Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

SF作家・山本弘氏の訃報にお悔やみ申し上げつつ

仕事から帰ってきてガーン

 

NOVA「さっき訃報を聞いて、今年一番のショックを受けた感じだ」

晶華「山本弘さんって……」

翔花「このゲームブックの作者さんよね」

NOVA「ああ、当ブログでは、そのプレイ記事のゲーム作者さんとしてもお世話になったな」

晶華「他にも何かある?」

NOVA「今、ウルトロピカルで話の中心になってるファイティング・ファンタジーではこれだな」

NOVA「あと、この記事」

 

NOVA「この『夏だ! 海だ! さあ、ゲームを始める』の元ネタは、山本弘さんがその昔、ゲームブック雑誌ウォーロックの連載コミック『どこでもT&T』で掲げたネタなのは、当時のウォーロック読者には言うまでもない」

晶華「うわ〜、NOVAちゃん、影響を受けまくっているのね」

NOVA「まあ、そうだろうな。他に、山本さんの関連作で持っているのは……これか」

NOVA「探せば、他にもまだいろいろ発掘できるかもしれんが、一番最近買ったのはこれだな」

NOVA「それと、一番最近、たまたま偶然覗き見たサイト記事がこれ」

翔花「何で、ギンガイザー?」

NOVA「いや、この記事を書いているときに、ギンガイザーって魔法の呪文っぽいのを唱えてたっけ? って気になって、Wikipediaで調べていたら、山本さんのギンガイザー記事にリンクが張ってあって、思わず覗いてみたんだよ。まさか、その時点でお亡くなりになっていたとは知るに及ばず(涙)」

晶華「NOVAちゃん、もしかして泣いてる?」

NOVA「ああ、今回ばかりは花粉症だとか言わないぞ。素直に涙が出てくるぐらい悲しい。俺にとっては、鳥山明さんの訃報以上に大ニュースだ。鳥山さんよりも、大きな影響を受けたTRPG作家だからな」

 

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エヴァとOOライザーと火星解放の話(DD第3章パート11)

2024新年度初のスパロボ

 

NOVA「今月中旬予定のブレイバーン・イベントを楽しみにしながら、ストーリーイベントを楽しんだ」

晶華「ネオグランゾンさんは?」

NOVA「もちろん、ゲットしたぞ」

翔花「ネオグランゾンって強いの?」

NOVA「まあ、本来はラスボスクラスの機体だからな。スパロボファンで、この機体を弱いと言う人間はいないだろう。味方として使えるなら、この機体1機で敵を殲滅できたりもする」

翔花「なるほど。つまり、これ以上はないほどの最強ロボットが来たわけね」

NOVA「まあ、DDは過去スパロボとシステムが違うから、そこまで最強とは言えないかもしれないが、スペック的に比較してみるのも一興だな。こちらにDDの全機体リストがある」

NOVA「これで各能力値別のベスト5を挙げてみよう」

 

★HP

  1. 29750:SRXライディーン
  2. 29000:ヴァンアイン
  3. 28750:アウセンザイター、龍虎王
  4. 26750:真ゲッター1〜3、ゲッターアーク、真ゲッターラク、ゼンカイオージュラガオーン、ダイゼンガーネオグランゾン
  5. 26000:グランゾンフリーダムガンダムジャスティスガンダムストライクフリーダム、ゲッターノワール1〜3、マジンカイザー、マジンエンペラーG、Hi-νガンダム、ディーダリオン・ザアム、ガンダムバルバトス(第6形態およびルプス)、フルアーマーユニコーンバンシィ・ノルン、グラディオン、グリッドマンダブルオーガンダムおよびダブルオーライザー、ケルディム、アリオス、セラヴィー、クロムクロ

 

NOVA「意外とライディーンがタフなのに驚いた。これまでのスパロボでは、ライディーンって打たれ弱いリアル寄りのスーパーロボットってイメージだったのに」

晶華「つまり、ネオグランゾンさんは真ゲッター並みにタフで、元のグランゾンさんはマジンカイザー並みにタフってことね」

NOVA「それと、DDでは過去スパロボスーパー系やリアル系といった区別はあまりなさそうだな。それに後から実装された機体の方が、能力が優遇されがちなのはソシャゲ系あるあるだろうし。なお、1番HPが低いのは19500のデビルマンだ」

晶華「サイズが唯一のSSで、等身大の生身だからね」

NOVA「ああ。アニメの青肌デビルマンは、マジンガー並みに巨大化できるが、原作漫画版は巨大化しないからな。もしも、デビルマンを強化しようとすれば、アニメ版を実装させるのもありなんじゃないかって気がする」

晶華「今さら?」

NOVA「ストーリー本編じゃなくて、期間限定イベントでもいいので、マジンガーZと共演するアニメ版デビルマンが実装されないだろうか」

晶華「デビルマン妄想はそれぐらいにして、ネオグランゾンさんの話の続きに行くわよ」

 

★攻撃力

  1. 3490:スターガオガイガー
  2. 3460:ゼンカイオージュラガオーン
  3. 3445:真ゲッター1
  4. 3430:ガンダムバルバトスルプスストライクフリーダム
  5. 3400:ガンダムバルバトス第6形態、ヤルダバオト

 

翔花「ベスト5までにランク入りしないわね」

NOVA「ネオグランゾンの攻撃力は3340で、7位になるな。6位は3370のダイゼンガー龍王丸。7位はノーマルのガオガイガーや、マジンエンペラーG、コンパチブルカイザーなどが挙げられる」

晶華「ゼンカイオージュラガオーンさんが2位なんて、強いのね」

NOVA「ネオグランゾンと同様のHPと、それを凌ぐ攻撃力とは、戦隊ロボって強いんだなあ、と思わせつつ、大きな問題がある」

翔花「何?」

NOVA「結局、このゲームって機体スペックもさることながら、ガシャで武装パーツをゲットできるかどうかが重要なんだよ。そして、期間限定イベント用の機体は武装パーツが後から強化されたりはしにくい。つまり、武装面ではゼンカイオーって成長が頭打ちなんだよな。できれば、マジブルーンとか、ツーカイオーとか、ゼンリョクゼンカイオーとかも実装されて欲しかったが、XΩのゴーカイオーから豪獣神、カンゼンゴーカイオーみたいな発展は遂げなかったな」

翔花「今さらゼンカイジャーさんのロボをパワーアップしても仕方ないわ。それよりもドンオニタイジンさんを登場させたらいいと思うの。スパロボでも桃井タロウ様の笑い声が聞きたいし、今からでも遅くないので縁を結ばないと」

NOVA「いや、今さらドンオニタイジンを実装されてもな。キングオージャーも終わったし、今イベントをやるなら、ブンブンジャーロボだろう?」

翔花「そんなのいらない。それより、せめてゼンカイオーが出ているなら、エンヤライドンと合体したドンゼンカイオーを出すべきよ」

晶華「お姉ちゃんのドンブラ妄想はそれぐらいにして、次に行くわよ」

 

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花粉症ガール6才の誕生日

6才は小学1年生

 

NOVA「早いなあ。お前たちもとうとう6才かあ。誕生日おめでとう」

翔花「うん、プレゼントちょうだい」

NOVA「これで良ければ」

晶華「って、今どき、そんな古いゲームブックをもらって喜ぶ女の子はいないわよ」

NOVA「古いのはダメか。じゃあ、新しいゲームだ」

翔花「何それ?」

NOVA「俺が今もらって嬉しい謎解き脱出ゲームだな」

翔花「6才の女の子が遊べるものなの?」

NOVA「あ、ダメだ。10才以上向けって書いてある。今のお前たちには無理だ」

晶華「花粉症ガールを甘く見ないで。花粉症ガールは精神年齢14才って設定なんだから、それぐらい簡単にクリアできるわ」

NOVA「本当か? 最新作は3月29日発売だから、まだ買ってないが、これなら持っている」

晶華「そんなもの、妖精郷を脱出した経験のある私には、簡単にクリア……」

NOVA「だったら、2人で頑張って、見事に脱出してみるんだな。あ、謎に行き詰まったら、答えを見るのもありだぞ」

翔花「頭を使うゲームは、わたしは苦手だな〜」

晶華「お姉ちゃんは知識がなくても、知恵とか判断力ならある設定でしょ? 2人で頑張って、NOVAちゃんからの挑戦を乗り越えるのよ」

翔花「ええ? パズルとかよりも、もっとバトルで敵をバッタバッタとなぎ払うゲームがしたいよ〜。何かない、NOVAエも〜ん」

NOVA「誰がNOVAエもんだ」

翔花「だったら、メガネのNOVA太くん?」

NOVA「メガネは認めるが、NOVA太ってなんだよ」

翔花「だったら、NOVA太郎戦隊のドンNOVAザーズとか」

NOVA「何にでも、NOVAを付けるんじゃない! これじゃあ、俺が自己顕示欲の塊みたいじゃないか」

晶華「違うの?」

NOVA「う〜ん、ブログを書きたいってことは、人に自分の文章を読んで欲しいってことなんだから、そういうのも自己顕示欲の証なんだろうけど、承認欲求モンスターやら構ってちゃんやらみたいになるのは格好悪いかな、と思う」

翔花「何それ?」

NOVA「自分の相手をしてもらいたいからって、実情よりも自分が凄いと思われたくて、過分な嘘をついたり(虚言癖)、他人に迷惑行為をしてまで目立とうとしたり、自己主張の度が越えてしまうことだな。まあ、共通の趣味を持つ人間が楽しく趣味話をしているうちは害がないんだろうけど、そこに自分が割り込もうとするために、楽しいネタを振ったりするなら受け入れられることもあるかもしれない。だけど、他人が楽しんでいるところに嫉妬か何かで、否定的な言動をしたり、嘘の情報(または未確定の思いこみ情報)などで場をかく乱したり、場の空気を乱しがちな人間は、場に溶け込むことができないんだな」

晶華「場に溶け込むって、自分を変に目立たせずに集団の中に入るってことよね」

NOVA「集団の中で適度に空気を読んで、そつなく当たり障りなく振る舞えるってスキルだな。社会人にとって大事なんだけど、自己顕示欲が高すぎる人間はそういう風に自己を集団に埋没させたくないから、何かで自分をアピールさせたいのだって思う」

翔花「NOVAちゃんの言いがちな『俺って普通じゃないからな』って口癖も、自己顕示欲じゃないの? 『普通じゃない』=『特別な人間』って言いたいんじゃない?」

NOVA「……そいつは否定しない。まあ、少々偏屈な変わり者だという自己認識はある」

 

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2023年度末の懐古とか、今後の展望

ドラゴンの年だけど

 

NOVA「さて、サラモニスから帰って来たけど、何だかいろいろ燃え尽き症候群な俺がいる。お腹も壊してるし」

晶華「何で、そんなにヤル気がないのよ? 冷凍花粉ケーキを食べて、エネルギー充填バッチリってところでしょう!」

NOVA「そもそも、冬場に冷凍何ちゃらって食べさせたら、お腹に悪いだろうが」

翔花「冬じゃないわ。もう、春でしょ?」

NOVA「春は名のみの風の寒さやってところだな。もう1、2週間したら春らしくポカポカ暖まってくるとは思うんだが、とにかく3月上旬はまだまだ寒い日が続いている。俺のお腹もピーヒャラピーヒャラだ」

晶華「とにかく、今のNOVAちゃんはテンション爆下げってことね」

NOVA「ああ。まさか『ドラゴンボール』や『ドラゴンクエスト』で有名な鳥山明さんがドラゴンイヤーに亡くなるとはな」

翔花「NOVAちゃんは鳥山さんのファンだったの?」

NOVA「ファン……と言うと、少し違うな。俺、鳥山さんのコミックを今まで一冊も買ってないんだよ。『Dr.スランプ』も『ドラゴンボール』も短編集とかも、友達が買ったのを借りて読ませてもらったり、ジャンプで連載中のものを読んだりで、掲載誌は買ったけど、単行本は買ってない。つまり、鳥山明さんの作品でお金を払ったのは『ドラゴンクエスト』のゲームとか攻略本関係だけだと思う」

晶華「すると、ファンとしては語る資格はない?」

NOVA「と言うか、鳥山さんの作品は80年代はメジャー過ぎて、あって当然の空気のような存在として受け止めていたんだな。床屋で散髪する前に置いてあるマンガでも読めるし、わざわざ買わなくても、連れの誰かが持ってる。俺が80年代当時、金を出して買ったマンガは『奇面組』『ウイングマン』『キン肉マン』『風魔の小次郎』で、あとは90年代に文庫で『ダイの大冒険』『リングにかけろ』『聖闘士星矢』『ジョジョの奇妙な冒険』とか、藤子不二雄関連、石ノ森章太郎関連、永井豪石川賢関連を買ったりしていたが、鳥山さんのマンガ単行本は買って集めようとも思わなかったな。まあ、『キャプテン翼』『北斗の拳』とかも友人とこで読んだので、要するに友人が持っているものを買う必要を感じなかったわけだ」

翔花「つまり、NOVAちゃんにとっての鳥山さんは、ファンとして追っかける対象ではなかったけど、時代の空気として当たり前に感じていた人ってことね」

NOVA「そうだな。ジャンプは普通に読んでたから(立ち読みだったり、飯屋や床屋に置いてあるのを読んだり、知人からもらったり、自分で買ったり、時期によってまちまちだが)、連載分をしっかり追いかけていたし、アニメ放送もZになる前の無印版はそれなりに追いかけていたから、ドラゴンボールについて無知というわけではないが、やはり俺にとっての鳥山さんは『ドラゴンクエスト』の方が遥かに印象深い」

晶華「そう言えば、前回、ハーカバーカの話で、ヤムチャさんのネタフィギュアを貼りつけていたけど、あれを書いた時点で……」

NOVA「亡くなったのは3月1日とのことだから、すでに故人だったわけだな。公表は昨日のことで、それなりにガーンと来ているわけだが、今年の訃報でも最大級の大物だと思う。まあ、個人的にはゲームブック作家のブレナン、脚本家の江連卓、女優の山本陽子、俳優および声優の前田昌明辺りが逝去の報に涙腺を刺激される名前だけど、さすがに鳥山さんほどのうわー感はない。いや、個人的にブレナンは重要人物なんだけどね」

翔花「NOVAちゃんが初めてプレイしたゲームブックの作者さんだっけ?」

NOVA「ブレナンさんの作品では、キャラクターが死ぬと『14へ進め』という定形があって、そこで作者にからかわれたり、励まされたりしながら、死後の転生(再プレイ)の方法を伝えられる。まあ、この人のゲームブックシリーズ『グレイル・クエスト(聖杯探求)』も、最初は『ドラゴン・ファンタジー』という名前で85〜87年に出版されていたんだな。その後、文庫版RPGも出ていた」

晶華「つまり、今年はドラゴンと名前の付く作品の作家にとっての厄年になっているってこと?」

NOVA「演技でもないことを言うなよ。ドラゴンイヤーだから、ドラゴンで盛り上がって欲しいんだよ。訃報でガッカリさせてどうする?」

翔花「訃報と言えば、『ちびまる子ちゃん』の声で有名なTARAKOさんも亡くなったそうね」

NOVA「鳥山さんのインパクトが大きすぎて目立たなくなっているが、『ちびまる子ちゃん』というキャラクターが『サザエさん』『ドラえもん』『クレしん』『名探偵コナン』などに匹敵する世代を超えた国民的人気アニメで有名どころだから、彼女の声を聞いたことのない人も少ないのではないか。まあ、スパロボ的には、ザブングルのチルと、ラムネスのヘビメタコなんだが」

晶華「亡くなった方の冥福を祈りたいと思います」

NOVA「ドラゴンクエストの3本柱も、すぎやまさんに次いで、鳥山さんが亡くなったことで、堀井さんには長生きしてもらいたいなあ。そして早くドラクエ12の続報が出ないかなあ、と期待している」

 

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NOVA、サラモニスより帰還する

ゲームブック世界からの帰還

 

NOVA「ふう、ようやくリモート先から帰って来たぜ。良い新作ゲームブック体験だった」

晶華「くらえ、花粉症バスター!」

NOVA「ぶほっ! 帰って来るなり、いきなり何をする、娘よ」

翔花「NOVAちゃん、1週間前に作った花粉ケーキよ。しっかり召し上がれ」

NOVA「ちょっと待て。ケーキって生菓子だろう? 賞味期限は大丈夫なのか?」

晶華「冷凍しているから大丈夫。さあ、せっかく作ったんだから、きちんと食べてもらうわよ」

NOVA「1週間前の冷凍ケーキか……。食べて大丈夫なのかは知らんが、娘の愛を拒むと、俺は父親失格のような気がする。ここは、イヤでも食べるしかあるまい」

翔花「イヤなの?(涙目)」

NOVA「うっ、いや、それは言葉の綾で。イヤじゃないぞ。イヤー、娘が俺のためにケーキを作って、帰りを1週間も待っていたと思うと、涙が込み上げて来てな。ハハ、そろそろ花粉症の季節だなあ、と思うと、体内の水分が活性化して……(涙目)」

晶華「じゃあ、1週間遅れだけど、ハッピーバースデー♪」

翔花「ハッピーバースデイto NOVAちゃん♪」

NOVA「お、おお。また、今年も50歳だな」

晶華「え? 71年生まれだから、53歳のはずでしょう?」

NOVA「話さなかったか? ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月24日以降、俺はこの戦争が終わるまで年をとらないことを誓ったんだ。だから、俺の年齢はそこから止まって、51歳になる直前なんだ」

晶華「何、そのとって付けたような、ご都合主義の設定は?」

NOVA「ご都合主義は認めるが、別にとって付けたような設定じゃないぞ。この記事を見よ」

翔花「あ、確かに、ウクライナの戦争が終わるまで、永遠の50歳宣言をしてるわ」

晶華「本当に? 去年はどうかしら?」

NOVA「去年はちょうどドンブラザーズが最終回の日とかぶったから、ドンブラ脳でその設定を忘れてしまっていた」

翔花「ドンブラ脳なら、設定が覆っても仕方ないわね」

NOVA「だろう? だけど、キングオージャーの最終回は1日ズレて2月25日だったから、俺のウクライナが平和になるまでの50歳宣言は効力を発揮してるわけだ」

晶華「でも、そんな宣言に意味あるの?」

NOVA「肉体は年を重ねると思うが、精神的に老け込まないことは大事。少なくとも、この年になると、誕生日が来ても若い時みたいに嬉しくないんだわ。無理やり、ハッピーなネタをこしらえてテンション爆上モードに演出することはできるが、それが今年はサラモニスだったわけだよ」

晶華「つまり、自分の誕生日を言い訳に、娘を放置したまま、ゲームブック脳に耽っていたってことね」

NOVA「まあ、そういうことになるな」

晶華「こっちは、NOVAちゃんとのハッピーバースデイを楽しみに待っていたんだよ(涙目)」

NOVA「お前たちの今月の誕生日はしっかり祝ってやるからさ」

翔花「NOVAちゃん、わたしたちの誕生日はいつか、覚えてる?」

NOVA「あ、ああ。去年は1日まちがえていて済まなかったな。今年は同じミスを犯さない。3月27日の水曜日だ。仕事が春期で忙しい時期に突入しているが、頑張って6歳の誕生日祝いの記事を書くから許してくれ」

晶華「それはもちろん、祝ってもらうけど、その前に冷凍花粉ケーキを食べてもらうわよ」

NOVA「冷凍花粉ケーキか。大丈夫だ、俺はサラモニスで運命神に導かれ、サラモン王よりFFの称号を授かった男。これぐらいの試練は乗り越えられる」

翔花「わたしたちの作ったケーキを食べるのが、試練ってこと?(涙目)」

NOVA「うっ、いや、それも言葉の綾ふたたびで。試練かもしれん、そうでないかもしれん。とにかく、思いこんだらシレンの道を行くが男のど根性♪だ」

晶華「昔のアニメに寄り道脱線して、下手に時間稼ぎをしても無駄なんだから。さあ、くらえ、冷凍花粉症バスターケーキ!」

NOVA「ちょ、ちょっと、何だかケーキが必殺技みたいになってるんですけど?」

翔花「解説するね。冷凍花粉ケーキは、わたしとアキちゃんのW花粉症バスターの成分をケーキに込めて、それを冷凍保存したケーキなの。だから、必殺技の成分が入って栄養抜群なんだから」

NOVA「必殺技の成分で栄養抜群……って調理方法は聞いたことがないんですけど?」

晶華「大丈夫。死なないから」

NOVA「でも、お腹を壊すんじゃないか?」

翔花「こんなことで壊れるような柔なお腹じゃ、この先の敵には勝てないから、ここで脱落した方が身のためよ」

NOVA「この先の敵って何? 冷凍花粉症バスターケーキより、恐ろしいものが待ってるのか?」

晶華「大丈夫。NOVAちゃんならきっと乗り越えられる。花粉症ガールの父なんでしょ?」

NOVA「あ、ああ。娘の愛はしっかり受け止めないとな。たとえ、嵐が吹こうとも、たとえ大波荒れるとも、温もりを信じ合えば、みんなの笑顔も近いはず。そうだ、ボルテスVに命を預けて、冷凍花粉症バスターケーキを俺は制覇する! 行くぞ、Vトゥギャザー! レッツ・ボルトイン! 天空剣、ケーキVの字斬り! そして、パクッ!」

 

 はたしてNOVAの運命は?

 

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龍王丸とスターガオガイガーの話(DD第3章パート10)

NOVAの近況

 

翔花「必殺話が終了した後、NOVAちゃんがリモートモードで別ブログに行きっぱなしね」

晶華「今、サラモニスってところにハマっているらしいから」

翔花「サラモニスって?」

晶華「詳しい話は、こちらを見て、とのこと」

翔花「ゲームブックの世界ってことね。これじゃあ、しばらく帰って来れないかあ」

晶華「明日には帰って来ると思うわ」

翔花「どうして?」

晶華「どうして……って、明日が誕生日だからよ」

翔花「え? 誕生日って、3月27日じゃなかった?」

晶華「それは私たちの誕生日。去年はNOVAちゃんが間違えて、3月28日に誕生日祝い記事を書いていたけど」

翔花「すると、2月26日は誰の誕生日なのかしら?」

009『それは、ぼくの誕生日だな』

晶華「確かに、ナイン君はNOVA2009だから、誕生日はNOVAちゃんと同じだけど、年はとらないので、いつまでも009なのよね」

翔花「ナイン君登場から、今年で何年めだっけ?」

009『……今、過去記事を検索すると、NOVA2009としてのデビューはこの記事らしい』

晶華「2020年デビューで、今年は4年めになるのね。だったら、009から013にバージョンアップしてもおかしくない。それなら、明日から014(フォーティーン)と名乗るといいわ」

009『いや、そうなると、仮面ライダー剣の映画ボスになってしまうだろう。ぼくは009でいい』

翔花「とにかく、ナイン君はNOVAちゃんの代役なのよね。だったら、明日の誕生日にNOVAちゃんがサラモニスってところから帰って来なかったら、代わりにナイン君の誕生日を祝いましょう」

009『え? ぼくの誕生日を祝ってくれるのか? それは嬉しいが、NOVA本人は祝わなくていいのか?』

晶華「まあ、去年、私たちの誕生日をうっかり1日間違えたわけだし、今年は祝わなくてもいいんじゃない? 本人もこれ以上、年を取らないほうが幸せだと思っているだろうし」

009『う〜ん、だったらNOVAの代わりに、同じ2月26日生まれの人をいろいろ祝うか』

晶華「誰がいるのかしら?」

 

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娘のために戦う裏稼業(まっしぐら&剣劇人)

これで最後の必殺ヒロイン話

 

NOVA「非・仕事人のヒロイン話も今回で終わりだ。仕舞人(81年)から橋掛人(85年)までの5年間、5作品は西崎みどりさんをレギュラーにした作品が続き、中村主水の仕事人シリーズよりも女性にスポットを当てた小品を基軸に、主水シリーズで描きにくいテーマを補完する役割を果たしたと言える」

晶華「ある意味、仕事人を表とするなら、非・仕事人が裏ということになるわね」

NOVA「仕舞人で元締めの坂東京山をチームの母親とするなら、若手の踊り子リーダーのおはなが娘に相当するし、非・主水シリーズは殺し屋チームの中での母娘関係や夫婦関係などの家族愛にスポットを当てた作風だと総じて言えるだろう。仕事人では、三味線屋のおりくさんと勇次の母子関係や、秀とお民ちゃんの年の離れた兄妹関係など、義理の家族模様を描いてはいたけど、政と竜の時代から壱弐参のはぐれ仕事人の時代にかけて、一匹狼的な仕事人キャラが定番になるのと比べると、その時期の非・主水シリーズの方がよりレギュラー男女の日常的な情愛が描かれやすい感じだな」

翔花「中村主水さんの夫婦関係は、情愛というよりもホームコメディ的な扱いだもんね」

NOVA「今の時代では、昭和のステロタイプ性別像と批判されるかもしれないが、女元締めはウェットな情に流されやすく、主水も含む父系組織の方が掟とか義といったハードな物語になりやすいという作品傾向がある。まあ、女殺し屋として散った、からくり人の元締め仇吉や、うらごろしのおばさんなどは、それぞれハードな最終回だったけど、結末はともかく女性が中心のチームは総体的に人情路線のストーリーになりやすいってことだ」

晶華「今の小五郎さんのシリーズは?」

NOVA「元締めは和久井映見さんのお菊さんだけど、彼女がチームのリーダーシップを積極的にとっているようには描かれていないよな。形式上のリーダーではあるけれど、どちらかと言えば受付嬢的な立場で、チーム運営については放任主義というか、元は主水さんの秘書とかマネージャー的なポジションから、惰性的に続けている気がする。

「脚本的にも、お菊さんをメインにした人情劇とかは、これまでも描かれて来なくて、小五郎と涼次だけだと意見が対立しがちなのをマイルドに仲裁する役どころ。でも、本人はあまり強く自己主張する姿勢は見せず、歴代の女元締めの中で最も押しが弱い感じだ。女性リーダーなんだけど、決して強いリーダーシップをとるわけじゃない。ただ、ドラマとして描かれていない範囲で、表でも裏でも顔が非常に広く、それなりに財力も持っていることが示唆されているから、チームのマネージメントはしっかりできているんだろう」

翔花「ビジネス的な関係ってこと?」

NOVA「何しろ、今のチームって成立過程が描かれていないからなあ。2007年にシリーズが始まった時点で、主水、小五郎、涼次、お菊のチームがすでに仕事していて、そこに新入りの源太や匳、リュウ、陣八郎の参入や退場エピソードが入ってくる。主水さんがいなくなった後で、小五郎、涼次、お菊の関係性が深く掘り下げられることもなく、ダラダラ付かず離れずのドラマを継続してきたわけだ。ここで小五郎が退場したら、お菊さんがリーダーシップをとることを期待するんだが、棗の参入によっても、チームの雰囲気がマイルドな方向になる可能性が高いなあ」

晶華「次があれば、女性主導の仕事人チームに変わるかもってことね」

NOVA「だから、過去のモデルケースを参考に、復習して来たわけだ。ただ、ここまでの小五郎シリーズの傾向としては、レギュラーの女仕事人とか人情重視ドラマを切り捨てる方向で、仕事人の80年代よりも70年代に時代を逆行していたような作風だから、ここで男女の殺し屋の数のバランスをとることで、作風がどう変わるかは気になる。役者を変えての2代め小五郎続投なら、キャラ配置は変わらないのだろうけど、現時点では何が正解かは分からない」

翔花「NOVAちゃんの希望は?」

NOVA「ゲスト出演でいいから、旧必殺俳優が出て来ることだな。涼次の忍者時代の師匠として京本政樹さんが出るとか、お菊さんの昔馴染みの女元締めとして工藤夕貴さんが出るとか、ちょっとぐらい昔の必殺作品とのリンクを匂わせるキャスティングがあれば嬉しいな。あるいは、谷村美月さんが成長した如月役として出ると、シリーズの歴史を大切にしている風で感じ入ると思うな」

晶華「NOVAちゃんの願望が実現したら、また祭り記事を書くとして、今回は昭和のレギュラー放送最後の2作について語って終わるのよね」

NOVA「ああ、ある意味、シリーズ内の異色作3本に入るであろう『必殺まっしぐら!』(86年)と『必殺剣劇人』(87年)だな。最大の異色作は『翔べ!必殺うらごろし』(78年)であることは言うまでもないとして」

 

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