Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ニューレイズナーと、オルムウイルスの脅威(DD第3章パート5)

1年半ぶりの蒼き流星

 

NOVA「ニューレイズナーをゲットしたぞ」

NOVA「ちなみに、こっちが旧レイズナーだ。違いが分かる人は相当のマニアと言えよう」

翔花「そんなの簡単よ。乗ってるパイロットが違う人じゃない?」

NOVA「同じ人だよ。3年経ったら、顔つきが精悍になって、性格もワイルドになっただけで。ヒロインのアンナも大人になって、まるで『北斗の拳』の少女リンが『北斗の拳2』で大人になったみたいだ、と当時は言われていたな」

翔花「たった3年で変わりすぎよ」

晶華「私たちは5年経っても、外見年齢14歳で変わらないのにね」

NOVA「第1部のアンナは14歳で、第2部のアンナは17歳。女子中学生と女子高生の差だな。外見は個人差があるとして、内面はずいぶんと変わるのが俺の観察範囲の感想だな」

晶華「女子高生の観察って……」

NOVA「変な意味にとらえるなよ。俺は小中高生を私塾で教える立場だからな。今は女子高生がいないが、とりあえず、今年は小学3年生と、中学1年生と、中学3年生の面倒を見ている最中だ。今年の高校生は男子だけだな」

晶華「で、NOVAちゃんの目から見て、女子中学生と女子高生の差って?」

NOVA「塾という限られた場所での定点観測の結果として言えることは、中学生の時期は受験を経験していないから、将来の進路が見えていない。勉強の動機も基本は親に言われるから、という他律的なケースが多く、高校生になると将来の進路を意識した学習スタイルが自覚的になっているということか。『やりたいことがあるから、それに向けて勉強する』って考え方が根付くのが高校生ってものだな。もちろん、塾での勉強とは関係ないJKの遊びライフってのは、俺の観察対象外だ」

晶華「一言で言えば、中学生は子どもで、高校生は大人ってこと?」

NOVA「まあ、思春期の3年の差は大きいと思うな。それはともかく、レイズナーとニューレイズナーの外見の違いは、胸部と肩部、脚部にバーニアが増設されていることだな。背中のバックパックの大型化も挙げられるが、正面からはよく分からないしな」

NOVA「新旧レイズナーの外見の違いは、このサイトが詳しいのでお勧めだ」

NOVA「なお、俺はニューレイズナーSSR必殺技、海から出てくるシーンが印象的な『シューティングスター・フォールダウン』が未入手なので、まだ旧レイズナーの方が強いという状況だ。ガシャは回したんだが、サポートパーツの大人アンナの方が当たってな。まあ、これはこれで悪くないというか、大人アンナ萌えを満喫しているわけだよ」

 

レイズナー第2部inスパロボDD

 

NOVA「さて、ニューレイズナーや大人アンナの話はともかく、スパロボDDにおけるレイズナー第2部の話を紹介しよう。実は、これまでスパロボレイズナー参戦は何度かあったが、第1部と第2部の両方を通しで描いた物語は一つもなかった。理由は簡単。世界観が全く異なるからだ」

翔花「第1部は、侵略者の魔の手から地球を守るために戦う『スパロボでよくある話』よね。でも、第2部は侵略された地球でのレジスタンス活動がメイン。この両方を展開するためには、一度、地球が完全に侵略されてしまわないといけないわけで」

NOVA「基本的には、第1部の世界観に、第2部のキャラ(ル・カインや死鬼隊)を混ぜる形だな(新スパロボスパロボJ)。ただ、64やGCの後半で『すでに占領された地球』を舞台に第2部の世界観を再現したスパロボもある。また、GCのリメイクであるXOでは、追加シナリオで序盤にレイズナーの第1部要素を加え(スポット参戦)、一応は第1部のダイジェストと第2部をつなげていた。他にOEでは、第1部の地球防衛とは別に、『刻印の星』という第2部の占領された地球を元にした別惑星を用意して、無理やり辻褄合わせを行っていた。とにかく、レイズナー第1部と第2部の異なる世界観を1つのゲーム世界で描くのは困難だってことだ」

晶華「確かDDでは、ディバイン・ドゥアーズの活躍によって、グラドス軍は地球征服作戦が失敗して、地球は守られたのよね」

NOVA「ああ。だが、撤退するグレスコ提督との決着を果たすべく、エイジとキリコが敵陣に突撃して行方不明になる第1部の最後を再現して、そこからどう第2部の物語を再現するかが注目されていたわけだ。結果として、グラドスの再侵攻が始まり、ル・カインと死鬼隊所属のゴステロが登場して、キャラの再現は果たした。ただ、地球が占領されたりはせず、その代わりに火星が占領される形となって、オルフェンズの鉄華団VSグラドスという構図が成立する。デビッドとシモーヌ鉄華団で戦闘技術を磨いたという設定だ」

翔花「レイズナー第2部の世界観は、地球が世紀末の荒野になって文明が破壊されたけど、DDではその舞台を地球ではなく、火星に置き換えた、と」

NOVA「火星なら未開拓の荒野が多いから、レイズナー原作のような地球焦土化作戦を行わなくても、似たような環境は作れるって改変だな。なお、鉄華団の中心メンバーのオルガやミカヅキたちは地球の会社に常駐していて、火星はシノが留守番を任されていた形だから、十分な戦力がなく大規模な反抗作戦はまだ取れずにいる。クーデリアやロアンたちは火星の住人を守るために、グラドスへの一時降伏を決断して、デビッドたちに裏切り者扱いされそうだな。マクギリス辺りがル・カインと交渉する可能性はあるが、それはまだ先の話だ。とにかく、レイズナー第2部の物語は、グラドスに占領された火星を舞台に展開されることとなった」

翔花「そこに、ワイルドになったエイジさんが帰って来るのね」

NOVA「ああ、自分の甘さ、弱さを痛感したエイジが、キリコさんの過酷な養成訓練を乗り越えて、戦場の兵士となって帰って来たんだ」

晶華「鉄華団に鍛えられた人たちと、キリコさんに鍛えられた人と……うん、だったら顔つきが変わっても納得できるってものよね」

NOVA「リアルタイムで1年半ぶりだし、たった1週間で第1部から第2部に顔つきが変化した原作アニメの大変動に比べると、納得できるってもんだ。それに、少し前にOOの刹那の成長も見ているからな」

 

そしてワールド2

 

NOVA「鉄華団からは、ブライトさんのところにDDコミュニケーターを使って、火星がピンチって連絡が回って来たんだが、ワールド1のバイストン・ウェル軍との戦闘を終えたばかりだし、すぐには応援に行けないらしい。とりあえず、エイジとキリコの帰還だけで、今回の話は一先ず中断。あと、改変内容で面白いと思ったのは、レイズナー原作ではニューヨーク市が舞台なのに、火星では新しくサードヨーク市という街が設定されたことだな」

晶華「サードって3番めよね。2番めは?」

NOVA「それがニューヨークだろうが。ニューヨークは新しいヨーク。ヨークってのはイギリスの都市名だ。ニューヨークは元々、オランダに支配されていたときに、彼らの首都にちなんでニューアムステルダムと呼ばれていたが、イギリスに支配権が移る際に、当時のイングランドジェームズ2世ヨーク公でもあった)にちなんでニューヨークと改名されたそうだ。そして、火星のニューヨークをサードヨークに設定したのがスパロボDDオリジナルということになる」

晶華「オルフェンズ用語ではないんだ」

NOVA「オルフェンズでの火星都市はクリュセと呼ばれているな。クリュセとサードヨークの関係は今後のストーリーに出てくるかも知れないが、とりあえず舞台をワールド2に移そう。ニューレイズナー登場の前半を経て、今回の後半は第6世界(ワールド4)のゼーガペインの敵ガルズオルムがゲートを通って、ワールド2に攻めて来てバタバタする展開だ。彼らはオルムウィルスを持って来たからな」

翔花「オルムウィルスって? コロナの一種か何か?」

NOVA「いや、ゼーガペインの人類をほぼ滅亡に追い込んだ致死率98%のウィルスらしい。一応、2020年代に蔓延したという設定だから、図らずもコロナを予見したような気にもなる。ゼーガペイン自体は2006年のアニメだから、コロナとは何の関係もないんだけどな。とにかく、今回のパート5後半は異世界から来た敵の撒き散らすウィルスの脅威に、第2世界がいかに立ち向かうか、というクロスオーバー展開だが、最終的にはGGGの超科学を中心に、ワクチンを作って何とか危機は去ったという内容だ。なお、ワールド2は作品数が多く、以下のとおりだ」

 

エヴァンゲリオン:今回、第3新東京市にガルズオルムが出現し、最初にオルムウィルスが観測された。一般人の鈴原トウジらが感染し、病院に収容されたことがシンジたちの会話で分かる。

ガオガイガー:物語の中心ではないが、GGGの超技術がウィルス対策のワクチン製造の中心になった他、ウィルスを持つ敵機体を撃退する際に、ディバイディング・ドライバーによる隔離空間や、イレイザー・ヘッドによる爆発飛散物の宇宙放出機能が役立った。

ベターマン:こちらもアルジャーノン対策の生体化学の技術がワクチン製造の助けになった。ベターマンのラミアは出現しなかったが、もしもガルズオルムの侵攻が長引けば、人類を守るために行動していたと思われる。

真ゲッターロボ:こちらもゲッター線研究がウィルス対策に役立つかもしれない、とチーム司令の神隼人が主張。DD世界の真ゲッターは以前、デーモン族のジンメンの甲羅に融合した民間人を救出する助けとなった。その時のデータを流用することで、ウィルス感染後に破壊された遺伝子が修復できるかもしれない、という話。

宇宙世紀ガンダム逆シャアおよびユニコーンガンダムの後のオリジナル世界観として話が展開。ガルズオルムの狙いが自分たちの進化のためであり、ウィルス拡散はあくまで陽動のためと判明。進化のためのデータ集めとして、ニュータイプという新人類の存在に目をつけ、捕獲が困難な戦士ではなく、非戦闘員でありながら世界への影響が大きいミネバ・ザビの拉致を目論む。その前に立ちはだかったのが、ナイチンゲールを駆る赤い彗星のシャアであった。

 

NOVA「世界の共通の敵であるガルズオルムに対抗するために、アムロとシャアがふたたび共闘する、燃えるシナリオもあったんだな。あくまで、仲間になったわけでなく、利害が一致したための協力という形式だ」

NOVA「ガルズオルムが宇宙に進出すると、コロニー内部にウィルスを撒かれる被害がたまったものじゃない、という理由でえ、連中を地球に封じ込めて、元の世界に追い返すための協力という形だ。ともあれ、宇宙世紀ニュータイプ戦士には勝てないと悟ったガルズオルムは、護衛の強固なミネバ拉致を諦めることとなる」

翔花「すると、後は……」

NOVA「ボルテスVの物語だな」

 

地球を賭けた一騎討ち

 

NOVA「パート5最後のシナリオは、ボルテスVの30話をモチーフにした話だ。剛健一と敵司令官のプリンス・ハイネルがライバルとして決闘する話。それに加えて、第34話の『魔の細菌攻撃』のエッセンスも含まれているように思う」

翔花「それはどんな話?」

NOVA「自分がボアザン星人と地球人の間に生まれたハーフだと、健一が言うんだな。だけど地球人を劣等種と見下すハイネルは、健一の話を信じない。それに対して、配下の将軍ジャンギャルが進言するんだ。『卑劣ながら細菌兵器を試してみよう』と。ボアザン星人はその菌に対して抗体を獲得しているから死ぬことはない。しかし、抗体を持たない地球人なら致命的な結果となる。もしも、そうなれば、誇り高きボアザンの名を騙った卑劣な敵が死ぬだけのこと。しかし、ボルテスのパイロットが本当にボアザンの血を引くのなら、抗体ゆえに生き残る。それならば、正々堂々と戦いで決着をつければいい、と」

晶華「結果として、健一さんたちの体内の抗体からワクチンが作られて、敵の細菌攻撃は失敗に終わったのね」

NOVA「その原作エピソードと、今回のオルムウィルスは大きく異なるけどな。健一たちが、攻めてきたハイネルに対して、『この異世界のウィルスは、ボアザン星人にも感染して危険だから、今は戦いをやめて欲しい』と交渉するんだ。それに対してハイネルは『小賢しい。地球人に有効なウィルスごときが、誇り高きボアザンに通用するか』と。しかし、健一は『このウィルスはボアザンだろうが、地球人だろうが関係ない。両方の血を引き継いだ俺が言うんだ。信じて欲しい』と主張し、それを聞いたハイネルは『ならば一対一の決闘で、その言葉を証明してみせよ』という流れで、両者の対決物語になるんだな。結果的に、双方痛み分けになるんだが、ボアザン側は撤退することとなった」

 

翔花「結局、ガルズオルムはどうなったの?」

NOVA「最終的には、オリジナル敵のアンギルオンが出現して、ガルズオルムが自分たちの世界に帰ることを支援するというか、半ば強引に帰還するような流れを構築するわけだな。彼らはどうも世界間交流で話が混迷することを嫌う節があって、世界間の秩序を守りたいみたいだから」

晶華「ガルズオルムが自分たちの世界に撤退したので、今回の事件は終了、と」

NOVA「ああ。アンギルオンも今回はディーダリオンを攻撃することなく、あっさり撤退したからな。ほとんど顔見せに出てきたようなもんだ」

翔花「次はどんな話になるのかしら?」

NOVA「しばらく放置されているワールド6(ワタル、グランゾート獣神ライガー)が来るんじゃないかと思ってる。こいつらは小学生だって理由で、戦争行為には参加させずに、時空拠点の神の城で留守番って展開が多いからな。自分たちの世界以外でのシナリオの扱いが難しそうだ」

晶華「じゃあ、NOVAちゃんの予想が当たるかどうか、一月後を楽しみにしましょう」

(当記事 完)