５話にして、事件解決。ようやく、ヒーロー物としての型が見えた回で、素直に楽しめました。
ヤクザの用心棒に雇われて大金もらった獅子丸ちゃんは、本業のホストを辞めることに。
けれども、豪山組との抗争の最中に、サオリ＆コスＫが人身売買されそうになっていることを知って、混乱状態に。
もう、頭の中が悩乱モードに突入した挙句、ヒーローの血が目覚めたのか、単にキレちゃったのか、ライオン丸に変身して、ヤクザ撃退。
ついでに、現場に駆けつけたタイガージョーとも戦うが、激戦の末に敗北。変身解除した獅子丸ちゃんを、「まだ弱い」と見逃す錠之介。
負けた獅子丸ちゃんは、ホスト稼業に戻りつつ、タイガージョーに敗れた悔しさをかみ締めるのでした。
ぼくは、あの人に勝ちたい！
脚本家さん、思いっきりアムロ君を意識しておりますな。
サオリちゃんにビンタされて、「父さんにもぶたれたことないのに」なんてセリフもあったし。
パロディなのは間違いないんだけど、ここまでメジャー作品のメジャーセリフを元ネタにすれば、単に「芸がない」ようでもある。
今週の「キンサチ変化」
万能武器キンサチ、今回は２種類に変形。
まずは、対ヤクザ軍団戦で、丸楯（ラウンドシールド）に変形。周囲からの攻撃を受け流して、体術で反撃するアクションを堪能できました。
次に、タイガージョー戦。鎖鎌に変形。相手の「ギンサチ」を一時は絡め取ったりして、「おお、強くなってるじゃん」とまで思わせました。結局、負けたけど、それでも、予想をはるかに越えた名勝負でした。
いや、予想のレベルが、かなり低かったのは事実ですが。……というより、戦いが始まったところで、次回につづく、って「平成ライダー的展開」を想定していたけど……。きちんと決着がついたことで、ちょっとだけ評価上昇。
今週の「ジュニア様」
小学生ルックになってみたものの、自分でも気に入っていない様子。
確かに、ダメですね、それじゃ。
すでに、その格好で街中を出歩いた猛者がいるわけですから、
二番煎じで、しかも部屋から出ないんじゃ、「コスプレにおいて、頂点に立つこと」はできません。もっと精進しましょう ＞ジュニア様。
次週は……よく分からん。
変な夜間学校の教師による次回予告は、まったくもって、意味不明。
オザキの「オ」は……って叫び倒す授業も、まったくもって、意味不明。
何かの芸なんだろうけど、中身のない授業にキレちゃったコスＫ嬢の気持ちは、よく分かる。
で、次回がどんな話になるかは分からないので、先週の自分の記述にツッコミを入れておきます。
「どうせ」という、あきらめた言葉を撤回します。
肩透かしどころか、ああいう戦いなら大歓迎です。
獅子丸ちゃんの心境が、どう描写されるのかを見てみたいッス。怒るか、悲しむか、嘆くか、今の自分には想像つかないッス。
怒りはなかったと思うけど、
「サオリちゃんに軽蔑された悲しみ」と、
「いい人と信じていた連中が悪党だったと知って、裏切られた嘆き」と、
その他、言葉にしにくい叫ぶような想いが渦を巻いて、混沌の中で覚醒するような、あのシーンは上出来。
