Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

メビウス最終話「心からの言葉」

 ヒカリから「光」を受け取ったリュウさんが変身。何だか、ネクサスのデュナミストですなあ。リュウ・ヒカリの戦闘スタイルは、当然、猪突猛進でエネルギーを無駄に消耗するだけで、何も守れません(笑)。
 そして、メビウスも、リュウ・ヒカリも敗北して、絶望が訪れる中、ウルトラ兄弟の声が……。

ウルトラ兄弟からGUYSへ

 四天王編でそれぞれ活躍した各ウルトラマンから、リュウさんを除くGUYS隊員に激励の声が伝わります。
 エースこと北斗星司の声は、抜群の聴覚によって月面で彼のメッセージを受け取ったマリナ隊員に。
 新マン(ジャック)こと郷秀樹の声は、流星シュートを持つジョージ隊員に。
 セブンことモロボシ・ダンの声は、眼鏡娘のコノミ隊員に。
 初代マンことハヤタの声は、メフィラスの遊戯の際に、ミライをフォローしたキンタロス(笑)ことテッペイ隊員に。
 これまでの伏線が、うまく連鎖収束した場面に感心。


 かつて、ウルトラ4兄弟は、タロウを援護するために、ZAT隊員に乗り移ったこともあるけれど、今回は「肉体ではなく精神の同調」ということで、ドラマ的な高揚感は全然違う。
 ウルトラマンの光と絆を心に宿したGUYS隊員がメビウスと一体化する展開は、まさにタロウや劇場版メビウスで見せた「ウルトラ六重合体」を彷彿とさせます*1

最終回の雄姿フェニックスブレイブ

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 そんなわけで、ヒカリのナイトブレスを媒介に、GUYS隊員がこれまで培ってきた絆を一つにして、メビウスはフェニックスブレイブに最終進化します。
 リュウさんがヒカリになっただけでも大トピックなのに、GUYS隊員が融合合体するなんて、まさにダグオンに匹敵する感動。ブレイブ星人も草葉の陰で喜んでいます……って意味不明。
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ファイナルメテオールと、そしてゾフィ

 ウルトラマンと共闘するために、人類の英知が結集した超科学メテオール。その最終装置は、スペシウムエネルギーを増幅させるもの。詳しい原理は不明だが、ガオガイガーにおける「ガトリングドライバーの作った重力レンズ」に匹敵するものでしょう、きっと。
 そして、宇宙でウルトラ兄弟が、太陽を救うために闇の力を払っている頃、ウルトラ兄弟の長兄は、サコミズ総監、いや、やはり隊長の元を訪れていました。「サコミズ、君の力が必要だ」
 うなずくサコミズ。そして、光と共に変身。フェニックスネストから飛び出すゾフィ。ということで、今後、ゾフィの人間体は、大谷博士*2と共にサコミズ隊長の名前が永遠に刻まれることでしょう。
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 サコミズ・ゾフィは、メビウスと共に光線を放ち、闇の化身エンペラ星人にとどめを刺します。
「光になれ〜」*3
勇者王ガオガイガーFINAL of FINAL 「神話-マイソロジー-」 [DVD]

別離

 最後の戦いの後に訪れるのは、寂しい別れ。
 後番組があれば、そちらに興味がひきつけられて、別れの感動も薄れがちですが、幸か不幸か、メビウスの後にはウルトラシリーズが続きません。ガイアやコスモスが終わった後のような寂寥感を伴いながら、ミライはウルトラの星に帰って行きました。
 それでも、メビウスという番組は、それを応援する地球人の心に、確実に思い出になる何かを遺していきました。こういう「最後まで失速せずに、わくわくさせてくれた番組」を見るたびに、特撮ファンである自分を幸せに感じますね。


 メビウス、ありがとう♪

*1:厳密には、劇場版のインフィニティーは「ウルトラ七重合体」になるんだけどね。

*2:テンペラー星人戦で、タロウを陰ながら支援するために、ゾフィが一時的に乗り移った人。

*3:もう、あのエンペラ星人の断末魔を聞くと、このセリフが出てくるのはお約束でしょうな。