来週放送の27話は普通に見られるけど、その後の28話と29話は、例年どおり、高校野球で延期になりそうです。関西人の特撮ファンはつらいよ。
さて、いつになく劇場版とタイアップ・リンクしたストーリーの電王です。
この機に劇場版アイテムをいろいろ並べてみるわけですが、NOVAの一押しはこのお方です。
おまけにリュウタ。
劇場版での、4イマジン&4電王そろい踏みにも期待したいところ。
言わば、仮面ライダーBlackとRX、ロボライダー、バイオライダーのそろい踏みにも匹敵する快挙ですからね。
では、TV版の復習です。結構、たまってましたから。
21&22話
サブタイトルは、「ケンカのリュウ儀」と「ハナせない未来」。
ただのダジャレですな。
この話で特筆することは、心配されていた「新ライダー(ゼロノス)の暴走」が起こらず、暴走したのは「主人公の電王(ガンフォーム)」だったこと。
一時は、「嫌味キャラ桐谷の再来」と思われていた侑斗が、実は「時の運行を守るという正義感」においては、非常にまともかつマジメな考え方の持ち主だと判明したわけですな。
ゼロノスよりも、電王の方がよほど何を仕出かすか分からないケイオスな存在、と再認識。
……それにしても、ガンフォームの攻撃って、精度という面においては、歴代射撃ライダー中、最も信頼できないキャラクターです。今朝の放送話でもそうでしたが、とにかく攻撃が当たらず、流れ弾が多すぎ。万一、シミュレーションゲームでガンフォームを扱うとしたら、命中精度のあまりの悪さにイライラさせられること間違いないのでは? と。
ともあれ、バイクアクションといい、列車(?)アクションといい、ゼロノスの魅力が堪能できた回でした。
登場イマジンは、「ウサギとカメ」モチーフ。
カメ対決ってことで、ロッドフォーム登場も「分かってる」なあ、と思いつつ。
23&24話
サブタイトルは、「王子降臨、頭が高い!」と「グッバイ王子のララバイ」。
この回から、劇場版との積極的なリンクが始まっています。
劇場版キャラだと思われていたジーク&ウイングフォームが、先行登場という形に。
新イマジンに憑依されるたびに、翻弄される良太郎と、モモタロスたち先輩イマジンとの確執を描くだけで、充分楽しいドラマになるわけですが、
傍若無人に好き放題していた王子ことジークが、終盤、それでも「母親を守ることに必死」になることや、「消失の危機」を迎えることで、急に同情すべきキャラと化して、それを助けるべく考える良太郎の想いなどが、ジ〜ンと泣けてくる物語の展開の仕方など、単なる劇場版記念のイベント回に終わらない傑作回だったと思います。
あと、戦闘シーンよりも、警察との交渉シーンで本領を発揮するウラタロスの描写っぷりもナイスでした。
登場イマジンは、「バッタを取る子供とサソリ」のサソリ。
一応、イソップ童話なんだけど、マイナーですなあ。
バッタを捕る子どもとサソリ <福娘童話集 きょうのイソップ童話>
25&26話
サブタイトルは、「クライマックスWジャンプ」と「神の路線へのチケット」。
良太郎が、「少し未来から来た侑斗」に「クライマックスの手が足りない」ということで、劇場版世界に拉致されてしまう話。
来週も、劇場版関連話は続くようで、どのように収拾をつけるのかなあ、と思いつつ、ワクワクしている自分がいます。
物語的には、星好きな侑斗の人間性を、良太郎が認識するとともに、
侑斗の方も、拉致の一件でボロボロの体でも、イマジンとの戦いの責任から逃れない良太郎の心意気を認める、良い話だったと思います。
2人の関係がいたずらにギスギスして、不毛なライダーバトルにならないようで、一安心。
まあ、リュウタロスがまた暴走しないとも限りませんが(苦笑)。
ゲストキャラはハリケンイエローですが、髪型変わっているせいで、同一人物とは思えませんでした。とはいえ、「妹想いの兄貴」って役柄の共通点があってニヤリ、としましたが。
イマジンは、「土蜘蛛草子」のクモが2体。
ライダーも複数いるわけで、今後も複数イマジンが多くなるのかなあ、と思ったり。