今年は、番組中にサブタイトルがあるんだ! と今ごろ気付いた奴(苦笑)。
- 1話「俺、参上!」
- 2話「ライド・オン・タイム」
- 3話「アウトロー・モモタロウ」
- 4話「鬼は外! 僕はマジ」
1話は、主人公紹介で、2話は設定紹介。3話で暴走したモモタロスと、4話で和解、主人公の良太郎が男意気を見せるってことで、少しずつキャラもつかめてきたので、簡単に復習と。
野上良太郎
●設定
不幸を呼び寄せる体質の主人公。
特異点とも呼ばれ、イマジンを呼び寄せる体質でもあるらしい。
一見気弱で、軟弱だが、日常生活から不幸なために、悪い状況に慣れきっており、意外と打たれ強い。また、他人の不幸は見捨てておけず、一度助ける気になれば、強い意志の力を示したりもする。
ライダーパスをセットすることで、「電王」に変身するが、イマジンの力を宿さない素体(プラットフォーム)の戦闘力は高くない。
●感想
特異点という設定から、スパロボのグランゾンを連想してしまいます。そのうち、「ブラックホール」の力を生かした強化フォームが出たりするのかな?
プラットフォームのネーミングは、好み。クウガのグローイングフォーム、龍騎のブランク体に次ぐ「弱小形態」ですが、電車にちなんだ名称がいいなあ、と。4話における「プラットフォームで耐える良太郎」の姿は、サナギマンを連想して、その後にソードフォームになった後の強さと比べて、いいメリハリをつけてくれました。
ハナ
良太郎の女性パートナー。
本作の設定を良太郎(と視聴者)に語ることと、モモタロスとのドツキ漫才がお仕事(笑)。口に悪いモモタロスに「ハナクソ女」と呼ばれるのは、ちょっと可哀想かも。
今後、彼女の過去が語られるかもしれないけど、そんなことより、そろそろ女性ライダーがレギュラーとして登場して欲しい、と思ったり。
憑依イマジンは、「かぐや姫」とか「シンデレラ」とか「白雪姫」とか……。
オーナー
4話のラストで、「良太郎の行為は、未来に影響を与えない」と語る。
でも、これって、良太郎への皮肉とか悪意というよりも、「本来は、過去の歴史を変えちゃうことは禁じ手で、オーナーの立場上は、それを止めないといけないんだけれども、良太郎の行なった、未来に大きな影響を与えない、ささやかな改変なら、特別に大目に見てあげますよ」という好意的な宣言と解釈しました。
つまり、電ライナーの目的は、イマジンの過去改変を防ぐことだけど、だったら、良太郎の行為も禁止しないと自己矛盾になってしまう。それでも物語としては、良太郎の優しさによる「ささやかな過去改変」は肯定しなければならない。よって、オーナーの言葉により、「良太郎の過去改変はOK」という御墨付きが与えられたわけで。
電王におけるタイムパラドックスの解消を、こういう形のセリフで表現した脚本に乾杯。