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原案が円谷英二と金城哲夫。あのウルトラマンの前企画*1を焼き直した作品ということで、地上波で見られるのを待ち望んでいました。
元々、「WoO」の企画は、「不定形の宇宙生物WoOが人間と交流し、怪獣と戦う作品」だそうで、今回の「生物彗星」でも「WoO」はいろいろな形に変わります。そして、怪獣と戦う際には、巨大ヒーロー・アイ吉(あいきち)になるとか。
WoOと交流するのが、女子中学生の神代アイ。「アイ吉」ってのは、彼女の憧れの先輩が彼女にプレゼントしたオリジナルヒーロー人形の名前。この先輩、特撮映画作りの夢を持っているそうな。
WoOのデザインは、不定形だとイメージしにくいので、基本モチーフを「勾玉(まがたま)」だの「オタマジャクシ」だの「ウーパールーパー」だの「クラゲ」だの、いろいろ悩んだ挙句まとまらず、最終的に「ガヴァドンA」ということで定まった、とのこと*2。ウルトラマンファンが思わず、ニヤリとしてしまう逸話です*3。
第1話は、仕事で忙しい母親に反抗し、サッカー部の友人からは「チームワークを乱す」という理由で孤立していたアイちゃんが、彗星に乗ってやって来たWoOと遭遇、可愛がる話。
でも、彼女の通う学校で怪獣出現。マンモスフラワーみたいな触手で生徒たちを次々襲って捕食……それまで、ほのぼのなジュブナイルSFチックな雰囲気だったのに、思わぬスプラッター描写でちょっとビックリ。
助けを求める友人を救うことができず、愕然とするアイに迫る触手……というところで、つづく。
この作品、1話完結ではなくて、連続ドラマですね。この後は、WoOを守るアイの逃避行になっていくそうな。巨大ヒーロー物というよりは、NHKの「少年ドラマシリーズ」のような雰囲気にも思えたり。