Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

電王・最終回感想(掲示板追記編)

 今度こそ、電王・最終回感想、行ってみます(笑)。


 そもそも、自分、ストレートな最終回感想は、すでに特撮掲示板の方に書いているんですね。で、今度は多少、「変化球」気味に書いてみようと思ったら、いかん、大きく曲がりすぎた。
 大暴投です。
 やはり、最近、『侍ジャイアンツ*1のBGMを聴いたのが良くなかったか。


 で、今回はまず、ストレートに「掲示板に書いた記事」を引っ張ってきて、追記コメントを入れてみることにしましょう。

最終必殺技

 モモ→ウラ→キン→リュウタ→ゼロノス→モモ(たぶん、ジークは入ってなかったと思う。順番も何となくうろ覚え)で、剣エネルギーをパスし合う、正に「ゴレンジャーストーム」ですな。エネルギーの色まで変わるのがナイス。
 おまけに、技の始まりが「モモ」で、最後は「アカ」がとどめを刺す流れまで、そのまま……って、「モモとアカ」が一人二役ですが(笑)。

 ええ、あれから録画分を2回見直して、順番のミスに気付きました。
 「モモ→キン→ウラ……」となってました。
 ジークは……たぶん入ってたと思う。2回も見てなお、たぶん、というのは、うちの見ているテレビの画像が悪くて判別しにくい上に、ジークの場合、「流れ弾が偶然当たって跳ね返った」ようにも見えるので、断言できないと。


 何にせよ、『俺の必殺技ファイナルバージョン』が印象的だった、という思いは変わらず。

平成ライダー中、最も派手な大立ち回りの最終回

 ドラマ重視で、最終決戦はアクション的に物足りないことが常だった平成ライダーにあって、ここまで怒涛の娯楽活劇最終回が見られるとは思いませんでした。イージャン、スゲージャン♪と歌いたくなります。
 「明るく楽しいアクションドラマ」という点では、まちがいなく平成ライダー最高傑作と言えましたね。児童向け特撮の原点を堪能できました。

 ツッコミ点は、特になし。
 先日、確認したように、昭和ライダー最後の作品、『BLACK RX』が前作のドラマ的重さに引きずられたためか、痛快娯楽活劇としての最終回を貫徹できなかったことを考えると、
 アクション性としては、実に「ストロンガー」の最終決戦以来の大成功と断定します。モモ、ウラ、キン、リュウジーク、デネブ、それに良太郎と侑斗と、コハナまで含めると、主人公側のアクション参加人数は9人というわけで、それだけでも集団活劇物として快挙と言えましょう。

それでも別れ

 ラストで、ゼロライナー(侑斗)は過去へ戻り、デンライナー(コハナ)は未来へ行った、と解釈していいのでしょうね。
 過去に戻った侑斗が成長して、再び愛理さんと出会い、コハナに通じる未来をつむぎ直す。そして、カイによって乱された時間の流れを修復するってことで。
 一つ気になるのは、「結局カイって何者?」ってことですが、そのうちどこかで裏設定が示されるでしょうから、それを楽しみに。

 う〜ん、いまだに「カイの正体」について触れられた記事は読んでいませんね。

 それはさておき、前回の記事で抽出した「昭和ライダー最終回伝統の3要素」と照らし合わせてみると、

再生怪人

 まあ、これは「平成ライダー」でも大体、終盤にわらわら出てきているよね。
 ただ、それらが「世界崩壊の危機」とか「窮地に陥ったヒーローサイド」という描写に終始して、「バッタバッタとなぎ倒す、チャンバラチックな爽快さ」にまで至っていなかった、と。
 今回は、モールイマジンを初め、劇場版の敵など、大勢出て、最終決戦を盛り上げてくれました。

主人公の身内の誘拐

 これは、初期昭和ライダーで、危機感演出の王道パターン。
 ライダー隊の子供たちとか、ライダーガールズとか、おやっさんとか、しょっちゅう捕まっていました。
 まあ、さすがに「電王」でそれはしませんでしたが、戦いの焦点が主人公の姉の「愛理さん」と、その特異点の娘の「コハナちゃん」と判明したことで、
 「敵が主人公の身内を狙い、それを守るために戦う」という、分かりやすい昭和ライダーテイストが、きちんと再現されていたのは特筆すべきことだと考えます。

謎の首領の不思議な最期

 たいてい、首領は「これでもう終わり?」というぐらい、呆気なく自爆してくれます。でも、まあ、その都度、きちんと決着は着けられていたってことで。
 一方の平成ライダーシリーズでは、ダグバとか、黒い神とか、神崎士郎とか、アークオルフェノクとか、ジョーカーとか、「童子・姫似の謎の男女」とか、ネイティブ根岸さんとか、いろいろラスボスとか、黒幕めいた存在は登場しましたが、きちんとしたアクションバトルで燃える戦いを展開したケースはなく、呆気なく散ってしまうか、結局、散らずに生き長らえるといった、視聴後に曖昧さ、不満さを感じさせるオチ。
 一番、きちんと決着をつけたのが、ダグバでしょうが、それも「役者の素手での殴り合い」という形で、燃えるアクションとは縁遠い。


 それに比べると、カイはまだ、「自分の時間(イマジンの未来)を創造できずに自然消滅」と、納得のできる最期ではなかったでしょうか? 
 あ、でも、また続編のVシネマで出てくるかもしれないなあ。昭和テイストだったら、それもありでしょうね。

*1:殺人ノーコンの豪速球が得意な番場蛮が主人公の野球アニメ。音楽は、初期ライダーシリーズも担当した菊池俊輔氏。曲のノリが後年の『ドラゴンボール』も想起させてくれます。