公開初日から、ほぼ一月遅れですが、その分、ネタバレを気にせずに、感想を書いてみたいと思います。
電影版
正直言って、主役はリオさまですね(笑)。
激獣拳側は、ジャンとゲストヒロインのラオファンとの間に、少々思わせぶりなドラマがあるにせよ、戦闘ではいいとこなしでした。
いや、まあ、相手がアイアンクロー様、あるいは2代目ヘッダー指揮官様、いやいやカー将軍閣下、はたまた暴魔博士レーダ、しかして、その実体は大山空手道場の初代師範代だった石橋雅史氏だったから、と言い訳することもできるんですけどね。
それにしても、過激気も出さず、獣拳武装も使わなかったところから推察すると、実はこの電影版って、TVの10話以前のお話? かとも思ったり。ちょうど五毒拳を倒した頃。
だったら、カクシターズが弱いのも納得できるというものだ。
ともあれ、NOVAはこの話、ゲキリントージャの「黒い胸ライオン」と「ゲキリン剣」の格好良さ、そしてリンカメレオンの舌攻撃だけでお腹いっぱいです。
本当に、リンビースト、TVにも出てくれないかなあ。そして、ロンの操る龍型メカ(?)なんかと合体して、リントージャになってくれれば、言うことなし。
いや、まあ、邪身豪天変して、巨大リオ様とか、巨大メレたんを見せてくれてもいいんだけど。ついでに、バエも巨大化して、ようやく人型サイズ……などと、妄想暴走中。
モモタロスのなつやすみ
一緒に連れて行った甥っ子、姪っ子に受けていました(笑)。
いや、NOVAにも受けていたけど(苦笑)。
ええと、モモタロスって泳げないんですね。だから、夏休みに海に行っても楽しくない。そんなモモタロスに水泳特訓してやろうと、他のタロスたちと、おまけ出演のネコ師匠がしっちゃかめっちゃか騒ぎまわる話です。
ええと、キンタロスなんか、「モモタロスがかなづち」ってことを聞いて、「かなづち」の意味を誤解して、ハンマーで攻撃を仕掛けます。光になれ〜って叫んだかどうかは知りませんが。
リュウタロスなんか、イルカの輪くぐりを真似ればいい、と言って、モモタロスに火の輪くぐりをさせたりします。
ウラタロスなんか、なぜか金髪かつらをつけて気取っているし、
ネコ師匠は、何もしてないのに、何だか威張っているし(いつものことか)、どうせならシャッキー師匠でも紹介してあげれば良かったのに、とツッコミを入れたくもなります。
そして、海でアイスキャンデーを売っているデネブ。最後の最後に「侑斗をよろしく!」って、劇場版でも保護者っぷりを見せ付けてくれます。
で、結局、泳げるようにはならなかったモモタロスでした。
俺、誕生!
予想以上に「モモなつ」感想に行数を喰ってしまいましたが、クライマックスの感想です。
こちらは子供たちに一番受けたのは、10年前の良太郎こと小太郎くんの変身するミニ電王。良太郎が電王に関する記憶を失ったので、何故かモモタロスが小太郎に憑いちゃったという設定。
そして、NOVAに一番受けたのは、王蛇の声したコブライマジン。しかも対戦相手が白鳥モチーフのウイングフォーム。何だか「王蛇VSファム」の劇場版龍騎のオマージュかよ、って思いました。
そのウイングフォームのジーク、TVの出演回で良太郎たちに助けられた恩返しのために、牙王追跡の旅についてきた、という筋書きで。
もちろん、一番の目玉は、TV版で侑斗が苦心して集めた良太郎ズによる、電王4フォームそろい踏み。そして、ライダーが複数なら、敵もそれに合わせて複数いるわけで、牙王配下のイマジンズと大バトル。
このイマジンズの声優が、なかなか楽しめます。
TVにも登場したモレクイマジンが、初代ザビー改めキックホッパーの矢車さん。
ガンフォームと戦ったサラマンダーイマジンが、3代目ザビー改めパンチホッパーの影山。
ロッドフォームと戦ったゲッコーイマジンが、シン・アスカ……ってリュウタロスの二役やんけ。
アックスフォームと戦ったニュートイマジンが、ボウケンブラック。
もちろん、忍者姿の田所さんとか、
モモタロスを見て「鬼だ〜」と叫んで、「お前が言うな〜!」と多くのツッコミを受けた戸田山登巳蔵(轟鬼)とか、特撮ファンを喜ばせる小ネタはいっぱい満喫しました。
いや、まあ、世間一般では、陣内さんとか星野亜希とかに目が行ってたんでしょうけどね。
後は、やはり今回大活躍したのは、ゼロノスですね。
突っ込んでくるガオウライナーに対して、颯爽と立ち塞がり「最初に言っておく」と格好良く口上を言い放とうとした「ベガフォーム」(デネブ)。
その直後、侑斗から「電車相手に何を言おうとしてるんだ!」とツッコミが入って、大爆笑。
このベガフォームの「最初に言っておく」は、「胸の顔は飾りだ」以来、NOVAのツボです。最近、変身が制約されているので、新作を聞く機会がなくなっているのが残念。
*1:それでも、良太郎に関するシミジミドラマが物語全体を引き締めていたのがさすがでした。