エルヴィンの神官ってあり得るか?
翔花「前回は、カーレの北側に到達したんだけど、レッドアイという種族に捕まって、リーブラ様の奇跡を使うことになりました」
晶華「それで、同じく捕まっていたエルヴィンの若者リックル君が、リーブラの教えに共感して、将来の神官候補になったのよね。ゲームブックでは、そこまで書いてなかったけど」
009「1ヶ月、レッドアイの牢屋に捕まって、頼りの魔法も封じられて半ば絶望していたところを、新顔の聖勇者を名乗る人間が神の奇跡を発動して、あっさり脱出できたんだ。地獄で奇跡を体験したら、その信仰に帰依したいと考えてもおかしくない。絶望からの救済を得られたんだからな」
ジュニア「ところで、エルヴィンという種族は、神官になれるんですかぁ?」
009「AFFのルールだと、他の魔術や妖術と、神術は掛け持ちできないのが基本ルールなんだな。エルヴィンは魔術を覚えている種族なので、神術は使えない。しかし、プリースト・コンパニオンにある【祝祷】なら習得できるので、ちょっとしたまじない程度の奇跡なら身につけられるかもしれない。それに、特別な背景を持てば、例外的処理は認められるのがTRPGってものだからな。魔法使いが神に帰依した場合、それ以上、【魔術】の能力を上げられない代わりに(習得済みの術は使える)、【神術】を新たに習得可能と決めてもいい。
「例えば、学問の神ハマスキスは魔法使いの守護神でもあるんだが、ハマスキスの神官であり、かつ魔術師というキャラクターは作れるか、と言えば、基本ルールでは不可能。それでも、選択ルールで術師の掛け持ちルールの提案があるわけで、ディレクターさえ認めれば、OKということになる」
晶華「一般的にはいないとか、基本的には不可能というのは、言い換えたら特別な設定を付与することで、例外的に作ることは可能ってことだものね」
009「要はゲームバランスの問題ってことだが、『女神リーブラに帰依したエルヴィンの魔法使い』ってNPCは特殊ケースとして魅力的だと思う。イタズラ好きの妖精エルヴィンが、正義と真実の神リーブラに帰依するというのも思いきり特例だと思うが、聖勇者に救出してもらったとか、魔法の通じない牢獄でも神の力なら脱出できたとか、人生を覆すほどの劇的な体験だと思うし、ゲームブックで実際に描かれた物語は、ルールをも覆すことだってある。まあ、逆にエルヴィンという種族は好奇心旺盛で、珍しいもの好きだから、神の奇跡と称する術を異端ながら面白い魔術研究としてハマる可能性だってある」
晶華「細かいことは、リックル君が再登場する機会があったときに考えてもいいわけだしね。そもそも、カーレから故郷に帰る途中で命を落とす可能性だってあるわけで」
翔花「せっかく名前を付けたんだから、どこかで再登場させてあげたい気持ちもある」
ジュニア「そんなに気に入ったんですかぁ?」
翔花「クローディアとしては、自分でリーブラ信仰を布教したキャラというのは、印象的なのよ。聖職者キャラとして、布教に成功するとボーナス経験点が得られるシステムだってありそうだし」
009「AFFはそうではないけどな」
IFルート・ノームの小屋にて
翔花「ところで、前回、地図で〈ノームの家〉という記述を目当てに、左ルートを通ったのに、レッドアイに捕まったせいで右ルートの牢屋に送られてしまったのね。ノームさん絡みで、どういうイベントがあったのかしら?」
009「パラグラフ264番で、アイテムの物々交換ができるイベントだ。4つのアイテムを交換用に提示することで、ノームから6つ中2つのアイテムを入手することができる。ここで入手できるアイテムは以下のとおり」
- 竹笛:踊りの呪文JIGのための触媒アイテム。
- ゴブリンの歯の袋:ゴブリン召喚呪文GOB用の触媒アイテム6つ分。加えてYOB用の【巨人の奥歯】も1本紛れ込んでいる。
- 幸運のお守り:運だめしに失敗した場合に、運点を減らさずに済む効果。
- 魔法の付与されたコンパス:北門の呪文(最後の一節)を知る人物のところへ直接行ける。使うならパラグラフ319へ。
- 大きな背負い袋:今の袋よりもたくさん入るので、今後、「新しい品物を入手する代わりに、何か古い品物を置いて行かないといけない」場合に、その指示を無視して両方とも持って行ける。
- 蜜蝋:鋭刃呪文RAZ用の触媒アイテム。豊富にあるので、今後、回数制限なく使うことができる。
翔花「クローディアは魔法使いでないので、役立つアイテムは【幸運のお守り】【魔法のコンパス】【大きな背負い袋】の3つだけね」
009「こう言ってはなんだが、【魔法のコンパス】は無用の長物となるな。最後の呪文の手に入るパラグラフ319は、必ず通ることになるので、取りこぼしがないわけで」
晶華「でも、何も知らなければ、そこで出会う人物が貴人だと気付かずにスルーする可能性があるので、確実と言えば確実だけど」
009「問題は、3つめを入手する前に、うっかり319番に飛んでしまえば、攻略失敗に終わることだな」
翔花「3つめは、死霊が持っているって情報があるのよね。死霊の潜んでいそうなのは……地図にある墓地というのがそれっぽい」

009「ついでに、このノームのシーンで魔法を使うこともできる。アイテムなくて使えないZENを除けば、4つの呪文が使えるわけだが、有用度順にこうなっている」
- DUD:アイテム1つを幻の黄金に変える呪文。ノームは見事に騙されて(一部のゲームで、幻影呪文のエキスパート的な種族設定があるのに)、好きなアイテム2個をくれるようになる。
- DOC:体力点の完全回復呪文。普通に効果を発揮するが、ノームとの取り引きには関係しない。魔法を多用するプレイで、消費体力点がかさむ場合には、この呪文で回復できるイベントを知るのが、攻略では役立つかも。
- MAG:魔法を無害化させる呪文。このシーンでは、害ある魔法がかけられていないことを示す魔力探知的な使われ方をしている。つまり、この場面のノームは、マジックアイテム商人ではあるが、魔法使いではないということかも。魔法のトラップを仕掛けるとか、交換アイテムがただの幻影で詐欺を働いているわけではないことが判明する。
- GOB:ゴブリン召喚呪文で、ノームを攻撃させることも、ゴブリン自体をこちらの売り物として提供することも可能だが、ノームは「ゴブリンなんて役に立たない」と断言して、あっさり消滅させながら、取り引きを断ったりする。
晶華「結局、取り引きで役立つ呪文はDUDだけね」
009「他は、治療の機会を得ることと、調査・保護用の呪文で、直接この状況で役立つものではないけど、選択肢としては面白いといったところか」
死霊退治の準備
翔花→クローディア「それではIFルートのチェックを済ませて、本筋に戻るわ。牢屋を脱出したわたしはパラグラフ135番にいる」
晶華「この先の道は市場に通じています。市場に向かうか、市場をスルーして先を急ぐか、お金を稼ぐために〈ヴラダの賭博場〉に入るかの3択です」
ジュニア→EJ「手持ちの金貨は33枚ですぅ。これだけあれば、買い物をするのに十分だと思いますがぁ」
クローディア「だったら、賭博場に寄るのはIFルートってことで、どんなギャンブルゲームがあるかだけ、攻略記事として記しておきましょう。クローディアは敬虔なリーブラ信徒なので、あまりギャンブルに興味はありません」
晶華「シンドラ信徒や、ロガーン信徒なら、喜んでギャンブルしそうだけど、リーブラ様は真面目な印象もあるのよね」
009「天秤を持って、裁きを司る神格ということから、モデルはギリシャ神話のテミス、もしくは娘ともされるアストレア。あるいはローマ神話のユースティティアと考えられる」
EJ「普通に、天秤座のライブラじゃないのですかぁ」
009「天秤座は乙女座の次で、乙女座のモデルの一つがアストレアだから、アストレアの持つ裁きの天秤が、天秤座の由来となっている。アストレアは〈星の乙女〉の異名も持つが、『タイタン』ではこれがリーブラ女神として描かれている

クローディア「さすがは美人の神さまね。スラングに改宗しなくて幸いだったわ」
009「ともあれ、〈ヴラダの賭博場〉のギャンブルはルーレットとサイコロ賭博の2種類ある。ルーレットは、金貨1枚を払って、ゲームブックの左ページにあるサイコロマークの表記に当たりが記されていれば、金貨5枚か10枚か20枚が得られるかも。コレクション版だと、サイコロマークのあるページ数は全部で108あって、そのうち金貨5枚が4つ、金貨10枚が1つ、金貨20枚が1つあるから、当たる確率は18分の1といったところ」
- 金貨5枚:パラグラフ87、222、259、307のページ。
- 金貨10枚:パラグラフ291のページのみ。
- 金貨20枚:パラグラフ324のページのみ。
晶華「他の版だと、当たり率が変わってくるみたいね」
009「一応、チェックしてみると、まず創土社版(『魔の罠の都』)だが、サイコロのページ数は110あって、当たりのページは以下のとおり(パラグラフではなく、ページ表記。これはコレクション版にページ表記がないため)」
- 金貨5枚:30ページ、50ページ、78ページ、88ページ、112ページ、146ページ、166ページ、190ページの計8回。
- 金貨10枚:40ページ、122ページ、180ページの計3回。
- 金貨20枚:60ページ、92ページ、140ページ、174ページの計4回。
009「こちらは110回中の15回が当たりだから、当たり率は22分の3となって……」
EJ「コレクション版が当たり率5.5%なのに対して、創土社版は14%。つまり、コレクション版のルーレットはずいぶん羽振りが悪いってことですねぇ」
009「東京創元の方も確認しようと思ったが、以前、山原コウさんのブログで解析されていたことを、後から思い出して、手間を減らすことにした」
晶華「もっと早く思い出すべきだったわね」
009「『魔の罠の都』は113回だったんだな。3回ほど数え落としていたらしい。ともあれ、創元と創土社は、ルーレットの当たり率はほぼ同じなのに対し、コレクション版は思いきり不景気の影響を受けているのだろうか、とカーレの経済状態の悪化を反映しているデータと懸念したり」
クローディア「サイコロの方はどう?」
009「こっちの方が、はるかにお勧めだな。金貨1枚かけて、1〜6の出目を予測して、当たれば金貨10枚が返ってくる。的中率が6分の1で、当たれば10倍ということだから、ギャンブルにしてもプレイヤー有利にできているし、運だめしで勝率を上げることもできる。運だめしに成功すれば、出目をもう一つ予測して、こちらが出ればサイコロを振り直すことが可能になる」
EJ「つまり、通常なら6分の1で当たるのに対し、運だめしに成功すれば、それに加えて6分の1で振り直しができて、6分の1で当たりだから、結果的に6分の1+(6分の1の2乗)で36分の7。3%ほどの当たり率の上昇が見込めますぅ」
晶華「あまり劇的に変わるとは思えないけど、プレイヤー側が意図的にダイス目操作ができるという意味では、ゲームとしてこっちの方が面白そうね」
009「ただし、ルーレットは当たりが出るまで永遠に続けられる(当たったら、それで終わり)のに対して、サイコロは5回までしか挑戦できない、とある」
クローディア「よし、決めた。金貨3枚だけ使って、サイコロ賭博に3回挑戦するわ。考えてみれば、リーブラ様のお母さんのシンドラ様がサイコロの神様なので、ご挨拶という意味で賭けてみるのも悪くない」
そんなわけで、前言を覆して、サイコロを振ってみるクローディア。
一回目は、6と言って、出目は5。
惜しいと言って、2回めも6と言ってみる。ただし、運だめしをして、予備の出目は5に設定。だけど、3で失敗。
3回めも6と言ってみる。運だめしはしない。出目は5。
結果的に、金貨3枚を失うだけだった。残り金貨は30枚。
晶華「賭博場を出ようとしたあなたは、入り口近くに『転移門』と書かれた戸口に気づきました。調べてみますか?」
クローディア「どこに飛ばされるか分からない危険は避けたいので、スルーします」
晶華(チッ。そこを調べると、下水道行きなのに避けられたか。でも、まだチャンスはある)
クローディア「ん? 何か言った、アキちゃん? わたしが調べないところは、攻略記事のためにロザリンちゃんが調べてね」
晶華「そ、それは……IFルートになると思うわ。私もこの転移門は調べたくないし」
クローディア「で、市場を見ます」
EJ「絶対にお勧めは、【弓矢】と銀の矢のセット(金貨5枚)ですぅ。これを買わないと、攻略できません」
クローディア「どうして?」
EJ「死霊相手には、銀の武器しか通用しないからですぅ」
クローディア「え? あなた、聖剣でしょう? 聖なる力で死霊にダメージを与えたりはできないの?」
EJ「そ、それは……聖剣といっても未熟なものでぇ」
009「これはD&D話だが、強力なアンデッドだと+2以上の魔法の武器でないとダメージを与えられないことがある。EJは+1なので、死霊相手だと力不足と言っても理屈は通るわけだ」
クローディア「ふ〜ん、聖剣にも格差ってものがあるのね。ジュニアが付くから、本来の聖剣エクスカリバーには及ばない、と」
晶華「そもそも、ソーサリーの本来のルールでは、カントパーニで買った剣は幅広の鋭い刃の剣というだけで、魔法の武器という説明はされていないのよね。精霊の宿った魔法の剣って設定は、あくまで当攻略記事の演出に過ぎなくて、死霊相手に剣は通じないという文章の記述があれば、そっちを優先する、と」
クローディア「とにかく、死霊対策に銀の武器が必要、と。だったら買うしかない」
さらに、バクランドの旅に備えて、金貨2枚の【火口箱】と、金貨3枚の【蛇の毒消し】を購入するクローディア。これで、残り金貨は20枚。
さらに保存食3つを買って、金貨9枚を支払い、残り金貨11枚になった。
クローディア「本格的に買い物をすると、すぐにお金が減っていくのよね。もう、一宿一飯しか余裕がないわ。ギャンブルで当てることができなくて残念」
死霊の潜む墓地
市場を出た後、地図にあるように小さな墓地のそばを通ることになる。
中央に霊廟の建物があり、その周囲には墓石が不規則に散らばっている。
霊廟の入り口には、「ここに眠るはシンヴァ卿ーーカーレ第5の貴人」とある。
クローディア「どうやら、このシンヴァ卿とやらが、北門開放の呪文を知っているようね。死霊を倒して、リーブラ様の威光でひれ伏させて、話を聞き出せって筋書きと見た」
晶華「では、霊廟の建物に向かうってことでいい?」
クローディア「そこから地下に降りないと、死霊と遭遇できないでしょ」
晶華「普通の人は、死霊と聞いてビビったりするものだけど」
クローディア「リーブラ様の聖勇者は、たかが死霊ごときに怯えない。この聖印の力で退治してみせる」
晶華「リーブラの加護は、エルヴィンの牢屋から脱出した際に使ってますので、今作ではもう使えないことをお忘れなく」
クローディア「だから、銀の矢を買ったんだし。備えあれば、嬉しいなとは某女神官さんの名セリフ♪」
晶華「じゃあ、霊廟入り口の扉の前には、黒く輝く円形のマークが見えるんだけど、その上を歩いて渡りますか? それとも飛び越えますか?」
クローディア「触れると呪われそうなので、飛び越えます」
晶華「チッ。運だめしして下さい」
クローディア「運点12だから、普通に成功だけど、チッて何?」
晶華「読者の方の気持ちを言葉にしただけよ。お姉ちゃんはみんなの期待を裏切ったんだから」
クローディア「読者さんのせいにしないでよ。わたしを下水道に落として、悲鳴をあげさせたいのは、アキちゃんの願望でしょ? わたしはその手に引っ掛からないんだから、そんなに読者さんのことを考えるなら、ロザリンちゃんが下水道探索をすればいい」
晶華「下水道を歩き回れば、香ばしさナンバーワンになれるわよ」
クローディア「その臭いは、香ばしさって表現しない。香ばしさは天然自然の体臭に宿るもので、汚物の臭いはスカンク熊の方向性なんだから」
晶華「まあ、いいわ。ここでは円形マークの対処(47)と、霊廟に入る際(317)の2ヶ所で魔法が使えるけど、私のロザリンもここを通る予定なので、呪文解説はその時でいいわね」
009「原則として、戦士編なのに魔法の解説をしているのは、ロザリンが通過しないルートを意識してのことだからな。あと、ヴィック関係に気をつけつつ」
クローディア「ここでは、ヴィックさんは登場しないのね。さすがに死霊相手にコネのある人ではなかった、と」
晶華「霊廟から中に入るときに、背負い袋からアイテムを出して準備できます。銀の矢以外に準備できるのは【黒い仮面】と【捕縛の鎖】だけど」
クローディア「どっちも持ってないので、慣れない弓矢を手に、警戒しながら霊廟に入った」
晶華「地上部分は空っぽで、奥に地下への階段があります」
クローディア「降りた。明かりは付けなくていいのかしら?」
晶華「今は昼間ですし、外から光が差し込むように明かり取りの隙間が設けられています。暗くて、じめじめしていて、死臭の漂う不気味な場所だけど、完全な真っ暗闇というわけではありません。とにかく、そこそこ大きな地下室の中央に石棺が置かれていて、その蓋は開かれていますね」
クローディア「死霊が出るのは分かっている。正々堂々姿を見せて、わたしに退治されなさい。聖勇者が呪いから解放してあげるわ」
晶華「それでは、部屋の奥の暗がりから、幽かな白い人影がスッと近づいて来るのが見えました」

クローディア「くらえ、リーブラの矢!」
晶華「いや、別にその矢にリーブラ様は何もしてないし」
クローディア「射ち手がリーブラ様の加護を宿しているんだから、わたしの射つ矢にも加護の力が宿るのよ」
晶華「では、サイコロ2個を振って、技術点以下を出して下さい」
クローディア「剣のボーナスは付かないので、技術点は素の11点。6ゾロ以外で命中。出目は6。当たったわ」
晶華「銀の矢は死霊に見事に刺さって、2点ダメージです。残り体力点は6です。矢は全部で10本ありましたが、1本使ったので残り9本ですね」
クローディア「数は十分足りている」
晶華「では、ここからの戦闘ですが、技術点9の死霊に対して、あなたは技術点11で回避して下さい。その回避が成功した場合だけ、技術点判定で矢の命中を決めて下さい。手順は回避と射撃のセットで通常戦闘よりも手が掛かります」
クローディア「剣での技術点14相当にはならないので、ダメージを受けるかもしれないけど、頑張るわ」
●1ラウンドめ:死霊20VSクローディア18。クローディアの負けで、残り体力17点。
●2ラウンドめ:死霊19VSクローディア15。クローディアの負けで、残り体力15点。
●3ラウンドめ:死霊12VSクローディア15。死霊の負けで、クローディアの射撃は命中。死霊の残り体力4点。矢の残り8本。
●4ラウンドめ:死霊18VSクローディア22。死霊の負けで、射撃も命中。死霊の残り体力2点。矢の残り7本。
●5ラウンドめ:死霊20VSクローディア21。射撃命中で、残り矢6本で、死霊を倒した。
クローディア「ふう。アキちゃんのダイス目が割と良いので、ドキドキしたけど、何とか4点ダメージだけで凌いだわ。何で出目9以上ばかり出すのよ」
晶華「お姉ちゃんも、後半は出目10とか11を出してたじゃない」
クローディア「攻撃ダイスは高い目を出さないといけないのに、射撃は低い目を出さないといけないから、結構、神経を使うのよね、これ。まあ、勝ったからいいけど」
晶華「食事をして、体力回復できるわよ」
クローディア「まだいい。それより、倒した死霊はどうなったの? 情報を聞くのが目的なのに、会話のタイミングがなかったし」
晶華「では、死霊の霊体はシュウシュウと音を立てながら、棺の方に帰って行きます。そして、棺の蓋がガタリとズレて、かすかに生気を取り戻したかのような年老いた男が起き上がってきます」
シンヴァ卿『死霊の呪いに囚われたわしを解放してくれたのは、誰かね?』
クローディア「女神リーブラの聖勇者クローディアです。あなたはシンヴァ卿?」
シンヴァ卿『いかにも。苦しみを終わらせてくれて感謝する。神とその使徒の救済を受けて、わしの魂も安らぎのままに逝くことができよう。何とお礼をしたらよいか』
クローディア「北門を開放する呪文をご存知ですか?」
シンヴァ卿『ああ、それなら。「ゴーレムの皮から1つの鍵よ」じゃ。それと、どうやらバクランドを旅したいなら、この言葉も役に立つかもしれんな。「眠れぬラムの眠りのために シャムと呼ばれる者を探せ」という詩文じゃよ。眠れぬラムが何者かは知らんが、呪われて眠れぬ夜を過ごした身には、安らぎを覚える言葉じゃ。そなたの旅にも苦難よりも、安らぎの多からんことを』
そう言うと、シンヴァ卿は再び棺に身を横たえ、安らかな眠りに就いた。
こうして、クローディアは呪われた貴人を不死の呪縛から解放し(運点が完全回復)、目的の呪文詩を手に入れた。残すところはただ一つ。
手がかりはおそらく、北にあるコーガ神殿(旧訳はクーガともクアガとも)。
カーレ脱出まで、あと2回を予定。
●死霊を呪縛から解放した聖勇者クローディア(9日めの昼間、カーレのパラグラフ16番。墓地の霊廟を出た後)
・技術点11(剣ボーナス+1、腕輪+2で合計14)
・体力点15/21
・運点13
・金貨11枚
・食料6食
・武器:上質の幅広の剣+1(精霊EJが宿っている)、普通の剣、銀の弓矢(残り6本)
・所持品:背負い袋、ボンバの実(食事による体力回復効果が倍増する)、ラグナーの剣術熟達の腕輪(攻撃力+2)、ブリムベリーの果汁(体力3点回復)、羊皮紙の巻き物、火口箱、蛇の毒消し
・触媒アイテム:にかわの入った小瓶、金縁の鏡、緑色のかつら
・特別アイテム:未完成の肖像画
・手がかり
VIKの呪文で、ヴィックを呼べる
北の門を開くには4行詩の合言葉が必要
4行詩の1つ「深く封じる2つの掛金」
4行詩の1つ「我は命ず、大きく開け」
4行詩の1つ「ゴーレムの皮から1つの鍵よ」
コーガ神像の頬に口づけしてはいけない
眠れぬラムの眠りのために シャムと呼ばれる者を探せ
(当記事 完)

