかなら、まだしも」

009『バージルが一番、レアな名前だと思う』

NOVA「だけど今、検索すると『デビル・メイ・クライ』が出てきたな。主人公ダンテの双子の兄で、最初は死んだと思われていたが悪魔に身を堕としたライバル騎士らしい」

晶華「ネロ・アンジェロ(イタリア語で黒き天使)って名前を名乗っていたりするそうね」

009『ブラックエンジェルズか。地獄に落ちろ、だな』

ブラック・エンジェルズ【合本版】 1

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009『まあいい。じゃあ、ぼくのストローバードは「ブラックエンジェル:バージル」と名づけるようにしよう』

NOVA「ただのわらしべ鳥に大層な名前を付けやがるが、そういう厨二病センスは嫌いじゃないぜ。少々恥ずかしいけどな」

009『で、次にソーサラーが4レベルで持てる使い魔(ファミリア)だが、「白ネコのシャッテ」にしようと思う』

NOVA「シャッテは、フランス語のメス猫Chatteから来ているんだな。正確な発音ではシャットらしいが」

晶華「スパクロのヒロイン名ね」

NOVA「俺は主人公の妹のホノカの方が好きだったがな」

009『どうでもいいよ、そんなこと』

 

 ファミリアの話

 


サイバスター ディスカッター ハイファミリア動画

NOVA「ということで、使い魔(ファミリア)といえば、白黒2匹の猫というのが基本だと思うんだが、ソード・ワールドだと一匹しか持てないんだな」

009『ロデムみたいな黒豹とか、狼とか、カモノハシもダメだ。選べるのは、蛙、蜘蛛、鳥、猫、蛇の5種類で、戦闘力は低いけど、主人にMPを提供したり、ちょっとした偵察に使えたり、特殊能力を与えてくれる。簡単に特徴をまとめると以下のとおり』

  • 蛙:MPが一番多い。水中移動が可。
  • 蜘蛛:目立つ長所なし。
  • 鳥:飛行能力があって、最も移動力が高い。先制値が高い。
  • 猫:主人に暗視能力を付与してくれる。使い魔の中では戦闘力が最も高い(レベル0なので高が知れているが)
  • 蛇:主人の近接戦ダメージを毒で+1してくれる。

009『純粋にMP支援をするなら蛙がお得で、偵察重視なら鳥、前で戦う魔法戦士なら蛇がお勧めとなるか。そして暗視能力を持たない人間などの種族では、猫も重宝するけど、蜘蛛をわざわざ選ぶメリットが感じられないな』

晶華「天井を這って、狭い隙間を潜り抜けるのは、こっそり偵察活動に向いていると思うけど。鳥よりも目立たないだろうし」

NOVA「虫好きならいいのかもな。GMが許可すれば、蝶とか、カブトムシとか、別の虫タイプの使い魔を自作してもいいだろうし。ただし、小動物に限るってことで」

009『何にせよ、猫のシャッテがいることで、第4部のサイバ☆リオンはMPが7点増えて、暗視能力も獲得。これで夜は明かりを付けずに行動することも可能』

晶華「だけど、騎獣のノマちゃんには暗視がないので、夜にはやっぱり【ライト】の呪文をお願いします」

NOVA「騎芸【以心伝心】があれば、知覚を共有できるんだけどな」

晶華「そういうのは、蛮族の地下都市を冒険している人たちに任せた。妖精郷は明るい昼もあるんだし、明かりや暗視の必要性はあっちほど高くないんだから」

009『それでも隠密行動をしたい時に、パーティー全員が暗視持ちというのは便利だと思う。隠密行動では、馬は目立つので、彫像化して携帯することになるだろうし。ところで、ソード・ワールドのファミリアは喋れないんだよな』

NOVA「レベル4ソーサラーの呪文で作るタイプはな。レベル11になると新たに【ファミリアII】の呪文が用意されていて、そちらで作る上位の使い魔は自分の意思を持って、会話することもできる」

009『今は、ただのネコと考えておくといいんだな。魔法少女のペットみたいなのは、先の話だと』

 

操霊魔法レベル5の話

 

NOVA「さて、ファミリアとゴーレム以外の呪文も研鑽しておこう」

晶華「ええと、まずはコンジャラーの使う操霊魔法からね。前の研鑽記事はこちら

009『呪文リストを並べると、こうなるな』

  • レベル1:エンチャント・ウェポン、スパーク、ダーク・ミスト、プロテクション
  • レベル2:アース・ヒール、カウンター・マジック、コマンド・ドール、ファナティシズム
  • レベル3:ファイア・ウェポン、レイジング・アース、クリエイト・ゴーレム、クリエイト・アンデッド
  • レベル4:ディスガイズ、ドール・サイト、フォビドゥン・マジック、ポイズン・クラウド

009『レベル4の呪文は前から使えたんだけども、使ったことがないな。変装呪文ディスガイズは、変装が必要な局面になったことがないし、偵察用の呪文ドール・サイトもこれまで使う局面がなかったわけで。それに今後は使い魔に任せたりするだろうから、必要なさそうだ。呪文封じも、毒雲も速攻性に欠けるから使いにくい』

NOVA「攻撃呪文はスパークが有用。防御呪文は、プロテクションとカウンター・マジック。回復呪文はアース・ヒールと範囲回復のレイジング・アース。そして攻撃補助呪文はエンチャントとファイア・ウェポン、そしてファナティシズムか。ドール系の呪文は半分趣味みたいなもので、館内での陰謀を突き止めるようなシナリオだと使うんだろうが、妖精郷みたいに旅から旅を続けて、道中で戦闘したり、イベント解決する系のシナリオだと扱いにくいわけだ」

009『手強い敵が潜んでいそうな場所で、仲間のスカウトの先行偵察ですらリスクが高い時に、人形を操作して様子見するとか、誰かの部屋に人形を仕掛けておいて、そこでの出来事を観察するとか、覗き見趣味があるなら非常に重宝するが、そういうのはぼくのキャラじゃない』

NOVA「結局、人形操作よりは、使い魔の方が扱いやすいから、今後そういう局面があっても、ますます使わなくなるな」

009『それと、武器のエンチャントだけど、上位呪文のファイア・ウェポンを覚えたら、お役御免じゃないかな』

NOVA「そんなことはないぞ。一応、この二つは重ねがけが可能なんだ。エンチャント+ファイアで合計+3のダメージ追加もできる」

009『すると、長期戦でダメージのバフが必要なら、そういう選択肢もあるんだな。まあ、そこまでするほどの局面も今のところないし、今までは初手【スパーク】と鼓砲によるダメージ+2で十分だし、ダメージバフは各自が練技【マッスルベアー】やら魔力撃を駆使してきたわけで、今後、すぐに倒せない後衛魔法使い系の敵が増えてきたら、防御呪文の世話にもなるかもしれないけど、今のところは速攻殱滅戦術で問題ない、と』

晶華「第3部は、戦闘が少なかったのもあるわね。結局、最初のゴブリンシャーマンと、火柱の塔の魔動機ドゥーム、それとキラ迷宮のボガードトルーパーの3戦しかしてないし」

NOVA「妖精郷の戦闘は、蛮族の土地に比べて回数も少ない上、時々出てくる化け物クラスを除けば、適正レベルだとぬるいんだよな。だから、敵の強さを見抜いて、下手に手出しをしないという戦術さえ取れれば危険度は少ない作品だ。たぶん、ソード・ワールドのソロプレイ・シナリオでは一番簡単な作品じゃないかな、と思ってる。後半は知らないけど」

009『レベル17のヴァンパイアリリィをどうやって倒すかとか、それより強い魔女とかを本当に倒せるのか、とかって気になるな』

晶華「そのための上位妖精の支援じゃない?」

NOVA「実のところ、魔女は全ての妖精を支配下における特殊能力を持っているので、それを何とか封じない限り、上位妖精は魔女戦では使えないんだ」

晶華「何それ? つまり、タイタン様とかも操られてしまうわけ?」

NOVA「だからこそ〈アラマユの遺産〉が最終戦で必要になるんだ。それさえあれば、魔女の妖精支配の特殊能力を無効化できる。まあ、ずいぶんと先のネタバレになるけれど、とにかくレベル7以上のミッションは急に難易度が上がったりもするので、それまでに戦術をあれこれ練って、立派な熟練プレイヤーになってくれ」

009『だから今、研鑽しているんだろうが。ええと、レベル5の操霊魔法は【アース・シールド】【インテンス・コントロール】【スペル・エンハンス】の3つだったな。これはいずれも有用だ』

NOVA「【アース・シールド】は防護点+2で、【インテンス・コントロールはゴーレム強化。命中・回避を+2、物理ダメージを+2、そして被ダメージを2点減らす。ゴーレムのレベルを実質2上げるような効果がある。ゴーレムを積極的に使うプレイヤーが必須の呪文になるな」

009『ただし、雷撃のような魔法系特殊攻撃は強くならないんだな。それよりも魔力を1点高める【スペルエンハンス】が、ぼくたちのパーティーでは非常に有用だ。魔力撃でもダメージが1点増えるので、全員が恩恵に預かれる』

NOVA「問題は、その呪文って効果範囲が接触なんだよな。前は気づかずに後衛から前衛に使っていたけど、今後は気をつけるように」

009『ああ、接触呪文か。前衛の仲間に掛けるには、自分も前に出ないといけない。使うなら、前衛突撃前の初手で使う必要があるということだな。しかし、初手だと他に使いたい呪文があるわけで、悩みどころだと』

晶華「キャプテンさんは最初から前に出るけど、ミリィは初手が後衛で魔法を使ったりすることもあるわけで、そういう局面で、魔力+1してくれると助かるわ。何しろミリィはマルチアクションで剣と魔法の同時使用も有り得るので、どちらも魔力+1効果が発動すると2度美味しいことになる」

009『まあ、地味な呪文ではあるので、もっと派手な攻撃呪文を使うことも多くなりそうだな。レベル9になって特技の《ダブルキャスト》を狙うと使いやすくなるだろうけど、それならむしろ範囲攻撃呪文2連発の方が効率いいかもしれないし』

晶華「そういうのだと、スカウト7レベルが近いミリィが【ファイアブラスト】2連発とかする方が早いと思う」

NOVA「レベル7を越える辺りから、ソード・ワールドも範囲魔法連発殱滅祭りと化すからなあ。味方だけでなく、敵もそうして来るので、対呪文対策を考えておかないといけなくなる」

009『そうなると、プリーストの回復や防護呪文が必要になるんだな』

晶華「そのためのお姉ちゃん救出でしょ。お姉ちゃんは大地母神ガイア様の巫女なんだから、奇跡の力で助けてくれるはず」

 

真語魔法と深智魔法レベル3の話

 

NOVA「それで、今回の成長で習得したのがソーサラー3レベルと4レベルなんだが、先に3レベルから見ていこう」

009『ソーサラーとコンジャラーの両方を習得すると、ウィザードとして深智魔法を使えるんだな』

晶華「レベル2の呪文までは、こちらの記事を参照して下さい」

009『こちらは先に操霊魔法を上げたから、真語魔法はあまり使って来なかった。一番使ったのが、明かりの【ライト】で、正直コンジャラーの支援魔法を使っていると、真語魔法を使うタイミングがあまりなかったというか』

晶華「真語魔法は、強力な攻撃呪文が売りだと思うけど、どうして先に操霊魔法を上げたの?」

009『ゴーレムを作りたかったからだけど、これまではお金がなくて、なかなか作れなかったんだよ。それに、いざ作ろうと思っても、本当に必要なのかを考えると、高い金を出して作る意味が見出せなくてな。だけど、毒や病気をまき散らす敵を相手に、毒や病気無効の特性を持つゴーレムやファミリアは、相手を完封できるメリットがある。つまり、バージルとシャッテがいれば、ポイズンモールドなんて怖くない。コロナ禍でも、ゴーレムやファミリアがいれば何とかなるんじゃないか? 日本政府も、これからはゴーレムやファミリアの研究に力を注ぐべきだと思うなあ』

NOVA「妄想乙。日本政府はともかく、ラ・ギアスならそうしてるよな」


魔装機神F ソルガディ 武器一覧

晶華「今は、日本政府や地底世界ラ・ギアスの話じゃなくて、ラクシアの話でしょ。ええと、ソーサラー3レベルの習得呪文は【アンロック】【センス・エネミィ】【パラライズ】【リープ・スラッシュ】の4つよね。何でソーサラーでもない妖精剣士役の私が解説しているのか知らないけど」

NOVA「先に妖精魔法のランク4の話をしようと思ってもいたんだが、ゴーレムやファミリア作りを優先した方がいいと思い直してな。妖精の話は、次回の予定だ」

009『では、改めて解説しよう。【アンロック】は解錠呪文だな。真語魔法は攻撃以外に調査・情報系の魔法が多く、スカウトが判定に失敗したときのフォローもできるわけで』

晶華「だけど、罠外しはできないでしょ?」

NOVA「調査系だと、マギテックの方が優秀で、レベル2で鍵を爆破する【ノッカーボム】を習得する」

009『爆破するなんて乱暴な。こっそり鍵開けできるなら、その方がいいだろうに』

晶華「まあ、鍵開けできる人が増えるのは悪いことじゃないわね。【センス・エネミィ】は敵意を持った相手が分かるけど、妖精郷ではあまり使う機会がないと思う」

NOVA「どちらかと言えば、都市での陰謀を調査するときに有用な呪文だな。【パラライズ】は相手の命中か回避のどちらかを2点下げる戦闘補助呪文で、うまく決まれば、戦いの趨勢を決定づけられる魔法だ」

009『うまく決まればな。自分たちよりも格上の相手に対して、優位に立つには有効なんだが、抵抗されると効果消滅なので味方にかける【ファナティシズム】の方が確実だと思う。ソーサラーとコンジャラーの両方の呪文が使えると、どちらを使えばよりいいのか選択し甲斐があるわけで』

晶華「補助呪文なら、コンジャラーの方が扱いやすいものね。キャプテンさんのかばう戦術が確立した今なら、相手の命中を下げることにあまり意味がないだろうし」

NOVA「そうでもない。戦闘特技《薙ぎ払い》のような複数を巻き込む物理攻撃に対しては、かばえないので自分自身の回避能力に頼るしかない。その際、相手の命中が下がっていれば、非常にありがたいわけだ」

009『つまり、相手の特殊能力などに合わせて、使うべき補助呪文を選択する必要があるわけだな。もちろん、さっさと倒してしまえるようなら攻撃呪文が有用だが。【リープ・スラッシュ】はこれかな』


スパロボV ヒュッケバイン リープ・スラッシャー

NOVA「2.0時代は斬撃属性だったのが、2.5になって断空属性に改まっている。斬撃だと物理ダメージの剣や斧と紛らわしいという判断だろうな。なお、モンストラスロアでも、弱点が斬撃属性になってるロトンビーストやインプ、ドッペルゲンガーなんかがいたが、それらは断空属性に改めるべきだろうな。そう思って公式サイトのエラッタを覗いてみたら、インプやドッペルゲンガーは訂正済みで、ロトンビーストは未訂正。まあ、こちらで、それらのモンスターデータを使う機会があれば気をつけようと思う」

009『インプなんかは妖精郷でも登場したもんな。インプの弱点は、斬撃属性改め断空属性なので、真語魔法の【リープ・スラッシュ】が有効。やってやるぜって感じだな』


Evolution of DANCOUKOUGAKEN (1996-2013) | 断空光牙剣 | SRW

晶華「でも、結局、【リープ・スラッシュ】って、どういう魔法なの?」

NOVA「魔法の刃で切り裂く射程10メートルの飛び道具ってことは、ウルトラマンAのバーチカルギロチンか、素直に八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)みたいなものだと思うが、ソーサラーにとっては威力10のエネルギーボルトに次ぐ、威力20の強い魔法という立ち位置。ただ、次のレベルに上がれば、複数にダメージを与え得る【ライトニング】が同じMP7で使えるようになるので、使用期間は意外と短いと思うな」

009『ぼくは一気にレベル4までソーサラーを上げたので、【リープ・スラッシュ】を使うことなく、【ライトニング】に頼ることになりそうだ』

NOVA「まあ、敵が雷無効でなければ、わざわざ弱い【リープ・スラッシュ】を使うメリットは少ないので、当リプレイでは不遇な呪文と言えるだろうな。俺的には、敵のレッサーオーガがよく使う呪文のイメージはある」

 

009『じゃあ、次は深智魔法3レベルを行ってみよう。【インスタント・ゴーレム】【リプレイス・サウンド】【リモート・キー】の3つだな』

NOVA「もしかすると、コンジャラー呪文の【クリエイト・アンデッド】が5レベルから3レベルに移った影響で、2.5版の深智魔法では【インスタント・アンデッド】も同様の処置がとられる可能性が大きいけどな」

009『どっちにしても、アンデッドの使用は推奨されていない(むしろ禁止されている)ので同じことさ。とにかく、【インスタント・ゴーレム】は1時間の儀式を経なくても、即座にゴーレムを作って1分間活動させられるので便利だな』

晶華「1分間だけ戦えるゴーレムって、まるでこれね」

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NOVA「どっちにしても、素材は前もって準備しておく必要があるんだけどな。うっかりゴーレムを作っておくのを忘れていたときに、必要が発生して作るための非常時呪文だと考えている。で、【リプレイス・サウンドはD&Dのベントリロキズム(腹話術)的な魔法で、術者の声を離れた場所で発生させる効果がある」

晶華「それって妖精魔法の【ウィンドボイス】じゃなかった?」

NOVA「【ウィンドボイス】の方が応用しやすいな。そっちは3分間持続するし、射程も100メートルあるし、術者の声以外の音も届けたり、盗聴したりできる。リプレイスの方は、10秒だけ自分の声を30メートル離れた場所に届けるだけ。隠れている自分の居場所から敵の目を遠ざけるためとか、限定された使用法になるな。メリットは屋内でも使える点で、『自分はその部屋ではなく、別の部屋にいたように見せかけるアリバイ工作』には使えるかも」

晶華「深智魔法ってトリッキーなものが多いよね」

009『だけど、次の【リモート・キー】は使いやすい呪文だな。ロックとアンロックの両方の効果で、鍵の開け閉めが自在にできて、しかも接触呪文だったそれらと違って、10メートル先の鍵を操作できる。罠のかかった鍵を遠くから安全に開けることができるのは便利だ』

NOVA「遠くから鍵を閉じることができるのは、すなわち密室を簡単に作ることができるので、犯人はウィザードに違いないと誤認逮捕されるシナリオも作れそうだ」

晶華「でも、真犯人は?」

NOVA「姿隠しのできるレプラカーン。中から鍵を閉めた後、誰かが入って来るまで部屋に隠れていて、入ってきた際にこっそり脱出する。このアイデアで一つミステリーシナリオができた気がする」

009『よくある話に聞こえるけどな』

NOVA「まあ、ゲームのシナリオだからシンプルな方がいいんだよ。複雑なトリックを考えても、プレイヤーに言葉で説明を伝えるのが難しいアイデアは、小説では良くても、会話ゲームでは扱いにくい。解けない謎はゲームではつまらなくて、少し考えればすぐに正解にたどり着けるぐらいがいいわけで」

 

真語魔法と深智魔法レベル4の話

 

009『で、レベル4呪文は【ファミリア】【マーキング】【ライトニング】。そして深智魔法は【トキシック・ブリーズ】【フローティング・アイ】の二つだな。このうち【ファミリア】はもう説明したので、割愛』 

NOVA「【マーキング】は1つの物体に掛けて、その在処(方向や距離)をいつでも知ることができる魔法。3日間有効で、相手に奪われそうなものに掛けておいて、犯人追跡に役立たせる感じだな」

晶華「つまり、この世界の怪盗さんは、自分が盗んだお宝にマーキングされていないか調べられないと、あっさり捕まってしまうということね」

009『マーキングを警戒して、センス・マジックで確認してから、ディスペルして痕跡を消すのが、この世界の怪盗の流儀みたいだな』

晶華「魔法怪盗ってのが、ファンタジー世界の怪盗の定番なのね」

NOVA「公式リプレイにもいたなあ。魔法怪盗ポリアンナってのが」

009『で、【ライトニング】が貫通効果を持った魔法で、複数の敵を巻き込む可能性があるということだな』

NOVA「目標とされたキャラ以外は、1〜3が出れば巻き込まれて、4〜6で避けることができた扱い。つまり、術者の運が悪ければ、目標以外に当たらないという残念な結果に終わることもあるわけだ。確実を期したければ【スパーク】の方が有効な場合もある」

晶華「威力は小さいけど確実に当たるスパークと、威力は大きいけど確実性に欠けるライトニングかあ」

NOVA「その上になるのが、6レベルの【ファイアボール】だな。同じ威力20でも電撃よりも火球の方が確実に敵複数を攻撃できる」

 

009『深智魔法の【トキシック・ブリーズ】は毒属性のライトニングになる。雷無効な相手に撃つといいかな。コンジャラーの【ポイズン・クラウド】よりは即効性がある毒風呪文といったところだ』

晶華「最後の【フローティング・アイ】は浮かぶ目玉?」

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NOVA「偵察用の目玉を作り出す呪文だな。コンジャラーの【ドール・サイト】よりも手軽で、【ファミリア】よりもリスクが小さいけど、持続時間も短くて3分だけ。呪文を使っている間、自分の視覚が魔法の目に占有されるので、短時間の遠隔透視呪文と言えるかな。魔法の目の移動距離が10秒で30メートルなので、最大540メートルまで離れたところの光景を見ることができる。V3ホッパーやレーダーハンドみたいに上空から偵察ということも可能だし、ダンジョンの先の通路を見ることも可能だな」

晶華「あっ、それだったら暗視できるのも有効ね。暗視がなければ、暗いダンジョンで目玉だけ飛ばしても明かりなしでは役に立たないけど、暗視があればダンジョンの先行偵察も簡単にできそう。リオン様、目玉を飛ばして先を見てきて」

009『目玉を飛ばすという言い方が何だかなあ』

 

NOVA「最後にソード・ワールドネタとして、このサプリメントの商品画像が出たので貼り付けて、今回の研鑽話は終了だ」

(当記事 完)