Shiny NOVA&晶華のNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妖精魔法ランク3と、深智魔法などの研鑽

さらなる研鑽タイム

 

晶華「前回のキャラ成長で、私のカシュミーラがフェアリーテイマー3レベルになったので、また7種類の魔法が使えるようになりました」

NOVA「俺もソーサラー2レベルになったので、真語魔法と、それから深智魔法の2レベルが使えるようになったな」

晶華「深智魔法は2.0のサプリメント『ウィザーズトゥーム』に収録された魔法で、2.5版にはまだ登場していないのよね」

NOVA「ああ。おそらくは来年の秋に出る魔法サプリで、正式に2.5でも実装されると思う」

晶華「来年の秋って根拠は?」

NOVA「2.0時代のサプリメント発売順を踏襲すると考えたから。2.0ではアイテム本の『アルケミスト・ワークス』、モンスター本の『バルバロステイルズ』、魔法本の『ウィザーズトゥーム』の順で、年に一度のペースで追加ルール本が出たという経緯がある」

晶華「なるほどね。そして2.5では去年の秋にアイテム本の『エピックトレジャリー』が出て、今年の秋はモンスター本の『モンストラスロアー』が出る予定だから、来年の秋にはアップグレードした魔法本が出るだろうと推測したわけだ。NOVAちゃんにしては、なかなか理にかなった推理ね」

NOVA「お前、俺を理不尽な男だと思ってないか?」

晶華「割と、理屈よりも情動に流されがちみたいだけど。思いついたら、後先考えずに飛び込むところとか」

NOVA「そんなことはない。後先考えて、リスクは少ない、十分達成可能なタスクだと判断してから行動するようにはしている。まあ、想定外の事態で予測が狂ったり、事実よりも願望に基づく推測で判断が狂ったり、事前にしっかり考えたスケジュールが実際に作業に移ると計算が狂ったりして、修正を余儀なくされるのもしょっちゅうだけどな」

晶華「つまり、NOVAちゃんはしょっちゅう狂っているわけね」

NOVA「クールに狂う、クルクルクルマジックパワーを使う。それが俺だ」

晶華「今のは、冷静なクールと、冷静じゃない狂うをかけたホットなギャグです」

NOVA「うん。ギャグを解説してくれる相方がいると、ホッとするな。この一年で、そういう環境に慣れたから、いざ相方を失うストーリーに接すると、非常に寂しいものを覚えるわけだ」

晶華「NOVAちゃんは、私がいなくなったら、アークワンに暴走したりする?」

NOVA「しねえよ」

晶華「そうか。NOVAちゃんの私への愛はその程度なのね」

NOVA「そういう時は、暴走せずに冷静になって、そして、どうすればお前を取り戻すことができるか、復活させることができるか、建設的に考えるようにする。さすがに、この年になって破壊の衝動で暴走するほど未熟じゃないつもりだ。

「結局、或人は最後までイズ依存症が治らないまま、イズに導かれるだけで夢を語っていただけの子供だったんだな、と考えるに至っている。まあ、だからこそ、ドラマとして最終試練に直面しているわけだがな。ラストで一人の男として内面の成長を果たすか、それとも結局はイズへの依存で話を締めくくるかは知らんが、人とヒューマギアの共存というテーマだと後者がハッピーエンドになるんだろうな」

晶華「ああ、そうか。或人さんはイズさんを自分で作ったわけじゃないけど、NOVAちゃんは私を自分の想いから生み出してくれたんだもんね。或人さんは創造者ではなくて、お祖父さんの造ったヒューマギアを受け継いで、その延長で育てただけ。創造者なら、壊れたものを創り直すこともできるから、また違った関係性になるのか」

NOVA「とは言え、或人はイズを育てることはして来たからな。創り直すのと、育て直すのとはまた違うと思うんだ。この辺の話は、ゼロワンの放送が終わったり、劇場版を見たりした後で、改めて考察してみたいが、何にせよゼロワンという番組は、マッスル太郎のきっかけになったり、お笑いとは何か、相方とは何かを改めて考えるきっかけになった大事な作品だよな、とは思っている」

晶華「とにかく、NOVAちゃんは私を創った人だから、私がいなくなっても創り直すことはできる、と考えるのね」

NOVA「あ、ただし、ゲームで育てたキャラのセーブデータが全部消えたら、もう一度、そのゲームを初めからプレイしたいか、それとも虚しくなってゲームそのものを終わりにしたいか、という選択なら或人の気持ちも分かるような気がする。それとアズの場合は、『もう、このゲームはクソゲーだから、悪評をばら撒いて、散々罵ってスカッとしましょ♪』と囁く悪意の象徴かもしれん。

「それこそ『大事に育てた秘書のデータが消えた。ヒューマギアのセカイシネ』の状態だからなあ。衝動が振り切れて、全部なかったことにしたいとか、不破さんの『ヒューマギアはぶっ潰す』って想いが或人に移って、それを止めるために不破さんがかつての或人の言葉を口にして、立場逆転、主人公の完全交代っていうドラマは見たい気がする」

 

ケイPマーク2『って、ソード・ワールドの魔法の話のはずなのに、情動的にゼロワンの話をしているのは、どこが理性的だッピか』

 

妖精魔法ランク3の話

 

晶華「それでは話を戻して、妖精魔法の話です。ええと、妖精魔法だけレベルじゃなくて、ランクって表記なのね」

NOVA「ソード・ワールドでは魔法使いのレベルと、使える魔法のレベルが基本的に対応しているけど、2.0の改訂版妖精魔法ルールでは『フェアリーテイマーのレベルと、使える属性ごとの魔法の格が一致しない』という形になったからな。

「例えば、『3レベルのフェアリーテイマーが、光3、炎2、風1という形で妖精と契約』していれば、従来の表記だと『3レベルの妖精使いで、3レベルの光魔法を使えるけど、炎魔法は2レベルまで、風魔法は1レベルまでしか使えない』という形になって、レベルという表現が分かりにくいと考えられた。そこで、妖精魔法に限り、呪文のレベルはランクと言い換えることになったわけだ」

晶華「2.5でも、その表記を受け継いでいるわけね」

NOVA「ああ。2.5の基本ルールでは、4種類の妖精とだけ契約できて、契約のランクは考えないようにしている。言い換えれば、契約した妖精に属する魔法は、レベル=ランクと同じ意味で使えるわけだ。だけど、あえてランクという言葉を残しているのは、『将来の拡張ルールへの備え』とルールブックIIの113ページに書かれてある」

 

晶華「それと、妖精魔法ランク3を使うには、ゲートとなる宝石もアップグレードしないといけないのね。最初は200ガメルで4点セットの宝石が買えたけど、ランク3の魔法を使うには宝石代が倍の400ガメルのものに買い替えないといけないなんて、お金の工面が悩ましいわ」

NOVA「格の低い宝石は半額で売れるので、差し引き300ガメルの追加投資が必要ってことだな。契約組み替え用にあと2つの宝石を用意しようと思えば、1つ100ガメルの宝石を買わないといけない」

晶華「だけど妖精郷だと、宝石がなくても妖精を呼び出せるので、追加投資は必要なくなる、と」

NOVA「それでも、あえて宝石のアップグレードを図るかどうかは、妖精使いプレイヤーのこだわり次第だな」

晶華「私には、そういうこだわりはないので、節約できるお金は節約しておきます。外の世界に出るようになれば、その時点で宝石をアップグレードすればいいんだし」

 

NOVA「じゃあ、ランク3魔法の解説を始めてくれ」

晶華「はい。ランク2では炎の【ファイアボルト】しか攻撃魔法が使えなかったけど、ランク3になって水・氷の【アイスボルト】、風の【ウィンドカッター】、土の【アースハンマー】が使えるようになりました。威力は全部同じ10だけど、氷と風が消費MPが1点多くて4、それに土は物理攻撃扱いになって相手の防護点でダメージを減らされる。だから、使い勝手は結局、【ファイアボルト】が一番いい、ということになるのよね」

NOVA「だけど、他の属性にも長所はあるだろう。風は射程距離が長い(他が10メートルなのに、これだけ30メートル)。土は必中で魔法抵抗によるダメージ半減が起こらない、つまり抵抗力の大きい相手かつ防護点が低いなら、物理ダメージの方が有効な局面もあるわけだ」

晶華「氷だけは特に長所が見当たらない感じね」

NOVA「まあな。炎の場合は、高レベルだと耐性持ちの敵が多くなるのが弱点といったところだが、そうでない限りは、攻撃魔法の基本は炎で、後は相手の弱点属性によって切り替える形で考えればいいんじゃないかな。ともあれ、妖精使いは3レベルになって初めて、属性攻撃を切り替える楽しみが得られるわけだ」

晶華「それって、セージによる相手の弱点看破が重要になるってことよね。私は先制判定を重視するので、魔物知識はNOVAちゃんに任せたわ」

NOVA「おお、当面はそういう役割分担で進めよう」

 

晶華「光魔法は回復呪文の【プライマリィヒーリング】を使えるようになって、戦闘中のダメージ回復が行いやすくなったわ」

NOVA「発動でピンゾロを出さない限り、固定で10点回復というのは安定感があるなあ。ただし、MP5消費なのが欠点と言えようか。プリーストの【キュア・ウーンズ】だと魔力6の場合、MP3で7〜13点回復で、出目7だと期待値9点になる計算だ」

晶華「NOVAちゃんの【アース・ヒール】だったら?」

NOVA「MP3使用で、魔力5だと5〜9点回復、期待値は7点といったところか。つまり、10点以上の大ダメージは、お前が回復して、細かいダメージは俺が回復するのが効率いいことになるが、それよりも先に相手を倒してしまう方が早いということも考えられる」

晶華「うん。今のところは敵もそれほど強くないみたいだしね。1〜2ラウンドで倒せる程度の敵なら、回復は戦闘後に考えても問題ない、と」

 

晶華「後は、基本、炎、闇の3つだけど、基本魔法3ランクの【ハンドルフェアリー】は妖精と戦うときに、回避と抵抗判定に+2できる魔法。ただし、自分自身にしか効果がないので、仲間の支援にはならない。それでも敵が妖精のときに最初に掛けておくと、自分が有利に立ち回れるということね」

NOVA「妖精使いは妖精のことをよく知っているので、相手の攻撃は見切りやすくなる、ということだな」

晶華「炎魔法の【フレア】は、閃光を発して敵集団を1ラウンド盲目にするというもの。盲目になった相手は、判定にマイナス4のペナルティーがあるので、強敵相手には有効な支援魔法になるかもしれないけど、魔法抵抗されると意味がないのよね」

NOVA「ついでに、範囲魔法ということは、敵集団だけでなく同じ乱戦状態にある味方にも影響してしまうんだな。だから、結構、使いにくい呪文というわけだ」

晶華「効果が1ラウンドだけというのも問題ね。最初のラウンドに後衛から掛けて、そこから乱戦に持ち込むにしても、すぐに効果が消えてしまうし」

NOVA「戦闘特技で《魔法拡大/時間》を覚えていれば、使い勝手が増すかもしれないが、そこまでして初手【フレア】にこだわるのも効率が悪そうだよな」

晶華「闇魔法の【デイズ】は、相手を放心状態にして回避判定を一度だけ失敗させる魔法ね。よほど回避力が高くて、攻撃魔法が無効の相手に物理攻撃を当てたいときは使うかもしれないけど」

NOVA「かなりの特殊ケースだな。そんな時は、味方の命中判定を高める支援魔法を掛ける方が確実だ」

晶華「だったら次は、NOVAちゃんの使える魔法の解説ね。ソーサラーとコンジャラー、それからウィザードの深智魔法の3種類をお願い」

 

真語・操霊・深智魔法の話

 

NOVA「その昔、フォーセリアでは古代語魔法(ハイ・エンシャント)を使いこなす魔法使いをソーサラーと呼んでいた。ロードスも、旧ソード・ワールドも、クリスタニアも、魔法使いの系統は大きく3種類に分かれる。古代語魔法を使うソーサラーと、精霊魔法を使うシャーマンと、神聖魔法を使うプリーストの3体系なんだが、ソード・ワールド2.0の新世界ラクシアを設定する際に、魔法の体系は新しく見直されることになったわけだ」

晶華「その結果、ソーサラーが二つの流派に分かれ、攻撃呪文や情報収集系の魔法を中心とする真語魔法と、支援補助呪文と生死、ゴーレム作成などの魔法を中心とする操霊魔法の2種類が登場。それぞれソーサラーとコンジャラーと呼ばれるようになったわけね」

NOVA「旧ソード・ワールドでは、ソーサラーって一番、経験点を使用する職業だったんだ。ファイターを1レベルにするのに1000経験点が必要だったのに対し、ソーサラーは倍の2000点を必要とする。しかし、2.0以降のルールではソーサラーの使える呪文の種類を半分にした結果、ファイターとソーサラーは同じ経験点テーブルAで成長できる。魔法使いだから成長が遅いということも今はなくなったわけだよ」

晶華「昔のソーサラーみたいなキャラを使いたければ、ソーサラー技能とコンジャラー技能の両方を習得すればいい、と」

NOVA「そして、旧ソード・ワールドに比べて、魔法戦士も格段に作りやすくなった。昔は鎧の制限の厳しい魔法使いは、戦士と兼業するのが厳しかったが、今はソーサラーやコンジャラーが金属鎧を装着することもできる」

晶華「それだけの筋力があれば、だけどね。一応、鎧を着ながら魔法を使うこともできる、と」

NOVA「行使判定にマイナス4のペナルティーを被るので、敵の抵抗を抜くことはまず不可能だけどな。逆に言えば、昔と違って鎧を着ているから魔法が一切使えない、ということはないわけだ。ましてや、ナイトメアという種族は種族特徴の[異貌]を使えば、そういうペナルティーを無効化できるので、魔法戦士に一番向いた種族ということになっている」

晶華「ナイトメアは、人族でありながら突然変異で穢れを帯びて生まれた鬼子みたいな種族よね。[異貌]を使うと青肌になって角が生えたりもする。そして、銀の武器に弱かったり、悪魔的な印象もある種族👿」

NOVA「ダークファンタジーの主役が務まりそうな設定だよな。まあ、ナイトメアじゃなくても、そもそも相手の抵抗を抜く必要のない魔法(味方の支援補助魔法)をメインで使うだけなら、普通の人間でも魔法戦士ができちゃうんだよな。剣を振り回しながらファイヤーボールを撃って敵を一気に殲滅させる重武装魔法戦士は難しくても(ナイトメアなら普通にできる)、武器をエンチャントして自己強化する魔法戦士ならファイター兼コンジャラーで簡単に作れるわけで、ソード・ワールドは職業の組み合わせで多彩なヴァリエーションのキャラを実現させた名システム。それをさらに拡張したのが2.0だと改めて主張しておくぜ」

 

晶華「で、世界観の基本レベルから話を膨らましてみたけれど、本題のウィザードの話はまだよね」

NOVA「ああ、ソーサラーとコンジャラーの両方を習得すると、特別なウィザードの称号が得られて、古代語魔術の達人みたいな位置づけになるのがラクシア世界。そして、ソーサラーもコンジャラーも毎レベル4つの呪文を使えるのだが、ウィザードはさらに深智魔法という奥義的な呪文を習得できて、それが毎レベル3つある。つまり、ウィザードは1レベルにつき11種類、今のサイバ☆リオンは2レベルのウィザードだから22種類の魔法を習得したことになる」

晶華「フェアリーテイマー3レベルのカシュミーラが7×3で21種類だから負けたわ」

NOVA「まあ、こちらは2系統の魔法を成長させているわけだからな。そんなわけで、ウィザードの魔法を研鑽するのは物量的に結構、大変なんだぜ」

晶華「だけど、その大変なことをやるのがNOVAちゃんのこだわりね」

NOVA「いやまあ、現D&Dのウィザードだったら、1レベル魔法だけで30種類もあるからなあ。それを研鑽することを考えれば、22種類なんてたかが知れている」

晶華「うわ、言い切っちゃったよ。それに付き合う私や読者の人の苦労を考えてみてよ」

NOVA「確かに、22種類の呪文をだらだら書き記すだけだと、読む方もうんざりするもんなあ。そういう時は、ポイントごとに分かりやすく分類するのが、解説役の力量ということになる。まずは、全てをリストアップすると、こんなところか」

 

★真語魔法(ソーサラーver2.5)

 

レベル1:【エネルギー・ボルト】【ブラント・ウェポン】【ライト】【ロック】

レベル2:【センス・マジック】【ディスペル・マジック】【ナップ】【バイタリティ】

 

★操霊魔法(コンジャラーver2.5)

 

レベル1:【エンチャント・ウェポン】【スパーク】【ダーク・ミスト】【プロテクション】

レベル2:【アース・ヒール】【カウンター・マジック】【コマンド・ドール】【ファナティシズム

 

★深智魔法(ウィザードver2.0)

 

レベル1:【ウィザード・サイン】【キャントリップ】【バランス・ウェポン】

レベル2:【タフパワー】【バッド・イメージ】【ロックオン】

 

晶華「職業別、レベル別に、呪文の名前だけリストアップしたわけね」

NOVA「次に、使う場面に応じて分類解説してみよう」

 

戦闘時に使う呪文

 

NOVA「先に、戦闘時に使う呪文の確認からだ。戦闘に際しては、とっさの判断を要するからな。じっくり考えている余裕はないわけで、そこを研鑽しない魔法使いは冒険者として生き残ることはできない」

晶華「確かに、戦闘中に自分に何ができるかを想定していない、考えのトロい魔法使いとは、一緒に冒険したくはないわね。部屋にこもって研究だけしていればいいと思うわ」

NOVA「で、最初にダメージ呪文なんだが、22種類もあるのに2つしかない。【エネルギー・ボルト】と【スパーク】だけだ」

晶華「じゃあ、とりあえず、それを使えばいいわけね」

NOVA「いや、それが効率悪いんだよ。まず、ソーサラー1レベルの【エネルギー・ボルト】は低レベル魔法使いの基本なんだが、MP効率が非常に悪くてな。MP5で威力10ってのがダメなんだ」

晶華「確かに、妖精魔法の【ファイアボルト】はMP3で威力10だものね」

NOVA「ダメージ呪文のMP効率は、フェアリーテイマーの方が上なんだな。あと、プリースト3レベルの【フォース】もMP4で威力10。そして、マギテックの【ソリッド・バレット】はMP1で威力20。つまり、単純に魔法ダメージを与えたいなら、マギテックの銃が一番優秀で、次に妖精使い。ソーサラーでダメージ呪文しか使わないと、MP不足に悩まされて仕方ない、ということになる」

晶華「意外にも、攻撃呪文の専門家ではなかったのね」

NOVA「なお、俺のサイバ☆リオンは、現在の魔力が5で、エネボだと6〜12点ダメージ、出目7だと8点ということになるが、実は弓を撃つ方がダメージは大きいんだ。7〜16点ダメージで、出目7だと12点だからな。相手の防護点が4以下だと、弓で攻撃する方が強いということだ」

晶華「じゃあ、どんな時にエネボを使うの?」

NOVA「ラスボスのHPが残り3とかで、抵抗されてダメージ半減でも確実にとどめをさせそうな時とか、すぐに宿に帰るからMPを浪費しても問題ない、むしろ1本の矢を節約したいと感じるような時とかだな」

晶華「だったら、もう一つの【スパーク】は?」

NOVA「そっちは、コンジャラー1レベルの魔法で、雷属性の範囲魔法だ。最も低レベルで使える集団攻撃魔法だけど、威力0なので弱いし、乱戦だと仲間を巻き込むし、MP6も使うし、それでもコンジャラーが最も派手に暴れられる魔法ということになるか。基本的にダメージ呪文が少ない職種なので。とりあえず、開戦一番の景気づけに撃っておく? って感じかな」

晶華「それでも、他に攻撃手段を持たない、独りぼっちのコンジャラーさんが、やむなく使うって局面はあるかも」

NOVA「あと1、2点のダメージで死ぬところまで削った敵が複数いた場合は、多少、味方を巻き込んで撃っても効率いいかもしれないな。とりわけ、その敵が特殊な攻撃を仕掛けてくるタイプの場合は。

「ともあれ、MP効率の悪いエネボと、扱いにくい範囲魔法のスパークという点で、低レベル時点でのソーサラーやコンジャラーがダメージ魔法を主体に戦うのはあまり望ましくない、ということになる」

晶華「ウィザードさんは、何かダメージ呪文を覚えたりしないの?」

NOVA「覚えない(断言)。少なくとも、深智魔法は強力なダメージ呪文というわけではなくて、トリッキーな幻術系の呪文と、真語・操霊の複合呪文が多い印象だ。派手な呪文ではなく、扱いに技巧を要するマニアックで通好みな魔法と言えよう」

 

晶華「で、回復呪文は【アース・ヒール】だったわね。それ以外で戦闘で使えるのは、支援系の補助呪文かしら」

NOVA「ああ、それらが非常に充実しているな。まずは、敵の物理ダメージを4下げる【ブラント・ウェポン】が強力で、大ダメージを与えるボスにこれが決まれば、楽な戦いができるだろう。もっとも、ボスは自分たちよりも高レベルなことが多いので、抵抗される可能性も高いんだが。

「一方、味方にかける呪文で支援魔法の代表が【エンチャント・ウェポン】。ダメージ+1だが、複数回攻撃のできるグラップラーや、物理攻撃のできる仲間の数が多いときは、それだけ1ラウンドに与えるダメージが増えることになるからな。

「そして、この二つの魔法を融合させたのが、深智魔法の【バランス・ウェポン】。つまり、相手の物理ダメージを4下げ、味方の物理ダメージを1上げる。しかも、ブラントもエンチャントもMP2なのに、融合させていてもMP2と変わらず。非常にMP効率がいいわけだ。欠点は、相手に抵抗されると、味方への支援効果も消滅してしまうことだな。相手の弱体化よりも、味方への追加ダメージの方を重んじる場合は、エンチャントの方が確実だろうが、ブラントを使うよりは、こちらの方がいいのは間違いない」

 

晶華「マッスル太郎さんのリプレイでは、中盤以降、精神抵抗力を上げる【カウンター・マジック】の習得にこだわっていたわね」

NOVA「精神抵抗力が低いのがルーンフォークの弱点だからな。対魔法や、対石化攻撃に抵抗するための命綱と判断したんだろう。

「コンジャラーが精神抵抗力を上げるなら、生命抵抗力を上げるのがソーサラーの【バイタリティ】で、その両方を同時に上げられるのがウィザードの【タフパワー】。これもそれぞれ非常に使い勝手のいい魔法だと考える。敵のレベルが上がって特殊攻撃をいろいろ仕掛けて来るようになると、仲間全員にまず【タフパワー】を掛けてから戦いに臨むべき局面がいずれ出てくるだろう」

 

NOVA「他に、戦闘時でも使いそうな魔法は、ソーサラーでは魔法消去の【ディスペル・マジック】と睡眠魔法の【ナップ】。後者は2.0時代は【スリープ】と呼ばれていたが、軽いうたた寝程度の効果に弱体化した。うつらうつらなので転倒はしなくなり、補助動作で起こせるようになったので、回復させやすくなった形。

「コンジャラーは充実していて、相手の回避力を2減らす範囲魔法の【ダーク・ミスト】や、味方の被ダメージを物理・魔法どちらも1点減らす【プロテクション】、そして命中+2と回避ー2の高揚化をもたらす【ファナティシズム】といった形で支援できる。ただし、【ダーク・ミスト】は1ラウンドしか続かないうえ、味方も巻き込むので、使いどころが難しい。一方、【ファナティシズム】は回避を必要としない重装甲キャラや後衛射手にかけると有効だ。この辺はできることが多いと、何が有用か考えておかないといけないが、長期戦になりそうなら、まず【プロテクション】。続いて、敵の回避が高いなら……とか、敵味方の能力を分析して一番役立つ支援の一手を考えるのが重要かな、と。

「しかし、ウィザードの【ロックオン】は俺には全く無意味だ」

晶華「どうして?」

NOVA「効果が、誤射しなくなることだからな。《ターゲッティング》の戦闘特技を習得しているのだから必要ない。せめて、味方に掛けてあげられるなら、カシュミーラに掛ける手もあるんだが、術者が狙う特定の相手に掛ける魔法だからな。マッスル太郎が暗視を持っているので、魔動機術の【フラッシュライト】を必要としないのと同様、ある能力を持っているために魔法で補う必要がないといった類だ」

晶華「つまり、NOVAちゃんに妄想を誘発する魔法を掛けても無意味なのと同じね。そんな魔法を掛けなくても、勝手に妄想を連発しているんだから」

NOVA「いや、妄想癖は特殊能力なのか、バッドステータスなのか、よく分からないんだが」

晶華「GURPSだと、不利な特徴でCPが稼げそうね」

NOVA「俺の悪口を言うために、わざわざGURPSをネタにするか、この娘は?」

 

戦闘以外の呪文

 

NOVA「ともあれ、ここまでで15種類の呪文の説明は終わったぞ。後は7つだけだ」

晶華「じゃあ、さっさと終わらせましょう。もう1万字も越えたので、飽きちゃった」

NOVA「では、ソーサラーだが、明かり魔法の【ライト】は便利だな。わずか1MPで3時間保つのがいい。日の沈んだ後の半日使っても4MPで済むから、これさえあれば松明なくていいだろうと思う。一方、鍵を掛ける魔法の【ロック】は、魔法の鍵じゃない上、接触魔法なので、使い勝手が分からない」

晶華「密室状態を作るのに役立つんじゃない?」

NOVA「ええと、部屋の外から中の鍵を閉めるのに使えるのかな、これ? とにかく、鍵を持っていなくても施錠できる魔法だとしかルールには書いてなくて、通常の手段で開けられるわけだ。でも、扉や窓に触れてさえいれば外から部屋内のロックができる、と解釈するなら密室が簡単に作れるな」

晶華「でも、魔法の使える世界だと、瞬間移動とかもできるなら密室にあまり意味はないのかもね」

NOVA「超能力的な特殊能力を描いた世界で、通常のミステリーのトリックを持ち出されても白ける、というケースだな。マグネシウムリボンを使って、人体発火が発生したような幻術を見せるとか」

晶華「何それ?」

NOVA「仮面ライダー剣の5話がYouTubeで配信されてな。まあ、寄り道になるので深くは踏み込まず、話を続けるぞ。魔力感知の【センス・マジック】は普通に有用だな」

晶華「確かに。ソーサラーさんはそれで終わって、コンジャラーさんは【コマンド・ドール】ぐらいかしら」

NOVA「人形やぬいぐるみに簡単な行動をさせるのは、特撮映画の撮影では非常に有用だな。演出担当のコンジャラーさんと撮影技師のマギテックさんが協力すれば、ラクシア世界でも特撮動画を製作することができると思うんだ」

晶華「でも、映像再生技術って魔動機文明の遺産だと思うので、一般市民のレベルまで流行させるのは難しいと思うの」

NOVA「特撮以外に考えるなら……人形にしか侵入できない小さな隙間から人形を送り出して、何かのアイテムを部屋に残して、人形を呼び戻すとか、ミステリーのトリックに使えそうな気がする」

晶華「あるいは、人形に時限爆弾をセットして侵入させるとか?」

NOVA「あまり、プレイヤーキャラにして欲しい行動じゃないな」

晶華「あとはウィザード魔法ね。魔法のサインを残す【ウィザード・サイン】と、ちょっとした幻覚を映し出す【キャントリップ】は実用性よりも、お遊び的な魔法って感じ」

NOVA「自作の小説の表紙に、【ウィザード・サイン】で作者名を記すのは魔法小説家のたしなみかもしれん。【キャントリップ】は手品師や舞台芸術で使えそうだな。そしてレベル2の【バッド・イメージ】だけど、どこかの場所にイヤな雰囲気を付与する魔法だ」

晶華「そんな魔法を何に使うの?」

NOVA「誰かの家の玄関口に掛けておくと、嫌がらせができる。あるいは、秘密を守りたい場所に掛けておくことで、人を遠ざけることができるかもしれない」

晶華「人払いの結界みたいなものかしら」

NOVA「まず、いやな雰囲気を出して警告する。それでも、好奇心に駆られた者が侵入してきたら仕掛けられたトラップの餌食になる。どちらかと言えば、プレイヤーが使うよりも、GMとしてどう使うかを考えがちになるなあ」

晶華「善良なプレイヤーとしては、グッドイメージの魔法があった方が嬉しいんだけどね」

(当記事 完)