今朝は、大当たりでした。「ケナケナの女*1」メレたまと理央さまに「モエモエ」*2しつつ。
これで、NOVAがゲキレンジャーの何を見るべきかも判明したってことで。
もう、この作品、「未熟な主人公の成長譚」を期待するのではなく、「愛と野望の渦巻く悪ドラマ」を楽しむべきものです。で、「悪の愛」というと歪んだものが多くなりがちですが、メレたまのそれは、「純粋一途なストレート愛」。まさに、ラブ・ウォリアーと名乗るだけのことはあります。
メレの玩具はまだないので、役者の写真集でも貼り付けることにして。
偶然だけど、「rebirth」というタイトルは、一度死んで、亡者(アンデッド)として復活したメレたまにはふさわしい、と思ったり*3。
ともかく、今回はNOVAが悪を追跡することに確定した、記念すべき回ってことで、感想試し書きです。
五毒拳の皆さま
4話で初登場して、それぞれ名乗りもあって、「おお、悪の戦隊やんけ」と燃えさせてくれました。
- 地獄の手数王、臨獣センチピード拳のカデム!
- 対応不能の惑乱者、臨獣ゲッコー拳のモリヤ!
- 戦慄の踊り子、臨獣スコーピオン拳のソリサ!
- 鋼鉄鉄壁の守護者、臨獣トード拳のマガ!
- 一撃必殺の狙撃手、臨獣スネーク拳のブラコ!
改めて並べてみると、ゲキレンジャーの3人以上に、個性的な特技を持っていた5人。彼らの技をどのように攻略するかが、物語に縦糸を通してくれたなあ、と。
最後にブラコが、よりによって、ゲキレンジャーではなく、メレたまに倒される、という予想外の展開も面白い。ゲキレンジャーの仕事は、復活したモリヤを(修行で速射できるようになった)ゲキバズーカで倒しただけ。今回は、主人公たちの立場はあまりなし、と。
次の「三拳魔*4」登場編も楽しみにしつつ。
ゲキバズーカ
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メレたまの修行のために利用された、ゲキレンジャーの新兵器。
気力をためるのに2分もかかるので、本日は装填時間の短縮の訓練をしていました。
前回の発射の決めゼリフ「豚の角煮!」を繰り返すジャンを、仲間が止めようとしますが、結局、再生モリヤを倒すときにも、しっかり「豚の角煮!」と叫んでいました。
とりあえず、「発射に時間がかかる」という弱点はたったの一話で克服できたわけですが、メレたまに通用しなくなったので、たったの一話で破られた必殺武器、ということにもなるわけで……果たして、こんなんで玩具は売れるのか?
格下の皆さん
一応、主人公なので、各人のキャラ感想、書いておきますか。
アンブレイカブル・ボディ「ジャン」
心技体の体の戦士……ってことで、野生で鍛えた「打たれ強いボディとパワー」が自慢。もっとも技は未熟で、精神的にも幼児なみなので、リーダー格とは程遠い。
……というか、ゲキレンジャーって、リーダーいないよね。ジャンが格下で、ランとレツが同格。いずれ、ジャンが成熟して、チームを率いるエピソードがあるのだろうか?
一応、「ゾワゾワを感じる」といって、野生の本能で臨獣殿の動きを感知する能力があるので、ジャンの言葉で、チームが動き出す展開が基本。そして、一度やられて、修行に移る、というのが基本的なストーリー展開。修行内容は、幼児並みのジャンにも分かりやすい「生活に密着したもの」で、「ウルトラマンレオの過激な特訓」を期待していたNOVAの琴線には触れず。
アンブレイカブル・ボディだったら、ジープで追い回したくなる(爆)。
オネスト・ハート「ラン」
心技体の心の戦士……ってことで、「根性」と「修行に一途な純真な心」が長所。
でも、これって描写が難しい。彼女の長所がこれってことは、他の仲間には、「根性」や「修行に一途な心」が備わっていないのか? って話になるし……*5。
そもそも、「心」は目に見えないので、映像で描くには、結局、それ以外の長所を設定しなければならず、「チーター」ってことで「スピードに長けた戦士」に落ち着いた……ようだ。カデムとの「拳のスピード対決」が現在の見せ場。
ただ、「真面目で一途」というのは、ドラマでは退屈なキャラになりがちなので、そこがこれから、どう個性的に描かれていくか、がこのキャラを見るポイントかと。
ファンタスティック・テクニック「レツ」
心技体の技の戦士……ってことで、トリッキーな動きを得意とするモリヤとの、アクロバティックな戦闘が見せ場でした。
一応、「芸術家」ってことで、人を感動させる技を追求するとか、激獣拳使いだった兄がいたとか、今後の伏線仕込みはいろいろされましたが、普段は、「ジャンのおかしな言動へのツッコミ」役と、「敵や味方の技の解説」役として、キャラを確立していきそう。
クールで知的なブルー、というステロタイプから、どこまで深化していくか……とりあえず、兄との因縁の描かれ方が気になる。敵の臨獣殿って「亡者」集団だから……。
ともあれ、今は序盤だから「生活に密着した修行」もやむなし、だけど、今後、戦いが激化し、厳しい修行に展開していくにも期待します。
最後に
メレたまの今後について。
「死者を完全に甦らせる真毒」の存在で、メレたまにも、ただの亡者から解放される可能性が出てきました。そうなると、理央さまと一緒に戦隊戦士になる可能性も考えられるのですが、その場合、「戦隊初の女性グリーン」になるのかな?
理夫さまは、すでに「黒獅子リオ」という、それだけでも十分存在感のあるバトルスタイルを持っていますし*6、「ゲキブラック」でも問題なさそうですが、
メレたまの場合は、「ゲキグリーン」というのは女性のイメージから外れるので、「エメラルド」ってところかなあ。でも、「ゲキエメラルド」はいやだなあ。
むしろ、「ターボレンジャー」の「ヤミマル&キリカ」みたいなポジションが理想かも。さもなければ、「ハリケンジャー」の「ゴウライジャー」みたいに、別戦隊とか。
ともあれ、メレたまには、理央さまと離れる展開にだけは、ならないで欲しいです。