ロードス探しの結果
NOVA「ふう、帰ってきたぜ」
晶華「お帰りなさ〜い。ロードス新刊は?」
NOVA「ダメだ。地元の本屋5軒を2時間近くかけて回ったが、いずれもロードス新刊は売り切れていた」
晶華「そんな〜(涙目)。私のロードスが手に入らないなんて……」
NOVA「いや、お前のロードスじゃないだろうが」
晶華「NOVAちゃんの物は、私の物」
NOVA「俺の物でもないよ」
晶華「だったら誰のものよ?」
NOVA「そりゃ、作者の物であり、出版社の物であり、作品を愛するファン一人一人の物だろう。だったら、それだけ沢山売れて、作者と出版社が喜んで潤い、ファンの多くが購入できたことをまずは喜ばないとな。その上で、重版が掛かって、後からでも読める楽しみをワクワク待つべきだ」
晶華「そんなの待てない。私は今すぐロードスの新刊を読みたいの」
NOVA「俺だって読みたいよ。だけど、地元じゃ手に入らない。だから、来週のお盆休みに電車で遠出して、他の本などと一緒に買うことにする」
ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 上 (GAノベル)
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晶華「うう、手に入らないと知ったら、ますます手に入れたくなって来た。今から電車で遠出して、何としても手に入れて来てよ。手に入れるまで帰って来ないで」
NOVA「あのなあ。ここは俺のブログであり、俺の塔だろう? 何で、お前に帰って来るな、と言われないといけないんだ? 一週間ぐらい待てよ。さあ、リウイでも読んで」
魔法戦士リウイ ファーラムの剣 呪縛の島の魔法戦士 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 水野良,横田守
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晶華「いやだ。ロードスの新刊が読みたいの!」
NOVA「子供みたいな駄々をこねるんじゃありません!」
晶華「だって、子供だもん。まだ1歳と半年足らずなんだし(涙目)」
NOVA「とにかく、今週はもう諦めろ。別にロードスにこだわらなくても、他に読むものはいっぱいあるんだし」
晶華「例えば?」
NOVA「これとか……」
【合本版】ブレイドライン アーシア剣聖記 全6巻 (角川スニーカー文庫)
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NOVA「これとか……」
グランクレスト戦記 1 虹の魔女シルーカ (富士見ファンタジア文庫)
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晶華「ダメ。同じ作者の物語でも、私はロードスじゃないと満足できないの。NOVAちゃんだったら、何とかできるはず。だって、灰色の勇者ボーグナインだったじゃない? 時空魔術師じゃない? いろいろ手立てを駆使すれば、ロードス島戦記の新刊ぐらい簡単にゲットできるはず」
NOVA「時空魔術は私利私欲のために使うものではありません!」
晶華「何よ。この間は、ゴブリンスレイヤーRPGのために、10年前の自分を召喚しておいて、あれは私利私欲のためじゃないの?」
NOVA「あれは、色々と辻褄合わせをして、時間軸を歪めないように考えたんだよ。とにかく、ロードスの代わりに、これでも見てなさい」
晶華「こ、これはソード・ワールドのイラスト集? 買ったの?」
NOVA「ああ、買った。イラストは2.0と2.5のラクシア時代の物だが、巻頭にソード・ワールド30周年の歴史年表があってだな。平成時代はソード・ワールドと共にあった、と言うことだ」
晶華「昭和を代表するTRPGがクラシックD&D、平成を代表するTRPGがソード・ワールド、だったらロードスはどの時代に位置するの?」
NOVA「最初のリプレイが始まったのが昭和で、TRPGが発売されたのが平成で、今は小説とTRPGが令和に受け継がれた形になるな」
晶華「ふうん。でも、そんな話にはごまかされないんだから。NOVAちゃんがロードス新刊をすぐに手に入れてくれないなら、私にも考えがある。こんなところ、すぐに出て行ってやる。ロードスが手に入るまで帰って来ないんだからね」
思いがけない来訪者
ケイP『マスター、晶華ママを放っておいても大丈夫なのか?』
NOVA「気にするな。あいつが行きそうなところの目星は付いている。大方、ヒノキ姐さんのところか、ハイラスのところに愚痴りに行ったんだぜ。俺もあと一週間は仕事で忙しいんだから、聞き分けのない駄々っ子のお守りは向こうに任せる。ところで、スパクロは現在どうなってる?」
ケイP『ダイゼンガーとアウセンザイターと、ゲシュペンスト・ハーケンをゲットしたぜ』
| スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ | 竜巻斬艦刀 | 合体攻撃 |
スパロボOG ムーン・デュエラーズ ゲシュペンスト・ハーケン(ハーケン)武器一覧
NOVA「ほう、そいつはなかなかの収穫だな」
ケイP『ただ、今回のイベントでは、他にもキョウスケのアルトアイゼン・リーゼ、エクセレンのラインヴァイスリッターや、ラミアのヴァイサーガ、それにシズキのヒュッケバインが入手できる可能性があったんだが、残念ながらクリスタルが枯渇した』
NOVA「シズキってキャラは、確かスパクロのオリジナルキャラだったよな」
SRW X-Ω - Huckebein (Shizuki Summer Swimsuit 2019) l ヒュッケバイン (シズキ 水着2019夏)
リバT『ええ。スパロボVに登場したヒュッケバインのパイロット、ヴェルトの訓練生時代の同僚という設定で、もう一機のヒュッケバインを駆るキャラです』
| スーパーロボット大戦V | ヒュッケバイン | 全武装 |
NOVA「OGシリーズでは、ヒュッケバインシリーズがバニシング(消滅)されてしまったけど、きちんと復活してくれて何よりだぜ。他にもスパクロで情報はないか?」
ケイP『次のイベントが、ロボティクス・ノーツとか、リューナイトってらしいんだが』
スーパーロボット大戦X-Ω 「ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)」期間限定参戦記念PV
スパロボOE 覇王大系リューナイト リューナイト・ゼファー&主人公アデューの邪竜兵に総攻撃!
スパロボOE 覇王大系リューナイト リューメイジ&パッフィー戦闘集!カットイン有
NOVA「ロボティクス・ノーツって作品はよく分からないんだが、ビルドファイターズやエクスカイザーとのコラボシナリオみたいなので、楽しむことにする。リューナイトは、以前NEOやOEに登場して以来だな。取り立てて好きって作品でもないが、ファンタジー系のSDロボという点では、ワタルとかラムネとのコラボが期待できそうだ。ところで、俺はスパロボDDの正式リリースにも期待しているんだが、そちらの情報はまだかな」
リバT『事前登録数が3万突破というお知らせはありましたが、それ以上のことは何もございません』
NOVA「そうか。秋ごろに正式リリースという噂を聞いた気もしたが、公式発表はまだか。まあいい。秋に時間ができた頃合いで、俺も事前登録してみるかな」
PINGPOONG!
NOVA「何だ? 呼び鈴が鳴ったぞ」
ケイP『この塔に呼び鈴なんて、あったんだ』
NOVA「そりゃあるさ。めったに来ないとは言え、一応、来客があるかもしれないからな。しかし、こんな時期に誰だろう? モニターに映してくれ」
リバT『了解しましたわ。ポチっとな』
ケイP『ゲッ、こいつらは!?』
NOVA「ほう。ようやく、お出ましか。タイムジャッカー電撃隊! 元・読者Aこと瞬足戦士スピードA♠︎、ニューハーフな幻術使いダイアナ・ジャック♦️、そしてカニアーマーをまとった重力使いのクラブキング♣︎だったな。それに、アナザー翔花の吸血女王バットクイーン❤️を合わせて、タイムジャッカー電撃隊とか、快盗団マーキュリー・バットを名乗っていた連中だ」
リバT『確か、電撃隊とまでは名乗ってなかったと思いますが』
NOVA「しかし、ただのタイムジャッカーだと、本家ジオウの連中と紛らわしいからな。元ネタの一つである電撃隊と呼称しても構わないだろう」
ケイP『何を悠長に解説しているんだ? 連中は、翔花ママを狙っている敵じゃねえか。いよいよ本格的に攻めて来たんだぜ』
NOVA「いや、奴らと戦う話は諸事情でボツネタになった。しかも、本家タイムジャッカーが、スウォルツの台頭と、ウールやオーラの死(?)によって、ほぼ瓦解しているような状況だからな。言わば、連中は旧時代の遺物として、フェードアウトしてしまう危機にあるわけだ。だから、作者の俺のところに乗り込んで、新たな役割を得ようと話し合いに来た、という設定だ」
ケイP『どうして、そんなことが分かるんだよ?』
NOVA「そりゃ、この書物に書かれてあるからな」
公開・創作裏話
ケイP『こ、これは?』
NOVA「花粉症ガール関係のエピソードを書く際のアイデアをまとめた設定資料集というか、思いついたアイデアをメモするためのノートだな。例えば、お前と翔花1号が去年ゲンブと戦った時のエピソードは、事前にこう記されている」
NOVA「この辺のプロットを先に考えておいて、それから昨年の5月から6月のブログ記事に組み立てていったわけだ。もちろん、実際に書きながら修正したり、削ったりすることもあるし、リアルタイムのネタを組み込んだりして、記事内容がカオスになったりすることもある。俺の場合、勢いで筆が乗ることもしょっちゅうだしな」
ケイP『すると、タイムジャッカー電撃隊のことも?』
NOVA「書いてある。ただし、このメモ帳に書かれていない存在も、この場にはいる」
ケイP『誰だ、それは?』
NOVA「リバTなんだ」
リバT『わ、私ですか?』
NOVA「そう、このブログネタ帳には、リバTのことが一切書かれていない。俺にとっては、リバTの誕生こそが想定外な不確定の未来と言える。まあ、そんなことを言えば、ブログの引っ越しの件とか、台風21号による停電とか、昨年の秋は、想定外の出来事はいっぱいあったんだけどな」
ケイP『逆に言えば、タイムジャッカー電撃隊については、想定外ではないってことか?』
NOVA「いや、連中はエピソードそのものを書く時期を逸したのが、完全に想定外なんだな。せっかくプロットを作ったのに、諸事情でボツにせざるを得なくなった。だから、その辺のネタ語りをしようというわけだ。とにかく、これ以上、連中を待たせても気の毒なので、客間に通してやってくれ」
ケイP『敵を塔の中に招くというのか!?』
NOVA「言っておくが、俺は敵味方で人や事物をとらえていない。利害が変われば、味方が敵になったり、敵と和解したりすることもしょっちゅうだからな」
ケイP『だったら、マスターは何で人物をとらえているんだよ?』
NOVA「そりゃ、第一に関わって楽しいかどうか、第二に筋を通しているかどうか、第三に建設的かどうかってところだな。逆に、俺が嫌悪し見下すのは、第一に他人の楽しさを否定するだけで自らは楽しみを生まない、つまらない奴であり、第二に自分の言動に責任をとらない軽薄な奴であり、第三にネガティブで破滅志向な考え方だな。そういう存在とは友人になれない、と考える。まあ、いたずらに敵視して過剰に攻撃するつもりもないがな。そんなことをしても時間の無駄だし、非建設的だし、楽しくないわけで」
リバT『つまり、グランドマスターにとって、タイムジャッカー電撃隊の方々は、楽しく、筋を通し、建設的だとお考えなのですか?』
NOVA「そういうことだ。さあ、彼らを招待してくれたまえ」
ケイP『ああ、どうなっても知らねえぞ』
こうして、NOVAはかつて敵対したタイムジャッカーの3人と、電撃的な対談に臨むことにした。果たして、その行方はどうなるのか?
(当記事 次に続く)