Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

電王感想(12月号前半)

 43〜44話の感想。
 とりあえず、45話視聴前に上げておきます。

43話「サムシング・ミッシング」

 「何か失われている物」って感じのタイトル。


 前回、キングライナー連れて現われた駅長が、ラストで開いた謎のケースの中身は……視聴者の興味を散々ひきつけて、実は「スプーンセット」というオチ。
 う〜ん、「伝説のスプーン」……というキーワードだと、ハヤタ隊員が変身しようとして間違えて掲げたスプーンを思い出すなあ。まあ、ナンセンスな感想だと思うけど(苦笑)、ナンセンスなネタには、こんな感想がふさわしいかも。


 で、結局、良太郎が「桜井さん失踪について、大切なことを忘れている」可能性を指摘する駅長さん。


 その後、アルマジロイマジン*1を引き連れたカイ。
 そこで、「このままイマジンを倒し続けて、未来を変化させないなら、モモタロスたちも消えてしまう」とカイから告げられ、戦意を喪失する良太郎です。
 右手の鎖ハンマー、左手のカギ爪で強力な攻撃をするアルマジロに、モモタロスたちの力を借りずに防戦一方の良太郎(ライナーフォーム)は大ピンチ。
 ゼロノスが救援に現われるのですが、その際、「本来守るべきだと思われた大人桜井」よりも、良太郎の保護を優先したことから、カイは桜井を追っている自分の計画に疑惑を抱きます。


 そして、戦わない良太郎に、苛立ちを隠さないモモタロス
 それに対して、良太郎も「消えることが分かっている戦いに、モモタロスたちの力を借りるわけには行かない」と宣言。これまでの絆に亀裂が入りかけて、つづく、と。


 この時点でのNOVAの感想は、「???」状態。
 前回までは、侑斗が話の中心モードでしたが、この回で、再び良太郎にスポットが当たり、またモモたちとの別れが明言されたことで、雰囲気もシリアスに。
 ラストに向けて、大きく話が動いたなあ、と感じた回でした。

44話「決意のシングルアクション」

 このサブタイトル。
 バトルソングの『ダブルアクション』に掛けていますね。
 Perfect-Action~Double-Action Complete Collection~
 結局は、全イマジンとの共闘による「フルアクション」で最後を飾りましたが。


 話は変わりますが、この「〜〜アクション」って挿入歌。作り手が意識しているかどうかは分かりませんが、実に「昭和ライダー」の伝統を受け継いだタイトルと思います。
 終盤のオープニング主題歌にもなった『ライダーアクション』を初め、『V3アクション』『Xライダーアクション』『アマゾンライダーアクション』、そして終盤のエンディングテーマにもなった『ストロンガーアクション』まで。
 スカイ以降は続かなくなりましたが、一応、『BLACK ACTION』という歌もありましたな。


 話戻して、この回の見どころは、「良太郎VSモモタロス」の熱いバトル。
 いや、まあ、一方的にモモが強くて、良太郎はちっとも勝てないんですが、
 このシーンは、「モモが別れが近い良太郎に、最後の稽古を付けてやっている」ニュアンスでもありますし、
 「倒されても倒されても、決して退くことのない良太郎の精神的な強さを描写している」シーンでもありますし*2
 そして「本気になって殴りあったからこそ、それまで以上の絆で結ばれる昔気質の漢の友情ドラマ」を体現していたりもするのです。
 一つのシーンに、いろいろな意味を感じ取って、久々に熱くなりました。


 一方で、ターミナルに侵入したアルマジロに立ち向かう、ウラ、キン、そしてリュウタ。
 リュウタの場合は、それ以前に侑斗との絡みという見所もありましたが、
 とにかくイマジンたちが連携して、巨敵と戦うのは、劇場版を思わせる注目バトルだったりもします。
 アルマジロも強敵っぷりを発揮して、3人のイマジンを圧倒。ライダー怪人で、ああいう鉄球使いは、ストロンガーの鋼鉄参謀のインパクトがあって、強敵という感じを受けますなあ(もちろん例外も多そうだけど)。


 そこに特訓を終えて(?)、友情パワー全開に駆けつけてくるモモ&良太郎*3
 ここまで勢いが付くと、どれほどの強敵も押し負けてしまいます。
 「強さなんてものは、ノリでどうとでもなる」って趣旨のモモ発言は、まさに至言なり。そう、数値なんてものは目安に過ぎないわけで、足りない物は「勇気」で補完すればいい。後は「友情」とか「努力」とか、ですな。


 ただ、勢いやノリは、口だけで生まれるものではありません。
 実際のアクションで魅せてくれないと。
 そのために、次々とフォームチェンジして、ウラ、キン、リュウタが反撃をし、最後に、「全員の心が一つになった、てんこ盛り」ことクライマックスフォームで決着。
 もう、ドラマ的にも、ライナーフォームとクライマックスフォームの使い分けがお見事と。


 ……とまあ、44話の勢いが残っているうちに、感想書けて満足です。
 それでは、今夜はハニーを見て、明日の朝は「電王」の話の続きを楽しみにしよっと。
 え、ゲキ? ジャンの立ち直りのドラマが盛り上がってくれたらいいんですけどね。期待度は40%ぐらいかな。

*1:元ネタ童話は『ザ・アルマジロズ・ソング』。何でも、ボリビアの民話らしいですが、マイナー過ぎ。

*2:これと似た感じのシーンとして、『さよならドラえもん』にて、のび太が別れるドラえもんのために、ボロボロになりながらもジャイアンに立ち向かうシーンを思い出しました。

*3:もちろん、ドラマ的には違うけど。『未来において消える心配よりも、今、良太郎といっしょに戦うことの方が大切』と語るモモに、モモたちとの共闘を拒んでいた良太郎が説得された形になる。それでも、物語のノリとしては、特訓&友情確認のニュアンスを押したいわけで。