番組は、一月一イマジン(一フォーム)というペースなので、二ヶ月休むと、イマジンが二人増えている計算になります。
「詐欺師、釣り師」のウラタロス(ロッドフォーム)も、
「気は優しくて力持ち、でも、そそっかしい」キンタロス(アックスフォーム)も、いいキャラじゃないですか。
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これは、次のガンフォームおよび、イマジン・リュウタロスにも期待したい、と思います。どれだけ変な、でも独特の戦闘スタイルが格好いいキャラになることか。
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そして、彼らに出番を奪われて凹みがちな、「モモちゃん」にも、ついにフィギュアが。
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これで、「響鬼・紅」を代理に立てる必要がなくなりました。
ウラタロス編(5話〜8話)
サブタイトルは以下のとおり。
アギト以降の平成ライダーシリーズって、「サブタイトル」なしってのが続いていたけど*1、
やっぱり、サブタイトルはある方がいいです。いいサブタイトルは、題名見るだけで、ストーリーが甦ってくるし。5話の「イマジン名セリフ」もいいですが、8話の「韻を踏んだ語呂の良さ」も印象的。
で、ウラタロス編のストーリーは、
「嘘をつくことで現実逃避していた少年の成長譚」と
「不器用なために破局した恋愛関係のやり直し」。
どちらも、ウラタロスの個性を描写するにふさわしい話だったなあ、と。
登場怪人は、「『サルカニ合戦』のカニ」と「『烏の王様選び』のカラス」。
それぞれ、水中戦と空中戦に長けており、「泳げない地上接近戦型のモモタロス(ソードフォーム)」では太刀打ちできないために、ロッドフォームの出番になった、と。
もっとも、カラス退治では、ウラちゃん、とどめはしっかりモモちゃんに譲ってあげるといった、さりげない優しさを示しています。
モモとウラ、性格の合わない同士だけど、キンちゃんが出てからは、少しは気が合うところも見せたり……っていうか、モモが誰彼構わず、ケンカ売り過ぎなんだけどねえ。ウラとキンちゃんは、今のところ絡みが少なく、キンタロス編ではウラの出番が薄かったので、今後、出番を取り戻すことを期待しています。
キンタロス編(9話〜12話)
サブタイトルは以下のとおり。
- 9話「俺の強さにお前が泣いた」
- 10話「ハナに嵐の特異点」
- 11話「暴走・妄想・カスミ草」
- 12話「走れタロス!」
当たりは、9話の「キンタロス名セリフ」と、韻を踏んだ11話。
ストーリーは、
「病気療養中の青年の願いをかなえようとする純情クマの登場編」と、
「不器用な父親の想いを、娘に伝えようと奔走するクマの暴走編」になるのかな。
前者の「ケガや病気で入院して、挫折したスポーツマンの願いにイマジンが……」というストーリーネタは、ウラタロスの時と同じですが、そこはそれ、ウラとキンのキャラの違いによって、別の見せ方をしているし、
入院患者ほど「鬱な気分と、願い事」を強く感じる状況がないことは、NOVAも最近実感したことだし、
何よりも、メビウスのテッペイが演じるキンタロス像が、おもろ格好良すぎて、この前後編を傑作回にしています。そして、「ハナが元々特異点であり、自分の世界(未来)をイマジンによって奪われた」という大きな設定も描かれて……今後のストーリーの基軸になっていきそう。
後者は、キンタロスの人情暴走っぷりがこれでもか、と描かれ、モモの出番さえ奪うほどの大活躍。ただの力技だけか、と思わせて、実は「わざと見切らせて、油断させたところに大打撃」というバトルセンスも披露。何だか、行き当たりばったりのモモよりも格上だなあ、と感じさせる描写も。
ラストは、イマジン退治よりも、人情の方を優先する、ある意味、良太郎以上のお節介トラブルメーカーぶりを発揮し、危うく電ライナーから追放される*2ところまでキャラを描いた上で、きちんとハッピーエンドを見せる。電王って実に「癒し系ドラマ」してます。
登場怪人は、「元ネタ不明のサイ」と「『ジャックと豆の木』の豆、改めツタ植物」。
前者は、モモタロスのパワーでは装甲を貫けないため、必然的にキンタロスの出番が生まれ、後者は……別に誰でも倒せたんだろうけど、「暴走の後始末」と「最後の戦い」ってんで、キンタロスが仕留めた形に。
武装列車・電ライナー
新フォームが登場すると、その個性や戦闘スタイルもさることながら、
巨大化ギガンデスに対抗する電ライナーの新車両にも大いに期待してしまいます。
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ロッドフォームの乗機はイスルギ。
亀型ユニットが飛行し、それに乗って釣竿担いだ姿は、まさに浦島太郎。
空中戦と水中戦に対応できるので、結構、汎用性が高いですが、攻撃力はなさそう。その辺は、ゴウカ他3両の支援を受けながら戦うわけですね。
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そして、アックスフォームの乗機レッコウ。
両サイドの「百足の足」状の斧で相手をガッシャガッシャと抱え込み、
先端の「角」型のまさかりで突進し、相手を貫く。
もう、格闘戦に特化した突撃列車のバトルスタイルは、感涙して泣けました。
踊るリュウタロス
いや、14話のサブタイトルが、そうなりそうなんで。
最後に、新キャラ・ガンフォームの憑依イマジン、リュウタロスですが、昔、NOVAはこんなことを書いています。
これのモチーフが不明。太郎にこだわるなら、「三年寝太郎」とか「龍の子太郎」とか「忍たま乱太郎」とか「とっとこハム太郎」とか「八幡太郎義家」とか「キン肉万太郎」とか「東光太郎」とか「南光太郎」とか……
他にも、「ものぐさ太郎」とか「力太郎」とか「ケンタウロス」とか「ミノタウロス」とか「岡本太郎」とか、いろいろなネタを書いたり、見たりしたのですが、
結局、「龍の子太郎」に決定……なのか?
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いや、「龍の子太郎」って、お母さんが龍なのであって、本人は龍ではないんですけどね。一応、怪力は秘めているんですが。幼少期に、東映のアニメでも上映されて、感動したわけですが、
ネットでの書き込みを読んでいると、「龍の子太郎」を知らない世代が、[rakuten:book:11097161:image]
これが「龍の子太郎」だって、のたまったりするわけですよ。「ぼうや〜、良い子だねんねしな♪」って川内康範*3作詞の歌も聞こえてくるんですが、この子は違うでしょう(たぶん)*4。
そもそも、「龍の子太郎」が元ネタってのも、合っているのかどうか。彼がモチーフだと、キンタロスみたいな怪力キャラになりそうで、とてもとても銃を使いそうにはない。リュウタロスの元ネタが、「龍の子太郎」ってのは、あくまでネットで出回っているデマだと思います(公式設定ではまだ見ないので)。じゃあ、何が元ネタか、は言えないのですが……。
ともあれ、NOVAが期待しているのは、リュウタロスよりも、彼の乗機の電ライナー・イカズチ。龍型のマシンになるそうなので、「電子星獣ドル」の後継者らしいバトルスタイルを見たい、と思っています。
光の速さで明日へ〜ダーッシュさ♪