第12世界はブレイバーン(正式参戦)
009「DDの続きの物語が配信されたが、新たに発見された世界は、ブレイバーンの世界だった。これで期間限定イベントから正式参戦に昇格だ」
ケイP「グリッドマンと同じ展開だッピね」
009「前のイベントでは、第6話でのスペルビアとの再戦の際に、イサミとスミス、ルルが時空転移に巻き込まれて、スパロボDDの世界に迷い込んで、ディバイン・ドゥアーズとの交流を経た後、そこから帰還するまでの話だな。この記事参照」
ケイP「で、今回のエピソードは原作アニメの6話の続きと7話を再現したッピね」
009「1〜5話までが、ハワイからオペレーション・アップライジングで日本に来るまでの話で、日米で軍事訓練しているリアルロボ兵器の世界観に、突然、宇宙からの侵略ロボ、デスドライヴズの襲撃を受けて、部隊がほぼ半壊してしまう。そこに謎のロボット、ブレイバーンが出現し、強引に日本人兵士のイサミ・アオをパイロットに認定。困惑するイサミだったけど、ブレイバーンは偏執的な愛をイサミに向けて、視聴者からは『勇者ロボをパロディ化したキモいロボ』として大評判だ」
ケイP「キモいロボって……」
009「ブレイバーンがどうして、あんなキャラになったのかは、8話から9話にかけての誕生秘話で語られるんだが、とりあえず、未来から時空転移してきたことが初期から伏線として語られる。ブレイバーンが何かと未来に何が起こるかについて詳しいんだよな。そして、その変なロボット、ブレイバーンに翻弄されるイサミと、ヒーローオタクのアメリカ軍人ルイス・スミスの関係、スミスに拾われた謎の少女ルルの登場までを経ての6話にドラマが至る」
ケイP「スペルビアは?」
009「原作2話で、ライバルロボとして初登場。その回で一度ブレイバーンに倒されるんだけど、その際、コクピットぽいカプセルからルルを排出するんだな。で、ルルの正体は? って謎を秘めながら、ルルはスミスに懐いて、スミスの好きなヒーロー番組からいろいろ学ぶんだ」
ケイP「ヒーロー番組は、いい教育番組ッピね」
009「少なくとも、正義や友情、愛の一部は学べるな。で、基本はマジメで硬派、リアル志向の堅物であるイサミが、ブレイバーンに翻弄されて困惑する様や、当初は馴れ馴れしく接してくるアメリカ軍人のスミス(イサミにとって、ナンパで軽薄に見える)との相性が悪かったのが、実はヒーロー志向で熱い性格の彼と船上ボクシング試合で友情を深め合う5話までを経て、人間関係が確立。劇中では、序盤のウジウジ思い悩みモードだったイサミに対して、陽性のヒーロー好きなスミスの方が熱血主人公しているのでは? という意見もあった」
ルイス・スミスの決意
009「第1話冒頭の模擬戦で、イサミは天才パイロットらしさを示して、努力志向のスミスに敬意を示される。イサミは単機で不利な戦況を覆す資質を持った優秀なパイロットだということは、最初から描かれていたんだが、あくまで思い切りのいいリアルメカのパイロットで、戦場分析に長けて、戦いの要所を察するクールキャラの方向性なんだよな。そして、コミュ障気味である」
ケイP「そうは見えないッピ」
009「キャラの見た目は、熱血豪快系に見えるんだけど、真面目で堅物、自己主張は強くないが、ナイーブな天才肌の面も持っている。戦場での観察力も高いが、コミュニケーション能力は高くない陰キャ風味で、従来のロボ物なら、ナンバー2のニヒルキャラに該当する性格になってる」
ケイP「見た目と中身のギャップだッピね」
009「一方、スミスは金髪でチャラい印象のイケ好かないキザキャラに見えるが、結構、周囲に気遣いをする苦労人キャラで、天才ではない努力家。隠れオタクで、ヒーローに強く憧れて主役願望が強い。陽性アメリカンな一面と、熱血ポジティブな精神性を持つのに、憧れのヒーローロボット、ブレイバーンは彼でなく、イサミを選んだ。『生理的に無理』とまで言われて、拒絶されたわけで、この時点で恋愛ベクトルが『スミス→ブレイバーン→イサミ』となっている」
ケイP「恋愛ベクトルだッピか?」
009「まあ、エンディングで明示されるように、本作は男の友情を意図的にホモホモしいマッチョなボーイズラブとして演出している。敵ロボの執着性も含めて、キモさも作品の象徴として意図的に演出していく方向性だ。この異色作が王道の燃える勇者アニメに転化していく勢いが熱血、クール、コミカルの3拍子そろった快作として映った。キモさをコミカル要素に昇華したんだな」
ケイP「変化球だと思ったら、実はストレートな豪速球に変わるッピね」
009「何せ、第1話からして、番組開始前の宣伝も含めて、完全にクールなリアルロボのガワをかぶっていたからな。そうでないことは作品タイトルと、監督の大張正己から普通に予想できるんだが、リアルロボの世界に突如、飛び込んでくるスーパーロボットという世界観は、大張さんの作画監督デビューの『超獣機神ダンクーガ』に通じるものがある」
ケイP「リアル系風味の小型ロボが複数合体してスーパーロボットになるのは、スパロボのSRXにも通じるッピね」
009「そもそも、最初のガンダムだって、リアル系の世界観に現れたスーパーロボット、ガンダムという演出だからな。作品制作上の背景は、スーパーロボットの時代にリアルな世界観と敵の兵器描写(量産型という設定、同じ地球人の軍事国家をバックボーンに持つなど)を持ち込んだわけだが、ここから量産型の敵部隊と戦う一騎当千の主役ロボ(最新鋭のプロトタイプで特殊仕様が秘められているから優位に立ち回れる)というパターンが出てくる」
ケイP「リアルロボの誕生経緯はともかく、ブレイバーンはスーパーとリアルの融合アニメだッピ」
009「イサミはリアル系のエースパイロットなのにスーパーロボットに乗せられ、スミスはスーパーヒーローに憧れる熱血漢なのに、リアル系の量産機で後方支援に回されるという噛み合わなさから生じる葛藤とかが前半のドラマとしても面白い」
ケイP「で、全12話のうち半分の6話からスパロボDDは始めたわけだッピね」
009「ブレイバーンに乗りたいけど拒まれたので、それでもブレイバーンの支援パートナーとして自分の役割を認識したスミス……という状況で、時空転移が発生して、異なる世界の戦いを経験した後、自分たちの世界に戻る。ブレイバーンの世界と、DDの世界では時間の流れにズレがあるらしく、DD世界で数日過ごしたにも関わらず、帰還後は10分しか経過していなかったらしい」
ケイP「ああ、それで問題なく、6話の話の続きに戻れるッピな」
009「そして、ブレイバーンの絶望的な戦場に、我らがディバイン・ドゥアーズのオケアノスおよびゼーガペインの部隊、ライジングラフディンズ、そしてマジンカイザーが参戦することになるんだな」
ケイP「ライジングラフディンズ?」
009「スパロボDDのオリジナルヒロインの部隊名だな。スパロボDDでは、オリジナルロボットというか変身ヒーロー風味のディーダリオンと、保護者のメグが操縦するメラフディンの他に、6機の量産型ロボ、グラフディンが登場して、それぞれワールド1〜6の序盤ストーリーに対応していた。そのディーダリオンをサポートするメラフディンとグラフディンのチーム名を、何かの期間限定イベントでライジングラフディンズと名称設定されたらしいんだな」
スパロボDDオリジナル主人公機たち
009「まずは、現在、行方不明中のディーダリオンだ」
009「ディーダリオンのデザインは大張正己さんで、しかも声がスミスと同じ阿座上洋平さんだから、ある意味、ブレイバーンの兄弟みたいな面がある。ロボットではなくて、謎の巨人で人間形態のディドから巨大変身する特撮スーパーヒーローっぽい機体だな」
ケイP「DDには、デビルマンやベターマン、グリッドマンもいるし、ゼンカイジャーもゲスト出演したから、変身ヒーローも受け入れる素地があるッピ」
009「主人公が記憶喪失という設定で、今度のウルトラマンオメガにもつなげられそうだが、彼を保護するチームリーダーが大門恵留(だいもん・めぐる)。本作のメインヒロインにして、実質主人公格だな。ディーダリオンが基本は寡黙キャラなので、ブライトさんたちとの作戦会議にはもっぱらメグが参加して、コメントを入れたりする」
009「ディーダリオンとメグたちの世界は、DDのオープニングに登場したっきり、今のところ本編には登場していない。一応、ブライトさんたちにとっては、未知の第11世界という扱いになっているな。DD序盤のストーリーは、並行世界に飛ばされたメグが行方不明になったディドと他の仲間たちを探す形で展開して、ワールド1〜4の攻略を選択する。ワールドごとに、サブヒロインのグラフディンズの誰かと行動を共にするわけだが、後からワールド5と6が実装されたことで、グラフディンズのメンバーが全員集結したわけだ」
ケイP「グラフディンは、メラフディンの技術を既存兵器に流用した量産型の機体だッピね」
009「そう。メラフディンはディーダリオンとともに異星の戦艦『エルツァード』から発見された発掘兵器を改修したもので、まだ未知の機能が秘められている可能性があるな。ともあれ、今回は行方不明のディーダリオンを探すために、未知の世界の探索チームに加わった形だ」
ケイP「グラフディンズもみんなまとめて付いて来たッピ」
009「ワールド1担当のメガネ美女(元軍事企業のOL)サキミさんと、ワールド5で追加されたエンジニア嬢のユニスの機体紹介だな。他の4機はまた別の機会に」
ケイP「サキミ機は、基本的な射撃武装とサーベル装備で、THEリアル系って感じの標準型(カラーリングは青とオレンジ)。ユニス機は格闘能力に特化して、電撃を宿した拳と回転モーションで突撃する仕様(カラーリングは緑とオレンジ)。ユニスの場合は、機体とパイロットの衣装のカラーリングが全然、噛み合ってない印象だッピ」
009「スパロボOGにおけるゲシュペンストみたいな感じで、グラフディンも個性的な脇役がそれぞれカスタムしたヴァージョン違いが面白い機体だと思う。今回は久々にスポットが当たって、ブレイバーン世界におけるTS(ティタノストライド)みたいな立ち位置で頑張ってくれることを期待する」
ケイP「TS自体はDDでユニット化されていないッピね」
009「将来、ブレイバーンが据え置きスパロボで参戦したら、スミス機のライジング・オルトスぐらいは実装されるかもしれないが、原作ではあっさり大破したから、データなしのイベント用機体として扱われる可能性が濃厚だ。ともあれ、ブレイバーンで追加ユニットが登場するなら、ルル搭乗のスペルビアが将来実装されるといいなあ、と」
スペルビアとデスドライヴス
009「とにかく、スパロボに正規参戦したことで、去年のブレイバーンの物語を振り返る機会も増えそうだな」
ケイP「今回のボスキャラは、稲田さんのクピリダスだったッピね」
009「おおむね、原作を踏襲しているが、やはり苦戦中のスミスやイサミに、ディバイン・ドゥアーズの援軍が駆けつけて来て、ブレイバーンを支援するマジンカイザーってクロスオーバー展開が熱く燃えるんだよ」
ケイP「何でマジンカイザー?」
009「行方不明なのが、ディーダリオンの他に、鉄也さんとジュドーだからだろうな。鉄也さんを探しに行くのに兜甲児が志願して、部隊編成が決まったんだろうが、訪れた異世界はグレンダイザーUじゃなくてブレイバーンという結果で、しかも今までの異世界と違って、時間経過のギャップが大きいのは、ブレイバーンの世界が後で時空改変的な現象に見舞われる伏線かもしれん。現時点では、次にどんな展開になるかが予想つかんが、スミスの死というのがDDでどう描かれるのか。ブレイバーン≒スミスという事実がどのタイミングで明かされるのかを気にしつつ、話を期間限定イベントに切り替える」
2人のワタル
009「ブレイバーンの物語と同日配信されたのが、先日最終回を迎えたばかりの令和の最新ワタル(魔神創造伝)と初代ワタル(魔神英雄伝)のコラボイベントだ」
ケイP「それはスピード参戦ッピね」
009「本当にな。初代ワタルの世界である創界山に、令和の星部ワタルの一行が迷い込んだことで、今回のイベントが始まった。なお、DD本編とは別エピソードで、創界山にはグランゾートの大地くんや、ダンバインのショウとチャムも迷い込んでいて、戦部ワタルの一行に同行している。そこに別世界のワタルが加わって、一騒動って話。令和ワタルの一行には、いとこの天部カケルや、親父枠の御富羅院、ヒロインのマロ、マスコット龍のリュンリュンがいるが、カケルの機体の麒麟丸や、御富良院の風神丸は力が枯渇しているという理由で登場しない」
ケイP「主役メカだけが実装されたッピね」
009「内容は、いつものように異世界転移でコラボして、何とか帰還する方法を見つけて、共闘した後でさようならって話だ。ゲッターノワールのように、来訪者がそのまま居着く連続ストーリーにはなっていない」
ケイP「稀に、本編ストーリーに参戦というケースに発展するッピな」
009「ブレイバーンのケースは初めてだったけどな。グリッドマンの方は、ユニバース映画が上映の際のスペシャルイベントで、サイバスターのマサキが声優つながりでグリッドマンに変身する超展開だったわけで。期間限定イベントがはっきり本編ストーリーに関わったのって、ブレイバーンとブリキ大王だけだと思う。ともあれ、Wワタルのコラボ回があって、次はOGのこのキャラの登場イベントが予定されている」
009「ラミアといえば、アンジュルグを先に出して欲しかったが、まあヴァイサーガってことで7月頭には入手できてるはず」
ケイP「では、次のスパロボ記事はその辺ってことで」
(当記事 完)