今回の話。
客観的に書くなら、「盗賊団が奉行所に捕まった仲間を救出するために、反抗期の若者集団の暴走行為を利用する話」となるんだろうけど、
主観的には、「ウルトラマンA(北斗星司)が、かつてのヤプールのように、成長した子供たちを扇動して、暴走させる。その際に、罠にはめた中村主水の恨みを買って、めった斬りに切り刻まれる話」と理解した。
物語の傾向性としては、12話の「若者の熱い暴走話」に近いな、と思っていたら、脚本家は同じ人(保利吉紀)だったので納得。
また、主水が「扇動された若者の一人を殺してしまった」と誤解され、あわや、その若者の知り合いの新次とおせいが主水殺しを決意する? という危機感もあって、物語的な密度も高いです。
この話を評価する向きも納得。
まあ、一番のトピックは、主水に徹底的に切り刻まれる高峰さんでしょうが。
ある意味、一番、暴走したのは、主水さん?
今回の話を見ると、『仕事人VS暴走族』とか、旗本愚連隊の登場する映画『必殺4』なんかも見たくなります。
PS:この時期のトピックとして、必殺DVDマガジンが隔週で発売予定。
1つめは、3月11日に中村主水。2つめは、25日に三味線屋勇次。
その後は、「半兵衛」「秀」「鉄」「市松」「糸井貢」「組紐屋の竜」「花屋の政」「赤井剣之介」の順で続くそうな。当然、マニアなので全部買います(笑)。