誕生日の翌夜
NOVA「さて、今夜は昨日の続き、2019年懐古記事だ」
翔花「ええと、2019年の大イベントは、屋久島修行と……」
シロ「マッスル太郎と……」
晶華「タイムジャッカー改めマーキュリー・バットとの和解ね」
リトル「リウも、この年に初めて登場するですぅ」
NOVA「俺が創作でしたかったことの一つが、『自分の作品世界のクロスオーバー』だな。俺が最初にクロスオーバーを意識したのは、松本零士の銀河鉄道999映画に、キャプテンハーロックが登場したことだ。それ以前に、マジンガーZとデビルマンの共演とか、ゴレンジャーとジャッカーの共演なんかも知っていたが、その時はまだ物心もついていなくて、凄いと思っても、同じようなシリーズで共演するのが当たり前って感覚だった」
晶華「昭和ライダー全員集合とか、ウルトラ兄弟とか、同一シリーズの共演は割と普通だったってこと?」
NOVA「敵組織が手を組んだからヒーローたちも共闘しようとか、現役戦士のピンチに先輩ヒーローが助けに来るとか、最終決戦に続編新番組の主人公が応援に来てバトンタッチするのは、スペシャルなイベントでワクワクするのは間違いないんだけど、サプライズは感じなかったんだな。ただ、銀河鉄道999にハーロックが出たときは、違う種類の衝撃を感じた」
翔花「何が違うの?」
NOVA「俺、当時はまだ999の作者と、ハーロックの作者が同じ人だって分かってなかったんだな。それに作風も宇宙という共通点を除けば、999とハーロックは全然別物だ。俺が当時知ってたハーロックは最初のアニメ版で、宇宙海賊が地球を狙う侵略宇宙人のマゾーンと戦う物語で、要はヒーローが凄いメカに乗って悪者を迎え撃つSF活劇ものだ。一方で999は、バトル回もたまにあるけれど、銀河鉄道に乗って旅する主人公の鉄郎が、停車惑星の住人たちの生き様に触れて、いろいろ感じ入る少年の成長物語。999もあくまで旅の手段であり、戦闘兵器ではない。
「TV版アニメはそれぞれ、命をかけて守って戦う話と、夢を目指して旅を続ける話だけど、その両宇宙の主人公たちが合流した劇場版999は、TV版第1話で倒された機械伯爵を大ボスに据えた悪者退治のクライマックスに改編されて、旅の途中で鉄郎が遭遇したトチローを通じて、ハーロックやエメラルダスが支援してくれる展開になり、さらにTV版の最終回の要素を先行公開するという豪勢な映画だった」
NOVA「ヒーロー同士の共演も好きだけど、違う種類の作品世界に生きる主人公たちが共有できる想いを通じて、関わり合える世界観の融合ストーリーに夢中になった少年時代だったな。その後、80年代にはTRPGの縁でヒロイックファンタジー小説なんかも読むようになって、エルリックとエレコーゼとコルムとホークムーンの4人の転生主人公が共闘するクロスオーバーがあったり、作品間をまたぐ物語に出会うたびにワクワクを深めて行って、その後の90年代以降はスパロボとかヒーロー共演ゲームが当たり前になって、21世紀に入ってからは特撮ヒーローもクロスオーバーが定番になっているのが現状だが、
「当ブログでも花粉症ガールの粉杉翔花を中心に考えているうちに、眼鏡を軸にしたヒーロー共演のメガネンジャーとか、怪獣のエッセンスを交えたコンパーニュの面々とか、敵チームのマーキュリーバットとか、登場キャラが増えて、同時並行で別々の物語を描いて膨らませているうちに、ブログ別に異なる舞台のキャラたちを最後に合流させようとしたのが2018年のクリスマスイベントだったりするわけで」
翔花「でも、2018年の時点では、わたしとシロちゃんは屋久島編で帰って来れない状況だったから、クリスマスに全員集合とはならなかったのよね」
NOVA「だから、それを実現することを目指したのが2019年だったわけだ」
2019上半期の話
NOVA「では、2018年に続き、月別の出来事を箇条書き形式でまとめ、振り返ってみよう」
モスラの大いなる力を会得するために、
時空を越えた旅を開始する。
シロ、セイリュウの過去の話を知る。
倒さざるを得なかったファイナルウォーズの話で、
父親殺しの恨みを水に流すようになる。
シロ、セイリュウに師事して修行する。
タイムジャッカーの面々、コンパーニュ跡地で
不遇をかこつものの、その記事は幻と消える。
(旧ブログから転送され損なった)
前年9月の時空嵐のせいでタイムマシンが壊れ、
スピードAのアストが重傷を負っていた背景事情が
語られはするものの、作者にしばし放置される。
GTライフでは、次元ドルイドのハイラスの体質が
Kカプセルの副作用で、怪獣使いの要素を帯びた
ことが判明し、またメンバーが離散している
メガネンジャーの一員にスカウトされる。
NOVA、年末からフルタンXにハマったり、
スパクロを続けたり、のんびり日常を過ごす。
翔花「何よ、フルタンXって?」
NOVA「メガネンジャー候補にならないかと注目していたんだが、一時期の幻のように消えたCMヒロインだな。あれから3年、ちっとも復活しそうにないので、平成のうたかたアイドルとして、黒歴史化しそうだ」
晶華「スパロボのXΩとか、X星人とか、後のパトレンXとか何かとXにハマりやすい時期だったみたいね」
・2月:コンパーニュではロードス話の研鑽、
GTライフではD&Dシナリオやミスタラ世界の
懐古話など、TRPGメインの話中心。
スパクロも継続。
・3月:新掲示板「新星メカロボ不思議時空」の設置で
バタバタしていたので、ブログ記事少なし。
仕事人2019でゲスト出演のメガネピンク
弥生ちゃんにスポットが当たる。
月末のバースデイに未来から翔花とシロが来訪。
・4月:平成→令和の過渡期で雑談だらけな時期。
NOVAの時空魔術が時空神クロノスとの契約に
基づくことが判明するも、クロノスが物語に
登場していない現状で、謎が継続中。
翔花「ここまでが平成のブログで、ここからが令和のブログになるのね」
晶華「何だか、この時期のお姉ちゃんって、時空を越えた修行と称して、過去と未来を飛び回ってばかりみたいね」
翔花「PONPON飛び回るのはいいんだけど、自分で目的の時代を上手く設定できなくて、不安定極まりない時期だったのよ。平成から令和に切り替わるタイミングでは、時空の歪みも異常に大きくて、時空酔いも激しかったし」
・5月:令和おめでとうな時期。
NOVA、ゴブリンスレイヤーにハマり始める。
アベンジャーズのエンドゲームにも感じ入る。
・6月:NOVA、ゴブスレRPGプレイのために、
平成NOVA2009の魂を召喚する。
NOVAと晶華、日野木アリナとゲンブ、
コンパーニュでゴブスレRPGのための
キャラ作りを行う。
屋久島のシロ、白虎の力に覚醒して、
師匠のセイリュウを助けて、
スペースGとの戦いを開始する。
晶華「こうして、ナイン君がこの時代に来るようになったのね」
NOVA「厳密には少し違う。ゴブスレRPGのために召喚したのは、2009年の俺の魂だが(本人は夢の中の出来事と記憶している)、今いる009はその時の魂の記憶をガイアメモリに保存する形で、擬似的に再現しているに過ぎない。つまり、そこにはリアルの魂が宿っていないんだ」
翔花「つまり、2009年時のNOVAちゃんの思考パターンを魔法科学的に再現しただけのコピー人形ってこと?」
009『まあ、そういうことになるな。自分が本物ではなく、作られた存在だと認識したときは驚きもしたが、「我思う、ゆえに我あり」とすぐに割り切ることができた』
NOVA「俺の思考パターンだと、SF脳とかファンタジー脳でワクワクできるからな。自分が10年先の未来に来たと分かれば、好奇心に駆られて勉強するだろうし、学習できる課題があるなら、自分が本物か偽物かなんて、どうでもいいって思ったりするし、『サイボーグ? よっしゃラッキー! 長年の夢がかなった』とか言っちゃうだろうし」
翔花「じゃあ、NOVAちゃん自身が改造されちゃっても満足ってこと?」
NOVA「悪の組織に改造されて、自我を失って怪人化する夢も何度か見たけど、できれば自由意思は保っていたいよな。改造されて、悪の組織に忠誠を誓う自分というのは幸せなのかどうか、という議論は悪堕ちキャラ好きの間では尽きないわけだが、とりあえず特撮ヒーロー好きとか、怪獣好きとか、TRPG好きとか、好きな物の思い出が維持できているなら、それは俺だし、もしもそういう愛を失って、『特撮ヒーロー? 怪獣? TRPG? そんな物を大事にするなんて、バカみたいだな』と嘲るようになれば、それは俺ではない別の誰かだろうなって思って欲しい」
晶華「飽きちゃうってことは?」
NOVA「その時は、もっと面白いものにハマっている時だから、適度な刺激を受けつつ、昔の好きと今の好きを上手くつなげ合わせたいと思っちゃうかな。ブログ記事を書くに当たって、思い出のネタ、関連付けられるネタは多い方が楽しめるし、歴史や多様性のあるジャンルであれば、そう簡単に飽きることもないだろう。まあ、その時々の推しが移り変わることは普通にあるとしても」
翔花「そんな推しがどう移り変わっているかを知るのも、過去ブログを振り返る醍醐味ね」
NOVA「ああ。平成から令和に来れなかったフルタンXとか、令和に入ってからTRPG効果でハマることになったゴブスレとか、いろいろなマイブームを確認できるわけで」
2019下半期の話
NOVA「さあ、平成明けて令和になった下半期だ」
・7月:NOVAたち、コンパーニュでゴブスレ妄想リプレイ。
次元ドルイド・ハイラスと、Dr.ウルシェード、
海の日に旅に出る。
NOVA、ジオウ夏映画で瞬瞬必生という
激エモワードに触れる。
・8月:NOVA、ロードス復活新刊を苦労してゲットする。
晶華、発売直後にロードス新刊を買えなかった
NOVAに怒って、コンパーニュに家出する。
年始から放置されていたタイムジャッカーたち、
クリスタルタワーを訪れ、NOVAと談判する。
令和と、架空年号の珠保の話題が出る。
NOVA、スパロボDDをプレイ開始する。
戦いで討ち死にする。
シロ、リトル・セイリュウをスペースGから
救出する。
翔花、長かった時空修行の旅を終えて、
屋久島に降臨する。
翔花「8月に入って、ようやくタイムジャッカー電撃隊と屋久島の物語が大きく展開する流れになったわね」
NOVA「タイムジャッカー電撃隊については、元ネタの仮面ライダージオウにおけるタイムジャッカーの設定とか、いろいろ明らかになった際に、それを参考にストーリー展開するつもりだったんだが、結局、ジオウ終盤になってしまったから賞味期限切れの危機を感じて、新展開を意識したんだ。
「屋久島編はシロ君とセイリュウG様の関係性を中心に少しずつ話を進めてきて、ラストは平成VSシリーズのスペースゴジラや、デストロイア戦でのゴジラの最期をモチーフに、自分なりにエモい話を再構成できたと思う」
リトル「スペースGに捕まっていたリウが本格的に登場したですぅ」
NOVA「白虎の称号をシロ君が継承する流れを描いたら、次は青龍の称号をリトル君が継承する話を展開して、コンパーニュの擬似家族風味な日常ドラマを構築したくなったんだ」
晶華「私が家出したのはどうして?」
NOVA「裏話的には、お前とタイムジャッカーの連中をこの時点で遭遇させたくなかったんだ。連中との対決劇はいろいろな可能性プロットを組んでいたんだが、最終的には晶華の中から分離したアナザー・ショーカ(バットクイーン)をどう扱うかがキーになるし、半年ほど続けて来て、アステロイド監視所のハイラスとドクターを中心にD&D話を展開しようとしても、ちっともイメージが湧いてくれないことが判明。NOVAがいなくても、D&D話を研鑽してくれる奇特なキャラを用意できないかなあ、と考えて、白羽の矢を立てたのがアストだったんだ」
・9月:晶華とリバT、NOVAの使いでGTライフに出張し、
復活した殺人鬼ケイソンに襲われる。
翔花、屋久島でスペースGを圧倒的な神力で
撃退する。
コンパーニュのゲンブ、仮面ライダー01の
第1話で腹筋崩壊太郎の最期に涙して、
日野木アリナと妄想リプレイを計画する。
・10月:コンパーニュにて、マッスル太郎の物語が
開始される。
晶華とリバT、タイムジャッカーの連中と
複雑な経緯を辿った結果、ダイアナ・ジャックが
バットクイーンの魂と融合し、合わせ鏡の
ダイアンナ・ジャックイーンが誕生す。
これを機に、タイムジャッカーはその名を捨て、
快盗団マーキュリー・バットとして、
GTライフの管理役の地位を認められる。
以降は、D&Dと共に新作RPGパグマイアの
研鑽を行うようになる。
・11月:スペースGを撃退した翔花、大地母神のガイアの
後継者として屋久島での神霊修行を要望されるが、
NOVAのところに帰りたいために拒否する。
結局、NOVAがガイアといろいろ契約して、
翔花を預かって、世話役として連れ帰ることに。
代わりに屋久島の新たな守護者として、
次元ドルイドのハイラスと海を愛するドクターが
赴任して、屋久島はメガネンジャーの拠点となる。
また、肉体を失ったセイリュウG、思念体として
息子のリトルにブルーソウルを託す。
コンパーニュにて、翔花とシロの帰還の宴。
晶華「2019年の秋は、一気にいろいろ展開して、それぞれの物語が落ち着くところに落ち着いた形ね」
NOVA「ああ、2018年に蒔いた物語の種がここで一気に完結して、めでたしめでたしの気分だったよ。このままハッピーなクリスマスに突入するはずだった」
翔花「だけど、謎の予言者ノヴァストラダマスが暗躍する、と」
NOVA「タイムジャッカーを裏で操っていた、悪のNOVAって感じだな」
翔花「妄魔時王とか、教祖グロワールとか、何だか未来のNOVAちゃんって悪役街道を突っ走ってない?」
NOVA「そもそも、最初の敵であったケイソンだって、中身がNOVA1983だったから、未来だけじゃなく過去NOVAからも悪役が生まれているぞ。まあ、創作での敵キャラって、作者のダークサイドを体現化したものだからな。自分にとって怖いものとか、醜い自分の心性とか、それでも同情すべき事情を抱えた不幸なキャラとか、どのような悪役を設定するかで作者の内面が滲み出たりもする。それはまあ、主人公やサブキャラなんかも作者の内面世界や感性、人間関係への想像力の賜物だけど、とりわけTRPGのゲームマスターを経験すると、自分が悪キャラを演じる機会も多く、悪への哲学なんかも必然的に考えたりする」
晶華「だからと言って、NOVAちゃんが悪のNOVAちゃんを倒すストーリーって変じゃない?」
NOVA「こう言っちゃ何だが、ブログ物語中の俺、NOVAはノヴァストラダマスと直接対面したことがないんだな。翔花は会っているし、アストたちも会っているが、俺が会ったのはアストに憑依したGM役として、ゴブスレRPGにおいて対立しただけだ」
翔花「確かにそうか。暗躍する敵役で、物事を影から動かして、令和を珠保に変えようとするんだけど……」
NOVA「それを生み出したのが、翔花の考案した物語『花粉ライターJUHO』が起因で、正体が粉杉ノヴァ彦って劇中の父親が悪霊化したものって、俺パロディ要素がキツ過ぎるだろう、これ!?」
晶華「結局、NOVAちゃん自身が悪を生み出しているってことだものね」
NOVA「それを言うなら、あらゆる勧善懲悪フィクションで言えることだろう? 作者が悪役も生み出さないと、物語が生み出せない」
晶華「作者が作者面しておきながら、物語世界で主人公ヒロインの父親として、のうのうと出しゃばり続けているから話が変なのよね。普通は、作者が自分を仮託したアバター的な人物を登場させるのであって、作者が物語世界に強権を持って登場し続けると、いろいろと破綻しまくらない?」
NOVA「俺が作者だって、お前たちが認識しているのも変だけどな。ただ、このブログ時空が成立しているのは、『NOVAが作者だけど、決して絶対神ではなくて、むしろ自分の書いているストーリーが自分で何もかもコントロールできず、寄り道脱線だらけで試行錯誤と悪戦苦闘を重ねながら、一応のプロットのレールと可能性の未来の複数の路線のどれを通るかリアルタイムで検討しながら、しばしば自己ツッコミも入れながら(あるいは他キャラに入れさせながら)展開している』ことにある。作者は決して万能ではなく、自分でもままならない妄想やリアルの出来事に翻弄されたり、感じ入ったり、花粉症に苦しめられたりしながら、瞬瞬必生で紡がれているストーリー、それが花粉症ガールの一連の物語だ」
シロ「作者と創作の悪役の関係はともかく、桃井タロウが原因で鬼が生み出されるドンブラ世界の構図は斬新ですね」
NOVA「そうだな。あの世界の恐ろしさは、ちょっとした欲望や願望で人間が簡単に鬼になってしまうところだな。ガイアメモリとかメダルとか、そういう怪人化アイテムを挿入されて変貌するのではなくて、ちょっと欲望が暴走しただけで鬼になっちゃう。ドンブラ世界に行ったら、俺みたいな人間も簡単に鬼になってしまう可能性があるな」
晶華「NOVAちゃんが鬼になったら、どうなるかな?」
NOVA「時空魔術師だから、未来鬼か新星鬼のどちらかとは思うが、劇中にどちらかが登場したら、オレキターと感情移入して見るとしよう」
リトル「ダイ大でも、北の勇者ノヴァが出てますよね」
NOVA「感情移入しまくりだ」
翔花「たぶん、その感情移入しまくりなところが、良くも悪くもNOVAちゃんの特徴なんだと思う。たぶん、自分の書いているキャラ全てに感情移入してるんじゃないの?」
NOVA「そうかもしれないな。だから、あっさり使い捨てにできないというか、スペースGみたいな元ネタありの怪獣とか、ノヴァストラダマスみたいに作家の五島勉さんが2020年6月に亡くなったリアルを機に浄化されて消滅とか、いろいろと考慮した上で自分の中で割り切らないと倒せないような気がする」
晶華「私やお姉ちゃんが鬼になったら、ショーカ鬼ってところね」
NOVA「火を消しそうだが、うちの周りでは文字どおりヒノ鬼がいるし、何故か飛んできたキツツ鬼とか、悪魔の角が生えた五十嵐一鬼とか、何でもかんでも鬼にしてみるネタが遊べそうだ」
・12月:令和VS珠保ゴブスレ対決、始まる。
2019Xマスパーティー、開催。
その渦中で、翔花がノヴァストラダマスに
襲撃されて、時空のどこかに失踪してしまう。
晶華「せっかく帰ってきたと思ったら、お姉ちゃんを失踪させてしまうなんて、作者は何を考えているのよ!?」
NOVA「俺が悪いんじゃない。悪いのはノヴァストラダマスなんだ」
晶華「結局、NOVAちゃんが悪いんじゃない」
NOVA「だから、行方不明の翔花を取り戻そうと、2020年は頑張ったんじゃないか。主人公が何かを喪失して、それを取り戻すために頑張るのは物語の基本だぞ」
翔花「うん、何か欠けているものがあって、それを手に入れるために旅立つとか、物語には動機づけが必要だもんね。壊れた日常を回復させるためとか、欲しいお宝や愛情を手に入れるためとか、何かの起因があって物語が動き出す、と」
NOVA「そんなわけで、ミッション『翔花クエスト』が発動して、2020年に続いたのが令和元年のお話だったわけだ」
(当記事 完。2020懐古につづく)