WショーカとShiny NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

AFFの魔法追加ルール・概説(タイタン世界の魔法話4)

次回からソーサリー(魔法使い編)

 

晶華「そろそろ、『シャムタンティ丘陵』の魔法使い編をプレイしたいの」

NOVA「そうだな。じゃあ、AFFの魔法話も今回で終了だ」

翔花「前回は、プリースト・コンパニオンについて、いろいろ学びました」

晶華「妖術(ソーサリー)についても、一応は触れたけど、本番はやっぱりゲームブックのプレイで、いろいろ語るってことね」

ジュニア「AFFの魔法系統4つの違いをまとめると、以下のとおりですぅ」

  1. 魔術:魔術師(ウィザード)が扱う。魔法点+魔術ランクでの判定が必要。MP使用で呪文を唱える。習得呪文の数もMPと同じだけの呪文コスト分。魔法点が低いと、呪文をうまく使いこなせない。6ゾロで発動失敗すると、おおっと!表送り(大事故の可能性あり)。防具制限あり。
  2. まじない:まじない師(コンジャラー)が扱うが、副次魔法に分類されて、他の呪文系統と両立可能。小魔法とも呼ばれる。魔法点+まじないランク+6での判定が必要。+6ボーナスのおかげで、魔法点が最低の1点でも発動成功させやすい。成功させると、MPを消費しないので、気楽に使える。失敗すると、MP1点消費。6ゾロだと2点消費だが、おおっと!表は使わない。
  3. 妖術:妖術師(ソーサラー)が扱う。魔法点+妖術ランクでの判定が必要。体力点消費で呪文を唱える。呪文の一部は、触媒アイテムを必要とする。アイテムの使用条件を満たせば、48種類の妖術呪文を最初から習得している。ゲームブックと違って、プレイヤーはいつでも呪文書を読むことができるので、暗記の必要はないが、消費体力と使用アイテム、その効果と呪文名はある程度、覚えておかないと、プレイ中に円滑な運用はできないと思われ。自分がよく使う呪文や、使いたい呪文ぐらいはメモ用紙にリストアップしておくことを推奨する。6ゾロで発動失敗すると、おおっと!表送りなのは、魔術師と同じ。
  4. 神術:司祭(プリースト)が扱う。発動判定は必要ない。神術の使用回数は、習得した各々が1日1回という回数制限がある。運点を1点消費するか、タレント【祝福】の効果で、もう1回使用回数を増やせる。安定して扱える術系統だけど、新たな神術を獲得するのが、他の術よりも手が掛かる(サプリが必要で、消費経験点も多い)。プリースト・コンパニオンの使用で、一気に化ける。

 

NOVA「なお、原則として、まじない以外の術系統は両立できないが、選択ルールとして、魔法点12まで高めて、術の技能ランクを最大の6まで上昇させた達人キャラは、ディレクターの許可と物語中に特別な修行を経て、兼職できるというルールがある」

晶華「すると、魔術と妖術の両方を習得したキャラも作れる?」

NOVA「サンプルキャラの魔術師が条件を満たすには、最低でも810点の経験点が必要なので、ゲームブック6冊分のシナリオをクリアすればいい計算だな。27回ぐらいセッションを行えばいいので、毎週TRPGをできる環境なら、半年ぐらいで何とかなるか。さすがに、俺なら飽きて、別のシステムのRPGをしたくなる」

ジュニア「RPGそのものに飽きたりはしないんですねぇ」

NOVA「飽きるほどの回数はしてないと思うんだけどなあ。ソロプレイや、ブログでの攻略記事はさておくとして」

晶華「それを数に入れていいなら、ここでのTRPGカテゴリーの記事が250超えなので、経験点がすごいことになりそうね」

NOVA「ヒノキ姐さんほどじゃないよ。とにかく、魔術師と妖術師が組み合わさると魔道士(マグス)、魔術師と司祭が組み合わさると魔儀神官(ハイエロファント)、妖術師と司祭が組み合わさると妖術司祭(ソーサリー・プリースト……かな?)になれる。が、ルール上、3つの兼職はできない」

翔花「魔法使いと僧侶を組み合わせると、賢者もしくは大魔道士になったりはしないの?」

NOVA「そういう世界もあるが、AFFでは魔術師を極めると大魔導師(アーキメイジ)、司祭を極めると大僧正と呼ばれる。基本ルールブックでは一応、そういうことになっているが、その後のサプリメントでたぶん、このルールは追加データ群に上書きされたのでは? と思われ」

 

マジック・コンパニオンの話

 

晶華「で、プリースト・コンパニオンの倍のページを誇るマジック・コンパニオンなんだけど……」

NOVA「ああ。こいつの研鑽は、ウルトロピカルのダイアンナに引き継いでもらうつもりだ。お前にはこれからソーサリーの冒険に励む任務が待っているからな」

晶華「うん。正直、妖術の研鑽だけで頭いっぱいだし。ただ、マジック・コンパニオンにも、いろいろと追加ルールとか、面白い魔法の話とか書いているんでしょ? それが気になって」

NOVA「例えば、新しい妖術呪文4つとか?」

晶華「え? 妖術呪文が増えたりするの?」

NOVA「今までも増えてたぞ。『ブラックサンド』のサプリメントで登場した〈海の妖術〉16個とか、『バルサスの要塞』のシナリオで登場した〈黒妖術〉21個とか、妖術呪文の別系統が追加されている。詳細は省くが、『ソーサリー』の標準的な妖術は〈アナランド妖術〉という呼称が改めて付けられて、妖術体系の基本ではあるが、同じ原理で異なる発展を遂げたアレンジ版があるってことだ。マジ・コンに収録された4つだけでも挙げておくと……」

 

  • TAX(2):金貨1枚を触媒にして消費すると、目の前の相手の財産状況がある程度、分かる。無一文か、貧乏か、ささやかか、裕福か、富裕か、大富豪かの6段階で評価される。
  • NAB(3):ゴムのような弾力性のあるかけらを使うことで(再利用可)、手足を最大10メートルまで伸ばせる。
  • QIK(3):ウサギのしっぽを使うことで(再利用可)、通常の3倍の速度で走ることができる。
  • RAT(3):死んだネズミを使うことで、小動物の群れを召喚し、相手を混乱状態に陥れる。

 

晶華「NABとかQIKが面白そうね」

NOVA「さて、マジック・コンパニオンには他にも面白い追加ルールやデータがたくさんあるんだが、一番の柱は9つの新たな魔法系統だな」

晶華「9つもあるの? 基本ルールの4つだけでも、お腹いっぱいなのに……」

NOVA「AFFは、この15年(日本語翻訳では2018年からの8年ほど)の間に、24種類の魔法系統に膨らんだ(神術関連を除く。それを含めると28種類になる)。NPC用の系統も多いが、これだけ多数の魔法系統が備わったTRPGも稀だと思うな」

晶華「細かい説明は、アナちゃんに任せて、ここでは名前だけを紹介して」

 

  • 獣操術:獣を操る魔術系統。『サソリ沼の迷路』の主(あるじ)たちの魔法を再現。植物用に派生した[緑操術]も存在する。
  • 刻印魔術:ルーン文字を装備品やアイテムに刻んで、魔法の効果を与える[付与魔術]の系譜。元はドワーフ由来。
  • 原初魔術:古代アトランティス時代の秘術。
  • 樹霊術:ドルイドに似ているが、植物専門の魔法使い。[緑操術]が植物を支配する術なのに対し、こちらは植物に仕えることを旨とする。元はエルフ由来。
  • 幻術:幻影中心の魔術系統。ノーム族や、『魂を盗むもの』のモルドラネスなど、幻術の専門家はタイタン世界で、しばしば登場する。
  • 予見術:予見によってランダムに与えられる呪文(魔術や妖術)を扱う魔法使い(プリースト・コンパニオンにおける隠者に近い)。毎日、ランダム呪文表を振って、その日に使える呪文を決めることになる。
  • 念術:いわゆるサイオニクス系の超能力。元はAFFのSF系サプリメント(未訳)に掲載されたものをファンタジー世界にアレンジ。古代種族のブレイン・スレイヤー(D&Dのマインドフレアーの名称違い)などが扱う術系統。本作で最も多くのページを割いて解説されている目玉系統とも言える。基本となる「学究派念術」、邪悪な「暗黒念術」、自分の肉体能力を強化する「肉体錬成念術」、制御困難な破壊のパワーである「野生念術」が紹介されている。
  • 迅魔術:別名ウォーロック魔術とも呼ばれ、魔法大戦以前のケイベシュ帝国で発達した戦闘用の秘術。戦迅と呼ばれる呪文は、戦闘が開始される直前にあらかじめコストなしで発動できるという利点がある。ガンドバッドのロタール王子もこの呪文の使い手として知られている。一方、アランシアのザゴールや、ザンバー・ボーンがウォーロックと呼称されることもあるが、この系統の魔術を習得しているのか、ただの「強大な魔術師」への敬称なのかは定かではない。
  • 魔女術:学問とは異なる辺境荒野の魔女が独自に発展させたとされる古い術系統。形式的な呪文とは異なり、魔力そのものを操作して、以下の3つの現象を発生させる。「命の付与」「騒霊」「呪い」。ドリーの魔女や、シャムタンティのアリアンナはこの系統の魔女である一方、ミニマイトを追い払ったガザ・ムーンは少し系譜が違うと思われ。彼女は呪文書を扱う類の魔法使いで、学のあるところを見せている。〈アナランド妖術〉とも異なる魔法の使い手だが、彼女の魔法は強力で、ミニマイトの霊気すら突破するほどの性能を持っているのだ。いずれにせよ、魔女の使う魔法は体系化されていないので(雪の魔女シャリーラのケースもあるし)、今後のさらなる研究が待たれる。

 

晶華「『ガンドバッドのロタール王子』の名前が、呪文の解説に出てくるとは思わなかったわ」

NOVA「俺から見ると、『サソリ沼の迷路』の主(あるじ)たちの扱う魔法の系統がルール化されていることに感じ入った。これさえあれば、〈ワニの主〉や〈ヒョウの主〉、〈キツネの主〉なんてのも作れる」

翔花「だったら〈タヌキの主〉は?」

NOVA「……それは無理。『獣操術用のサンプル動物表』があって、72種類の動物の能力が掲載されているんだが、その中にタヌキはいないんだ。自作しないと、〈タヌキの主〉にはなれない」

晶華「とにかく、AFFはタイタン世界のゲームブックで登場した、様々な魔法体系をまとめ上げようとしているわけね」

NOVA「作品ごとに異なるルールの魔法があったりするのを、異なる文化背景で用いられた地元の魔法という形で、その背景事情まで解説しているのだから、実際にTRPGでプレイしなくても、FFゲームブックの背景設定として普通に楽しめる。しかも、『王子の対決』なんて元々はタイタン世界の話なのか曖昧な作品を、きちんとクール世界の過去の物語として組み込んでいるわけで。気になるのは、『聖都ガンドバッドには、今なおこの系統の教えが受け継がれています』という記述だ」

晶華「今も、残っているの? ガンドバッドは……」

NOVA「少なくとも、『タイタン』所収のクール大陸の地図には載ってなかったんだが、『超モンスター事典』所収の地図には、クール大陸北東部にガンドバッドの名が地域名として掲載された。ただ、街の名前はカラガールしか残っていなくて、聖都ガンドバッドという呼称も今回、初めて知った」

翔花「それは、きっとカーカバードにクローディアが建国したのよ。女神リーブラ様を奉じた聖都ガンドバッドとして」

NOVA「いや、それはここで勝手に言っているだけで、絶対に公式設定にはならないだろう」

晶華「まあ、『王子の対決』も設定としては、黒歴史にならずに、きちんとタイタン世界に組み込まれているのはいいことね」

NOVA「……あとはゲームの公式設定を参考にしながら、遊び手が独自のタイタンの物語を辻褄合わせしたりもしながら、楽しむのみだな」

 

これまでのサプリメントの追加魔法

 

NOVA「さて、『マジック・コンパニオン』の13ページには、これまでのサプリメントに載った魔法系統のリストもあって、重宝するわけだな。参考までに、ここでも挙げておこう」

★既存サプリメントのAFF追加魔法系統

 

  • 仮面魔術:ヒーローコンパニオン所収の副次魔法(他の呪文系統と掛け持ち習得可能)。『雪の魔女の洞窟』の癒し手ペン・ティ・コーラが有名な使い手。
  • 招霊術:ヒーローコンパニオン所収の副次魔法。精霊などの召喚魔法と、ゴーレム作成の系統。
  • 死霊術:ヒーローコンパニオン所収の主要魔法。邪悪なキャラ用。
  • 刺青魔術:ヒーローコンパニオン所収の副次魔法。『盗賊都市』の入れ墨師ジミー・クイックティントが有名な使い手。
  • 戦魔法:ヒーローコンパニオン所収の副次魔法。戦争で用いられる上級魔法という扱い。
  • 付与魔術:ヒーローコンパニオン所収の副次魔法。マジックアイテムの作成の系統。
  • 混沌魔法:ヒーローコンパニオン所収の主要魔法。邪悪なキャラ用。制御困難でリスクが大きい。
  • 海の妖術:ポート・ブラックサンド所収の主要魔法。
  • 戦闘魔術:コンバットコンパニオン所収の主要魔法。魔法戦士にとって便利な自己強化中心の魔法体系。
  • 黒妖術:シナリオ『バルサスの要塞』所収の主要魔法。

 

※マジック・コンパニオン未掲載の魔法系統

  • 悪魔術:破滅のデーモン所収の悪魔使い用の魔法。
  • 魔妖術(デミ・ソーサリー):エンサイクロぺディア・オブ・アルカナ(1集)に所収の魔法。魔術と妖術の中間で、ゲームブックバルサスの要塞』のバルサスや、主人公が使う呪文を補完した内容。

 

NOVA「以上、とても多様性に満ちた魔法体系を持つAFFだが、今後、登場しそうな魔法系統が、マジック・コンパニオンの第1章『魔法の歴史』に掲載されていて、改めて読み返すと面白い。ええと、この文章は、名高い“月を追う者”ヴァーミスラックスの講義という形式で語られているわけだが……」

晶華「ヴァーミスラックスさんって、確かヤズトロモさんやニカデマスさんのお師匠さまよね」

NOVA「俺のプレイした『サラモニスの秘密』の主人公ディートンの師匠になる予定の人でもある。すなわち、俺のゲーム上の師匠とも見なせるわけだな。そのヴァーミスラックス師匠の話によると、魔導工学(テクノマンシー)という体系も存在しているとか、ザラダン・マーの『モンスター誕生』で有名なマランハとか、吟遊詩歌と呼ばれる術体系があるとか、今後のサプリメントのネタが示されている」

晶華「やっぱり、吟遊詩人の術体系は存在していたみたいね」

NOVA「そんなわけで、『マジカル・コンパニオン』に刺激された魔法研鑽も、当ブログではこの記事で終了。次回から、『シャムタンティ丘陵』の魔法使い編がスタートだ」

 

裏ソーサリーの予告

 

晶華「うん。今回の魔法研鑽を踏まえて、いろいろ設定を考えたことがあるの。お姉ちゃんのクローディアの戦士編を『表のソーサリー』とするなら、私のロザリンちゃんの魔法使い編は『裏ソーサリー』というべきものになるわ」

翔花「裏ソーサリー? 何それ?」

晶華「それは次回のお楽しみにってことで。あと、ディレクター役は『裏ソーサリーの初期設定に合わせてもらうために、NOVAちゃんに務めてもらう』から。この仕掛けは、ソーサリーを最後までプレイした人じゃないと、うまく対応できないと思うから。パラグラフ1番に至る前の過去の物語を、NOVAちゃんにマスタリングしてもらうわ」

NOVA「何を企んでいるか分からないが、お前のやりたい通りの設定で、アドリブ的にマスタリングすればいいんだな。しかし、一応ヒントぐらいくれ」

晶華「それは……時空を越える究極魔法ZEDよ。物語は、いきなりマンパン砦から始まるの」

NOVA「……もしかして、パラグラフ438番で、ダイス目10を出したとか?」

晶華「何で分かるのよ」

NOVA「昔の記憶を元に、ざっと該当パラグラフを探してみた。なるほどな。そういうことなら、一度、ソーサリーを解いたお前がその記憶を元に、プレイを最初から始めても辻褄が合うわけだ」

晶華「仕掛けは他にもあるんだけどね。とにかく、時空を越えた裏ソーサリーということで、面白い冒険譚をプレイしてみせるわ」

ジュニア「では、EJとして、お供しますぅ」

晶華「いいえ。EJは姉のクローディアの剣。妹のロザリンは、EJの別の相、カレードウルフを持つの。これも有名ゲームブックが元ネタってことで」

NOVA「というか、カレードウルフがエクスカリバーの別名ってのは、後から知って感心したんだぞ。この『ネバーランドのリンゴ』もアーサー王つながりの世界観で、妖精の国ネバーランドは外の世界ではアバロンと呼ばれているとか、独特のおとぎ話風ファンタジーの雰囲気がいい作品だった」

ジュニア「何だかよく分からないですが、EJの分身のカレードウルフと名乗ればいいのですねぇ」

晶華「私のプレイでは、そうするってことで、次回から魔法使いロザリンの裏ソーサリーをお送りします」

(当記事 完)