花粉症ガール・Shiny晶華のNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

仕事人2020感想(妄想)トーク2(仕事人キャラ編)

今回はキャラ雑感

 

NOVA「さて、7月に入ったが、7月と言えば文月。そして、文月で検索すると、こういうキャラが出て来てしまった」 

NOVA「駆逐艦種の睦月級7番艦という位置づけだな」

晶華「駆逐艦って、普通の戦艦と何が違うの?」

NOVA「英名はデストロイヤーと言って、軍艦の中でも最高威力の艦砲と装甲を兼ね備えた戦艦に対し、小型で低火力の護衛艦と言った感じだな」

晶華「小型なのに、デストロイヤーって変じゃない?」

NOVA「デストロイする相手が、もっと小型な水雷艇と呼ばれる『大型艦に急接近して、水雷・魚雷を撃ち込んで、首級を落とそうとする暗殺者もどきの船種』だから。そいつらを殲滅させる程度の火力とスピード重視の艦種が駆逐艦というわけだ」

晶華「ええと、最強が戦艦だけど大きすぎて動きが鈍いから、高機動のザコには対応できない。だから、ザコ殲滅用のフットワークの軽い中型艦が必要ということで生まれたのが駆逐艦ということでいいのかな」

NOVA「まあ、時代によって厳密な定義は違うし、俺も何となくでしか理解していないんだけど、スーパー系のLサイズの戦艦に対するリアル系のMサイズの駆逐艦というスパロボ感覚な認識でいいんじゃないかな。現在は、戦艦同士の火力のぶつかり合いという局面が稀なので、艦隊の主軸は航空機を運用するための空母が中心で、他には上陸部隊を輸送支援する揚陸艦に次いで海軍の主軸を為す艦種が駆逐艦らしい。そこそこの機動力と火力、対応力を備えたバランス型で、艦これでも最も多くの艦種を持つわけだ。いや、プレイしていないから、よく知らんけど」

晶華「ええと、今回は必殺話のはずなのに、どうして軍艦の話になってるのよ」

NOVA「文月になったばかりだからさ。7月→文月→艦これの駆逐艦キャラという自然な流れでこうなって、どうすれば、ここから必殺話に展開できるか困惑中……だけど、今、思いついた」

晶華「どんな急展開を見せることやら」

NOVA「ええと、渡辺小五郎は決戦兵器の戦艦相当だけど、『クソ役人にはできない芸当』がいろいろあるわけで、『最強ではないけど多芸』な便利キャラの涼次が駆逐艦相当。司令塔のお菊は空母に相当し、リュウはもっと小型のフリゲートとかコルベットに相当すると解釈する」

晶華「瓦屋の陣八郎さんは?」

NOVA「この人はイレギュラーなので、軍艦じゃないんだ。傭兵とか海兵隊とか、あるいは私掠船みたいなものか。艦種としては、クルーザータイプの軽巡洋艦相当だと思うけど」

晶華「必殺キャラを、軍艦に例えるなんて、意味不明よね」

NOVA「同感だ。俺もこの記事を書いてみるまでは、こんな話が飛び出すとは思いもしなかったわけで。妄想暴走回路は順調に機能しているようだな」

 

経師屋・涼次を中村主水の後継者に

 

NOVA「で、駆逐艦みたいな万能キャラと解釈された涼次なんだが」


必殺仕事人「暗闇に仕掛ける」

 

晶華「そんなおかしな解釈をするのって、NOVAちゃんぐらいだって」

NOVA「うん、俺もそう思って検索したんだが、出てきたのは『涼月』『涼風』の二艦なんだな」

艦隊これくしょん 艦これ 涼月お月見フィギュア
 

 

NOVA「なお、他の艦種で『涼』という字を使っているものはないので、『涼次=駆逐艦説』は当たらずと言えども遠からず、と考える」 

晶華「その説の検証はさておき、NOVAちゃんは涼次さんを中村主水さんの後継者に認定すると決めたのね。公式では、渡辺小五郎さんを主水さんの後継者に仕立てているというのに」

NOVA「うん、それなんだが、俺は長年、藤田まことさんの演じた中村主水は偉大すぎて、役者・東山紀之が後継者として演じるには無理がある』と主張してきたわけだ。一番大きな違いは、役者の力量というよりも芸風なんだな。藤田さんの持つ大らかさ、コミカルさは、東山さんの小五郎にはなくて、笑いもどことなく冷笑的で、色男すぎてコミカルキャラを演じられない傾向がある。どちらかと言えば、小五郎さんはクールな侍キャラ『西村左内』や、『市松』『又右衛門』の方向性で、チームの中核として人情と非情さの中間ポジションを演じた主水さんの代わりにはなれなかった、と言うことなんだ」

晶華「主水さんは、そういう立ち位置だったってこと?」

NOVA「そう。最初の仕置人では、冷静な大人の鉄と、情熱的で突っ走る錠の間で、知恵袋となりながら支援役にして切り札的な存在感を示したのが中村主水。以降は、メンバーの中で必ずクール担当(貢、市松、又右衛門)と、おバカ人情担当パワータイプ(大吉、印玄、剣之介)がいて、主水さんはリーダーにしてバランスタイプだったわけだ」

晶華「剣之介さんがパワータイプというと反論も来そうなんだけど」


必殺仕業人 BGM 「奴等の仕業」~殺しのBGM~

NOVA「でも、殺し技は相手を羽交い締めにして、元結を切った髪の毛で絞殺するという力技だぜ。まあ、怪力坊主の系譜にはならないけど、元侍が脱藩したという意味では西村左内と畷左門の間をつなぐキャラで、左門さんが怪力坊主キャラに転向したことを考えると、剣之介も生き延びていたら、怪力キャラの方向にシフトしていたかもしれないわけで」

晶華「でも、絞殺キャラの方向性だと、三味線屋の勇次さんの系譜かもしれないわよ」

NOVA「それも一理ある。だけど、キャラの性格としては、クールな又右衛門に対して、剣之介は荒々しい情念タイプなのは間違いない。コミカルなおバカキャラではないけど、それは仕業人という作品がレギュラーの殺し屋からコミカルさを排除した独自のぺシミスティック(厭世的)ポジションを持っているからな」

晶華「主水さんは共通でも、作品ごとに違うカラーがあるわけね」

NOVA「そうだな。陽性でワイルドな仕置人、陰鬱で静かで理知的な仕留人、陽性で殺しの美学を提示した仕置屋、陰鬱でギスギスした仕業人……と歴代の主水シリーズは陽と陰がシーソーのようにつながって、中村主水というキャラはどちらにも対応しながら、バランスをとって成長してきたわけだ。その中で『情熱』『クールさ』そして役者のコメディアンの資質を生かした『日常コメディー』の三拍子そろった多彩なキャラ像を構築していくわけで。普段は間抜けなダメ役人として職場でも家庭でもバカにされているキャラが、実は凄腕の殺し屋という裏の顔を持っているというのが、中年サラリーマンの悲哀と反骨精神を体現していて、共感を得たというのが中村主水なんだな」

晶華「つまり、表面だけ真似しても演じきれるものではないということね」

NOVA「ああ。小五郎は秘めたる『情熱』と普段の『クールさ』までは示せるけど、お笑い方面がどうしようもない。自分で『顔がいいだけのダメ役人』と言っている時点で笑えない。この作品世界の中で、小五郎を小バカにしているキャラは涼次と、母上後継者のてんさんだけだ。職場では、主水をイビっていた上司がいたけど、小五郎の場合は自分がイビられるのを巧妙に避けているために、コメディー担当が上司の増村さんと、イジメのスケープゴート役、貧乏くじを亡き結城さんから引き継いだ住之江さんになっている。

「主水さんは生真面目な面もあるのに何かと貧乏くじを引いてしまうから、サボリを決め込む面があるのに対し、小五郎は最初にサボリありきで、しかも貧乏くじを引かずに同僚や上司に押し付けてしまっているため、視聴者の共感は引かないんだ。何というか、悪いことをしているのに怒られない、やたらと世渡りの上手い奴になってしまっている。そこには痺れないし、憧れない。もう、主水さんの抱えていた中年サラリーマンの悲哀が、増村さんや同僚にシフトしてしまったんだよな。中村主水属性が周辺キャラに配分された形になる」

 

晶華「で、これは涼次さんの話であって、小五郎さんの話ではないはずよね」

NOVA「そうだな。俺は仕事人といえば、中村主水をどう後継するか、という観点で、この10年近く作品を追っ掛けて来たわけだが、『小五郎は主水の後継にはなり得ない』という結論で、半ば絶望していたわけだよ。だけど、先日、リュウの系譜が『源太プラス如月』と考えた際、各キャラのエッセンスが融合したり、逆に配分されて受け継がれる可能性に思い至ったわけだ。

「そうなると、小五郎の代わりに中村主水エッセンスを引き継いだキャラを考えるに当たって、職場では『やたらと矢面に立たされてイビられるキャラ』として、増村さんや今回の住之江さんがいて、小五郎の盾になってくれている。美形の元アイドルの盾になるコメディアンというと、イヤな構図なんだけど、それでキャラ立ちするのなら、今の時代の風潮なのかもな。だったら、こちらとしては増村さんや住之江さんに感情移入すればいい、という結論になる。実際、どうして増村さんの人望がないのか、よく分からないけど、本町奉行所という組織が冷遇された『窓際リストラ部署』みたいなものだろうか、とかいろいろ思う次第」

晶華「まあ、小五郎さんの話は後回しにして、涼次さんに行きましょうよ」

NOVA「そうだな。ここまでの話の流れで、小五郎が受け継げなかった中村主水エッセンスを、涼次が受け継いだという結論にはなる。それを今から論証しようという形だ」

晶華「考えてみれば、涼次さんって一人で何でもこなしちゃうのよね」

NOVA「役者の松岡さんが必殺マニアで、芸の引き出しが多いんだよな。当初は、伊賀の抜け忍で絵師、筆に仕込んだ毒で『画竜点睛』を決め台詞にした斬新なキャラだったんだ。イメージとしては『組紐屋の竜+かんざしの秀』で、とにかく派手な出で立ちと、忍者としての探索能力を兼ね備えた粋なキャラだった」

晶華「その後、武器が毒から刺殺に代わって、必殺名物のレントゲンを見せるようになるのよね」

NOVA「グルメ属性は池波正太郎藤枝梅安譲りだろうとか、当初から設定もりもりだったんだけど、2018年の話から坊主頭になってイメチェンした。坊主頭といえば匳だろうとか、坊主上がりといえばリュウのキャラだったのが、ここから梅安や鉄のイメージを風貌的にも涼次が踏襲しようとした、と推察される」

晶華「本当に、必殺シリーズのいろいろな属性を、一人でカバーしようと努めているのね」

NOVA「欲張りすぎのキャラだよな。で、この回で崩壊しかけたチームを、記憶喪失のリュウを助けることでつなぎ止めた殊勲賞という形で、チームの大黒柱が涼次を置いて他にないという印象になり、さらに2019において、『クソ役人にできない芸当』というキーワードで、小五郎との皮肉な掛け合いにも雪解けが見られるようになる。つまり、涼次の能力がチームに欠かせないことを、小五郎が正式に認める形になったわけだ。

「2019では、それまで非情に徹してきた小五郎が憑き物が落ちたように親和的に振る舞うようになったという印象がある。まあ、役者の演技が変わったというよりは、脚本家の描くストーリーの方向性がギスギスムードから変わった感じだな。その流れを受けた2020は、仕事人チームの風通しが非常に良くなって、バラバラだったチームの連帯感が改善された形なんだな」

晶華「それも涼次さんのおかげってこと?」

NOVA「まあな。小五郎が、中村主水の後継者としてのキャラ作りを模索している一方で、涼次の方はもっと広く、必殺シリーズのいろいろな歴代キャラのエッセンスを拾い集めて、ついには秀から念仏の鉄ポジションに昇格し、中村主水に引けを取らない立ち位置を確保したわけだ。正にこれこそ『クソ役人にはできない芸当』だよ。役人という外面に縛られた小五郎というキャラに対して、涼次は仕事人に必要なエッセンス、情と非情の中間ポジション、表と裏の顔の変化、陰と陽の二つのキャラ属性を習得し終えたわけだから。情熱的であり、クールであり、そしてコミカルでもある。中村主水の到達した境地を涼次役の松岡昌宏さんこそが踏襲しているんじゃないか、と俺は考える」

晶華「それは破格の評価ね」

NOVA「なお、松岡さんは1977年生まれで今年43歳。藤田さんが仕業人に出演した年齢だ。仕事人・主水になったのが46歳の頃だから、あと3年、涼次を続けると、仕事人時代の主水に年齢が追いつく形になる」

晶華「東山さんの年齢は?」

NOVA「松岡さんの10歳上で、53歳だな。主水で言うなら、激闘編とか旋風編ということになる。秀や勇次、政や竜という若手を率いた主水さんと比べて、今の渡辺小五郎さんは、チームリーダーと呼ぶには面倒見が悪すぎるよな。立ち位置としては、新・仕置人時代の『切り札的な剣客・主水』のポジションかな。鉄がリーダーのチームに後から参入したのだと思えば、今の仕事人チームの実質リーダーは涼次で、小五郎はチーム運営にはタッチしない参謀格にして最強戦力というぐらいの立ち位置で考える方がいいのかも」

晶華「つまり、厳しさと人情味を兼ね備えたチームリーダーとしての仕事人・主水さんの属性は涼次さんが取得していて、非情寄りな仕業人から最強・剣客に昇りつめる新・仕置人〜商売人時代の主水さんの属性を小五郎さんが担当しているという形?」

NOVA「そういうこと。70年代主水の後継者が小五郎で、80年代の仕事人主水の後継者が涼次と考えるなら、スッと腑に落ちるという発想だ。何だかんだ言って、涼次の松岡さんだって藤田まことさんから直接薫陶を受けた役者の一人だからな。これまでは東山さんを立てて主水方面では出しゃばらなかったけど、秀をリスペクトするということは、その先に藤田さんへの道があると言うことだよ」

晶華「確かに、秀役の三田村邦彦さんは藤田さんの弟子の一人みたいなものだしね」

NOVA「藤田さんが仕事人を始めた46歳の時に、三田村さんは26歳。つまり、20年差だな。そして、現在の三田村さんが66歳だから、その20年下が大体、松岡さんということになる。藤田さん→三田村さん→松岡さんという継承があってもいいんじゃないかなあ」

晶華「そういう風につなげて来ますか」

NOVA「実は最近、三田村さんもツイッターを始められて、時々、藤田さんの思い出話なんかもつぶやいたりしているわけだよ。で、三田村さんと言えば、『ゴジラVSビオランテ』の主演でもあって、つまり松岡さんから見て、ゴジラ映画俳優の先輩でもあるわけだな。俺としては、松岡さんが三田村さんと共演するような必殺があれば、と期待してもいるんだが、秀役じゃなくてもいいので、出演してくれないかなあ、三田村さん。そうすれば、俺と松岡さんが喜ぶと思うんだよ。いや、別に出演しなくても、三田村さんと松岡さんの『藤田さんを偲ぶインタビュー記事』とかでもいいので、とにかく昭和必殺と平成(令和)必殺の間に役者つながりが欲しいわけで」

晶華「NOVAちゃんの涼次さん、いえ、松岡さんの持ち上げぶりが凄いことになってるわね」

NOVA「まあな。とりあえず、今回は涼次について、たっぷり書いたからいいや。小五郎がとりこぼした主水さんのエッセンスをしっかり涼次がフォローして受け止めている、という結論で、長年の不満も解消できた記事ってことで、当記事 完」

 


❀鏡花水月❀  THE SHIGOTONIN