Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

翔花の行方

ケイPの報告

 

ケイPマーク2『実は……』

NOVA「ああ、皆まで言うな。大体、分かった」

晶華「ちょっ、NOVAちゃん。私、全然聞いてないし。いきなり、話を終わらせないでよ」

ケイP『と言うか、まだ話を始めてもいないのに……』

NOVA「いや、俺、作者だから。物語の結末は俺が決めるし、つまり、俺と、晶華と、ケイPでパーティーを組んで、『フェアリーガーデン』をプレイしろってことだろう? 翔花がいろいろな世界を翔び回っているうちに迷子になって帰れなくなったから、迎えに行かないといけないってだけじゃないか。よくある話なので、今さら聞くまでもない。さあ、さっさと行こうぜ。『フェアリーガーデン』ならプレイ経験もあるし、今から集中してプレイすれば、お盆休みには十分終わる」

晶華「本当に?」

NOVA「プレイするだけならな。問題は、それを読者向けのリプレイ記事として、文章起こしする場合だが、そうなると年末までに終わる自信は全くない。何せ、マッスル太郎の冒険も、56話ぐらいを費やしたからな。同じくらいかかるとして、3日に1記事書いたとしても、150日以上掛かる計算だ。俺にそういう苦労をしろというのか?」

晶華「NOVAちゃんならできるって。読者の人もそれを期待しているし」

NOVA「お前に読者の気持ちの何が分かると言うんだ?」

晶華「分かるよ。私、花粉症ガールだし、精霊少女なんだから」

NOVA「それが理由になるってのか?」

晶華「なってるわ。精霊は人の想いに敏感なの。今、この場には、『早く、マッスル太郎の続きのリプレイが読みたい。フェアリーガーデンでも、ミストグレイヴでもいいから、早く始めて欲しいッス』って読者の想いが3人ほど届いているわ」

NOVA「たった3人だけ?」

晶華「あ、今、1人増えて4人になった。え、また、さらに1人……すごい、みんなの声が集まって、その想いの力が今、一つになって大いなる輝きを示す。5人そろえば勝ったも同然ね」

NOVA「そいつはただの妄想だ。付き合ってられん。俺はセイバーを見る」

 

ケイP『え? おいらの報告は? この記事の小見出しは?』

NOVA「そんなの、俺が知るか。今はセイバーが俺を呼んでいる」


仮面ライダーセイバー エンディングテーマ


「変身ベルト DX聖剣ソードライバー」遊び方紹介ムービー公開!


仮面ライダーセイバーop映像【新番組】KAMEN RIDER SABER OPENING

 

晶華「え? OPってもう解禁されたの?」

NOVA「いや、まだだ。こいつはただのファンムービー。主題歌はヴァルヴレイヴのものだ」


[スパロボDD]ヴァルヴレイヴⅣ 火ノ輪 & ショーコ(サブ) 全武装 (5月1日追加スターライト・ステップ)

NOVA「何だかスパロボDDもそろそろ1周年で大きな動きが見られそうだし、スパクロはスパクロで、世界創造の神さまクラスの凄い敵(オウラ)が出てきて、思いきりクライマックスって感じだし、いろいろ記事を書きたいネタはあるんだよ」

晶華「だけど、お姉ちゃんの行方を見つけることも同じくらい大事だよね」

NOVA「まあ、それは否定しないが。できれば、体が二つ欲しいぜ。そうすれば、倍の速さで記事書きできる」

晶華「NOVAちゃんも、私とお姉ちゃんや、KPちゃんみたいに分裂したらいいのに」

NOVA「ただの人間に無茶を言うな。もしも、仮に分裂したとしても、予言者ノヴァストラダマスみたいな『令和を滅ぼそうとする悪の珠保NOVA』の同類が増殖してみろ。世界は今以上に大混乱してしまうぞ」

ケイP『おいらが報告しようとしているのは、そのアナザーNOVAこと粉杉ノヴァ彦の話にも関わっているのですよ』

NOVA「何? 粉杉ノヴァ彦だと? そいつの話に関しては、作者である俺にも感知はできん。どうして、それを早く言わないんだ?」

ケイP『話そうとしていたのに、皆まで言うな、と止めたのは、どこの誰だッピ?』

NOVA「この記事を書き始めた頃の俺だ。しかし、今の俺は、セイバーの映像とサキさんの映像に癒されて、寛大な心を取り戻した。俺は確かに作者だが、アナザーな俺であるノヴァ彦もまた作者の力を持つわけで、奴の目論見に関しては、この俺の力をもってしても読むことができん。だから、情報が大切なんだ」

晶華「ところで、粉杉ノヴァ彦って誰?」

NOVA「お前も知っているはずだぞ。年始のゴブスレ対決でGMをしただろうが」

晶華「ああ、アストに憑依していた悪霊ね。令和を改変して、珠保に書き換えようとしたタイムジャッカー電撃隊の大ボスみたいな奴」

NOVA「奴との一時的な決着は、この記事で描かれているわけだが、その後、奴が何をしているかは俺にも分かっていないんだ」

ケイP『おいらが話そうとしていたのは、翔花ママとノヴァストラダマスのその後の戦いについてだッピ』

NOVA「何と。俺の知らないところで、そのような話があったとは。皆まで言え。分からないことが多すぎる」

晶華「これは、いろいろ整理しないと、読者の方も付いて来れそうにないわね」

NOVA「ああ、花粉症ガールの物語に大きく関わって来そうだな」

 

物語の整理

 

NOVA「よし、状況の整理を試みよう。そもそも花粉症ガールとは……」

晶華「そこから始めるの? 下記の創作設定カテゴリーの記事を順に読めばいいんじゃないの?」

whitenova.hatenablog.jp

NOVA「それで分かる読者はそれでもいいんだが、最近、マッスル太郎関係で、新しい読者の人も増えた感じだからな。もう少し親切に分かりやすくまとめてもいいと思うんだよ」

晶華「じゃあ、NOVAちゃんに任せると長くなるので、私が簡潔にまとめます。花粉症ガールの粉杉翔花は、花粉症とNOVAちゃんの想いが混じって生まれた精霊少女で、1号のお姉ちゃんが修行と冒険の旅に出て、2号の私がNOVAちゃんの日常アシスタントガールとして当ブログの主人公をやらせてもらってます」

NOVA「ちょっと待て。主人公は俺だぞ」

晶華「いいえ、NOVAちゃんは管理人にして作者だけど、主人公は私。その証拠に今のブログのタイトルを見てよ」

NOVA「うわ、こいつ、俺から主人公の座を乗っ取るためにタイトルを改変していただと?」

晶華「ついでに、サイドバーのカテゴリー欄を見てよ。『花粉症ガール』カテゴリーは存在するけど、『White NOVA』あるいは『Shiny NOVA』というカテゴリーは存在しない」

NOVA「うっ、確かに」

晶華「さらに言えば、NOVAちゃんはよく『花粉症ガールの物語』という言い方をするわよね。だけど『White NOVAもしくはShiny NOVAの物語』って言い方をする?」

NOVA「……確かに、俺は『俺の人生物語』の主人公だという認識は持っているが、自分のブログをそういう自伝みたいなものとは意識していないなあ。元々は、ここは『つれづれ趣味雑記』というタイトルだったが、翔花が生まれてからは、翔花あるいは2号の晶華を中心にした物語として、展開してきた気がする」

晶華「つまり、NOVAちゃんの立ち位置は、『仮面ライダーシリーズにおける立花藤兵衛みたいなおやっさん』の役どころなのよ。メインキャラではあるけど、主人公ではない。ウルトラマンレオにおけるダン隊長、ロボコンにおけるガンツ先生、キラメイジャーにおける博多南無鈴さんの立ち位置ね。必要不可欠な立ち位置だけど、主人公じゃない。そのことを自覚するときが来たようね」

NOVA「あ、何か説得されてしまいそうな俺がいる。だったら、仮面ライダーゼロワンにおいては誰の立ち位置だろうか?」

晶華「該当キャラがいないわよね。サウザーさんがもう少し早く仲間になっていれば、もしかすると司令塔の役ができたかもしれないけれど。前作だったら、時計屋の叔父さん役とか、門矢士さんとか、オーマジオウさんとか、ウォズさんとか、主人公を導いたり世話したりする役どころがいろいろいたけど、ゼロワンだと秘書のイズさんが世話係になって、導く役ってのはいないと思う」

NOVA「不破さんも、導く先輩キャラではないし、祖父や父も物語にはほぼ登場しない背景設定みたいなものだし、副社長も出番が少ないし、味方になった滅は父親っぽい頼れる大人ポジションが務まりそうだけど、好きなキャラはいても、自分を投影できるキャラはいないか」

晶華「とにかく、NOVAちゃんが描きたいのは、自分が主人公として活躍する話じゃなくて、自分が主人公のサポーターとして若者を盛り立てる話でしょ?」

NOVA「う〜ん、アメコミだと父親ヒーローも結構いるんだけどな。まあいい。俺のしたいのは、自分が主人公になることではなくて、自分らしく楽しい物語を紡ぐことだからな。とにかく、今、この場ではお前や翔花が主人公だとしておこう」

 

晶華「では、今の焦点はお姉ちゃんにしておきましょう。私については、『明鏡戦隊メガネンジャーのメガネシルバー』とか、未来に飛ばされて『快盗団マーキュリーバット(別名タイムジャッカー電撃隊)のバットクイーン』になったとか、いろいろなエピソードもあるんだけど、それは今回割愛して、その頃のお姉ちゃんは九州・阿蘇のふもとのコンパーニュの塔から、屋久島へ修行の旅に出かけていたわけね」

NOVA「屋久島に到着した後の『新・屋久島編』は昨年の正月期にスタートした。その最初のエピソードがこれだ」

晶華「この回で、大地母神のガイア様が初登場した、と」

NOVA「もっとも、新・屋久島編のメインキャラはシロ君で、翔花はその間、時空を翔び回り、仮面ライダージオウのミライダー編に陰ながら干渉していたり、花粉ライターJUHOになって、時間軸を混乱させていたわけだ」

晶華「え? 確か、この『花粉ライターJUHO』って、平成の次が令和ではなく珠保という時代に、ジオウさんの後番組として始まった番組よね。花粉と光と言葉の3つの力を組み合わせて戦うとか、父親がブログライターだから付いたネーミング。これって、セイバーさんが小説家ライダーという設定に影響していたりしない?」

NOVA「う〜ん、小説家ライダーが令和の現実に登場するとなると、ライターJUHOという設定にも何かの関連付けがあるのかもしれんが、公式でもウォズの予言書とか、エグゼイドの小説版とか、書物や小説によって未来予測や書き換えができて、自分の物語を構築する力というのが提示されているからな。そこからのアイデアの延長と考える方が自然だろう」

晶華「何だ。てっきり私は、令和が珠保に侵食された結果だと思ったわ」

NOVA「侵食された結果、元号がいつの間にか、珠和(じゅわ)とか令保(れいほう)に改変されているとビックリだが、そんなことはないよなあ。令和はまだ令和だ」

ケイP『もう、珠保の心配はいらないッピ』

NOVA「どういうことだ?」

ケイP『粉杉ノヴァ彦は、翔花ママの力で完全に封印されたッピ』

NOVA「ちょっと待て。いつの間に、そういうことになったんだ? 俺は全然知らない話だぞ」

ケイP『まずは、この記事を読んで欲しいッピよ』

NOVA「ミッション『翔花クエスト』だと? もしかして、昨年末にスタートしたこのイベントって、まだ続いていたのかよ」

晶華「ええと、新・屋久島編で時空を越えた修行をしていたお姉ちゃんは、そのクライマックス戦闘でスペースGを倒して、めでたくNOVAちゃんと再会できたのよね」

NOVA「ああ、去年の秋の話だ。その辺の経緯をまとめた記事はこれになる。花粉症ガールの物語としては、ウルトラ重要なエピソードだから必読だぜ」

晶華「それで、お姉ちゃんはしばらく私たちといっしょにいたんだけど、年末のクリスマス時期に失踪してしまったの」

NOVA「その元凶が、粉杉ノヴァ彦。令和じゃない珠保時代というパラレルワールドから来たアナザーNOVAで、俺の分身になるわけだが、粉杉翔花主役の幻の作品『花粉ライターJUHO』の劇中で死んでしまい、悪霊となってしまったんだ。そして、令和を珠保に書き換えようと俺たちに『ゴブスレ対決』を挑んできた。それが昨年末から今年の初めにかけて展開されたエピソード。詳しく知りたい人はコンパーニュのその辺の記事を読んでくれ」

whitenova.hateblo.jp

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晶華「でも、春に一度、お姉ちゃんはここに帰ってきたのよね」

NOVA「ああ。俺の中では、それで一連の『翔花クエスト』は終わったつもりでいたんだがな」

晶華「だけど、またすぐに、悪霊コロナをやっつけると言って、行方不明になっちゃった」

NOVA「その後、ゴールデンウィーク期にこういうエピソードもあったようだ」

晶華「3月、4月、5月と月刊『粉杉翔花伝』みたいになっていたのね。で、6月は?」

NOVA「6月は特にないな。7月4日は『ウルトラマンZ』第3話で、花粉症エピソードがあって、翔花の痕跡を発見した気分だったが、肝心の翔花は登場せず。まあ、あの辺の観測は強化しているから次に花粉症エピソードが描かれるようになれば、確実に原因を追跡できるようにしたんだが、今のところは花粉症ガールがZ世界に登場する気配はない。わかったのは、次のストレイジ製ロボットがキングジョーだということぐらい」

宇宙船vol.169 (ホビージャパンMOOK 1016)

NOVA「ともあれ、以上が俺の知っている翔花の行方なんだが、ケイPはそれ以外の情報も持っているということだな。さあ、続きを頼む」

ケイP『実は……』

謎の声「その続きは、わしが話そう」

NOVA「むっ、何だ。この身震いするほどのシャイニーでワンダー極まりない小宇宙は? 思わず、土下座したくなるほどの、神にも近い圧倒的な威圧感。もしや……?」


ゴジラ対特車隊 モスラ対ゴジラ(伊福部 昭 ・GODZILLA)

 

怪獣王と時空魔術師

 

セイリュウinハイラス「久しいな、時空魔術師よ」

NOVA「え、姿形はハイラスだけど、胸に輝くブルーソウルは、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴジラ様?」

セイリュウ「正確には数多に分かれたGの魂の眷属セイリュウよ。日野木アリナがラドンの眷属であり、ゲンブがガメラの眷属であり、シロがキングシーサーの眷属の子であると同様にな」

NOVA「いやあ、このブログ時空においては、眷属=本体も同じです。もちろん、公式ではないので、眷属という扱いですが、俺の中ではあなた様は偉大な怪獣王そのもの。俺が時空魔術師であるのと同様に、あなたは怪獣王。土下座平伏して、お迎えいたしますとも。ははあ🙇‍♂️」

セイリュウ「苦しゅうない、面を上げい。さもないと、まともに話もできんではないか」

NOVA「しかし、天下の怪獣王さまが、我が塔にお越しいただくとは。コンパーニュと違って、ろくなおもてなしもできませんが、どうかご容赦を」

晶華「まるで、水戸のご老公の印籠を前にした悪代官ね」

NOVA「お前は、どうして、そうも平然といられるんだ? この圧倒的なオーラに感じ入ることはないのか?」

晶華「だって、私は花粉症ガールよ。精霊少女はめったなことで動じない、大胆不敵さが売りなんだから」

NOVA「こういう時は、動じることも覚えろ。俺は金八先生じゃないから、ゴジラ様相手に『何だ、この野郎。デカイ顔をしやがって』と怒鳴りつけるような酔っ払い演技はできん」

晶華「何それ? 意味が分からない」

セイリュウ武田鉄矢とやらか。84年の映画の話だな。当時は同じ東宝配給のドラえもん映画の主題歌の作詞も多く提供したと聞く。近年は水戸黄門の役もしたそうだな」

 


ポケットの中に 大山のぶ代 【ドラえもん のび太の恐竜 主題歌】ドラえもん50周年


少年期 武田鉄矢 【ドラえもん のび太の宇宙小戦争 主題歌】【ドラえもん50周年】


【ニコニコ超会議2019】武田鉄矢率いる水戸黄門!?金八先生!豪華俳優陣!

 

NOVA「何で、ゴジラ様が水戸黄門のことを知っているんですか?」

セイリュウ「昔から時代劇は好きだったからな。木枯紋次郎のマネをしたこともあるし、ゴジラと時代劇は相性がいい」


忠臣蔵メインタイトル 作詞・作曲者:伊福部昭

 

NOVA「とにかく、ゴジラ様がうちの拙い娘のことを気にかけていただけるとは、何ともかたじけないと思っております」

セイリュウ「拙いのは、娘だけでなく、お前もではないか、時空魔術師よ。ガイア様の前で、大見得を切っておきながら、娘が失踪したままとは、一体、何をしておるのだ?」

NOVA「お許しください、ゴジラ様。全ては、あの憎きコロナウィルスのせい。この次こそは必ずや、コロナウィルスとその本拠地である武漢研究所を殲滅させてみせましょう……と、俺の中のあしゅら男爵が申しております」


【第2次スパロボZ 破界編】あしゅら男爵(付き添い)のセリフ集

 

セイリュウ「一体、何の話をしておる、何の?」

NOVA「え? ゴジラ様はマジンガーZをご存知ない? 日本を代表するスーパーロボットの一体で、あしゅら男爵とは、その敵キャラの……」

セイリュウ「そんなことは、お前に説明されなくても分かっておる。わしの言いたいのは、どうして今、このタイミングで、あしゅら男爵の話が出てくるのか? ということだ」

NOVA「いや、圧倒的な力を持つ支配者に謝るときの定番は、あしゅら男爵でしょう。他には、ドクロベエ様に謝るドロンボー一味とか、総裁Xに謝るベルク・カッツェといったヴァリエーションもありますが、どれが好みですか?」

セイリュウ「どれも要らん。やれやれ、シロが言っていた『思考回路が混線状態、ハートは万華鏡な一筋縄ではいかん男』とはこのことか」

NOVA「シロ君がそんなことを?」

セイリュウ「詳しい話が知りたければ、以下のページを見よ。わしがお主たちに求めることも書いておる。同じ説明を何度もしたくはないからな」

whitenova.hateblo.jp

NOVA「なるほど。大体、分かった」

晶華「本当に? 何か、とんでもない思い違いをしていない? 勝手に分かったつもりになって、勘違いしながら突き進むのはお姉ちゃんにありがちだけど、それってNOVAちゃんの性格を受け継いでいるんだからね」

NOVA「いや、俺はもう少し冷静に考えているぞ。無謀でアクティブな陽性ソーラーNOVAと、理性的だけどネガティブで控えめな陰性ルナーNOVAの、二面性ダブルNOVAな思考回路の持ち主だからな」

晶華「確認するわ。今のNOVAちゃんは何が分かっていて、何が分かっていないのか、説明してみて」

NOVA「つまりは、フェアリーガーデンをプレイしないと、『翔花クエスト』が解決しないってことだろう? 俺がもう終わったと思い込んでいた『翔花クエスト』は、実は第一章『ゴブスレ対決編』に過ぎず、今は第二章『打倒コロナ編』に突入しているということだ」

セイリュウ「少し違う。第二章は『打倒ノヴァストラダマス編』で、次は第三章『フェアリーガーデン編』ということになるか」

NOVA「え? 翔花はコロナと戦いに行ったのでは?」

セイリュウ「その旅の途中で、あの娘は今回のコロナ騒動の元凶の一人が、ノヴァストラダマスこと粉杉ノヴァ彦、すなわち珠保NOVAであることを突き止めたのだ」

NOVA「何と。つまり、コロナウィルスを蔓延させた元凶は、あいつだと? おのれ、ノヴァ彦め。令和2年から東京オリンピックを奪い、春に予定されていたタイガ映画やプリキュア映画を延期させ、夏予定だった戦隊&ライダー映画を延期させ、汁なしタンタンメンが暴れるようになったのも奴の仕業だというのか?」

晶華「他はともかく、汁なしタンタンメンは違うと思う。それは脚本家・浦沢義雄さんの仕業であることは、特撮マニアの常識よ」

NOVA「そうか。さすがに汁なしタンタンメンにノヴァ彦は関わっていなかったか」


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セイリュウ「話を続けるぞ。お前たちにゴブスレ対決で負けたノヴァ彦は、粉杉翔花の持つ時空改変の能力を奪い、自分たちの珠保時代を復活させようと、なおも陰謀を企てていたのだ。その際に、奴が目を付けたのは、スペースGの悪霊パワーを取り込んで、スペースGノヴァとなること。そして、世界にノヴァコロナビームを拡散させた」

NOVA「何て奴だ。令和の時代を苦しめるために、そこまでするというのか?」

セイリュウ「こうして、世界中の人間が令和という時代を呪い、珠保の時代が到来する様に仕向けるのが奴の狙いだ。人々の想いの力がネガティブに広がると、それを利用して闇の勢力が力を付けるのは古今東西よくある話。しかし、その企みを知るに及んだ粉杉翔花は、自らの責任においてスペースGノヴァと彼方の地で決戦を繰り広げたのだ」

NOVA「俺たちの知らないところで、そんな戦いが行われていたとは」

セイリュウ「たとえ知っていたところで、お主たちには手が出せまい。わしやガイア様が知ったのも、戦いが終わりかけていた頃合いだったからな。結果的に、翔花はスペースGノヴァを撃退したものの、自らも力を使い果たし、その魂は妖精郷フェアリーガーデンの地に飛ばされてしまったわけだ」

NOVA「で、ノヴァ彦の方はどうなったんですか? 珠保NOVAの力は完全に封印された、とケイPは言ってましたが」

セイリュウ「時空魔術師よ、このニュースは知っておるか?」

news.yahoo.co.jp

NOVA「ええ。1973年にベストセラーとなった『ノストラダムスの大予言』の作者が、先月に亡くなったという話ですね」

セイリュウ「粉杉ノヴァ彦は、予言者ノヴァストラダマスを名乗り、その力を増幅させていたそうだ。しかし、ノストラダムスを流行させた作家が亡くなったことで、増幅させた力が失われたのではないか、とわしは考えている。さもなくば、そなたの娘御がスペースGノヴァを倒せたかどうかも怪しいが、それでも時はあの娘に味方したのだろう。すなわち、力を失ったノヴァ彦は完全に封印された。珠保時代の侵略はこれで終了した、と考えてもよかろう。あとは、激しい戦いを終えて力を使い果たした娘御を捜索、その物語を創作することが我らの仕事と言えるが、力を貸してくれような」

NOVA「その話が本当なら、フェアリーガーデンをプレイすれば翔花が帰ってくるということですね」

セイリュウ「本当なら……って、わしの話を疑うというのか?」 

NOVA「俺が直接、自分の目で見たことじゃないですからね。いくらゴジラ様の話でも、あまりに大掛かり過ぎて、そう簡単に『なるほど、そうだったのか。全ての謎はこれで解けた』という気分にはなれませんよ。今の俺の頭の中では、陰陽2つの想いが激しく戦っています。お見せしましょう」

 

陰NOVA『おい、いくら何でも今の話を信じるんじゃないよな。よく考えてみろよ。フェアリーガーデンをクリアするのに、一体どれだけ時間が掛かるか分かってるのか? 安請け合いするんじゃねえよ』

陽NOVA『何を言ってるんだ? 翔花が俺の助けを待ってるんだぞ。だったら、迷わず駆けつける。それが父親ってもんだろう。何だかんだ言い訳して、自分の為すべき仕事から逃げてるんじゃねえよ。慎重なのはいいが、ここは大胆に、アクティブに行動に移る時だ。ここで逃げたら、シャイニーの名前が泣くぜ』

陰NOVA『フッ、シャイニーだと? その称号は今や娘の晶華に奪い取られたじゃねえか。そう、ブログタイトルも奪われ、主人公の座も奪われ、もう俺なんかの時代は終わったのさ。笑えよ。シャイニーを失った俺は、今やただのNOVA。そう、何の力もないただのチーキュの一般市民なんだよ』

陽NOVA『バカ野郎。変身できなくても、胸に愛を抱いて突き進めば、自分にもある弱さを知れば、本当のヒーローじゃないか。できることもせずに最初から諦めてたら、特撮ヒーローマニアを名乗る資格はねえぜ。ギリギリまで頑張って、ギリギリまで踏ん張って、どこまでも手を伸ばすのが真の特撮ヒーロー好きの心意気ってもんじゃねえか』

陰NOVA『特撮ヒーロー好きか。だが、俺はヒーローの活躍を見るのが好きなのであって、自分がヒーローとして苦しみたいとは思わない。俺以外の奴はいないのか? いたら、俺はそいつを応援するぜ』

陽NOVA『だったら、こう考えろ。お前はTRPG好きなんだろう? あの天下のゴジラ様が俺や娘のためにGMをしてくれるっておっしゃって下さるんだぜ。こんなチャンスは滅多にない。GMゴジラの卓でプレイヤーができるなんて、怪獣好きのTRPGマニアにとっては垂涎ものの夢だ。こんな企画を棒に振ったんじゃ、お前は一生、読者にバカにされて孤独な人生を送ることになる。だがしかし、この企画を成功させたら、「ゴジラ様の卓で、自分の娘を助けるためにヒーロー精神を発揮した伝説のプレイヤー」として、歴史に名前を残すことになるんだよ。こんなサービスはめったにないんだからね。お前がバカじゃなければ、この手をつかむはずだ。一緒に頑張ろうぜ』

陰NOVA『ゴジラ様か。確かに、この状況で逃げたりしたら、怒った怪獣王に放射能火炎で焼き尽くされても文句は言えないよな。俺だって、ゴジラ様を怒らせるような命知らずなマネはしたくねえ。歴史に名前が残る云々は、頭の軽い勢いだけのお前の妄想に過ぎんが、ゴジラ様は今、目の前でイライラしている。そう、俺はゴジラ様がおっかないので、自分の命を守るために、この企画に乗るしかないと冷静な心で判断した。決して、娘のためとか、ヒーロー精神とか、綺麗事で動いているんじゃないんだからね。全ては自分の利益のため、損をしないための打算よ。誤解するんじゃねえぞ』

陽NOVA『そう言うと思ったぜ。さすがは俺の相棒だ。よし、二つの想いが一つとなって、光と影の最強形態、真のワンダー極まりないクールとホットを見せつける男、変身できないけど、心はShiny NOVAの誕生だ!』

 

NOVA「……という、天使のように大胆で、悪魔のように細心な葛藤を経て、この俺は頑張ってフェアリーガーデンのプレイをすることを決めました」

セイリュウ「あ、ああ。何だかよく分からんが、とにかく黒澤明監督の言葉を引用するぐらい凄い葛藤を経て、良き結論に達したことは理解した。こちらも慣れぬGMゆえ、お主の力を借りねば、どうしようもないこともあると思う。よろしく頼むぞ」

NOVA「はい、ゴジラ様の頼みなら、この、ただのチーキュの一般市民から覚醒した『心はShiny NOVA』の全身全霊をもって、当ミッションに挑戦させてもらいます(ニッコリ)」

晶華「わ〜い、NOVAちゃんが本気を出したら、フェアリーガーデンの冒険も、うまく行くこと間違いなしだね」

NOVA「おうよ、何しろフェアリーガーデンはプレイ経験があってクリア済みだからな。ミストキャッスルに比べると、妖精たちの陽性な世界観を楽しめて、しかもデッドリーではない。まあ、ラスボスを倒すところまで完璧にプレイするのは厄介だが、3人そろえば何とかなるはず。俺と、晶華と、それにゴジラ様がいれば百人力だぜ」

 

ケイP『お、おいらの存在をさっきから忘れてはいませんか、マスター?』

NOVA「ああ、済まないな、ケイP。ところで『実は……』の後で、何を報告しようとしていたんだ? 何か重要な情報があるなら聞くぜ」

ケイP『も、もう、いいです。全部、怪獣王さまに言われてしまいましたから』

セイリュウ「お前も宇宙大怪獣という称号を持つドゴラなら、もっと押しが強くないといかぬぞ。何だか空中にフワフワ浮いて、不定形で画面映りもよくないまま、ブクブク言っているだけでは、いつまでも復活させてもらえん。やはり、怪獣は豪快に、派手に行かねばな。ドクター・ウルシェードもそう言っていたろう」

ケイP『プルプル。豪快に、派手に、ですか。分かりました〜。プレイヤーとしては頑張って、そういうプレイを志したいと思います』

 (当記事 完)