キャラ作り開始
NOVA「それでは、妖精郷リプレイの新PC、エマ・ショーカのキャラ作りを開始する」
翔花「わーい♪ まず初めに種族を選ぶんだよね」
NOVA「ああ。なお、フェアリーガーデンのNPC少女のエマは人間で、マギテック1、セージ2、レンジャー1という設定だが、当ブログでは彼女の設定を大きく改変しているので、種族も人間以外の候補3つの中から選んでもらうことにした」
翔花「人間じゃないんだ」
NOVA「うむ。種族候補は、ナイトメア、ラルヴァ、ヴァルキリーの3つ」
翔花「念のため、説明して」
晶華「は〜い。この私に任せて。まず、最初のナイトメアは基本ルールブックにもある『穢れを持った突然変異の人族』ね。忌み子扱いされて不遇な人生を送るけど、能力的には優秀で、魔法戦士としての適性が高い。ダークヒーローファン御用達で、新しいリプレイの主人公にも抜擢されたわ」
翔花「角が生えていて、まるで鬼ね。却下」
NOVA「光と闇の間で葛藤する良いキャラだと思うんだけどな」
翔花「NOVAちゃんは、私に葛藤して欲しいわけ?」
NOVA「何の葛藤もない、お気楽極楽キャラじゃドラマにしにくいからな」
翔花「でも、アラマユさんの転生がナイトメアの忌み子ってのも、私のイメージに反する」
晶華「だったら、次のラルヴァはもっとダメね」
翔花「ラルヴァって、どんな種族?」
NOVA「2.0時代のサプリメント『カルディアグレイス』に収録された半吸血鬼だ」
晶華「蛮族じゃない。却下よ、却下」
NOVA「お前が決めるな」
翔花「私も却下よ。半吸血鬼よりも、私はもっと光に祝福されたキャラを演じたいの」
NOVA「やっぱり、そうか。ならば結局、 ヴァルキリーということになるな」
晶華「ソード・ワールド2.0には、蛮族のバルカンと人族のヴァルキリーが異種族として設定されているのよね」
NOVA「ああ。バルカンは『イグニスブレイズ』で、ヴァルキリーは『ルミエルレガシィ』で初登場した。仮面ライダーゼロワンで、バルカン&バルキリーが発表された時は、ソード・ワールドファンとして密かに盛り上がったものだ」
晶華「密かに? この記事を読んで、密かにって言えるの?」
NOVA「2年前に書いたゼロワン初情報公開の記事だな。そこで、ソード・ワールドのバルカン&ヴァルキリーネタを出しているが、この辺からゼロワンとソード・ワールドを絡めようと考えていたんだなあ」
晶華「その結果が、マッスル太郎さんのリプレイね」
NOVA「まさか、ここまで長く書き続けることになるとは、当時は思っていなかったけどな」
晶華「2.0時代の種族リストなら、やはり、このページがお勧めね」
NOVA「今度復刻するソレイユ、シャドウ、蛮族系のウィークリングもバッチリ載っているな」
翔花「ええと、ヴァルキリーは……『極めて稀に、人間から生まれてくる突然変異種で、女性しか生まれません。「神に祝福された子」とも称され、大切に育てられます。輪廻の果てに、本来ならば天界に留まるはずの優れた魂が、なんらかの理由で再度輪廻してきたものと考えられていますが、真相は謎のままです』かあ。光の羽を持つ戦乙女ね。気に入ったわ、それで行く」
半吸血鬼なヴァルキリー
NOVA「さて、ヴァルキリーの種族特徴は二つある。1つは[戦乙女の光羽]と言って、落下ダメージを全く受けない。飛行できるわけではないんだが、落下速度をコントロールできるんだな」
晶華「何それ、ズルい!」
NOVA「ズルくはないだろう? エルフの特殊能力、水中で1時間呼吸なしで活動できるというのも人間から見ればチートだし、今のカシュミーラはドルイド魔法で翼を生やして飛べるんだしな」
翔花「とにかく、エマは高いところから落ちてもダメージを受けないってことね」
NOVA「もう1つの能力は、[戦乙女の祝福]と言って、自分と同じ位置座標にいるキャラ1体か騎獣に、補助動作で3分間の祝福効果を与え、抵抗力+2、さらにレベル6で強化されて、防護点3点上昇、被魔法ダメージ3点減少の効果を発生させる」
翔花「その効果って、自分には使えないのね」
NOVA「ああ。実質的にバイク変形したキャプテン・マークスを強化する技ということになるな」
晶華「まさに天使って感じね。私のお姉ちゃんじゃなければ、絶対に許せないところよ」
NOVA「ヴァルキリーは正にライダーになるために生まれた種族って感じだな。落馬してもダメージを受けないし、騎獣強化の能力も持つし、これでライダーでなければ勿体ないぐらいだ。ただし、エマは半吸血鬼の属性も持つので、さらに二つの特徴が付与される」
晶華「ズルい」
NOVA「ズルくない。一つはペナルティーだからな。まず、穢れを1点付与、目が赤くなって[暗視]能力が付与されている」
晶華「あ、それは普通ね。エルフも暗視はあるし」
NOVA「もう1つは、[太陽光での弱体化]。日中は行動ペナルティー1点を被るんだ。さらに毎日、HP1点分の血を吸わないと食事をとらないペナルティーが1点ずつ加算される」
晶華「ああ、それは身に覚えがあるわ。吸血鬼は血を吸わないといけないのよ」
翔花「そう言えば、アキちゃんは一時期、吸血花粉症ガールになっていたのね」
晶華「今は、そういう呪いはアナちゃんことダイアンナさんが引き受けてくれたけどね」
NOVA「アストはマメに血を吸われているんだろうなあ」
翔花「じゃあ、エマさんはサイバ☆リオンさんの血を吸ったらいいの?」
NOVA「そこは、キャプテン・マークスの血にしておけ。HP1点ぐらいなら、喜んで提供してくれるはずだ」
翔花「吸血鬼の呪いは何とかならないの?」
NOVA「意識を取り戻しても、そういう後遺症は消えないように設定した。まあ、アルヴが公式に発表されて、そちらの特徴の方が面白いようなら、体質が改善されて、種族特徴を置き換える可能性もあるが、今は暫定的に『吸血の呪いを受けたヴァルキリー』という形でプレイして欲しい」
生まれと能力値
NOVA「では、種族を決めたから、生まれ表を振ってもらおうか。欲しい技能は、ファイター、プリースト、ライダーなので、それらが載ってる生まれ表Aを使え」
翔花「2D振って……9」
NOVA「だったら、騎手の家系でライダー技能1レベルを取得。基礎能力値は技9、体8、心9だな」
翔花「あとは6回2Dを振ればいいのね」
NOVA「人間だったらな。ヴァルキリーの場合は、敏捷が1D、知力が1D、精神が1D+6という差異がある」
晶華「人間と比べて、トロくて、バカだけど意志は強いってことね。ドジでノロマな亀って言葉がお似合いかしら」
翔花「アキちゃん酷い(涙目)」
晶華「ただの客観的なデータ評価というやつよ。別に、お姉ちゃんへの悪意じゃないわ」
NOVA「ドジでノロマかどうかはダイス目で決まるからな。なお、3回まで振り直し可能だから、とりあえず振ってから悩め」
翔花「では、1回め行きます。11、2、5、6、6、11」
晶華「器用20、敏捷11、筋力13、生命力14、知力15、精神力20ってところね」
翔花「敏捷が低いので、2回め行きます。6、2、3、6、3、8。1回めよりも明らかに下がっているので却下。3回めは……7、5、6、11、5、7」
晶華「すると、器用16、敏捷14、筋力14、生命力19、知力14、精神力16になるわ」
NOVA「1回めは術師向きで、3回めが戦士向きと言ったところかな。合計能力値は1回めの方が1大きいぐらいで、大差ない」
翔花「3回めの方は弱点がないのよね。だったら、 そちらにするわ」
NOVA「能力値成長ダイスは10回振れるぞ」
翔花「では、振っていきます」
結果的に、筋力+4、精神力+2以外は各能力が+1され、器用17、敏捷15、筋力18、生命力20、知力15、精神力18ということになった。
翔花「器用があと1点高ければ、ボーナスが増えたのに」
NOVA「あとで指輪を買って修正すればいい」
技能の取得と戦闘特技
NOVA「これは、カシュミーラの経験点に合わせて、3万7000点の範囲で決めようと思う。それで、ファイター7レベル、プリースト(アステリア)7レベル、ライダー5レベルで合計3万500点使用で残り6500点。それと、公式シナリオのエマのデータより、マギテック1、セージ2、レンジャー1を取得しているものとして、さらに3000点使用して、残り3500点を自由に使うがいい」
翔花「自由って言っても、何を伸ばしていいか、よく分からないわ。最初から7レベルのキャラを与えられても、私はSW初心者なんだし、自分に何ができるかも把握できていないし」
晶華「とりあえず、ファイターだから武器で殴るのが仕事ね。後はプリーストなので、回復と支援魔法を使ってくれたら十分よ。それとライダーなので、騎獣を使って攻撃もできるけど、その辺はKPちゃんがフォローしてくれると思うわ」
翔花「アステリアの神聖魔法については、後で研鑽が必要みたいね」
NOVA「差し当たって必要なのは、戦闘特技と騎芸の選択だな。戦闘特技は奇数レベルで1つ習得できるから4つだ」
晶華「プリーストだから《魔法拡大/数》は絶対欲しいと思うの。一度に複数人を回復できないと、ピンチの際の立て直しができないから」
翔花「じゃあ、それで。他に何かアキちゃんのお勧めは?」
晶華「攻撃なら《魔力撃》が強いと思うけど、武器は何を使う?」
NOVA「筋力18あるなら、今のタイミングだと両手剣のファルシオンが旬だと思うな。全てを無に変える不死鳥の剣士の名前だ」
晶華「それって、敵じゃない?」
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NOVA「妖精郷リプレイは、開始当初から仮面ライダーセイバーとコラボしているぞ。最近はキラキラしてたり、全力全開を推しがちだったが。大体、小説家ライダーが主人公なんだから、俺の尊敬する『特撮好きな小説家クリエイターが大いに注目していた作品』がセイバーなんだ。それをルックスが気に入らないから見ていないなどと抜かす男は、小説家としてストーリーを味わうセンスに欠けると言っても過言ではない」
晶華「単に特撮ヒーローというジャンルがそれほど好きじゃないってことじゃないの?」
NOVA「だろうな。それは先日、分かったし、別に特撮好きじゃないから付き合い難いというわけでもないが(俺もそこまで狭量じゃないつもりだ)、作品鑑賞する際の注目ポイントも思いきりズレているんだよな。物書き志望だったら、劇中のドラマとか世界設定とか、キャラの心情とかいろいろ語れると思うんだよ。それで、主人公の性格とか、作風に付いて行けなくなったから見るのをやめたって話なら、まだ分かる。だけど、内容をチェックもしないうちから『ルックスが合わないから見ない』って言うのは、物語作者としての根本的な資質を疑わざるを得ない。少なくとも、俺の知る限り、セイバーほど『物語』『小説』『ファンタジー』というキーワードを追求した仮面ライダーはいないってのによ。いやしくも物語を書くことに興味があって、クリエイティブな精神を持っていると自認するなら、セイバーのテーマってツボに入るはずなんだけどな」
晶華「それはNOVAちゃんのクリエイティブなツボであって、他人には他人のツボがあるってことじゃない? その人は別にクリエイティブを目指しているわけじゃなくて、進化しない昔の凝り固まった自分をあるがままに受け入れて欲しいだけなんだから、NOVAちゃんを楽しませる何かを期待しても無駄なんだって。ただ、他人のクリエイティブな活動のおこぼれに預かって、時たま自分の相手をしてもらえれば、それで満足しちゃうんだから、高望みしても徒労に終わるだけよ」
翔花「誰の話をしているか知らないけど、エマの武器は不死鳥の剣士ゆかりのファルシオンね。両手武器だから盾は使えないけど、その辺はマー君にかばってもらえるってことで、私は攻撃重視で行く」
晶華「両手剣使いだと、おすすめの戦闘特技は《薙ぎ払い》よ。一度に3体相手にダメージを与えられる。それに《マルチアクション》も習得しておけば、殴りながら回復魔法も使えて、非常に心強いわ」
NOVA「結局、《魔法拡大/数》《魔力撃》《薙ぎ払い》《マルチアクション》か。いろいろできて強い感じだが、宣言特技を4つも覚えても、1ラウンドにできることは一つだけなんだから、絞っていかないといけないと思うんだが」
晶華「それもそうね。グラップラーやフェンサーだったら、1ラウンドに宣言特技を2つ使える《変幻自在》が習得できるんだけど、ファイターにはそういうのはないの?」
NOVA「13レベルになると自動習得の《バトルマスター》があるんだが、遠いな」
晶華「《魔法拡大/数》と《マルチアクション》は神官戦士として捨て難いから、《魔力撃》と《薙ぎ払い》のどちらを選ぶかってところかしら」
NOVA「ボス敵に大ダメージを与えるなら《魔力撃》、対集団への殲滅力を重視するなら《薙ぎ払い》だと思うんだ」
晶華「お姉ちゃんはどっちがいいと思う?」
翔花「ボスへのとどめはアキちゃんに任せるわ。私は途中参加だし、サポート役でいいと思うの」
晶華「じゃあ、《魔力撃》はなしにして、その代わり、《武器習熟》か《防具習熟》ってところかしら」
翔花「う〜ん、私としては回復役のMP切れが怖いので、《MP軽減/プリースト》がいいと思うの。攻撃できる人はいっぱいいるけど、回復が得意なプリーストは他にいないんでしょ? ザコ相手なら薙ぎ払って、強敵相手ならプリースト魔法で忙しくなりそうだから、武器攻撃している余裕もなくなりそうだし」
晶華「おお、お姉ちゃんがしっかり考えてる!」
翔花「もう。私を何だと思っているのよ?」
晶華「行き当たりばったりの脳筋勇者?」
翔花「いつの話をしているのよ。私だって、時を翔け巡って経験を積んだんだから、何が大事かぐらい分かっているつもりよ。レベルの高い戦いでは攻撃一辺倒じゃダメで、プリーストの一番の役割はパーティーの継戦能力を高めるために、自分が倒れないようにするのが責務だってこともね」
NOVA「ほう、それは立派な心掛けだ。それじゃ、《魔法拡大/数》《薙ぎ払い》《マルチアクション》《MP軽減/プリースト》に加え、ファイター7レベルの自動習得特技《タフネス》で最大HP15加算だな」
翔花「するとHPは55点。MPは39点ね」
晶華「凄い、お姉ちゃんって計算ができたんだ」
翔花「それも修行したんだから。加減乗除、整数の計算ならバッチリよ。小数や分数は強敵だし、確率計算は無理だけど、HP算出程度なら何とかなるわ」
晶華「念のため、計算式を言ってみて」
翔花「生命力20+冒険者レベル7×3+タフネス分15で、56点。あれ? 1点間違えたみたいね」
晶華「念のため、確認して正解だったわ」
NOVA「MPは、精神力18+(プリースト7+マギテック1)×3で、42点が正解だな」
翔花「あっ、マギテック1レベルも持っていたんだ。うっかり忘れていたわ」
NOVA「やれやれ。計算はできると言っても、ケアレスミスがないかはチェックしてやらないとな」
騎芸とか言語とか
NOVA「ライダーだったら、騎芸の選択も大切だな」
翔花「両手剣が武器だったら、手放しで騎獣を操れる【人馬一体】が絶対に必要みたいね。それにマー君との連携のために【タンデム】も必要。残りは3つ。【高所攻撃】は自分と同乗者のダメージ+1なので美味しいからゲット。【騎獣強化】はマー君の命中回避にも+1ボーナスが付くのでゲット。あとは移動後の攻撃ダメージが2点加算される【チャージ】ね。これで5つ全部埋まったけど、まだ欲しい騎芸があるの。経験点が3500点余っているから、ライダー技能を1つ上げることにするわ。ライダー6レベルになって、残り経験点1500点」
晶華「私は5レベルなのに……負けた」
翔花「どうやら最強ライダーの地位は、私のエマが獲得したようね。欲しい騎芸は【特殊能力解放】。これでグレネードランチャーを射出できる」
晶華「というか、グレネードランチャーなんてものが撃てるなんて、ファンタジーRPGじゃないわよね」
NOVA「今までは、剣と魔法の伝統的なファンタジーを意識していたけど、魔動機術とか、魔動バイクにスポットを当てると、メカファンタジーの要素が高まるからな」
翔花「自然豊かな妖精郷を、バイクをブルンブルン乗り回して、両手剣振り回して、駆け回るのがいわゆる新世紀スタンダードなファンタジーってものね」
NOVA「そいつは否定しない」
NOVA「次に言語だが、地方語と交易共通語の会話と読文がデフォで、そこにマギテック技能による魔動機文明語が加わり、あとはセージ2レベルで2つの言語の習得が可能だ」
翔花「妖精郷だから、妖精語会話は基本よね。それと吸血鬼は何語を話すのかしら?」
NOVA「ノスフェラトゥ語だな」
翔花「だったらそれで。呪いのせいで、吸血鬼の言葉が分かるようになったってことで。知らない言語が頭に入って来て、言葉の意味はよく分からないけど、とにかく凄く怖いの」
NOVA「意味が分からないのを習得しているとは言わないんじゃないか?」
翔花「意味は分からなくても、自分が何をしないといけないのかは分かる。衣服の前をはだけて、相手の血の口づけを受け入れやすいように近寄り、知らない言語でYesと肯定の呟きをもらし、そして悲鳴と共に目覚める。頭の中が吸血鬼の囁きがいっぱいで、何となくのニュアンスを覚えてしまったというか」
NOVA「なるほど。俺の頭がグリージョダークネスでいっぱいなのと同じような状態か。よく分かった」
晶華「私にはちっとも分からないわよ」
NOVA「お前も、誰かの名前をノートに100回書くようになれば分かるぞ」
晶華「分かりたいとも思わないわ」
NOVA「カシワモチカシワモチカシワモチ……と100回書けば、カシワモチトピアで通じるカシワモチ語が習得できる」
晶華「そんな言語を習得して、何の役に立つの?」
NOVA「海城さんのカ、新命さんのシ、大岩さんのワ、モモレンジャーのモ、チは……ええと伊藤幸雄のチで、よし、これでゴレンジャーハリケーン:カシワモチを使うことができる」
晶華「大岩さんのワとか、モモレンジャーのモは100歩譲って、認めてあげてもいい。だけど、ミドレンジャーのそれは却下よ」
NOVA「何故だ。役者の名前がイトウ・サチオだから、チの字が使えるじゃないか」
晶華「いくら何でも無理やりすぎるし、大体、サチオじゃなくて、ユキオよ。人の名前を間違えて読んじゃいけないわ」
NOVA「何と。ずっとイトウサチオと読んでいたぞ。そうか、ミドレンジャーの明日香健二を演じていたのは、イトウユキオさんだったのか。50歳になって初めて知った、この事実。俺はミドレンジャーに謝らないといけない🙇♂️」
晶華「分かればいいのよ、分かれば」
NOVA「しかし、それだとカシワモチのチはどこから取って来たらいいんだ?」
晶華「そんなの私が知るか」
翔花「バトルコサックの白石健作さんでも無理なのね。こうなったら、チは諦めて、カシワモミにするのはどう?」
NOVA「かしわもちのことはよく分からないので、商品検索したら、こんな本が見つかった」
晶華「かしわもちのきもち……って本があったなんて」
NOVA「要は、人をほめることの素晴らしさを称えた本みたいだ。カシワモチ凄えとか、ミドレンジャー凄えとか、みどりの日にもっとヨイショすべきだったとか、いや、今から緑を褒めてもいいぞとか、どうしてゼンカイジャーには緑の戦士がいないんだとか、プリキュアにも今年は緑がいないぞとか、風の戦士の剣斬は緑なのに活躍できずに不遇とか、もっと緑をよいしょしようぜミドリ」
晶華「意味が不明だから」
翔花「私には分かった。緑が凄いってことね」
晶華「まあ、花粉症ガールのイメージカラーは緑だし、緑は萌えにも通じるってことでいいか。何にせよ、こんな頭の状態じゃ、これ以上のキャラ作りは難しいので、続きは次回に回すことにするわ。お姉ちゃんのキャラの完成は、また今度にしましょ」
NOVA「よし、今日は緑という漢字を100回練習しよう。緑は他に翠、碧とも書けて、緑の地球ともつながる。おっ、緑からチの字がキタコレ。つまり、これでカシワモチが完成だ。最後のキーワードは緑の地球ってことで」
(うまくまとまったとは思えないまま、当記事 完)