White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSF、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

海の日と、横山菁児さん懐古

宇宙の海を思いつつ

 


宇宙海賊キャプテンハーロック

 

NOVA「う〜ん、やはりハーロックの主題歌はしみじみと来るなあ。スパロボTでは、無限軌道SSXの主題歌(作曲・菊池俊輔)を聞きまくりだったが、最初のアニメ版の方は、横山菁児さんの格調高さが感じ入る。曲調としては、菊池さんの曲は70年代から80年代の特撮ヒーローやロボット物、時代劇も含めた活劇定番曲で、自然に口ずさんでしまうほど。それに匹敵するのが渡辺宙明さんで、菊池さんと渡辺さんは甲乙つけがたい。それに比べると、横山さんは曲こそ少なめだし、口ずさむタイプの曲ではないけど、スパロボで耳にするタイプの曲でもなく、その観点ではマイナーな部類になるんだけど、耳にすると心が引き締まる感じだ」

晶華「そんな、NOVAちゃんが尊敬する作曲家の大先生が、2017年7月8日に亡くなられていたのよね。遅ればせながら、謹んで冥福を祈りたいって記事です。一週間遅れだけど」

NOVA「うう、それもゴブリンが悪い……と言いつつ、今回は夏休み前最後の連休ということで、たっぷり横山さんの曲を聴いて、思い出話を語ろうという記事だ。まずは、ハーロック。厳密には、主題歌などの作曲は平尾昌晃さんで、横山さんは編曲担当なんだけどな。劇中BGMの方が横山さんの曲」


交響曲キャプテンハーロック


わが友わが命


キャプテン・ハーロック ED

 

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往きて還りし者たち(シンカリオンと、勇者と、秘密の記憶)

スパクロ ・シンカリオンの幕切れ

 

ケイP『スパクロも、シンカリオンの次のラムネ&ワタルイベントは少々、興醒めだったなあ』

リバT『ワタル世界に紛れ込んだ勇者ラムネス一行ですけど、結局、ワタルたちとは出会うことなく、ストーリー部分は終わりましたからね』

ケイP『まあ、ラムネは期間限定参戦ではなく、レギュラー参入みたいだから、この話の続きはまた次の機会に語られるのかもな。とにかく、シンカリオンイベントほどの楽しさはなかったわけだ』


【スパロボxω】新幹線ロボ集合!シンカリオン外伝 - 第9〜10話

 

ケイP『スパクロをプレイしていないシンカリオンファンのための物語最終章貼り付けも終えたし、後はマスターの帰還を待つとするか』

リバT『いいえ、一応、これも貼り付けておきましょう』


【スパロボxω】勇者ラムネス/キングスカッシャー - カットイン【NG騎士ラムネ&40】

 

ケイP『だけど、今回のイベントでは、勇者ラムネスはゲットできていないんだよなあ。シンカリオンマイトガインにクリスタルを使いすぎて、余力がなかったから』

リバT『期間限定でないなら、そのうち当たる時もあるでしょう。それで、次のイベントは何ですの?』

ケイP『期間限定のラインバレルみたいだな。昨年末は、エクスカイザーギャバンと共演していたらしいが』

 

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ゴブーリキの呼び声(スパクロ とか、シンカリオンとか、ゴブスレとか)

シンカリオンマイトガイ

 

ケイP『マスターNOVAがいない間に、スパクロのシンカリオンイベントがまもなく終わろうとしている』

リバT『グランドマスターは、現在、コンパーニュの塔でゴブリンスレイヤーRPGGMで忙しいはず。その間に私たちで、イベントクリアしないと』

ケイP『そうなんだ。一応、マスターNOVAが欲しがるはずのグレートマイトガインと、ブラックシンカリオン紅は運良くガシャで当てた。そしてイベント賞品のブラックマイトガインもGETした。ただ、E5はやぶさMK2だけは、SSRが手に入らずSR止まり。ここだけが心残りだと思う』


SRW X-Ω - Great Might Gaine & Black Might Gaine l グレートマイトガイン & ブラックマイトガイン


【スパロボxω】シンカリオン参戦!ブラックシンカリオン 紅 /セイリュウ - カットイン【新幹線変形ロボ シンカリオン】


【スパロボxω】シンカリオン参戦!シンカリオン E5はやぶさ MkII【新幹線変形ロボ シンカリオン】

 

NOVA「ほう。これがスパクロのシンカリオンマイトガインかあ」

ケイP『マ、マスターがどうしてここに?  マスターはゴブリンスレイヤーに夢中になって、今頃はコンパーニュでGMをしていたはずじゃないか?』

NOVA「ああ、ちょっと休憩だ。それに、スパクロに何やらゴブリンだか、ゴブーリキだかが出現するという声を聞いたんでな」


NG騎士ラムネ&40「熱血!!勇者ラムネス」OP

 

リバT『確かに、来週はラムネスイベントが来るという予定になっていますわ』

NOVA「俺は今、モーレツに感動している!」

ケイP『は? 突然、何だ?』

NOVA「つい最近の記事で、俺はスパクロにもゴブリンが出たらいいなって言ってるんだよ。そこで持ち出した作品が、アクロバンチとラムネスだ」

ケイP『そうだっけ?  (記事を読み直す)マスター、嘘を言ってはいけないな。ラムネスの話をしたのは、マスターではなくて、晶華ママじゃねえか』

NOVA「おや、そうか。だが、まあいい。晶華が俺の娘であるということは、晶華の言ったことは俺のもの。俺のものも俺のもの」

リバT『でしたら、ミストレスが時々口にする毒舌も、グランドマスターのものですか?』

NOVA「毒舌?  そこまで責任は持てん。だったら、こう言おう。晶華の言葉の半分は俺のもの。ともかく、俺もしくは晶華がラムネス登場を願うと、ラムネスが出てきた。すると、これは俺に予知、もしくは現実改変能力があるという証拠にはならないだろうか」

ケイP『時空魔術師だったら、未来を予知できるのは当然じゃないのか?』

NOVA「そうかもしれん。そうでないかもしれん。だが、俺は仮面ライダーカブトの主題歌が好きでな」


Kamen Rider Kabuto-Opening

 

   君が願うことなら、全ては現実になるだろう

   選ばれし者ならば

 

ケイP『まるでジオウみてえだな』

NOVA「ああ、カブトは天の道を行き、総てを司る男だからな。それはともかく、俺はカブトほどではないが、それなりに選ばれし者だと自負している。まあ、総てとは言わずとも、半分なら妄想を現実に置き換える……ことができるはず」

リバT『それをどうやって証明するのですか?』

NOVA「アクロバンチだ」

ケイP『は?』

NOVA「今年中に、スパクロにアクロバンチが出る。そう予言するぜ。本当に出れば、俺は予言者を名乗ってもいい」

ケイP『今年中か。まだ半年もあるじゃねえか。それより、マスターに現実改変能力が備わっているなら、すぐにそれを確かめる方法があるぜ』

NOVA「何だ、それは?」

ケイP『残りのクリスタルを注ぎ込んで、ガシャでSSRシンカリオンE5はやぶさマーク2をゲットしてくれ』

NOVA「何だと?  クリスタルは、残りいくつあるんだ?」

ケイP『50個ほどだ。グレートマイトガインとブラックシンカリオン紅のために100個以上費やして、2週目はできないと思っていたが、マスターならそれだけあれば、当てられるはず』

NOVA「ムッ。よし、その挑戦、受けてみよう。グレートゼオライマーを当てた俺の現実改変能力を見せてやる」

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平成より来たりし者

ターゲットは2009年

 

NOVA「さあ、晶華。いよいよGM召喚儀式を始めるぞ。お前のシルバーアイズを貸してくれ」

晶華「え?  NOVAちゃんの前のメガネのシルバーアイズを?  どうして?」

NOVA「召喚儀式には、対象につながる何らかの触媒がいるんだよ。過去の俺を召喚するには、俺を象徴する品物があれば成功しやすい。それこそ、シルバーアイズだ」

晶華「それって間違えて、違う時代の私を召喚してしまわない?  たぶん、実体を持つ人間よりも、物理的に希薄な精霊の方が召喚されやすいのだろうし」

NOVA「大丈夫だ。そのために補強材料として、これを用意してある」

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NOVAライドウォッチ(笑)

晶華「ええと、これはNOVAちゃんが愛用している腕時計よね」

NOVA「ああ。仮面ライダージオウの持っている歴史改変エネルギーを利用するには、象徴的なアイテムである腕時計を触媒にするのが有効だからな。10年前の俺も、この腕時計を使っていたから、間違いなく俺につながるはずだ」

晶華「どうして、10年前なのよ」

NOVA「そりゃ、こういう時代だからな」

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晶華「なるほど。ディケイドさんの時代か。だったら、普通よりも時空が歪みやすい、ということね」 

NOVA「10年前の6月28日。それはディケイドがディエンドの世界に行った時だ。その後、さらにディケイドは、シンケンジャーの世界や、BLACKおよびRXの世界や、アマゾンの世界にまで行って、最後にライダー大戦の世界に行き、夏未完のまま劇場版に突入。夏に大ショッカーの首領となったり、冬に激情態と化して各ライダー達を次々と撃破するなどの大暴れを繰り広げた後、Wにバトンタッチして以降も、電王に次ぐゲスト出演回数で映画やTVに登場し続けてきたわけだ」

晶華「つまり、ディケイドさんがジオウさんの世界に出入りしている今なら、ディケイドさんの時代への門を開きやすい、と」

NOVA「さらに、俺自身のスケジュールを確認した。これが2009年6月27日の俺のブログ記事だ」

晶華「あ、『必殺仕事人2009』の最終回記事」

NOVA「そうだ。さすがに必殺マニアの俺が、未来に召喚された影響で、毎週楽しみにしていた仕事人を見逃したということにでもなれば、一生恨まれることになりかねん。何せ俺は根に持つ男だからな。そんな俺が仕事人2009を見逃したとあっては、歴史が悪い方向に変わってしまう。だから、仕事人2009の終わったタイミングこそがベストなんだ」

晶華「だけど、TVを見逃したことで恨み骨髄を抱くんだったら、ディケイドやシンケンジャーを見逃して恨まれたりはしないかしら?」

NOVA「大丈夫。ニチアサには影響しないように、プレイ時間を調整することは可能だ。おまけに、過去のブログ記事を読んでいて、不思議なことが一つ発覚した」

晶華「何?」

NOVA「2009年7月のブログ記事がたった一つしかないんだ。なぜだと思う?」

晶華「ええと、夏場で仕事が忙しかったとか?」

NOVA「それもあるかもしれん。しかし、俺はここで一つの仮説を思いついた。2009年7月の俺は、10年後に召喚されて不思議な体験をしたのだ。当然、それを覚えていれば、ブログに書いていたのかもしれんが、未来の記憶はこの俺が封印した。もちろん、歴史を歪めないためにな。よって、NOVA2009は令和元年の記憶を持たないまま過去に戻った。当然、頭の中が混乱して、まともなブログ記事が書けるわけがない。すなわち、2009年7月のブログ記事が、これ一つしかないことこそが、その時期の俺に何か異変があった証拠と言えないだろうか」

晶華「それって、何だかこじつけめいてるけど、私は2009年のことを知らないし、今のNOVAちゃんがそう言うなら信じるしかないわね。どっちにせよ、私には迷惑が掛からないし。その時はまだ生まれてもいないんだから」

NOVA「俺だって、昔の俺に迷惑を掛けたいとは思ってないよ。おまけに肉体ごと召喚してしまっては、神隠しか失踪事件として扱われても嫌だしな。あくまで、召喚するのは意識のみ。代わりに依代として、こいつを用意した」

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NOVAプラットフォーム(笑)

晶華「これは、電王さんのフィギュア!」

NOVA「しかも、デンカメンを外した素体のプラットフォームだ。これに思念体のNOVAタロスが宿ると、アナザーNOVA2009になってくれるはず。それにシルバーアイズとNOVAライドウォッチを装着すれば、晴れて俺たちのためにゲームマスターをしてくれるって寸法よ」

晶華「そんな簡単に行くのかしら」

NOVA「大丈夫。俺のことは、俺が一番分かっている。それより、ここでお前の協力が必要だ。この呪文を読み上げてくれ」

晶華「何これ?」

NOVA「ゴブスレRPGに掲載されている精霊召喚の呪文(コントロール・スピリット)のアレンジバージョン、NOVAの精神召喚の呪文だ。元が精霊魔法だから、精霊のお前が使う方が効果的だし、俺が自分を召喚する場合、間違えて今の精神と2009年の精神を交換してしまう危険がある。予測される危険はなるべく避けておきたいわけだ」

晶華「予測されない危険は?」

NOVA「そりゃ、出たとこ勝負の臨機応変で対処するしかないだろう。だが、お前が失敗しても、そのフォローは俺ができる。俺が失敗した場合、お前にフォローできるか?」

晶華「……たぶん、無理ね。NOVAちゃんが失敗して、命を落とすようなことがあれば、私も嘆き悲しんで後追い自殺を図るような未来が見えた」

NOVA「そんな未来は嫌なので、失敗はしないようにしないとな。さあ、呪文を頼む」

晶華「分かったわ。失敗した時のフォローはお願いね」

 

『宴の時間ぞ白新星(ホワイト・ノヴァ)、気ままに歌いて舞い踊れ

  語れよ萌やせや遊演戯(ロールプレイ)、ゲームマスターの出番ぞな』

 


【仮面ライダー電王】全フォーム 変身集【Kamenrider Den O】

 

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ソーサリーと、時空魔術と、異世界の旅

ソーサリーのスペルブック

 

NOVA「フフフ、ついにこれを手に入れたぞ」

 

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晶華「ああ、それはゴブリンスレイヤーに大きな影響を与えたという伝説の作品のシナリオ集!」

NOVA「そうだ」

晶華「早速、プレイしようよ。私は喜んでプレイヤーするから」

NOVA「お前は、ゲームブックでもしておけ」

晶華「うん、今は7匹の大蛇を全部始末するのを頑張っているところ」

NOVA「7匹かあ。確か、マンパンの大魔王が退治したヒドラの頭部が蘇生されて、邪悪な下僕となった連中だな。月、太陽、地、水、火、風そして時の属性を持つ奴らだが、陽の蛇だけは倒せない」

晶華「何でよ?」

NOVA「とある妖術師に捕まって、無力化されているからだよ。自分で倒す必要がないというわけだ」

七匹の大蛇?ソーサリー (3)

NOVA「ゲームブック版の表紙に描かれているのが、その妖術師フェネストラさんだ」

晶華「ええと……ゴブリン?」

NOVA「失礼な。こう見えても、エルフだよ。黒いけどな。一応、大蛇退治の味方になってくれる御仁だ。だけど、沼地に住むゴブリンに、時の蛇を弱体化させるスクロールを渡しちゃったりする」

晶華「ゴブリンにスクロール?  それって、ネコに小判、豚に真珠、馬面の同心に念仏の鉄じゃないの?」

NOVA「最後のは、最強の仕置人コンビになるから間違いだ。それはともかく、結局、ゴブリンはスクロールが読めないので、時の蛇からは逃げるしかなかったというオチだし」

晶華「だったら、結局、私が時の蛇を倒すことになるわけね。ゲームブックのネタバレありがとう」

NOVA「まあ、時の蛇は3巻のラスボスだし、フェネストラのスクロールを使わなければ、強すぎて勝てないからな。時間を操る相手だから超高速攻撃で、気がつけば、こちらがダメージを受けているという描写だ」

晶華「ふうん。だったら時空魔術師のNOVAちゃんも強いってことじゃない。前に自分は弱いってスネてたけど」

NOVA「あれは、ただの矢車さんごっこだ。俺の場合は、攻撃魔法を持たないという設定だから、直接戦闘能力に欠けるんだよ。だから、一人でバトルに挑むのは不利で、幻術や話術、時間操作や空間転移で相手を撹乱することになる。いわゆる裏技系のトリックスターといったところだな」

晶華「じゃあ、どうしても戦わないといけない局面になったら?」

NOVA「助っ人を呼ぶなり、創り出すなり、マジックアイテムに頼るなり、いろいろ手はあるが、それはさておき、これがソーサリーのスペルブックの中身だ」

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究極魔法ZED

晶華「これが、ソーサリーの究極魔法にして、NOVAちゃんが初めて使ったという時空魔術なのね。私にも使えるかしら」

NOVA「少なくとも、お前の姉の翔花は普通に使っているような気もするな。大地母神ガイア様に修行だと言われて、今ごろ時空をPONPON飛び回っているようだし。ついでに言えば、この魔法の記述は、あくまで80年代半ばのゲームブック世界の話だからな。30年以上経った現在では、ZEDを使ったことのある魔術師はそれなりの数がいるし、時空操作系の能力者もありふれている。そもそも、80年代には多元宇宙の概念すら一般には知られていなかったんだからな。時空改変という行為が、ある程度の禁忌とされていたのもやむを得まい」

晶華「今じゃ禁忌でなくなったということ?」

NOVA「いや、世界の改変、時空の改変が定期的に行われているのが現状なんだが、改変された世界観を住人たちが受け入れて、確固たるものに定着するかどうかは別問題。公式で改変したものをファンが批判して、世界が不安定化し、知らない間に消滅したり、黒歴史化したりするのがしょっちゅうだ。今の時代は、昔以上に容易に新世界が生まれたり、あっさり消滅したり、復活したりを繰り返している。その中で、いかに人々の記憶に定着するか、安定した世界として続いて行くかが大切。改変するのは結構だが、誰からも望まれぬ改変をしたところで、そういう世界は残らずに自然消滅する。そして、世界の創造に関しては、特定の創造神一人の思惑ではなくて、世界を愛する多くの人の想いがはっきり具現化しやすくなった『世界創造の原理』が研究されたのが、30年前との大きな違いなんだろうな」

晶華「何だか難しい話をしているけど?」

NOVA「つまり、時空操作をするのは、新たな並行世界の創造に匹敵する想いの力が必要になるってことだ。世界というものに対する愛やこだわりというものが必要だし、それらを持たない者が時空改変をしても、定着せずに世界が消滅する。つまり継続や思い入れこそが、時空魔術を扱う者には必要だって話だよ。世界への愛こそ時空魔術師として一人前になる必要条件というわけだ」

晶華「そうか。愛があるから世界は生まれ、時として再生するってことだね」

NOVA「そう。ソーサリーのスペルブックを見ながら、愛について考えようということだ。ソーサリーを愛する者の想いがあったればこそ、30年の歴史を越えて今回、復活したわけだしな」

 

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シンカリオン、スパクロに来る

祝え、電車ロボの共演を

 

ケイP『マスター、大ニュースだ』

NOVA「何だ、スパクロ番のケイPよ。19章が始まったって話なら、もう少しストーリーが進んでからにしてくれ」

ケイP『いや、19章も始まったが、そんなことより、これを見てくれ』


SRW X-Ω - Shinkalion x Might Gaine PV l 「新幹線変形ロボ シンカリオン」&「勇者特急マイトガイン」期間限定参戦記念PV

 

NOVA「何と。シンカリオンマイトガインのコラボだと?  俺が長年、夢見てきたことがついに実現するというのか?」

晶華「いや、シンカリオンは長年も放送していないし。せいぜい1年半ってところでしょう?」

NOVA「では、言い改めよう。俺が何ヶ月も夢見てきたことが実現したわけだ。これもケイPがシャショットの真似をして、家出した成果だな」

晶華「シャショットの真似をして家出したのは、KPちゃんじゃなくてNOVAちゃんだし。証拠だって、ちゃんと残っているんだから」

NOVA「ああ。俺が他所のブログに引きこもっている時に、お前がブログ乗っ取りをやらかした件か。ほんの1年と少し前の話だが、あれからいろいろあったもんだぜ」

晶華「うん。旧ブログが今のNEOにお引越ししたり、リナ老師のところが花粉症ガール主役の創作ブログになったり……」

NOVA「お前が未来に行って、帰ってきたら吸血鬼になっていたのは驚いたな。今でも時々、後遺症みたいな発言をするし」

リバT『大丈夫ですわ。バットクイーンは今だに私の中で眠ってらっしゃいますし』

NOVA「最近は、こっちのタイムジャッカーの連中もおとなしくて、音沙汰がないからな。確か、元読者Aっぽいエースと、ダイアナジャックと、クラブキングだっけか。あいつら何やってんだろうな。正月に元コンパーニュから追い出して以来だぜ」

晶華「大方、令和の時代に来れなくて、今だに平成時空をさまよっているんじゃない?」

NOVA「だが、少なくともジオウが終わる前に、奴らが行動を起こさなければ、本当に時代遅れになってしまうよなあ。一応、考えていたストーリープロットはあったんだが、ボツになってしまった」

晶華「ヘッ?  どんなストーリー?」

NOVA「ロードスの話をしにコンパーニュの塔に行ったお前が、連中に拉致されるような未来が見えたんだ。仕方なく、俺とケイPが協力して、お前を助けに行くはずだったんだが、どうもロードス関連が遅れたり、春の花粉症で俺が弱っていたり、アベンジャーズのエンドゲームに夢中になったり、その後、ゴブリンスレイヤーズに夢中になったりの影響で、当初の時間軸が変わってしまったような気がする」

晶華「うん、私がタイムジャッカーに拉致されるような未来は、変わって良かったと思うよ。さもないと、私がまたバットクイーンにされちゃって、マンホールの蓋を投げていたかもしれないし」

NOVA「ああ。今の俺の思考回路だと、バットクイーンは確実にマンホールの蓋を投げそうだからな。それはともかく、今回はシンカリオン話だ」

晶華「うん。ハヤト君にセイリュウ君、それに舞人さんとブラックマイトガインさんが共演するんだね」

NOVA「できれば、期間限定じゃなく常時正式参戦が望ましいし、どうしてツラヌキやアキタやリュウジが出ないんだ?  と思うところもあるが、7月に期間限定で出て、また劇場版の時期に復刻参戦したりしながら、いずれ正式に出て欲しいな、と思う。何にせよ、スパクロに出たという実績と積み重ねがあれば、いずれ本家スパロボへの出演も期待できるかもしれん。今回のイベントは、ここでもしっかり追跡するつもりだぜ」

 

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ゴブスレと、時空魔術師と、ソーサリー

前置きゴブスレアニメ感想

 

NOVA「よっしゃー、ゴブスレアニメ全部見たぞ。最後に『ゴブリンスレイヤーwill return』とアベンジャーズネタをやってしまうのは笑えたり」

晶華「わずか1ヶ月で、原作小説とアニメを全部制覇しちゃうなんて、さすがと言うか何というか」

NOVA「それで、コンパーニュの塔でゴブスレRPGのキャラ作りをしながら、小説の感想を書いたりもしていたんだが、こちらでも改めて総括しておこうと思ってな」

晶華「総括って、何をするの?」

NOVA「まずは、アニメの感想だな。1話から4話までが原作1巻の9章までに相当する。ここまでは原作をほぼ忠実に追っているわけだが、俺としては3話と4話からが本番だと思っている」

晶華「NOVAちゃん推しのヒロイン、妖精弓手ちゃんが出るからね」

ゴブリンスレイヤー ぷにこれ!キーホルダー 妖精弓手

NOVA「ああ。彼女がいるから、ゴブスレの物語が一気に明るくコミカルになるんだな。いわゆるムードメーカーって奴だ。アニメの1話は、メインヒロインの女神官ちゃんがゴブリンにパーティーを壊滅させられて、ゴブスレさんに命を救われる邂逅シーンから始まる。初心者冒険者の彼女の視点で、ゴブリンという魔物の恐ろしさと、それを狩るのに執念を燃やすゴブスレさんの狂気じみたバイオレンスが描かれる話。そこにコミカルさは一切ない」

晶華「うん。こんな話がずっと続くなら、このブログで話題にすることもなかったかもね」

NOVA「そこだけだと、趣味の悪いエログロ殺戮アニメの世界だからな。そして、2話ではもう一人のヒロインである幼馴染の牛飼娘にスポットが当たり、ゴブスレさんの生い立ちやゴブリンに復讐する動機などの背景が説明される。ここまでの話がひたすら重いんだが、それを乗り越えて、3話から妖精弓手、鉱人術士、蜥蜴僧侶の異種族3人がゴブスレさんを誘うところから、本格的な冒険物語が始まる。2話までは、狂気の復讐者であるゴブスレさんを、冒険の相方で弟子にもなる女神官ちゃんと、非冒険者ヒロインの牛飼娘視点で真面目に心配する流れを描き、3話からは心配視点とは異なるゴブスレさんの変人ぶり、ゴブリン打倒以外に興味を示さない朴念仁ぶりに対するツッコミ具合が笑いどころとなるわけだな」

晶華「仲間が5人になったことで、キャラ同士の掛け合いの楽しさも加味された、と」

NOVA「妖精弓手は、楽しい冒険を求める陽性キャラなんだよな。だから、冒険を楽しいものと見なさず、手段を選ばない殺戮劇、復讐に明け暮れるオルクボルグ(ゴブスレさん)に、『そんなのは本当の冒険じゃない。私が冒険の楽しさを教えてあげるわ』と言って、重い物語を緩和してくれる立ち位置になる。まあ、話が進むにつれて、高貴な妖精キャラからグラスランナー的な好奇心旺盛のお子さまキャラに転落して、同じハイエルフのディードリットとは異なる個性を示していくんだけど」

晶華「ゴブスレさんが寡黙で、女神官さんが内気な恥ずかしがり屋キャラだから、話を引っ張るのは妖精弓手さんの役割になるわけね」

NOVA「エルフのレンジャーで観察力も鋭いから、周囲の異変に最初に気づくパーティーのレーダー役にもなっているんだな。斥候役も務め、ゴブスレさんの秘密道具にも真っ先に関心を示し、感情的なリアクションの早さで物語を活性化させてくれたり、女神官さんの姉みたいな立ち位置で心配したり、気持ちを引き出してくれたり、彼女がいないと話が回らないぐらい重要なポジションなんだ」

晶華「他の人たち、鉱人道士さんと蜥蜴僧侶さんは?」

NOVA「ドワーフの魔術師というキャラ性は、本作独自の個性に通じる感じだな。一応、知識担当で常識人の立場で意見を言うのが鉱人道士だけど、妖精弓手の感情にツッコミ入れたり、ブレーキを掛ける抑え役でもあるが、からかう役でもあって口論が絶えなかったり。一方、蜥蜴僧侶は戦に習熟した武闘僧で、冷静に状況を見据える軍事アドバイザーだったり。『この状況、どう見る?』とゴブスレさんに問われて、『ふむ、そうですな』と適切な意見を進言するサブリーダー的ポジションと言える」

晶華「妖精弓手さんが話を先導し、鉱人道士さんが掛け合いをして、蜥蜴僧侶さんが手綱を引っ張って、ゴブスレさんが決断し、女神官さんがにっこり微笑んで追随する……って5人の作劇パターンが確立している感じね」

NOVA「ああ。俺も物語や会話劇の書き手として、複数キャラの話のやりとりとかいろいろ研究したり、経験してきた人間だが、5人のセリフをうまく回すのはなかなか難しい。どうしても、喋らない寡黙キャラが出てきて、どう会話に参加させようか書きながら迷うこともしばしばだけど、決断役のリーダーを寡黙なタイプにするとバランスが取れるのかな、という実例を見た感じだな」

晶華「5話から後は?」

NOVA「アニメ版は、そこから原作と話の順番を変えて、1巻のクライマックスを最後に回して、先に2巻の話を展開したんだが、5話がいろいろと転機になった形だ。ここからは前置きが長くなったので、一度、切り替えてみよう」

 

 

アニメ5話以降と原作2巻

 

NOVA「原作1巻のクライマックスは、ゴブスレさんが世話になっている牧場がゴブリンの大軍団の襲撃にあうことが予想される事態に直面し、少人数では対処困難な事態になる。そして、冒険者ギルドに助けを求めるんだが、そこで冒険者としては孤立気味だった復讐者のゴブスレさんが、冒険者の仲間として受け入れられる感動場面と、大規模戦闘の派手な展開になって、ドラマ面でもアクション面でも、アニメ1期の最後を飾るのにふさわしいエピソードだったと思う。最初は一人だったゴブリンオタクが、コツコツ仕事をこなすうちに、次第に理解者を得て、旅の仲間から街中の冒険者の名物として扱われる展開は、ハッピーエンドって感じで拍手ものだ」

ゴブリンスレイヤー 4巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
 

晶華「ええと、コミックを貼り付けているけど、その意図は?」

NOVA「アニメが原作1巻のクライマックスを後回しにしたので、コミックはどうなっているか気にしてみたんだが、こちらは原作小説を踏襲。3巻が大規模牧場防衛戦で、4巻が新展開の水の街編に突入する流れだな」

晶華「1巻のクライマックスをアニメの最後に持ってきた理由は分かった。でも、小説2巻を途中に挟んだ意図は何だろうね?」

NOVA「基本的に1巻は牧歌的な辺境の街が舞台で、言わば田舎の冒険。そして2巻は世界を広げるために、ちょっとした都会の水の街の地下迷宮を舞台にした。そこの至高神大司教であり、かつての六英雄の一人である『剣の乙女』の依頼で、ひたすらダンジョン探索をしつつ、強敵相手に死にかけたり、仲間の交流を深めたり、物語が深まるんだけど、最後はゴブリンにトラウマを持つ『剣の乙女』個人の心を救う内向きなエンディングなんだな。深いけど、暗くて、絵的な派手さがない。しかも、2巻はサブヒロインの『剣の乙女』にスポットが当たりすぎるので、そこをクライマックスにしてしまうと、拠点である辺境の街や牧場の牛飼娘が視野から外れてしまう。だから、途中に2巻を挿入して物語の背景を広げつつ、最後は故郷と幼馴染を守るために戦うように順番を変えた。アニメ化での改変が見事と言えるだろう」

晶華「ええと、5話からが原作2巻なんだよね」

NOVA「ああ。9話までがそうだな。ただ、5話には、短編集の原作4巻の話が挿入されている。新米戦士と見習聖女の下水道ネズミ退治のエピソードだな。今度2巻目で完結するコミックの『ブランニュー・デイ』が原作4巻の話らしい」

晶華「はあ。いろいろあるんだね〜」

NOVA「話を戻すと、5話で冒険者の日常生活なんかを描きながら、水の街からの依頼を受ける。6話で水の街の散策と、剣乙女との出会い、地下迷宮の探索を始めて、思いの他に厄介なことを悟る。7話で強敵ゴブリン英雄(チャンピオン)の罠にはまり、あわやパーティー壊滅の危機に陥ったところを、ゴブスレさんの暴走覚醒で状況打開。しかし、重傷を負ったゴブスレさんが瀕死の状態で倒れる」

晶華「ああ。前回見たエヴァのBGMで暴れた怖いシーンね」

NOVA「死んだ女の髪で首を絞めるってシーンが、必殺仕業人の赤井剣之介を思い出したり」


必殺仕業人 エンディング 「さざなみ」 Full 西崎みどり

 

晶華「ゴブスレの話をしていて、必殺シリーズにつなげるのってどうなのよ?」

NOVA「いや、普通にオマージュ入ってるように思うんだが。頼み料をもらって、恨みつらみを晴らす稼業って、俺にとってのゴブリンスレイヤー必殺シリーズの亜流に見えてならない。『ゴブリンヒョコヒョコ、二ヒョコヒョコ。ええい、面倒くせえ、やっちまえ』とか、『のさばるゴブリンを何とする。闇に捌いて仕置する』とか『とかく、この世は一天地六。命ギリギリ勝負をかけて、仕事はよろず引き受けましょう』とか、OPナレーションでも、ゴブスレに流用できそうなものがいろいろだ」

晶華「必殺はともかく、死んじゃったゴブスレさんはどうなったの?」

NOVA「死んでないけどな。それでも、8話のサブタイトルが『囁きと祈りと詠唱』でウィザードリィ・オマージュだ。カント寺院ならぬ剣乙女の蘇生の術で回復したり。そして、9話で名前を呼んじゃいけない目玉お化けが登場したり、粉塵爆発で葬ったり、天井崩しでゴブリン英雄を葬ったり、裏技オンパレードで勝利した感じだな」


SFC アイオブザビホルダー OP

 

晶華「そりゃ、裏技ばかりでボス粉砕していたら、活劇的に盛り上がらない感じよね。大規模戦闘の1巻クライマックスを最後に持ってきた理由も納得」

 

さらなる小説話

 

NOVA「ともあれ、アニメの話は原作の2巻まで。その後、3巻で秋の収穫祭イベント。4巻で短編集。5巻で、来年の映画の原作に当たる雪山の砦攻略で、小説の方での第1期終了ってところだな」

晶華「小説にも1期2期ってあるの?」

NOVA「1巻が春、2巻が夏、3巻が秋、5巻が冬なんだ。正に『春と思えば夏が来て、夏と思えば秋が来て、しょせん最後は寒い冬』って流れなんだな」


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晶華「ああ。5巻で、最初の1年が経過した、と」

NOVA「そう。そして6巻は新人にスポットが当たる2年目春の訓練場話。7巻はエルフの森を舞台にした夏のエピソード。ここまでは、コンパーニュでも感想を書いたが、次に8巻。2年めの秋だ」

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晶華「表紙が剣の乙女ね」

NOVA「2巻に続いて、彼女にスポットが当たる話だな。海ゴブリンのデマに乗せられて、海蛇マンダ退治をした後で、辺境の街に剣乙女がやってくる。そして、愛するゴブスレさんに『王都へ行くのだけど、途中の街道にゴブリンが発生するので、護衛を頼みたい』という依頼をするわけだ。そこからゴブリン退治をしたり、王都で女の子の入浴シーンがあったり、女神官ちゃんが衣服を盗まれるという流れになる」

晶華「え?  服を盗まれるって、どういうこと?」

NOVA「冒険者に憧れる若き王の妹が、自分に似ている女神官さんの装備を拝借するんだな。服もさることながら、ゴブスレさんとの思い出のある鎖帷子を失った女神官さんが大泣きするシーンに、妙にじんわり感じ入った」

晶華「そりゃ、私だって、大切なものを盗まれたりしたら、大泣きするよ(涙目)」

NOVA「お前にとって、大切なものって何なんだ?」

晶華「もちろん、NOVAちゃんからもらった銀縁メガネのシルバーアイズだよ。私がメガネシルバーなのも、NOVAちゃんの汗と涙と血の染み込んだシルバーアイズがあるからだし」

NOVA「汗と涙はともかく、血は染み込んでないはずだぞ。メガネをかけている時に、頭部から流血したことも、鼻血を出したこともないんだから」

晶華「じゃあ、今から血を染み込ませましょう。さあ、血を流してよ」

NOVA「イヤだ。何かの呪詛でも掛ける気かよ。とにかく、女神官ちゃんの装備を盗んだ王妹ちゃんが、都を出たところ、ゴブリンに拉致されてしまい、ゴブスレさんが剣乙女経由で救出任務に駆り出されるんだ。敵が潜むのは、ウィザードリィの『狂王の試練場』オマージュの『死の迷宮』。ゴブリンシャーマンの中途半端な召喚儀式で呼び出された『グレーターデーモンの手』がラスボスとして立ちはだかる中、剣乙女の援護もあって、何とか王妹ちゃん救出に成功する。これでゴブスレさんは、2巻で剣乙女、5巻で令嬢剣士(改め女商人)、8巻で王妹さんを救出した形になる。剣乙女と女商人はゴブスレさんの支援者になり、王妹さんは女神官さんに謝罪と感謝の気持ちを抱いて信奉者になる。6巻から9巻の2年目エピソードは、総じて女神官ちゃんの成長テーマって感じだな」

晶華「そして9巻ね」

 

NOVA「これが2年めのクライマックスに当たる話だ。表紙はギルドの受付嬢だけど、彼女にはスポットが当たらず、メインヒロインは牛飼娘。ゴブスレさんと彼女が、ゴブリン群団の襲撃にあって孤軍奮闘する話。ゴブスレさんを襲った黒幕は、1巻で水圧カッターに殺されたオーガーの弟で、日頃は恨みを晴らす役である主役が、逆に命を狙われるハードな展開だ。戦闘能力を持たない幼馴染娘を守りながら、大群包囲で身を潜めて雪原の村落廃墟でサバイバルに努めるゴブスレさんの大ピンチにハラハラする話だったり」

晶華「でも、ゴブスレさんにはお仲間がいるはずじゃない。みんなはどうしてるのよ?」

NOVA「女神官さんたちは、知り合いの新米戦士や見習聖女の冒険に付き合って、氷の魔女の洞窟探索に出かけている。つまり、ゴブスレさんのピンチと同時並行で、成長した女神官さんを中心にした別の冒険話が展開しているのが9巻なわけで。なお、氷の魔女の洞窟の元ネタは、ゲームブックのこれだったり」

NOVA「ゴブスレ本編の主役は、もちろんゴブスレさんなんだが、同時に視点キャラという意味では、新米冒険者の女神官ちゃんにスポットが当たることも多い。そして、彼女の現段階での成長極まれりという話が、この9巻。ゴブスレさん不在のパーティーで、彼の代わりにリーダーとして立ち回る彼女の奮闘っぷりが楽しめる。そして、冒険を見事に成功させた彼女がゴブスレさんのピンチに気づき、ここぞと言うところで仲間と共に駆けつける展開が燃えるわけで、自分にとっては、この話が現在のゴブスレ大団円って感じだ」

 

そして3年め

 

NOVA「そして春に出た最新刊の10巻だが、俺は1巻→10巻という変則的な読み方をしたので、9巻の後で改めて読み直した。ここでは、女神官ちゃんの背景である地母神の葡萄畑を巡る事件がテーマで、改めて彼女の周りの人たちにスポットが当たっている。1年めから2年めに掛けて広がった世界観を、もう一度、地元の身近なところから固めて行こうという仕切り直しエピソードになるのかな。だから、あまり冒険らしい冒険をしていないんだ。物語としての派手さでは、8巻や9巻の方が明らかに上で、純粋に冒険物語としても面白い。9巻の後で、10巻だとトーンダウンした感じでもあるな」

晶華「だけど、NOVAちゃんは1巻の次に10巻を読んだから……」

NOVA「そう。初読ではトーンダウンを感じなかった。むしろ、9巻でゴブスレさんの弟子として成熟した感のある女神官ちゃんが、自分の身内絡みで事件が生じたことで、成長が一度リセットされたように凄く動揺して思い悩むんだな。そして、いつもはゴブリンの洞窟を襲撃したり、ゴブリンの襲撃から防衛したりして、バトルで解決してしまう話だけど、今回は街での陰謀を解決するシティ・アドベンチャー展開。つまり、ゴブスレさんの専門分野じゃないんだ。ゲームとしてのテーマはシャドウラン

シャドウラン 5th Edition (Role&Roll RPG)

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晶華「そんな仕切り直しの変化球作品をNOVAちゃんは先に読んだわけね」

NOVA「そうなるな。まあ、ゴブスレさんと女神官さんの出会いから2年を経て、3年目の春から初夏の話なんだが、俺は読み終えてから秋の話だと勘違いしていたようだ」

晶華「どうして?」

NOVA「葡萄の収穫とか、ワイン作りとか、2年前の収穫祭(3巻の話)といったキーワードがやたらと出てきたからな。だから、どこかの記事で『3年めの秋』と書いていれば、『3年めの春』と正さないといけないわけだ。なお、葡萄の収穫期については8月から10月というのが一般的らしいが、本作では『早摘みの葡萄』と記述されていて、それだと5月から6月も考えられるとのこと。雨の多い時期という描写もあるので、夏至祭とかぶるような記述も、RPGルールブックのワールドガイドに書いてあったから、大体、今らへんの時期かと考える」

晶華「とにかく、仕切り直しの3年めで陰謀企む都市冒険。ゴブリンは関係ない話だと」

NOVA「結局は、地母神に捧げる葡萄作りを邪魔して、捧げもののワインを汚すことで大地の実りを不作にしようと考える混沌勢力の計略があったらしいんだが、その辺の話はゴブスレさんには手が出せないので、名のある忍びだった師匠の昔のツテをたどって、裏稼業に働いてもらう流れなんだ。冒険者ギルドとは異なる闇の盗賊ギルドとの交渉シーンがゴブスレさんの見せ場で、後は裏の組織が動いた結果、混沌勢力の一角が崩れ、陰謀がさらけ出されることになる。そして、至高神殿の剣乙女が動いた結果、地母神殿を守る大規模戦闘に至る一方で、ゴブスレさんのところには混沌勢力と結託して失脚した酒商人の息子さんが依頼に来る。父親の悪事が表に出たことで、混沌勢力からも裏切り者と目されて、ゴブリンの襲撃が予想されるらしい。だから、ゴブスレさんにとってのクライマックスは、ゴブリンから酒商人の屋敷を守っての防衛戦闘になるわけだ」

晶華「ええと、話がややこしくて、よく分からないんだけど」

NOVA「結構、錯綜しているよな。一応、辺境の街の地母神の神殿が混沌勢力の標的にされていて、大規模な戦いはそっちで行われた。一方で、ゴブスレさんの方は、地母神殿を陥れる陰謀を企んでいた悪徳商人を、裏稼業に依頼して結果的に失脚させ、さらに商人の遺された真っ当な息子の依頼で、報復を目論む混沌の尖兵であるゴブリンからの防衛戦闘を行う形になる。女神官さんは、この複雑な状況に思い悩み、『自分の身内を脅かした悪徳商人の屋敷をどうして守らないといけないのか。自業自得ではないのか』とゴブスレさんに問うんだけど、『誰であろうと、ゴブリンに襲われると分かっている者を見捨てるわけにはいかない』と諭され、人間社会の中で単純な善悪で割り切れないものがあることを知るわけだ」

晶華「何だか複雑すぎるよ」

NOVA「まあ、『ゴブリンを憎んで、人を憎まず』がゴブスレさんの精神だから、その点は単純でいいんだけど、背景世界、人間社会はそれなりに複雑なので、そこをしっかり描きつつ、女神官さんに葛藤してもらう。8巻で自分の思い出の品を盗まれたり、10巻で自分の身内を悪評で貶められたり、彼女が嘆き悲しみ、原因を作った相手に恨みや憎しみを感じることもあるんだけど、そこに絶対悪であるゴブリンの被害を差し込むことで、『ゴブリンからは守る。罪を犯した人も助け、赦す』慈悲を彼女に会得させる流れになっているなあ、と」

晶華「真面目に葛藤して、成長するのが女神官さんのキャラなのね」

NOVA「ああ。だけど、それだけだと話がシリアスになり過ぎる。女神官ちゃんは健気でいい娘なんだけど、そのキャラ立てをドラマにするために、彼女を精神的にいじめる形になる。だから、そんな彼女を明るく支えるムードメーカーな妖精弓手ちゃんが必要なんだ。まあ、何だかんだ言って、最後はハッピーエンドにヒロインの心の闇が晴れる作風なので、そこがブレないのは安心して読めるかと思う」

晶華「続く11巻はいつ出るのかしら」

NOVA「これまでのローテーションだと各季節に1冊だったから、夏には出ると思うけど、まだ予定は出てないな。外伝2のダイカタナ上巻が8月に予定されてはいるが」

晶華「それは、どんな話?」

NOVA「本編を戦記とすれば、こちらは伝説に当たるらしい。8巻で登場した『死の迷宮』を舞台に、剣乙女などの6英雄がウィザードリィ元ネタなダンジョン攻略を果たす、本編の10年前のストーリーだそうな」

晶華「10年前にさかのぼるのか〜。時空魔術師のNOVAちゃんとしては、しっかり監視しないとね」

NOVA「ああ、そのつもりだ。11巻の方は、砂漠を舞台にした冒険と予告されているし、それとは別にRPGリプレイも出るし、夏の楽しみってところだな」

 

そしてソーサリー

 

NOVA「以上がゴブスレ総括記事だったが、おかげで本題にするはずだったソーサリーがおまけ程度になっちまった」

ソーサリー・キャンペーン (アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版シリーズ)

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晶華「ゴブスレ1年目のイメージソースの一つとなった伝説のゲームブックね」

NOVA「ああ。今度の日曜に、こいつと一緒に買いに行く予定」

ソード・ワールド2.5リプレイ トレイン・トラベラーズ!3 (ドラゴンブック)

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晶華「うん、それで?  ゴブスレRPGゲームマスターの件はどうなったの?  ハイラスおじさんに頼みに言ったら、見事に断られたんだよね」

NOVA「 それを言うな。奴にはまだ、ゴブスレRPGは早かったということだ。それよりも、晶華、お前はソーサリーを全部クリアしたのか?」

晶華「いいえ、『城塞都市カーレ』から出たところ」

NOVA「そうか。では聞くが、ソーサリーの48ある呪文の中で、究極呪文と呼ばれるものは何か?」

晶華「ああ、それは気になっていたんだ。確か、ZEDの魔法でしょ?  呪文書の最後に載っていた謎の呪文。あれって一体、何?」

NOVA「うむ。あれは、俺が生まれて初めて使った時空魔術なんだ」

晶華「え?  ZEDって時空魔術だったの?」

NOVA「まあ、物語的なネタバレはしないでおくがな。とにかく、ZEDの呪文を使用した一件が、時空魔術師White NOVAが初めて、呪文の力で時を超えた瞬間と言えよう。それまでは、大魔術師マーリンに召喚されてピップって若者の肉体に入ったりしていたんだが、自分で呪文を操ったのはドラクエかソーサリーが初だと言える」

晶華「そうか。時空魔術師のNOVAちゃんの起源になる呪文なんだね」

NOVA「そして、昭和の時代から平成を経て、令和NOVAに進化を遂げた俺は、ゴブスレRPGをプレイするために、ZEDに匹敵する究極時空魔術を敢行する!」

晶華「え?  たかだかゲームをするために、そんな大技を敢行しちゃうの?  時空を自分で乱すことになったりしない?」

NOVA「大丈夫だ。俺が乱さなくても、すでにジオウやディケイドや電王が動き回って、時空は大混乱だ。今さら俺が乱したところで、逆巻く渦波に小石をチョポンと投げ入れるようなもの。だったら、この乱れた時の流れ、混沌のビッグウェーブに便乗したところで、罰は当たるまい。全ては、魔王とディケイドとイマジンの仕業だと言い張ることもできる」

晶華「それで結局、何をするつもりなの?」

NOVA「うむ。時空魔術で俺自身、アナザーNOVAを召喚して、ゲームマスターをしてもらう。俺以外に迷惑をかけるつもりはない」

 

(果たして、時空魔術師NOVAの時空を超えた召喚魔法は成功するのであろうか?  たかがTRPGをするだけのために、時空魔術を行使しようという状況に涙しつつ、まあ、ゴブリン退治のためなら何でもするというゴブスレ思考に染まったゴブスレチェイサーNOVAなのであった。つづく)