White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

幻のタイムジャッカー話

和平会談?

 

NOVA「よう、お前たち。久しぶりだな。元気してたか?」

スピードA「何を朗らかに、親しげに話しかけてんだよ、てめえは?」

ダイアナJ「あたしたちは、あなたの敵だってことをお忘れでないかしら」

クラブK「それを、のこのこ自らの拠点に引き入れるとは。これも妄魔時王としての余裕か、それとも単に後先考えない愚か者ゆえか。俺には読めん」

NOVA「ああ、先に宣言しておく。お前たちの一人称を確認したところ、ダイアナだけが『あたし』で区別しやすいけど、他の3人は全員、『俺』なんだわ。これじゃ、書いていて紛らわしいので、読者A、お前は『オレ』表記な。それと、蟹キングの旦那は『吾輩』に切り替える」

スピードA「て、てめえ、何で他人の一人称まで勝手に決めつけてんだ!」

NOVA「それは、俺が作者だからだ。お前たちの生殺与奪の権も俺が握っている、ということで」

ダイアナJ「ふ〜ん、今回はメタ発言全開で行くんだ。あたしたちは、あなたの掌の上で踊らされているってわけね」

クラブK「このような暴挙、吾輩は認めん。何しろ、妄魔時王の圧制に立ち向かうために戦ってきたのが、このクラブキングだからな」

スピードA「そうとも。オレたちの女王にしてアイドル、翔花ちゃんのハートをゲットすることが、タイムジャッカー電撃隊の使命。あんたのお宝、頂いていくぜ」

NOVA「もう、それ古いから。快盗も、タイムジャッカーも、もう旬は過ぎたんだ。オワコンとまでは言わないが、いつまでもそのネタで引っ張るのもつまらんしな。まあ、リバイバル自体は歓迎するが、お前たちの賞味期限はそろそろ尽きようとしているわけで」

ダイアナJ「それって、あなたがあたしたちのエピソードを書くのを怠って、半年以上放置したからじゃない」

NOVA「そうだな。それについては、作者として不遇な扱いをしたキャラには謝らねばなるまい。せっかくバトルエピソードの敵として設定したキャラを、賞味期限切れという理由でフェードアウトさせなければならない事情を暴露し、今後の展望をどうするか、お前たちと差しで話そうというのが、この記事の目的だ」

スピードA「そんなことはどうでもいい。翔花ちゃんをよこせ。そうすれば、オレは黙ってフェードアウトしてやる」

NOVA「翔花は今ここにいない。1号はまだ屋久島から帰って来ていないし、2号の晶華はロードス島の件で、絶賛家出中だからな」

スピードA「家出だと!?  だったら、このオレのところに来ればいい。オレも家はない風来坊暮らしだが、心配するな。愛さえあれば、どんな苦難も乗り越えられる」

NOVA「黙れ、ストーカー。お前に翔花は絶対にやらん、1号も2号もな」

スピードA「だったら父親のてめえを倒して、奪ってやる。それが海賊の流儀ってものだろう」

NOVA「いつから海賊になったんだ。快盗団じゃなかったのかよ」

クラブK「まあ、吾輩はカニからして、海賊を名乗っても許されると思うがな。それよりも、未来の妄魔時王よ。話し合いと言ったが、何を話す必要がある?  敵同士なら戦って決着をつければいいであろう。吾が目的は、妄魔時王の打倒と、そのための力の獲得、すなわち無敵の鎧であるドゴランアーマーことケイPの確保なり。クイーンはいなくとも、ケイPはここにいるのであろう。差し出してもらおう」

NOVA「エースは翔花狙いで、キングはケイP狙いって設定だったよな。ジャック、お前はどうなんだ?」

ダイアナJ「ダイアナと呼んで。あたしは別に執着しているわけじゃないのよね。本音を言えば、クイーンのいない今の三人体制の方が好み。だって、あたしが紅一点でいられるから。むしろ、クイーンが完全にいなくなった方が、エースちゃんがあたしのことをもっと見てくれるかなって思ってる。あたしはエースちゃんのためなら何でもしたいと思っているから、エースちゃんがクイーンを求めているなら、仕方ないわねって手を貸してあげているけれど、クイーンなんて女は好きじゃない。死んでくれた方が都合がいいぐらい」

NOVA「つまり、ダイアナ→エース→翔花という一方通行の愛で話がややこしくなっているんだな。おい、エース。お前、もっとダイアナの好意に気付いてやって、優しく接してやれよ」

エース「何を言ってるんだ。こいつは男、オレはジャックに仲間としての友情を感じているが、愛情を感じているわけじゃない。しかも、翔花ちゃんが死んで欲しいだと?  まさか、そんなことを考えていたとは!  絶対に許さん!」

NOVA「……という、ややこしい人間関係、背景事情でバトルストーリーを描こうとしていたんだよな。バトルプロットもしっかり構築して、今年の春にはタイムジャッカー編を完結させようと考えていたわけだ。だけど、諸事情で書けなくなったので、その事情とボツプロットの公開をしようってのが、当記事の目的だ」

 

TJよもやま話 

 

NOVA「まずは、時系列を追って話をしよう。読者A、お前が初めて記事に登場した時の話だ。 それは昨年の5月13日のこと。最初のセリフを覚えているか?」

読者A「ピプペポパニック!」

NOVA「そう。お前は登場したときから、ノリのいいメタ発言連発のモブキャラで、翔花のファンクラブ会員ナンバー2、卑屈な下僕アストと名付けられたりもしたんだったな」

読者A→エース「……あの時のオレは幸せだった。ただの読者から、突然、推しのアイドルに舞台に上げていただき、アスト(明日斗)って名前まで授けられて、当ブログのレギュラーキャラとして活躍を期待されていたんだ。しかし、そんなただのアイドルオタクな一読者に過ぎないこのオレが、どうしてこうなった?」

NOVA「あれは忘れもしない、去年の8月5日。夏の忙しい時期の疲れた頭で、翔花(1号)とソード・ワールドの記事を書いていた際に、何だかしつこく舞台裏で俺と娘(翔花2号)に絡んできたから、うっとうしくなって思わず未来に飛ばしてしまったんだよな。正直やり過ぎたと思って反省している。まあ、その後、翔花2号こと現・晶華もヒノキ姐さんに未来送りにされてしまい、因果応報になってしまったわけだが。念のため、そういうプロットはネタ帳には書いてなくて、何だか思いつきのままに筆がノッてしまったとしか言いようがない」

ダイアナ「筆がノッた=後先考えずに適当に書いてみたってことね」

NOVA「細かい辻褄合わせは後から考えるってことだな。ともあれ、当時は8月だから、仮面ライダージオウの放送前。ビルドとメガネンジャーのブログ内コラボで、自分としては面白い記事が書けたと思った俺は調子に乗って、続くジオウとも絡められるネタを仕込もうと考えてみた。そこで出てきたキーワードがタイムジャッカーだ。ジャッカーというネーミングから、未来世界で悪の組織に改造された4人のサイボーグが現代世界に現れて……というイメージで、当ブログ版のタイムジャッカー設定の原型は生まれた。もちろん、ジオウの物語の中での描写と、うまくリンクできればいいと期待してな」

エース「そのためにオレを未来に送ったというのか?  おかげで、オレはビルドの最終回をリアルタイムで見ることができなかったんだぞ!  この恨み、一生忘れん」

NOVA「いや、別に改造するために未来に送ったんじゃなくて、先にたまたま偶然、未来に送ってしまった結果、あ、これってタイムジャッカー設定と絡められそう、と思いついたわけなんだ。そして、先に改造されて帰って来たのは、悪堕ちした娘のアナザーショーカだったという衝撃展開に」

キング「娘を吸血鬼に改造して悦に入っている父親設定の作者。正に妄魔時王としか言いようがない」

NOVA「まあ、俺は正義のヒーローも好きだが、悪堕ちヒロインも好きだからな。もちろん、敵だったキャラがバトルを重ねて、味方になる展開も好きだし、要は仮面ライダーデビルマンみたいな悪の組織の裏切り者が哀しみを乗り越えて、正義のために戦うって展開が大好物なんだよ」

エース「つまり、てめえの想定では、『悪の組織に改造された悲劇の戦士であるタイムジャッカー電撃隊が、戦いの末にWhite NOVAと和解し、心強い仲間となって次なる悪と共闘する』って方向性ができていたってことかよ?」

NOVA「そうだな。そして夏の終わりには、アナザーショーカの封印と晶華への改名なんかを書いていたら、その後、ブログの引っ越しとか、台風21号の襲来による停電騒動を経て、新世界への移行エピソードに入る。次に話が大きく展開するのがハロウィンの頃だ。ここからタイムジャッカー編と称するエピソードが始まった」

キング「こちらの屋久島編とも連動したブログ間クロスオーバー企画だな。吾輩とダイアナも、この時にデビューした」

NOVA「そう。俺が晶華の精神世界で、バットクイーンのアナザーショーカ人格との分離儀式を行なっている一方で、屋久島への旅に出発した翔花1号をタイムジャッカーが襲撃するというエピソードだったな。だけど、タイムジャッカー電撃隊のリーダーであるエースは登場せずに、謎の4人めとして大物感を演出しようと思っていた」

ダイアナ「だけど、実際は重傷を負って、登場できなかったのよね」

NOVA「??? どういうことだ?」

ダイアナ「あれは、クイーンとあなたたちが次元嵐に巻き込まれた時のこと。エースちゃんはクイーンを助けるために、タイムマシンで次元嵐への突入を敢行して、マシンは大破、自身は重傷を負って、しばらく養生を余儀なくされるという裏話があってね」

NOVA「ああ、そういう話を書いた気がするな。正月頃に旧ブログで、『タイムジャッカーVS時空魔術師!?』ってタイトルの記事を書いたはずだが、先日見に行ったら、旧ブログが抹消されて、『花粉症ガール 翔花伝』に完全統合されていた。それはいいんだが、今年になって旧ブログに書いたタイムジャッカー記事2編までは記事移行がなされず消滅したことになる」

エース「何だと!?  オレたちの活躍した話が歴史から抹消されたというのか?」

NOVA「活躍?  したか?  ヒノキ姐さんの仕切っていたコンパーニュの塔が新ブログに移行したので、放置された旧コンパーニュの塔にお前たちが勝手に住み着いて、世の中の迷惑になっていたので、俺たちが赴いて理を尽くして退去してもらっただけの話だったと思うが。そこに至る経緯は、この記事になるが、続きが読めなくなってしまった」

キング「記事のログは保存していないのか?」

NOVA「う〜ん、お盆休み辺りに、こちらに再録しようかと思っていたのだが、その前に旧ブログが抹消されてしまったので(7月下旬のことらしい)、どうフォローしようかな、と困惑した挙句の結論は……まあ、いいか、となった次第」

エース「まあ、いいか、じゃねえだろうが。タイムジャッカーのオレがデビューした貴重な回だぞ」

NOVA「そうだな。確か、うちの翔花のイラストを描いてくれて、しかもヒノキ姐さんやコンパーニュ絡みの設定を提案してくれた絵師の人が冬コミに行ったので、お前たちが拉致しようと目論んだものの、肝心の相手の顔を知らなかったので果たせなかったそうじゃないか」

エース「いや。顔など知らなくても、花粉症ガールの同人誌を探せば、当然、見つけられるはずだろう?」

NOVA「花粉症ガールに同人誌なんてねえ。少なくとも、俺の知る限りはな」

エース「何でないんだよ!?  いや、なければ作れよ。作者のあんたがコミケに出展すれば、オレが買う。それでこそWinWinじゃねえか」

NOVA「あのな。コミケシーズン前は、俺も仕事が忙しくて、それどころじゃないんだよ。そんなに同人誌が欲しいなら、お前が自分で作れよ」

エース「いいのか?  翔花ちゃんを脱がすぞ。そして、あんなことや、こんなことをやらかすぞ」

NOVA「……やっぱりダメだ。うちの娘を、そんな邪な目で見る奴に翔花を描く権利は渡せん。まだ2歳に満たぬ娘に欲情するだと?  貴様はロリコンか?」

エース「精霊なんだから、人間の年齢は関係ないだろうが。確か、外見年齢は14歳ぐらいだと言っていたな。14歳なら十分な大人だ」

NOVA「いや、まだ子どもだろう。14歳に手を出すと、世間ではロリコン扱いだぞ」

エース「ロリコン結構。そんなレッテル張りぐらいじゃ、オレの翔花ちゃんへの愛は一歩も揺るがないぜ」

NOVA「……なあ、ダイアナにキングよ。本当にこういう奴が、お前たちタイムジャッカー電撃隊のリーダーでいいのか?」

キング「クイーンに対する愛と忠誠心では、何者にも負けぬ勇者だからな」

ダイアナ「……時々、頭を抱えることもあるけれど、この真っ直ぐで一途な気性こそがエースちゃんの魅力だったりもするのよね。あたしはクイーンが嫌いだけど、クイーンに夢中なエースちゃんは何だか応援したくなるわけで。このあたしの引き裂かれたアンビバレンツな慕情は、言葉では説明しにくいわ」

NOVA「何だかんだ言って、仲間から慕われているんだよな、読者Aって」

エース「フッ、オレは読者、すなわち生まれながらのリーダーだからな」

NOVA「いや、ReaderとLeaderは綴り違い。それを一緒にするのは、ご飯とシラミを間違えて、金曜日を空飛ぶ日と勘違いするようなものだから」

ダイアナ「フリーマーケット(flea market、蚤の市)を自由市場(free market)と勘違いするケースもあるわね」

エース「細かいことはどうでもいい。翔花ちゃんがいないなら、こんなところに用はない。ジャック、キング、行くぞ。翔花ちゃん探しの旅に」

NOVA「まあ、そう慌てるなよ。ここに翔花2号の晶華が用意してくれた花粉ドリンクがあるんだが、これでも飲んで行け」

すぎ・ひのきドリンク

すぎ・ひのきドリンク

 

エース「何だと?  翔花ちゃんの用意したドリンク?  名付けて翔花エキス、あるいは翔花汁?  それは是非とも飲まねばなるまい」

ダイアナ「まさか、毒入りってことはないでしょうね」

NOVA「さあな。少なくとも俺は遠慮したが、アレルギー体質でなければ大丈夫なはずだ」

エース「ゴクゴク。う〜ん、これが翔花ちゃんの香りと味か。心が洗われるようだ」

ダイアナ「ちょ、ちょっと、何の警戒もなしに飲んじゃうわけ?  あんたバカ!?  って、今に始まったことじゃないか。こんな純粋な男がエースちゃんなんだから仕方ないわね。だからこそ、このあたしが付いていないといけないんだから」

キング「それで、吾輩たちにまだ何か話したいことがあるのか、未来の妄魔時王よ」

NOVA「あのな。俺のことを妄魔時王って呼ぶの、やめてくれない?  妄想だらけの時空魔術師ってことは認めるけどさ、王の器じゃないって思うんだ」

キング「ならば、妄魔時翁と呼ぶべきか」

NOVA「うっ。その字だと、妄想だらけの時空魔術師を自称する老人……って、それが未来の俺だと言われれば、納得しそうな説得力がありそうで怖い」

 

メタ視点な創作話

 

NOVA「ところで、俺もお前たち絡みの記事を書くのは久々だし、過去記事を確認しながら書いているんだが、何ぶん忙しい時期だからな。おまけに未来世界の話は流動的だし、情報が断片的で、まとめて整理もしていないので、細かいミスがあるかもしれない。いずれ、設定総括の必要もあるだろうが、この機に簡単に情報のすり合わせを行いたい」

ダイアナ「なるほど。腐っていても、歴史研究家の端くれということね。あたしたちも、変に誤解されたくないから、害にならない限りの情報は伝えておくわ」

NOVA「まず、この記事を確認して欲しいんだが、アンナ・BG・ブロシアと名付けたお前たちの女王バットクイーンに、俺は3つの未来の可能性を示された」

 

★選択肢1:未来を知る全知の予言者ノヴァストラダマス

★選択肢2:全てを管理し導き支配する教祖グロワール

★選択肢3:全てを解放する最強最悪の混沌の主・妄魔時王

 

NOVA「この際、俺は第4の選択肢として、『ヒーローとロボットとTRPGを愛する趣味人な塾講師White NOVA』を提示し、現在を肯定しながら、未来からの干渉をはねのけた形なんだが、だんだん妄魔時王ルートに近づいて来たような自覚があってだな。少し困惑しているのが正直なところだ」

キング「やはり、貴様が妄魔時王になるのは必然であったか。許せん」

NOVA「まあ、待て。おそらく、この妄魔時王ってのは、俺の中の混沌成分が分裂して生まれた一側面であるような気がする。一方で、秩序成分が実体化したのが教祖グロワールで、ニュートラルに達観しながら観察者と称して物語世界に適当な仕込みを入れるべく暗躍しているのが予言者ノヴァストラダマス。それぞれが俺の人格の一側面を極端に反映した存在ではないだろうか」

ダイアナ「つまり、あなた個人が将来、3つに分裂してしまうということ?」

NOVA「まあ、3つで済めばいいがな。今でさえ時空を操作していると、昭和NOVA、平成NOVA、令和NOVAなんて存在が生まれるぐらいだしな。50年先ともなると、また別のNOVAが何人も現れても不思議ではない」

エース「いや、十分不思議だろうが。全ては、てめえが時空魔術なんぞに手を出したのが悪い。そうでなければ、オレは今でもただの読者Aでいられたんだ。言わば、てめえがオレの人生を狂わせた。責任をとってもらおうか」

NOVA「どう責任をとれって言うんだよ」

エース「簡単なことだ。翔花ちゃんをオレにくれて、オレの人生を充実させてくれればいい」

NOVA「断る。翔花のパートナーはすでに確約済みだ」

エース「何だと?」

NOVA「翔花1号のパートナーは、リトルシーサー改めプリンスシーサーのシロちゃんだからな。それは翔花伝の新・屋久島編のプロットで確定した未来だ。まだ、最後まで描ききっていないが、お前に二人の間に入る未来は存在しない。あきらめろ」

エース「だ、だったら、翔花2号の晶華ちゃんで」

NOVA「それも断る」

エース「どうしてだよ?  翔花ちゃんって、時間が経てば、どんどん分裂して増えていくんだろう?  だったら、一人ぐらいオレにくれたって……」

NOVA「人の娘を単細胞生物みたいに言うな。翔花が分裂したのは、俺がブログで書きたい記事の物語上の必然だからだ。つまり、ストーリーの神さまの加護、奇跡のようなものと言っても過言ではない。言いかえれば、作者の俺の想いの強さゆえに、翔花は生まれ、そして二人になった。その方が、俺が楽しめるからな。しかし、翔花がストーカーに絡まれ、奪われる未来などというものは、俺が楽しめない。どうして、自分が楽しめないストーリーをブログで書かないといけないんだ?」

エース「いや、だからオレは読者だろう?  作者というものは、読者が楽しめるような物語を書くのが義務ってものじゃないのか?」

NOVA「プロならな。金をもらうための商品として売る以上は、読者の需要を意識して、自分の趣味嗜好とすり合わせて書く必要はある。そのために媚びることもあれば、自分の意志を押し通すこともあるだろう。つまらなければ売れない。面白くても宣伝が悪ければ売れない。その中で売れて生き残るには、時流に乗ることも大切であれば、時流を作る意識も持たなければならないのだろうし、今の時代は自分の作品の魅力をどんどん宣伝して、自己プロデュースする才覚も求められる。そして、その作家のスタンスと、作品の魅力的なキャラや背景世界、ストーリーなんかに惚れ込んだファンの想いが相乗効果を成し遂げたときに、後々まで語り伝えられる素晴らしい伝説ともなろう」

エース「あんたは、そういう作品を目指したんじゃなかったのか」

NOVA「確かにな。だが、今は違う。花粉症ガールの物語は、そこまで大それたものではなく、ちょっとした手慰みで、私的な遊びに過ぎん。プロの野球選手を目指した高校野球球児が、夢を果たせず、ただ余暇の日にキャッチボールをしたり、バッティングセンターに通いながら、それでも仕事とは別に自己を充実させる一時を堪能する。はなはだ個人的な作品なんだ。そこには当然、自己の楽しみが優先される」

エース「だったら、読者としてのオレの想いはどこにぶつけたらいいんだ!」

NOVA「読者だって、作者に想いをぶつけたっていいんだよ。ただ、全ての要望が受け入れられて当然と思わぬ方がいい。作者と読者の想いが重なり合えば、幸せな時間が得られるかもしれんが、センスの違いや作風の変化など多くの要因で、作家は読者の期待を裏切ることもしばしばだ。それでも一度はファンになった作者について行くか、別の楽しめる作品を求めるかは読者の自由。作者の方だって、読者をつなぎ止めるだけに自分の書きたいものを我慢して、苦行のように書き続けるのは不幸だしな。ましてや、金も受け取らない趣味の雑文で、過剰に求められても困るわけで」

エース「つまり、あんたは『お前たちは好きにやれ。俺も好きなようにやる』という思想だってことだな」

NOVA「まあ、『人様の迷惑にならない程度に』って但し書きは付くがな。それでも、たまにそんな雑文にでも、理解を示してくれるコメントがいただけると幸せになれるというものだ。別に俺も人間嫌いというわけじゃなく、言葉のキャッチボールは好きなので。もちろん、コメント欄で投げられたのがボールではなくて、暴言混じりの手榴弾だったら、爆発物は適切に処理させてもらうわけだが」

 

ダイアナ「どうも話があさっての方向に流れているような気がするんだけど。あたしにとっては、あんたの作家論とかブログ創作のポリシーなんてどうでもよくて、読者視点じゃなく、キャラ視点として、タイムジャッカーのあたしたちにどう落とし前を付けてくれるかを聞きたいわけよ」

NOVA「ああ、話を戻そうか。お前たちタイムジャッカー電撃隊は、仮面ライダージオウの設定に感化されて、花粉症ガールとのリンクを目指して生まれた一種のパロディーキャラという前提があるんだが、これについては問題ないな」

ダイアナ「キャラ視点では、ジオウなど関係ない、あたしたちはあたしたちよ、と訴えたいところだけど、作者がジオウをより楽しむための小ネタとして、あたしたちを生み出したってことね」

NOVA「そして、ジオウ劇中でタイムジャッカーの設定が描写されれば、それを反映して、お前たちの物語が展開することを俺は意図していた。そして、その時期は大体、春ぐらいじゃないかな、と想定していたわけだ」

キング「春に何が起こると言うのだ?」

NOVA「俺の想定では、オーマの日云々の話が展開していた時期に、タイムジャッカーのスウォルツ、オーラ、ウールの正体とか、目論見とかが表面化して、敵味方の構図が一変し、タイムジャッカーの中でも味方になる者が現れたり、第3勢力が出現して次のステージに物語が大きく舵をとる、と考えていた。前作のビルドや、その前のエグゼイド、ドライブなどが中盤で大きく流れが変わったからな。だが、ジオウではそうはならなかった」

キング「吾輩は当然、ジオウのことなどよく知らないのだが、どうなったのか詳しく説明してくれ」

NOVA「春を過ぎても、タイムジャッカーがアナザーライダーを生み出し、それをジオウサイドが撃退してライドウォッチを手に入れるという物語構造は変わらなかったんだよ。ようやく、タイムジャッカー関連の物語が大きく動き始めたのは7月になってから。だけど、劇場版において、タイムジャッカーの話はすでに終わっていて、全ては黒幕のクウォーツァーが仕組んでいたという背景事情が語られることになる。一方のTVでは、タイムジャッカーの力の源は、違う時間軸から来たスウォルツと、その妹のツクヨミにあり、オーラとウールは後天的に力を与えられたに過ぎないことが判明。そして、スウォルツの台頭により、ウールとオーラは始末され、現状はスウォルツをどう倒すかという点と、ツクヨミがどうなるのか、オーマジオウとはどのように決着をつけるのか、というところが物語の帰結点となりそうだ。さて、この物語展開をお前たちに反映すると、どうなると思う?」

キング「誰がスウォルツ役を担当するのだ?」

NOVA「そりゃ、キングのお前だろうな」

ダイアナ「すると、紅一点のあたしがオーラで……」

エース「オレがウールだと!?」

ダイアナ「それなら、あたしがエースちゃんを殺して、キングに倒されるという展開になってしまうわね」

エース「あり得ん。そんな話は却下だ、却下」

NOVA「それには同意だ。ジオウの物語は、あくまでお前たちの設定の元ネタに過ぎず、リアルタイムの物語をこちらに反映するのも、それで話が面白くなる場合のみだ。別に俺だって、ジオウの劣化コピーを書きたいわけじゃないからな。時空魔術師の設定だって、俺の方が先に書いていて、後からジオウの設定が発表されて、話のネタとして絡められるから喜んでそうしたに過ぎない。使えるネタなら使うが、別に俺の元ネタはジオウだけじゃないし、瞬間瞬間を必死に生きて、いろいろなネタを入り混ぜて物語を描いていれば、そりゃあ道は凸凹にもなるさ」

ダイアナ「つまり、作者はジオウのタイムジャッカー設定を土台にして、あたしたちを構築し、その展開に応じて物語を進めるつもりでいたけれど、ジオウの劇中でタイムジャッカーについて語られたのが想定よりも遅くなって、ここまで書けずにいたってことね」

NOVA「もちろん、全てをジオウのせいにするつもりはない。俺だって、春先に花粉症で苦しんだり、ロボット関連の掲示板の移行処理に邁進したり、5月の連休期間はアベンジャーズ脳になったり、令和を祝ったり、6月に入ればゴブリンに夢中になったりしていたからな。翔花伝の新・屋久島編も含めて、創作物語を進めるのを怠った事実に変わりはない」

エース「オレたちや翔花ちゃんの物語を書くことよりも、他の物語を追っかけたり、日常の雑務に勤しんだり、新元号を祝ったりすることを優先したってわけだな」

NOVA「そういうことだ。だから、お前たちの物語についても、改めて状況整理をした上で、今後の展望を見直したいということだ」

エース「オレの目的は変わらねえ。オレを未来送りにして、ひどい目に合わせたWhite NOVAを叩き潰し、翔花ちゃんを手に入れる」

NOVA「当然。こちらとしては、そんなことをされたくないから、作者権限で拒否するしかないわな」

エース「畜生。こいつが作者でなければ、今すぐボコボコにしてやりたいんだが、神にも等しい作者フィールドに阻まれて、攻撃できねえ。どうすれば、こいつの作者フィールドを打ち破れるんだ!?」

ダイアナ「あたしは、エースちゃんを応援するけど、できればあたし自らクイーンになるか、粉杉翔花や晶華とは違う女王を擁立して、エースちゃんにはいろいろ諦めてもらうのが一番の望みね」

キング「吾輩は、ドゴランアーマーをゲットして、妄魔時王の圧制を打ち破ることが最大の望み」

NOVA「いや、それは違うだろう?  未来で圧制を敷いているのは、妄魔時王ではなく、教祖グロワールの方な。お前が戦っていたのは、グロワールだったはず」

キング「ムッ。言われてみれば、確かにその通り。もしかして、吾輩たちの未来の記憶が揺らいでいるというのか?」

ダイアナ「単に、作者がこの記事を書いている最中に、うっかりミスに気がついて、今、訂正を図ろうとしているだけじゃないかしら」

NOVA「これも、瞬間瞬間を必死に生きているためだな。これがプロの商業作品なら、ミスを手直して、きれいに舗装するべきなんだろうが、アマチュアゆえにミスさえ話のネタにして、リアルタイムの臨場感を優先することが可能だ。人、これを単なる開き直りという」

キング「ええい、とにかく妄魔時王であろうと、教祖グロワールであろうと、貴様の未来の可能性であることには変わりあるまい。ならば、貴様を倒して、ケイPを吾輩の物にする。これこそ吾がロイヤルロードと知れい」

 

NOVA「やれやれ、仕方ないな。だったら、当初のプロットどおり話を進めるか。この書物に書かれてあるアナザーワールドへご招待だ」

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(幻のタイムジャッカー話2へ続く)