Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

操霊魔法レベル3、レベル4の研鑽

妖精郷探索の準備編

 

晶華「師走に入って、お仕事も忙しくなりそうだけど、妖精郷探索は大丈夫?」

NOVA「無理をしなければ、あと1ミッションだけ終わらせて、第2部完、で年内は留めておく方がいいような気がして来た」

晶華「だけど、それだと年内でお姉ちゃんを救出するのに間に合わなくなってしまうわよ」

NOVA「無理をして、救出話を雑にするよりも、2021年の最初の大イベントとして『翔花救出クエスト』を盛り上げる方がいいのでは、という気になっている」

晶華「まあ、お姉ちゃんとは20周年イベントで会ったし、また来年でもいいかもしれないけど、とにかく、妖精郷探索の再開はしないといけないわね」

NOVA「プレイ環境が変わってしまったからな。GMのハイラスは屋久島に帰ってしまったし、俺がGM、平成NOVAの009がサイバ☆リオンをやるとして、キャプテン・マークス役のケイPマーク2も屋久島だからな。代役を誰にしようか、と検討中だ」

晶華「KPイチローちゃんの心を取り戻すことが最優先ね。1ミッションぐらいは、フェローのルールで補うとして」

009『ジョエルに任せるというのはどうなんだ? ダイス目だけは7に固定するとして』

NOVA「ダイスを振らせずに、ロールプレイだけに専念してもらうということか。それはありかもしれんが、GMがNOVA、プレイヤーも過去NOVAが2人で、違うのが娘の晶華のみ、というのは、いくら妄想リプレイでも、NOVAだらけで読者受けしないんじゃないか?」

晶華「宇宙刑事ギャバンさんと、バトルケニアさんと、デンジブルーさんが共演するようなものだからね」

NOVA「そういう映画もあったなあ」


映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』予告編

 

009『何だと? ギャバンが復活するというのか?』

NOVA「ああ、2009年のメモリだと知らないのか。ギャバンには、その後、ギャバンGという後継者も誕生するぞ」


映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』予告編

 

009『うおー、未来を生きる楽しみが増えた!』

NOVA「さらに、それを受け継ぐ企画が坂本監督の『スペース・スクワッド』だ」


二大警察ヒーロー共演!『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』予告編


Super Sentai: Space squad official full intro.


映画『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』予告編

 

009『ウルトラマンの進化も驚いたが、ギャバンが復活して、スーパー戦隊と共演する未来かあ。ライダーはどうなってる?』

NOVA「こんなのはどうかな?」


【予告】平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊

 

009『ああ、これは最初にいがみ合っていた旧世代と新世代ヒーローが、巨悪の出現で共闘して、分かり合う話だな。よくあるパターンじゃないか』

NOVA「そりゃまあ、ぶっちゃけるとそういうことだがな。東映ヒーロー伝統芸というか、とにかくヒーロー同士戦わせて、お祭り騒ぎというか、それで世界観を広げようって話だな」

 


スーパーヒーロー大戦Z ムービー Super Hero Taisen Z Trailer


3.25(土)公開「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」予告編映像


映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』本予告映像

 

009『なるほど、こいつは素晴らしい夢だ。正夢になってくれたらいいなあ』

NOVA「まあ、そこに至るまでは、それなりに困難も乗り越えないといけないんだが。厳しい試練もあるけど、ヒーローから勇気をもらったり、自分の中のヒーロー魂で人に夢や勇気を伝えたりしながら、頑張れと言っておく」


宇宙刑事シャリバン/メタルヒーローの特撮傑作選

 

 改めて魔法の研鑽

 

晶華「で、特撮ヒーロー話にのめり込んでいるけど、今回のテーマはソード・ワールドでしょ?」

NOVA「もちろんそうだが、009のヤル気スイッチを押さないと、俺とお前だけの話になってしまいそうだからな。おおい、009、ソード・ワールドの話をしてもいいか?」

009『バッチリだ。ソード・ワールド2.0だったら、理解してる。任せておけ』

NOVA「厳密には2.5なんだが、まあ、いいか。ルールとデータは把握したってことでいいな?」

009『要は、弓の使える魔法使いで、後衛の知識系キャラだろう? 大体は把握した。問題があるとしたら、軍師役職のウォーリーダー技能と、ゴーレム作成関連のルールがいまいちつかめていない感じなので、要相談ってところか』

NOVA「初プレイで、いきなり全てを使いこなせるものでもないからな。呪文だけ、把握していたら何とかなるだろう。そのための研鑽記事だ」

009『いきなり、コンジャラー4レベルに、よく分からん深智魔法だもんな。ウィザードという単語にはワクワクするけど』

NOVA「過去記事を研鑽するなら、こちらがお勧めだ。妖精魔法ランク3と、ソーサラー、コンジャラー&ウィザードの2レベルまでは網羅している」

晶華「妖精魔法の初歩はこちらで、森羅魔法の初歩はこちらをお勧めするわね」

NOVA「今回のテーマは、コンジャラーの3、4レベルと、ドルイドの1、2レベル呪文の確認をするってことで」

晶華「じゃあ、初心者の009ちゃんから先にしましょう」

009『このぼくを初心者呼ばわりするな。こう見えても、TRPG歴22年を誇り、セミプロレベルを自認しているんだぞ』

晶華「ソード・ワールド2.0歴は?」

009『え? そりゃ、1年ちょいだが?』

晶華「勝った。私は2018年に、NOVAちゃんと新華リオンってキャラを作ったのが最初なので、2年よ。サイバ☆リオンのデータの原型は、新華リオンなので、つまり、あなたの使うキャラを作ったのは半分、私ってこと。晶華ママって呼んでもいいわよ」

009『誰が呼ぶか!』

晶華「可愛くないわね。KPちゃんなら、そう呼んでくれるのに」

009『ぼくの体はケイPマーク3でも、心はぼくの物だ。お前みたいな魔女の操り人形にはならない!』

NOVA「分かりにくいカート(プレ・ラーリオス)のセルフパロディーをしても、読者は付いて来れないだろう。大体、ソード・ワールド2.0は、2008年に発売されたゲームなんだから、009がプレイ歴1年というのは当たり前だろうが」

晶華「それもそうね。じゃあ、同じ初心者同士、仲良くしましょう」

009『お、おう。TRPG歴には自信があっても、新作ゲームだと勝手が違うだろうからな。旧ソード・ワールドの感覚で間違うこともあるかもしれん。ここは初心に返って、慎重に行こう。とりあえず、ピンゾロでもらえる経験点が10点じゃなくて、50点。人間キャラは、裏成功みたいな運命変転が使えるってことでいいな。裏成功といえば、いろいろと思い出があって……』

NOVA「そのゲームにまつわる思い出話はいろいろあるが、長くなるので今はパス。とにかく、コンジャラー魔法3レベルを読み上げてくれ。それぐらいできるよな?」

009『当たり前だろう。覚えているかどうかは曖昧だが、手元にルールブックさえあれば、調べることぐらい簡単にできる。ええと、武器に炎を付与する【ファイア・ウェポン】と、範囲内継続回復魔法の【レイジング・アース】の2つだけか。思ったよりも少ないな』

NOVA「なるほど。お前が今のソード・ワールドの初心者だということがよく分かった」

009『何だと? ルールブックIには2つしかないのは事実だろうが』 

NOVA「だから、中級者向きのルールブックIIをチェックしろ」

009『おお、【クリエイト・アンデッド】と【クリエイト・ゴーレム】が追加されている。これで、コンジャラー3レベル呪文は合計4つか。なるほどなあ』

NOVA「納得したか?」

009『ああ、納得した。そうか、ゴーレム作成は中級ルールになってるんだな。しかし、3レベルコンジャラー呪文には、【クリエイト・アンデッド】なんてのもあるんだ。気づいてなかったぜ』

NOVA「2.0時代には、基本ルールになかったんだけどな。サプリメントで追加されたのが、2.5になって基本ルールに掲載されるようになった」

009『そうか。これでスケルトンやゾンビを作って、戦わせるネクロマンサープレイをできるわけだな。よし、新生サイバ☆リオンは、闇の屍人使いとして生まれ変わったのだぁ。ネークックックッ!』

NOVA「却下だ、却下。そんなキャラのパブリックイメージに反する呪文を使わせるか。サイバ☆リオンはライトサイドな小説家であって、ダークサイドには与しない」

009『ダークサイドの何が悪いってんだ? こう見えても、ぼくは「邪悪寺院の戦士たち」ってコンピューターゲームのリプレイを書いたことがあってだな』

NOVA「知ってるよ。仮面ライダー龍騎の王蛇・浅倉と、アバレンジャーアバレキラー・仲代先生をプレイヤーキャラにして、暴れ回ったリプレイだ。マルチエンディングで、最後は邪神の使徒となるか、邪神をぶっ倒すかの両方を描いた怪作リプレイだったな」

009『だったら、妖精郷もアンデッドの支配する魔境にしてだなあ』

NOVA「2009年当時の俺って、そんなに邪悪志向だっけ?」

009『そりゃ、うちのラーリオス・カートは世界支配を企む正義の秘密結社ゾディアックの星輝王候補に選ばれて、闇堕ちして暴走魔神になってしまう未来が待っているんだよ。そんな小説を書いていたら、こっちも邪悪寄り志向になっても不思議じゃなかろう』

NOVA「そんな未来は、作者の俺と花粉症ガールの時空改変能力でなくしたから、お前もダークサイドから帰って来い」

009『何だと? 人の書いている小説の未来を勝手に改変するなよな!』

NOVA「俺の書いた小説なんだから、俺がハッピーになれるように改変して何が悪いんだ!」

009『そんなことをされたら、物語の整合性ってものが崩れるだろうがよ!』

NOVA「だったら、お前こそサイバ☆リオンの整合性を崩そうとするなよ。少なくとも、俺のサイバ☆リオンは、『将来の夢:屍人使いになること』なんてキャラじゃなかったはずだ。まあ、やろうと思えば、美人の吸血鬼の手下になって、妖精神アステリアの信徒を虐殺するようなプレイも可能なんだが」

009『う〜ん、虐殺は好みじゃないなあ。ぼくの好みは、闇に潜んで暗躍を目論むような陰謀キャラだし、ヒャッハーと頭の悪い殺戮者とは方向性が違う』

NOVA「とりあえず、【クリエイト・アンデッド】の使用は、人族社会の禁忌に当たる行為で、妖精郷のグラタンたちにとっても許し難い悪事だと見なして、GM権限で使用を認可しないものとする」

009『まあ、そこまで言われちゃ仕方ないか。じゃあ、妖精郷で邪悪プレイはしない方向性で』

NOVA「当たり前だ。世界の破壊者プレイをしたければ、どこか蛮族の世界にでも行って来い」

晶華「邪悪プレイをしたければ、GM含む卓のメンツの了承をきちんと取りましょう。まあ、ソード・ワールド2.0では蛮族ヒャッハープレイもできるし、陰謀家が好みならバジリスクって種族がお勧め。また、最新サプリメントのモンストラスロアでは、デーモンルーラー技能で魔神使いにだってなれるので、背徳系キャラを目指すことも可能」

NOVA「2.5になって、敵が魔神という路線が強調されるようになったけど、デーモンルーラーは『毒をもって毒を制す』的な魔神対策の専門家みたいな色付けが為されたからなあ」

009『そうかあ。じゃあ、目指すは屍人使いじゃなくて、魔神使いなんだな』

NOVA「お前、ゲヘナへ行った方がいいんじゃないかな?」

 

操霊魔法3レベルと4レベル

 

009『とにかく、半分冗談はさておき、コンジャラー呪文の詳細をチェックするぞ。3レベルのクリエイト系呪文は事前準備が必要っぽいので、後日じっくり研鑽をするとして、まずは【ファイア・ウェポン】か。こいつは1レベルの【エンチャント・ウェポン】の上位呪文で、消費MPも効果も倍になるんだな』

NOVA「MP4消費で、ダメージ+2。支援魔法としては、こちらが主流になりそうだな」

009『もう一つの回復呪文【レイジング・アース】は、MP7消費で範囲内のキャラが全員HP3回復するわけで、味方が多くて敵が少ない場合に有効、と』

NOVA「そう、敵も回復するから使いにくいんだよな。まあ、3ラウンドの間、毎ラウンド3点回復するから、合計9点回復。パーティーメンバーが3人で、そこに騎獣やゴーレムを合わせて5体いるなら、のべ45点回復という計算になる。味方全員が細かいダメージを受けている時には有効と言ったところだが、使いどころが限られている感じだな」

009『回復HPに魔力点を加えることができればかなり強力なんだろうけど、ラウンドごとに3点固定じゃなあ』

晶華「範囲回復呪文だったら、妖精魔法の2レベル【ウィスパー・ヒール】がMP4消費で魔力点分回復なので、魔力の高いキャラなら、明らかにこっちがお得ね。今のカシュミーラは魔力6だし」

NOVA「コンジャラーの回復呪文は、アンデッドやゴーレムのような非生物にも有効というのがポイントだけどな。その分、敵がアンデッドやゴーレムの場合でも、いっしょに回復してしまうから、余計に使い勝手が悪いんだが。複数回復なら《魔法拡大/数》で【アース・ヒール】を使う方が効率いい」

009『または、戦闘が終わってから、パーティー全員(ゴーレム含む)が10点以内の細かいダメージを受けている場合に、まとめて回復するのに便利ってところだな』

 

NOVA「じゃあ、次は4レベル呪文を読み上げてくれ」

009『【ディスガイズ】【ドール・サイト】【フォビドゥン・マジック】【ポイズン・クラウド】の4つか。範囲攻撃呪文の【ポイズン・クラウド】を初手で掛けるのが有効そうだな』

NOVA「持続時間6ラウンドで、毎ラウンド3点ダメージを与えるので、累積18ダメージ。敵が3体いれば、総計54ダメージをたったMP6点で与えられる優れものだ。抵抗されると無効化されるのと、速攻性に欠けるのが弱点だけど、敵に掛けられるとジワジワHPを削られるのがイヤな気分になるわけで」

009『敵が複数いる場合に、初手【スパーク】か初手【ポイズン・クラウド】のどちらが有効か、だな』

NOVA「短期決戦を目指すなら【スパーク】なんだろうがな。サイバ☆リオンの魔力は7なので、期待値で9のダメージが出るし、抵抗されても5点は与えられる。長期戦狙いでジワジワってのは、どちらかと言えば敵サイドの戦術なんだろうな」

晶華「『一気に仕留めてもいいが、それじゃあ面白くない。じわじわとなぶり殺してくれるわ。さあ、毒に苛まれて苦しみもがくがいい』ってセリフが似合う呪文ね」

009『やっぱり、悪役プレイっていいよなあ』

NOVA「まあ、その楽しさは否定しないが、そういう風に余裕をかましているうちに、相手の手痛い反撃を受けて、『バカな。毒で弱っている奴のどこにこんな力が!』とまで続けるのがセオリーってもんだ」

009『毒使いプレイは検討するとして、【フォビドゥン・マジック】は相手の魔法を封じる呪いなんだな』

NOVA「3レベルまでの1系統呪文を封じることができる」

009『敵にプリーストがいれば、回復呪文を封じたりできるんだな』

NOVA「プリーストの3レベルって攻撃呪文の【フォース】があるし、上位回復呪文の【キュアハート】って5レベルだから、それより低いレベルのプリーストを役立たずにできるってのは大きいな。他に、マギテックに銃を撃てなくしたり、いろいろと相手の得意技を使えなくできるのはハマれば非常に強い」

009『あくまで1系統だから、敵を全員まとめて封殺はできないのだろうが』

NOVA「敵に同系統の呪文使いが複数いるケースに限られるな。まあ、レッサーオーガの3体なんかが出てきたら、連続【リープスラッシュ】とかそこそこ脅威だから、封じどころだと思うが」

009『ああ、呪文を使う魔物だったら、まとめて封殺ってのもありなのか』

NOVA「とりあえず、魔物知識判定に成功して、相手のデータを見たら、何を封じればいいかの判断ができることが望ましい。とりわけ、HP回復呪文はレベル2に固まっているから、そこを封じる戦術はありだろうし、呪文使いのザコが複数いて瞬殺ができそうにない時などは、パーティーの受ける被害を減らすためにも使っておいた方がいい呪文だと思う」

009『そうか。ボスの呪文は強力だから封じられないにしても、ザコとは言え、複数の呪文使いが脅威になることだって有り得るわけか』

NOVA「呪文を封じられるのは3ラウンド間だけ。呪文使いが後衛にいて、すぐには攻撃できない時など、封じている間に前衛壁敵を倒して、それから後衛の始末なんかをするといい」

009『だけど、同じ戦術を敵側が使って来たときに、対処する方法も考えておかないとな』

NOVA「ソーサラー2レベルの【ディスペル・マジック】で魔法解除するという手も考えられるが、呪いは解除できないんだよな。そして、【フォビドゥン・マジック】は呪い効果なので、解除の対象にはならない」

009『対呪文戦術をあれこれ考えるようになると、中級者になった感じがするな。敵がこういう戦術で来たら、どう切り返すかをあらかじめ想定しておくとか』

NOVA「初心者は自分がどう動くかしか考えないからな。相手に対応するために、相手の使える技をあらかじめ研究するのがステップアップに不可欠なのかな、と思う」

晶華「だけど、敵対相手じゃなくて、友好的な交流をしたい時も、相手のツボを突くために観察して、この人とはこういう話題で話が弾みそうだ、ということを知っておくのが有効よね。20周年記念だってブログが盛り上がっているときに、ブログコメントで『20周年おめでとう』の一言も言えないってんじゃ、友好的な交流なんてまず不可能だろうし」

NOVA「まあ、掲示板読者がブログの動向に気づかないというケースなら納得できるんだけど(それでも、お祝いの言葉が欲しかったので、話題にしてみたけど)、散々20周年どうこうと書いているタイミングで、コメントを入れている客人がそのことを一切触れないのは、『本当に他人の心情の機微が分からないんだろうなあ。気づく気づかない以前に、自分のことしか脳裏にないんだろうな』って気になる」

晶華「ここぞというタイミングで、社交辞令をうまくこなすことで、『ああ、何だかんだ言って、気の利く人だ』と感じてもらえるチャンスだったのに、そういう機会をみすみす逸してしまうのでは、人間関係の修復なんて不可能に限りなく近いわね」

NOVA「ゲームでも、相手の行動に応じて適切な判断をして対応する器量が求められるものだし、社交にもそういうタイミングがあって、そこで適切な言葉が出て来ないのは、時機を見計らうセンスに欠けるとしか言いようがない。時空魔術師だけに、ここぞというタイミングを考えることは大事にしたいわけだ」

009『何の話をしているのか、よく分からないけど、目の前にチャンスが来たらタイミングよく手を伸ばして上手く関係性を紡ぎたいって話なら分かる。時間、空間、人間の3つの間をうまく見極めるのが肝心で、そういう感覚を見失う輩を間抜けというんだっけ。孫子の兵法でも、天地人の大切さを言っていたはずだ』

NOVA「人付き合いだから、周りの上手い対応を見て、それに合わせて動くとか、求められたら応じるとか、いろいろ手はあるはずなんだけど、そこで外してしまう行動をとってしまうのでは、付き合いきれないと感じるわけだが、まあいい。とにかく、ここぞというタイミングでどういう動きをするかという機微は、その都度、考える材料にしておきたいわけだ」

 

009『見極める、観察すると言えば、【ドール・サイト】だけど、他人の目で物を見るのではなくて、人形の目で偵察するための魔法なんだよな』

NOVA「2レベル呪文【コマンド・ドール】とセットで使うと、危険に備えた情報収集が可能になる。人形使い系の呪文は、ゴーレムみたいな戦闘力を持たない代わり、割と手軽に使える感じだな。この次は、6レベル呪文【リモート・ドール】まで覚えると、人形の中に自分の魂を憑依させて、いろいろと楽しいことができる」

 

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009『いや、殺人鬼の悪霊が取り憑いた人形なんて、ホラー映画だろう?』

NOVA「チャッキーもいいけど、ティファニーには萌えを感じた俺がいる」


【映画】チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁を手描き紙芝居であらすじ紹介

009『って、お前も結局、ダークサイド寄りな人間じゃないか』

NOVA「いや、別にダークサイドってわけじゃなくて、人間の女性に萌えを感じず、どうしても人間以外に夢中になってしまうんだから仕方ないだろうが」

009『人間以外だったら何でもいいのか?』

NOVA「何でもいいとは思わんが、魔物娘というのは一つのツボだからなあ」

晶華「つまり、私はNOVAちゃんのツボ、と」

009『精霊少女が魔物扱いでいいのか?』

NOVA「ドライアドは一応、魔物扱いだからな。少なくとも、人間じゃない。ところで、チャイルドプレイなんだが、最新作ではルーク・スカイウォーカーがチャッキーの声をしていたらしいんだな」

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009『ちょっと待て。ルーク・スカイウィーカーが殺人人形の声かよ。有り得んだろう』

NOVA「甘いな。マーク・ハミルは、アニメ版バットマンのジョーカーの声や、フラッシュの悪役トリックスターや、天空の城ラピュタムスカの英語版吹き替えなんかをやっていて、ダークサイド寄りな俳優・声優だぞ」

009『そ、それはウルトラマン黒部進さんが時代劇の悪役やゴルゴムの黒松教授を演っているようなものか?』

NOVA「ウルトラセブン森次晃嗣さんが、BOARDの理事長を演っているようなものだな」

009『納得した。そうか、ルークも闇に堕ちたか。だったら、ぼくが闇に堕ちても、誰も文句は言わないな』

NOVA「俺のGMで、俺の作ったキャラをプレイする時は、俺が文句を言うに決まっておろうが。とにかく、闇に堕ちても必ず帰って来い、それがWhite NOVAってものだ。そして、いつかはShinyになるんだ」

009『いや、運命は決まってないだろう。NO FATEって奴だ。ぼくの運命はぼくが決める』

NOVA「絶望がお前のゴールだ……ってことにはならないようにな。魔法使いになるのはいいが、ファントムにはなるな」

009『何のネタだか分からねえよ。2009年で分かるネタにしてくれ』

NOVA「アクセルも、ウィザードも分からないとは、まだまだ未熟者め」

009『チッ、ちょっとばかり未来を経験したからって、上から目線になりやがって』

NOVA「そんなことよりも、最後の呪文【ディスガイズ】について、説明しないか」

009『文字どおり、変装呪文じゃないか。自分だけじゃなく、仲間の見た目を変えることもできるので、結構便利そうだな』

NOVA「変装であって、変身じゃないから、サイズを極端に変えたり、人型と違う生き物や器物になったりはできない、と」

009『スネ夫ジャイアンにすることはできないけど、のび太がしずかちゃんになったりするぐらいなら許容範囲ってことだな』

NOVA「例えが変だろう。何で女装なんだよ? せめて、のび太出来杉くんに化けるとか、ハットリ君がケンイチ氏になるとか、オバQドロンパに化けるとかにしろよ」

009『何を言ってるんだ? ハットリ君は忍者だから変装できても不思議じゃないが、オバQはオバケなのにバケることはできない。常識だろう? そんなことも知らないのかよ』

NOVA「知ってるさ。あくまで【ディスガイズ】って呪文の説明の例えなんだから、オバQがバケれるかどうかは関係ないだろうが」

009『例えが悪いって言ってるんだ! せめて、変装だったらルパン3世を例に挙げるとか、キューティー・ハニーにするとか、それっぽい物にしないと、読者が混乱する』

 

晶華「いや、もう混乱していると思うんだけど。この人たち、ソード・ワールドの話なのに、二人そろって、何を脱線寄り道しまくってるんだって。とにかく、NOVAちゃんズが二人になると、私が口を挟む余地がなくなった感じなので、ドルイド魔法の話は次回に仕切り直すことにします。それでは、今回はこれで。またね」 

(当記事 完)