Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

アウトローなキャラ作りと、SW雑誌&新サプリ情報の話

今回は雑誌情報の話

 

NOVA「今記事では、エマ・ショーカのキャラ作りをすると言ったな。しかし、気が変わった」

翔花「そんな。ひどい(涙目)」

NOVA「いや、じっくりキャラ作りをしたいと考えて、キャラ作り準備編みたいな記事なんだよ」

晶華「ソード・ワールドのキャラ作りだったら、これを使えばいいんじゃない? 私のカシュミーラだって、そうやって作ったんだし」

NOVA「キャラビルドブックを使ったキャラ作り記事は、ここからだな」

翔花「へえ。サイコロを振るだけで、キャラの設定がいろいろ決まるなんて面白そう」

NOVA「面白いが、エマのキャラ作りでは、この本を使わないことにした」

翔花「どうしてよ?」

NOVA「キャラのイメージが大体、固まっているからな。ランダムにダイスを振って決めるよりも、自分の中のイメージを重視して作る方がいいという結論だ」

翔花「ふ〜ん、私はよく分からないから、NOVAちゃんのイメージを教えてくれたら、それに合わせるようにロールプレイしてみるわ」

NOVA「さて、それには父娘のコミュニケーションを密にしたいわけだが、そのための話題として、これを用意した」

晶華「ああ、先月に出た雑誌ね」

NOVA「これからのソード・ワールドの展開がいろいろ書いてあって、うちのリプレイにもどう活用しようか考えてみた次第」

晶華「新しいサプリメントは?」

NOVA「まず、タイトルが挙がっているのが『アウトロープロファイルブック』だな。キャラビルドブックの裏稼業版だ」

晶華「ああ、それさえあれば、海賊にだってなれるわけね」

NOVA「海賊はどうか知らんが、アルフレイム大陸の一般人とは異なる背景を持つキャラが作れるそうだ。そして、その中にはテラスティア大陸から渡って来た異邦人という者も含まれるらしい」

翔花「ええと、アルフレイムとかテラスティアって何?」

NOVA「テラスティアはSW2.0のメイン舞台で、アルフレイムはSW2.5のメイン舞台だ。どちらも同じラクシア世界にあるんだが、いろいろと違いが見受けられる」

翔花「どこが違うのかしら?」

NOVA「テラスティアは飛空船が飛んでいて、メイン敵は蛮族と邪神で、魔剣が迷宮を作っていたりする。アルフレイムは、飛空船よりも海上の船と鉄道が盛んで、メイン敵は魔神で、奈落という異空間がしばしば発生して迷宮を作っている。もちろん、テラスティアのように、蛮族や邪神、魔剣の迷宮を登場させてもいいが、魔神と奈落をテーマにした物語がアルフレイムらしさとして目立っている感じだな」

晶華「テラスティアは旧世界で、アルフレイムは新世界ってことね。テラスティアだけに生息する種族や、アルフレイムで初見の種族もいるわけで」

翔花「確か、樹人メリアとか獣人リカントはアルフレイムで初登場の種族で、2.0時代にはいなかったって話を聞いたような気がする」

NOVA「その通りだ。逆に、2.0時代の種族や神さま、モンスターなどで一部、アルフレイムにはいないものもあったんだが、今回、それらの要素をどう混ぜられるか、という記事も雑誌には書いてあって、現在、2.0時代のシナリオ『フェアリーガーデン』や『ミストグレイヴ』を2.5のルールと混ぜてプレイしている当ブログでは、大変興味深い記事だと思う」

晶華「公式が、2つの大陸の往来、交流を本格的にフォローし始めたってことね」

NOVA「2.0時代の種族であるシャドウ、ソレイユ、そして蛮族のウィークリングなんかもアウトローサプリで復活するみたいだし、『ヴァンパイアが月神シーンの力で浄化され、人族に戻った種族アルヴ』が新たに登場するらしい」

翔花「浄化されたヴァンパイア? それって妖精郷のエマさんよね」

NOVA「ああ。うまいタイミングで物語がリンクしたと思うが、アウトローサプリの発売は夏以降になるので、今すぐは使えない。こっちはこっちで、別の方向でキャラ作りすることになるが、何にせよ、俺のやりたい話を公式がバックアップしてくれているように感じられるのは嬉しい限りだ」

晶華「アウトローなキャラと、2大陸の交流と、元吸血鬼と、他に何かある?」

NOVA「タイトル未定だが、魔法サプリの製作予定が正式に発表されたぞ。そちらは秋以降になるだろうが、ウィザードの深智魔法と、妖精魔法の2.5版拡張ルールがまずは予定されているようだ。それと魔動機術で削除された2レベル魔法【シャドウボディ】が復刻するらしい。削除された理由が、ルールブックのページの都合で【エクスプローラーエイド】を優先するために、やむなく削ったとのことで、改めて2.5版のルールに【シャドウボディ】を混ぜてもいいそうだ」

晶華「【シャドウボディ】って、回避力上昇の魔法よね。前衛で戦う全ての魔動機士さんにとって朗報じゃない?」

NOVA「うちでは、マッスルG太郎とキャプテン・マークスだな。公式でシャドボ解禁されたよ、ということであれば、よっしゃラッキーって思うこと間違いないだろうな」

晶華「【シャドウボディ】が消えたのを、ゲンブさんは嘆いていたものね」

翔花「つまり、2.0時代にできたことが、ルールの版上げ、仕切り直しによってできなくなっていた。だけど、この度の記事や新サプリで、再びできるようになるってことね」

NOVA「まあ、2.0時代のルールやサプリメントを好きに混ぜていいという公式の方針だったんだけど、混ぜるに当たっての指針が、今回の雑誌記事で正式に発表されたので大いに参考にできるってことなんだ。この部分は混ぜてもいいけど、こっちはゲームバランスの調整のために削ったから、うかつに混ぜない方がいいとか、今後のサプリで復刻予定とか改定予定とか、そういう情報が出たり、削られたデータもどうして削ったのかという理由も含めて、現SWの影のデザイナーたる清松さんがしっかり書いてくれている」

翔花「ええと、影のデザイナーって?」

NOVA「旧版ソード・ワールドは、ワールドデザイン水野良、システムデザイン清松みゆき、西部諸国を中心とするリプレイやワールド設定の山本弘の3人体制で当初、動いていて、その後、新世紀になる間際に山本さんが抜け、水野さんは小説に専念し、ゲームのサポートは清松さんを中心に、秋田みやびさんを筆頭とする若手に受け継がれていった。

「その後、2008年に始まった2.0で、ワールドデザイン筆頭が北沢慶、システムデザイン田中公侍、リプレイ執筆が秋田みやび藤澤さなえなど女性陣が積極的に参加する形になって(他にシナリオサポート川人忠明も当ブログ的には重要)、大御所の清松さんは裏方に回って、新体制をプッシュするようになっていた。だけど、実は清松さんは密かに監修の仕事をしていたり、ルールのサポート・アドバイザーとして、北沢氏や田中氏のフォローをしっかりしていることが、サプリメントのデザイナーズノートやGMマガジンなどの雑誌記事でアピールしていて、健在ぶりをのぞかせている。俺は清松さんのゲームサポート記事も昔から好きなので、裏方が表に出てくると嬉しくなるわけだ」

翔花「清松さんの記事の何がいいの?」

NOVA「ゲームデザインの意図が明確なところだな。データだけ示して終わりじゃなくて、『このルールは、こういう理由で採用した』『このルールは、こういう理由でバランス調整のために改訂した』など、メイキングの裏情報をしっかり表明しているんだ。もちろん、それは雑誌というサポート媒体が機能しているからこそで、ルールやサプリメントでは紙幅の都合で載せている余裕はない。裏情報よりも表のルールやデータ、世界設定を充実させないといけないからな。だけど、サプリメントの後書きや雑誌記事では、清松さんのルールサポートぶりとマニアックなデザイン意図がちらほら示されていて、メイキング情報好きな俺のツボをしっかり刺激してくれる」

翔花「つまり、NOVAちゃんのマニアックな需要に、しっかり応えてくれるのが清松さんってことね」

NOVA「作り手側の本音とか、製作裏事情なんてのは、クリエイターを志す(志した)者としては、興味津々なわけだよ。作品そのものから読みとれる、味わえるエッセンスも好きだけど、作品のテーマとか製作意図とか、実際のプレイの運用方針とか、デザイナー自ら説明してもらえると、自分のプレイの参考にもできるし、ゲームをテーマにしたブログ記事を書く上でも一つの指針になるわけだ」

晶華「当ブログが、NOVAちゃんと私たち娘の談話形式になっているのも、清松さんの影響が大きいものね」

NOVA「かつてのドラゴンマガジンソード・ワールドQ&Aでの、みーちゃんはーちゃんとか、旧ウォーロック誌のディスオーダー先生やコンフュージョン先生とか、分かる人には分かる話だな。少なくとも、ゲームデザインの何たるかは清松さんの雑誌記事から学ばせてもらったことが結構ある」

翔花「とにかく、NOVAちゃんにとって清松さんは師匠の一人ってことね」

晶華「Zさん並みに師匠が多いわね」

NOVA「自分の作風に少なからずポジティブな影響を与えた人間は、全て師匠として敬意を表明するのが俺の流儀だ。まあ、もちろん、完全なコピーと言うわけではないし、いろいろな御仁のエッセンスを自分がきちんと咀嚼して、自分なりのアレンジで自己表現の技術に昇華することを目指しているわけだがな。それが上手くできているかどうかの判断は、読者の諸氏に委ねるしかないんだが。俺としては、自分で面白いと思うものをしっかり吸収して、紹介するなり、創作の題材にするなり、楽しんで書くだけだ」

翔花「うん。じゃあ、今回もしっかり楽しんだので、次こそ私のキャラ作りだね」

(当記事 完)