晶華からの連絡
晶華「NOVAちゃん、ご無沙汰」
NOVA「おお、晶華じゃないか。ようやく、連絡を寄越して来やがって。心配したんだぞ」
晶華「ごめんなさい。今はまだ、私とリバTちゃんはアステロイド監視所にいるんだけど、こっちでいろいろとトラブルに巻き込まれて、大変だったのよ。それと、ハイラスおじさんとドクター・ウルシェードが、アストロ・メガネスターごと行方不明になってるわ。すぐに探さないと」
NOVA「ああ、それなら大丈夫。ヒノキ姐さんからの連絡によると、最近コンパーニュの方に現れたそうだ。今は、屋久島の上空で監視の任務に就いているらしい。そこで大規模な時空の乱れが観測されたということだが」
晶華「屋久島って、お姉ちゃん? 私もお姉ちゃんの力を感じたけれど」
NOVA「おそらくな。そろそろ、翔花の修行の旅も終わりそうだから、出迎えの準備もしないと。お前も早く帰って来いよ」
晶華「うん、帰りたいのはやまやまだけど、こっちの事後処理も済ませないといけなくて、NOVAちゃんにも助けて欲しいのよ」
NOVA「何があったんだ?」
晶華「うん、実は……」
アステロイド監視所の顛末
NOVA「なるほど、お前とリバTがそっちに着いたら、復活したケイソンに襲われたんだな」
晶華「うん、詳しい経緯は、こちらとこちらにまとめておいたから、後でじっくり読んでみて」
NOVA「いや、今、読んだ。お前にしては、なかなかよく書けてるじゃねえか。リバTがプリキュアの変身ソングに乗って、スターチュインクル・リバTになるところなんかは、動画で見たかったぜ」
晶華「ごめん。動画を撮影している余裕はなかったの」
ケイP『うおー、妹のリバTがプリキュアになるなんて、その場に居合わせたかったでプルんすよ』
NOVA「お前はプルンスじゃないだろう。紛らわしい語尾を付けるな」
ケイP『いや、あれはきっと遠い親戚プル』
NOVA「まあ、宇宙妖精のプルンスが宇宙大怪獣のドゴラや、改造実験帝国メスのクラーゲンや、円盤生物のシルバーブルーメやアブソーバなどのクラゲ状触手生命体とどういう関係があるのかは、今後の研究が待たれるところだが、単純な収斂進化の可能性もあるからな」
ケイP『とにかく、リバTがキュアリバティーになって戦ったんでピな』
晶華「いいえ、プリキュアじゃなくて、実は女神の拳で戦うオクト神拳使いだったのよ。詳しい話は、こちらのテンタクル・ウォーズ記事を参照ね」
NOVA「なるほど。ケイソンの正体は、悪霊に取り憑かれたケイPマーク3で、しかもロイミュードの能力まで使ってくる強敵だった、と」
ケイP『おのれ、弟のサブローめ。ミストレスやリバTに襲い掛かるとは、誇り高きケイP一族の名折れ。兄のイチロー自ら破壊してくれるわ』
NOVA「って、いうか、お前ら、いつからイチローとか、サブローとかになったんだよ。キカイダー兄弟か」
ケイP『マーク1とか、マーク3じゃ人間性に欠ける呼び名だからッピ』
NOVA「だったら、イチローより太郎にしろよ。お前は今日からケイP太郎な」
ケイP『その名前だと、滅亡迅雷netに接続されてしまうッピ』
NOVA「まあ、お前も人間性を覚えて、シンギュラリティに達したドゴラだからな」
晶華「ええと、今回の事件にシンギュラリティは全く関係なくて、マーク3ちゃんがケイソンの悪霊に取り憑かれたのは、どうもNOVAちゃんが悪いみたいなの」
NOVA「え? 何で俺のせいなんだ?」
晶華「詳しい話は、こちらの記事を読んでみて。書いたのは私じゃないけど」
NOVA「って、何で、快盗スピードAことアストが、俺のブログで記事を書いてるんだ?」
晶華「アステロイド監視所が留守の間に、潜り込まれていたのよね。それで、今回のケイソンの正体が、悪霊に呪われたドゴランアーマーを身に付けた快盗の一人、クラブキングさんということも判明したの」
NOVA「まるで、ガイソーグの鎧だな。ドゴランアーマーって」

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ケイP『つまり、悪いのはサブローではなくて、クラブキングってことでピか?』
晶華「その辺の経緯がよく分からなくて、マーキュリーバットの人たちの話だと、不法侵入に対して監視所を守ろうとしたマーク3ちゃんとクラブキングさんが戦っている際に、こうなってしまったらしいのね」
NOVA「だったら、悪いのは不法侵入した連中じゃねえか」
晶華「うん。それはそうなんだけど、ケイソンの悪霊が復活したこと自体は、NOVAちゃんがマーク3ちゃんのボディを依代に、10年前の自分を召喚したことが起因じゃないかって」
NOVA「つまり、俺が過去の自分を召喚したら、いっしょにケイソンのエッセンスまで召喚したってことか? まあ、最初に現れたケイソンの中身は中学時代の昭和NOVAだったし、10年前の平成NOVAにケイソンの魂の欠片が引っ付いて来た可能性も考えられなくはないが。ちっ、俺は時空魔術は専門分野だが、霊魂の召喚については研鑽中だからな。精霊少女の花粉症ガールを召喚してから、最近ご無沙汰の絵師の人やヒノキ姐さんから術の基本を学ぶようになって、練習は試みているんだが、ドジった可能性は否めない」
晶華「原因はともあれ、私は快盗のダイアナジャックさんや、スットコAちゃんと協力して、ケイソンを倒そうと思ったんだけど、その際にリバTちゃんの中に封印されたバットクイーン、アンナ・ブロシアが復活しちゃったのよね」
ケイP『リ、リバTは無事か、晶華ママ!?』
NOVA「落ち着け、ケイP。リバTにもしものことがあれば、晶華がこんなに平静でいるはずがないだろう」
晶華「うん、リバTちゃんは無事。今回の事件の最後の記録は、リバTちゃんに書いてもらったし。とにかく、リバTちゃんの中で復活したバットクイーンは、完全体になるために私の体を奪おうとしたんだけど、私の名前に秘められたサンサンパワーと、NOVAちゃんの愛と、屋久島から送られてきたお姉ちゃんの聖なる波動のおかげで逆転勝利。闇の力に打ち勝ったのよ」
NOVA「俺の愛って言うが、俺は別に何もしていないぜ」
晶華「そんなことはない。戦っている間、常にNOVAちゃんの想いを感じていたもの」
NOVA「そいつは、お前の妄想だということにしておく。とにかく、俺はなかなか帰って来ない娘の心配しかしていない。で、結局、アンナ・ブロシアはどうなったんだ?」
晶華「それなんだけど、今、代わるね」
新生・蝙蝠女王
ダイアンナ「Hi、ダディー。お久しぶりね」
NOVA「お前は、ダイアナジャック! お前にダディーと呼ばれる覚えはない」
ダイアンナ「ノンノン。今のあたしは、ダイアナジャックとアンナ・ブロシアが一つになった存在、新生・蝙蝠女王のダイアンナ・ブロシア・ジャックイーンよん♪」
NOVA「ダイアナンだと?」
晶華「NOVAちゃん。ダイアナンじゃなくて、ダイアンナね」
NOVA「ああ、ダイゼンガーとかダイアポロンとかダイデンジンみたいなものだな」
ダイアンナ「勝手にロボにするな。とにかく、ダイアナは念願の女王になれたし、アンナ・ブロシアは念願の肉体を手に入れたし、二人はWinWinの契約を果たして、融合したんだから。これからは、ダディーの娘として愛と忠義を捧げるわ」
NOVA「娘って、アンナ・ブロシアならともかく、ダイアナジャックは男だろう。つまり、それが一つになったということは、あしゅら男爵か、ガンダル司令か、ラセツ伯爵みたいなものか」
ダイアンナ「そんなのと一緒にしないでよ。せめて、ウルトラマンAとか、ガ・キーンとか、アイゼンボーグマンとか、パトレンU号って言いなさい」
NOVA「いや、他はともかく、パトレンU号は警察じゃないか。お前は快盗だから、パトレンを名乗る資格はない」
ダイアンナ「だったら、ルパントリコロールといったところね。とにかく、ダイアナとアンナが一つになって、ダイアンナ。娘として認知してもらうわよ」
NOVA「……まあ、晶華の合わせ鏡だったら、認知しないわけにはいかないよな。半分娘みたいなものだが」
ダイアンナ「それでダディー。娘として頼みがあるの」
NOVA「何だよ」
ダイアンナ「血をちょうだい」
NOVA「それかよ。だから、バットクイーンは厄介なんだよ。晶華のときも、それで苦労した」
ダイアンナ「トリックorトリートってところね。血をくれないと、悪戯しちゃうぞ❤️」
NOVA「血はやらんが、そこがアステロイド監視所なら、去年作ったブラッドポーションが保管されているはずだ。当分、それで保つだろう」
晶華「そう言えば、そんな話もあったわね。何だか懐かしい」
ダイアンナ「ブラッドポーション? そんな物を用意していたの!?」
NOVA「ああ、吸血花粉症ガールとなった娘のためと、錬金術、マジックアイテム作成の練習のためにな」
ダイアンナ「さすがはダディー。愛を感じるわ」
NOVA「そいつはTRPG愛だな。ところで、ダイアンナはTRPGに興味があるか?」
ダイアンナ「暗黒の未来に、そんな物があると思うか?」
NOVA「何? お前のいた未来にはTRPGがなかったと言うのか。そいつは正に絶望の未来って奴だな。TRPGは創造力と想像力を育む遊びだ。それが失われたということは、破壊と思考の膠着が蔓延した、正に暗黒のディストピア。そんな未来は真っ平ゴメンだ。やはり、みんながハッピーで暮らせる明るい未来を築くには、TRPGが必要だ」
ダイアンナ「一体、何の話をしている?」
NOVA「ダイアンナよ、お前に重要な使命を与える。お前はそのアステロイド監視所で、時空監視の仕事をしながら、TRPGの研鑽に励むのだ」
ダイアンナ「はっ? 何で、あたしがそんなことを……」
晶華「NOVAちゃんの娘なら、当然の責務よ」
NOVA「理由が必要なら、三つある。一つ、そのアステロイド監視所(ブログ名GTライフ)では、昨年からD&D話を展開していたんだが、諸事情で中断している。そして、この秋からD&D派生の新ゲーム、パグマイアについて書こうと思っていたわけで、そこで暮らすなら、当然、D&Dやパグマイアの話に付き合うことは必須なんだよ」
ダイアンナ「つまり、D&Dやパグマイアとやらの話をすれば、ここを我々マーキュリーバットの拠点にしても構わないということだな」
NOVA「ああ。そこを治める領主として、管理する権限を与えよう」
ダイアンナ「ならば、この地に暗黒王国を築いても?」
NOVA「まあ、D&Dも光だけでなく、闇を内包しているからな。闇系サプリをネタにするには、お前の助けも必要だ」

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ダイアンナ「おお、さすがは妄魔時王と呼ばれたダディー。そのような闇の書物まで提供するとは」
NOVA「あのな。そろそろ、妄魔時王のネタはやめにしない? 賞味期限も切れていると思うしさあ」
ダイアンナ「ならば、女王に命令できる上位の存在として、妄魔皇帝、デリュージョンカイザーNOVAを名乗るというのはどうか?」
NOVA「うわ、いかにも厨二臭い。カイザーNOVAってこれかよ」
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晶華「よかったね、NOVAちゃん。兜甲児さんに名前を呼んでもらえて」
NOVA「ああ、おまけにサイバスターのマサキだって、俺の名前を呼んでくれるしな」
晶華「コスモノヴァ?」
NOVA「それに加えて、最近、スパクロでΩ仕様のサイバスター(ポゼッション)を手に入れたから、アカシックノヴァがマイブームでな」
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ダイアンナ「何の話か、あたしにはちっとも分からないが、粉杉晶華、お前には分かるのか?」
晶華「うん、大体は。この自由な想像力、話の跳躍力こそがNOVAちゃんの武器だと思うよ。まあ、寄り道が多すぎて、どこに飛んでいくか分からなくなるときも多いけどね。NOVAちゃん、今、何の話をしているの?」
NOVA「あ? ダイアンナに、俺の半分娘として、自由な想像力の素晴しさを教えようと思ってな。とにかく、俺の趣味のTRPG話を手伝うなら、仲間といっしょにアステロイド監視所に住みついてもいいぞって話だ」
晶華「だそうよ、ジャッキーちゃん」
ダイアンナ「ジャッキーちゃん? 何だ、その呼び名は?」
晶華「あら、あなた、ジャックとクイーンが融合して一つになったジャックイーンでしょ? 私がアッキーだから、あなたは妹のジャッキーちゃんでいいんじゃない?」
ダイアンナ「誰が妹だ。あたしの方が年上なんだぞ」
晶華「でも、あなたの生まれは遠い未来じゃない。私は平成30年生まれの花粉症ガールなんだから、生まれたのは私の方が早いわけ。だから、私があなたのお姉ちゃんで、あなたは妹のジャッキーちゃん。これで確定よ」
ダイアンナ「勝手に確定するな」
NOVA「ジャッキーって、香港映画のアクション俳優が有名だが、女性名ジャクリーンの愛称でもあって、アメリカのケネディ大統領の夫人、いわゆるファーストレディの呼称でもあるんだよな」
ダイアンナ「ファーストレディ、それはすなわち女王みたいなものか?」
NOVA「まあ、似たようなものじゃないかな」
ダイアンナ「だったら、ジャッキーでもいいぞ。アッキー様」
晶華「ちょ、ちょっと、エースちゃんだけでなくて、あなたまでアッキー様って呼ぶの? アッキーお姉ちゃんって呼んでよ」
ダイアンナ「誰が呼ぶか、粉杉晶華。あたしがジャッキーちゃんなら、お前のことはアッキー様と呼んでからかってやる。アッキー様、アッキー様、アッキー様」
晶華「ジャッキーちゃん、ジャッキーちゃん、ジャッキーちゃん」
NOVA「……何だか、お前たち、妙に仲がいいな」
ダイアンナ「アッキー様には、重傷を負ったあたしを癒してもらった恩があるからな。それにクイーンになれたのも、アッキー様のおかげでもあるし」
晶華「私は、バットクイーンの呪いをダイアナさんが肩代わりしてくれて助かったと思っている。私にとって、バットクイーンはトラウマというか、自分の闇というか、悪夢みたいなものだったけど、ダイアナさんと融合した今なら、心がザワつくこともなくなったし」
NOVA「そんなものか。だったら、これでダイアンナも花粉症ガール4号に確定だな」
ダイアンナ「いや、あたしに花粉症ガールの称号は重すぎる。大体、ガールじゃないしな。ここは吸血花粉症レディ(仮)とでも名乗っておく」
NOVA「で、話はそれたが、お前がTRPG研鑽に励むべき2つめの理由として、自分の飲むブラッドポーションぐらい、錬金術で作れるようになれ、ということだ。快盗として、他人から奪うだけでなく、自給自足で賄えるようにするのが、お前には必要だ」
ダイアンナ「あたしは女王だぞ。女王自ら食餌を賄えというのか!」
NOVA「何もできない無能な女王が、お前の望みか?」
ダイアンナ「うっ。しかし、あたしは幻術専門で、錬金術なんて……」
NOVA「薬関係なら、晶華が詳しいぞ。いろいろ教えてもらえ」
晶華「うん。私だって、去年は素人だったけど、ハイラスおじさんから学んだり、NOVAちゃんの手持ちの資料で勉強したから、いろいろ作れるようになったんだ。ジャッキーちゃんも、きっと上手くできるようになるよ」
ダイアンナ「……ならば、ご教授お願いする、アッキー様」
NOVA「最後の理由だが、時空快盗として神出鬼没な活動をして、暗黒の未来を知っているお前たちなら、そうならないように多元宇宙の監視任務に従事するモチベーションがあるだろうし、素質もバッチリだ。アステロイド監視所に常駐できる人間というのは、前任の次元ドルイドなど、一部の特殊な背景を持つ者に限られるからな」
ダイアンナ「しかし、あたしたちは世間を騒がす快盗団だぞ。監視任務という大切な仕事を本当に任せられると思うのか?」
NOVA「快盗だが悪党ではない、というのは誰のセリフだったかな。マーキュリーバットは、いわゆる義賊ってことらしいから、だったら信用してもいいんじゃないか。何しろ、お前は晶華の合わせ鏡として生まれたんだから、敵意が解消されたなら、協力関係だって築けるだろう」
ダイアンナ「ダディー、あなたは随分とお人好しなんだな。呆れるぐらいだ。それじゃ、暗黒の未来では生きていけないぞ」
NOVA「だから、暗黒の未来になって欲しくないんだよ。一応、TRPGに関する知識面のフォローとか、お目付役として、リバTをそこに常駐させるようにする。監視所の管理の細々としたところは、リバTが解決できるはずだ」
ケイP『リバTが、監視所に常駐だと? そんな、ひどいッピ(涙目)』
NOVA「お前も、そろそろ妹離れしろ。お前は晶華のアシモン。リバTは元々、バットクイーンの夢の産物だからな。ダイアンナのアシモンとして活動するのが、本来の役割だろう。だけど、お前がリバTにあれこれ人間性とか、その他諸々の知識を伝えていたことは、実に助かった。別に永劫の別れってわけじゃないんだから、また遊びに行けばいいじゃないか」
ケイP『アシモンだったら、マーク3のサブローがやればいいだろうッピ』
晶華「そ、それが……マーク3ちゃんは、もういないの」
ケイP『マーク3がいないって、どういうことだッピ?』
ケイP一族の確執
晶華「Kキングさん、説明してあげて」
Kキング『おお、了解した、ミストレス・アッキー。さてイチロー兄者、今は吾がドゴランアーマーと融合して、クラゲキングになったのである。マーク3の記憶は残っているが、人格面がクラブキング中心になってしまってな。だが、心配するな。触手女神のリバT様は、この吾が責任をもってお仕えし、守り抜くから、兄者はそこでゆるりと過ごすがいい』
ケイP『お前みたいな弟を持った覚えはないッピ。お前は、ケイP一族としては認めないッピ』
Kキング『まあ、そう言うな、兄者よ。今回は失態も見せたが、ケイP一族の篤い忠義心と、騎士道精神と、触手愛は吾も受け継いでいるから』
ケイP『ケイP一族は、確かに触手を持っているが、別に触手愛を誇っているわけではないッピ。全ての人間が、手や足にフェチ心を抱いているわけではないのと同様、ケイP一族の全てが触手マニアじゃないことは、公然と訴えるッピ』
NOVA「だったら、Kキングは、ケイP一族の分家みたいなものか」
ケイP『お、おらは認めないッピ。リバT、カムバック!』
リバT『イチロー兄さま、ごめんなさい。リバTは、クイーンのアシモンとして、お仕事を全うします。兄さまは、グランドマスターNOVAとミストレスのことをお願いね。スパクロ番のお仕事も応援してるから』
ケイP『うお〜、リバT。我が愛する妹よ。兄さんはお前と過ごした楽しい日々を決して忘れないからなあ(号泣)』
NOVA「……これも人間性か」
そしてエース
アスト「おい、ダディー」
NOVA「ちょっと待て。ダイアンナならともかく、お前にダディーと呼ばれる覚えはないんだが」
アスト「お願いだ。アッキー様を守護する任務を、俺に授けてくれ」
NOVA「お前は、クイーンに従えよ。もう、うちの翔花や晶華に執着するな」
アスト「それは、NOVAさん、あんたにTRPGや特撮やスパロボに執着するな、と言っているに等しい」
NOVA「うっ。お前、そこまで花粉症ガールのことを……」
アスト「そうとも。だから、是非とも花粉症ガール親衛隊に命じてくれないか」
晶華「私はお断り。こいつは私と共闘するって言ったのに、私が触手に捕まって、キャーーーッて悲鳴をあげた時に、思わず、よっしゃラッキーって叫んで、助けてくれなかったような奴なんだから。口だけは格好いいことを言っても、本質はやっぱりスットコAなこいつに親衛隊なんて、とても任せられない」
NOVA「ということだ。それよりも、お前、ゴブリンスレイヤー対決の件はどうなっているんだ? お前がGMしてくれるって言うから、俺もヒノキ姐さんも、一部のTRPGファンの読者さんも、ワクワク楽しみにしてるんだぞ」
アスト「ならば、NOVAさんよ。あんたが負けたら、令和を珠保にすることに加え、オレをアッキー親衛隊に任命してくれ」
NOVA「俺が勝ったら、どうするんだよ」
アスト「おとなしく、花粉症ガールファンクラブの末席で応援を続ける」
NOVA「やれやれ、こいつは負けられねえな。とにかく、任命してやるよ。スピードAことアスト、お前をバットクイーン、ダイアンナ・ブロシア・ジャックイーンの親衛隊長にな。ジャッキー親衛隊として、忠義と愛を捧げることが、お前の使命だ」
ダイアンナ「そういうことさ、アスト。TRPGは一人じゃできないみたいだから、あたしとリバT、Kキングといっしょに、研鑽に励んでおくれ。明るい未来のために」
アスト「だったら、せめてアッキー様もいっしょに〜」
NOVA「ダメだ。晶華、今すぐ帰って来い。ヒノキ姐さんのところで、ロードスの研鑽をするぞ」
晶華「やったー。ロードスが私を呼んでいる」
アスト「あ、ああ。オレのアッキー様が行ってしまう。おのれ、White NOVA。こうなったら、いずれ来たるゴブリンスレイヤー対決で、お前に必ず勝ってやるからな」
(当記事完。次は、翔花伝のロードス記事につづく。ゴブスレ対決は、その後になる予定)