久々のスパロボ脳のはずが
NOVA「2月に入ったので気分転換にスパロボDD話だ」
翔花「ええ? スパイダーマン話の完結編は?」
NOVA「後回しだ」
晶華「妖精女王のプレイは?」
NOVA「後回しだ」
Wショーカ『許せない!』
NOVA「許してください。何しろ、BASTARDのアニメ化が発表されたんだからな」
翔花「BASTARDって何?」
NOVA「ダイの大冒険と同時期ぐらいにジャンプで連載されていたファンタジーコミックだが、D&Dやウィザードリィの影響が強く、封印された女好き最強魔術師のダーク・シュナイダーが大暴れする未完の大作と言えようか。某氏によれば、『鬼滅の刃』を凌駕する人気作品とのことだが、数字的にはちっともそんなことはない贔屓の引き倒しでしかないので、信じないように。
「ただまあ、連載が始まった88年辺りはとにかくRPGファンタジーブームだからな。それに、極悪面(自称・超絶美形)の筋骨隆々オレつえーチート魔術師と、美少女ハーレムなノリは現在のなろう系に通じるものがあるとも言える。わざわざ作風的に関係ない『鬼滅の刃』と張り合わなくても、『80年代のジャンプ黄金期を飾る傑作ファンタジーの一つだ』と、まともな分析評でも言えば、普通に敬意を表されたかもしれんが。客観的な事実認識がおかしい上に、無意味に鬼滅下げをするなど場の流れに反した逆張り思考に染まったのに加えて、いかにも話の持ち出し方が下手くそだったんだろうな」
晶華「その人物は、掲示板やブログコメントの書き込み禁止処分を受けているのよね。BASTARDアニメ化記念に恩赦を出すというのは?」
NOVA「ないな。反ワクチン主張をまくし立てる社会の敵みたいな言動を、ヒノキ姐さんの生みの親のブログに場違いにコメントして迷惑をかけたやらかしは、BASTARDでは浄化できん。まあ、この時期にBASTARD礼賛ブログでも立ち上げて、コミックの好きなシーンを順に解説する記事でもコツコツ書きつづれば、読者がつくんじゃないか? 時流にうまく乗るというのはそういうことだろう?」
翔花「つまり、関係ない場所で唐突に自分の身勝手な主張を論じて見下されるよりも、自分の好きなものを自分の責任で書く場を構築することが、少しは信頼を得るコツと言いたいのね」
NOVA「これは当たり前なんだが、趣味語りの場で『関係ない政治主張』をまくし立てるような自制の効かない輩は、大変迷惑なんだな。同じ趣味を持っていても、思想信条が一致しているとは限らないし、センシティブな話題を無遠慮に他人にぶつけてくる輩は、言論テロリストと大差ない。そういうのは『それをテーマにしていない他人の掲示板やブログ』ではなく、『自分の管理している場』でやるべきなんだ。
「まあ、『それをテーマにしている場での話題に沿った意見表明』なら俺がどうこう言う話でもないが、総じて政治思想や芸能人の悪口などのゴシップ系は、純粋に作品の物語を楽しみたい人間にとっては白ける話題になるし、俺個人はそういう書き込みを求めていないということだな。『時の総理を殺人者と罵る』なんて、まともな社交的礼儀も弁えていない暴言にしか思えんし、そういう言論を反省なくやらかす輩とはBASTARDで恩赦ということもあり得ん」
晶華「じゃあ、迷惑な悪縁の主さんへの牽制はそれぐらいにして、NOVAちゃん的にBASTARDという作品をどう思ってるの?」
NOVA「もっぱら高3の時期に雑誌連載分を読んだぐらいだが、コミックは買ってないな。当時の友人とそれなりに話題にしたことはあって、俺も当時はD&Dとかを題材にした面白い作品と思っていたが、好きなキャラは主役のDSやメインヒロインのヨーコではなくて、忍者マスターのガラと、雷帝アーシェス・ネイと、シーラ王女だった。それと大学時代に草の根ネットで知り合った当時の知人にハンドルネーム:アビゲイル(通称アビさん)という人がいて、面白い個性の持ち主だったと記憶する。基本的には『闇の反逆軍団編』の知識しかないと思ってくれていい。その後は断片的にちらほら読んだり、話を聞いたりしたことはあっても、積極的には追いかけていないので、一過性の知識で昔、読んだことがある程度だな。ファンとは名乗れないと思う」
翔花「アニメは見る?」
NOVA「地上波じゃなくてネフリだから、すぐには見られないだろうな。まあ、世の中で話題になって、誰かの感想を通じて間接的にチェックするぐらいはあるかもしれないし、地上波に来たら手を伸ばすかもしれない。何にせよ、件の問題児君にしてみれば、BASTARDの話題が若い子に通じそうなので良かったじゃないか、とは思う。もちろん、そこで大物ぶって、にわかファンを軽視するような老害ムーブをかます振る舞いをしたら、結局、小馬鹿にされるんだろうけど。まあ、ここでもたまに80年代ファンタジーの思い出話の一環として、BASTARDに触れるかもしれないが、別に彼の意見は求めていないので、書き込み禁止処分は決して解くことはない。それでも意見を伝えたいなら、ブログかツイッターのアカウントを取って、自分の場を構築するべきなんだろうな」
晶華「ブログコメントや掲示板で強制的に暴言率の高い書き込みを読まされるのはイヤだけど、他人さまのところで何を書こうがあまり気にしない人だもんね、NOVAちゃんって」
NOVA「まあ、10個中8、9はゴミみたいなことを書く輩であっても、たまに1つぐらい掘り出し物があれば、それぐらいは評価できるもんな、他人事なら。自分の管理する場で、10個中8、9もゴミを撒かれたんじゃ、たまったもんじゃないが」
翔花「自分の家でゴミを捨てる分にはいいけど、他所に書き込みに行くなら、相応にゴミにならない程度の装いをしなさいってことね」
NOVA「少なくとも、俺は他人さまのところで、他人さまの興味を持たないことを独り善がりに書き散らすことはしないよう心がけているぜ。ここでは寄り道脱線し放題だけどな」
晶華「だけど、いつまでも寄り道してないと、本題に移りましょうよ。この記事の読者さんは、スパロボDD話を期待しているんだから」
改めてDD話
NOVA「今回のDD第2章パート6の目玉はこれだ」
翔花「北京オリンピック記念の中華ガンダムさんと、トラ年記念の大牙剣さんの操る赤き獅子さんの新技ね」
NOVA「竜とかトラとかがちょっとした旬に思えるこの頃だな」
晶華「また、そうやって、すぐに脱線したがるんだから」
NOVA「だって、20周年なんだから仕方ないだろう。寄り道しなければ生き残れない」
晶華「そんなキャッチフレーズはない。スパロボDD話をすると決めたら、一途にスパロボDDだけのことを考えるの」
NOVA「よし。スパロボDDに専念すればいいんだな」
晶華「いいえ。できれば、さっさとスパロボ話を終わらせて、スパイダー話も終わらせて、妖精郷に行こうって言ってるのよ」
NOVA「仕方ないな。だが、しかし、物事には時というものがある。まずは、DD第2章の総括をしておくぞ」
晶華「どうして、今さら総括!?」
NOVA「何しろ、今年最初のDD話だからな。話を忘れた読者の方も多いだろう」
晶華「そんなの、過去記事を読め、の一言で済ませましょうよ」
NOVA「その過去記事がややこしいんだよ。第2章のパート1〜3までは、第1章の終盤と交代交代でプレイした上、パート4〜5まではスパロボ30と同時並行だ。一度、DD第2章のここまでのストーリーを整理しておかないと、俺の頭がこんがらがっている次第」
翔花「NOVAちゃんの頭はいつもこんがらがってそうだけど、今は特に、そんな感じね」
NOVA「誕生日が近いからな。ウキウキワクワクしながら、新番組とか全力全開終盤とか、来週はドンブラ公式発表とか、情報目白押しな時期だから、整理するのも大変」
晶華「分かった。じゃあ、第1章で、逆襲のシャアの決戦を攻略した後のディバイン・ドゥアーズの物語を時系列順に確認しましょう」
★パート1
メイン舞台はワールド3。
ガンダムSEEDの最終決戦がメインイベント。
新ユニットは、コードギアス外伝『亡国のアキト』より、アキトの乗るKMFアレクサンダ。
★パート2
メイン舞台はワールド1。
デビルマンのジンメン、ダンバインのトッド活躍話などを経て、マジンカイザーのドクターヘルとの決戦イベントがクライマックス。
最後に新たな世界ワールド6に転移して、『鋼鉄神ジーグ』版の新ジーグが加入。
★パート3
メイン舞台はワールド4。
序盤でワールド6(ワタル、グランゾート、ライガー、ダルタニアス、そして鋼鉄神ジーグの世界)の物語をかじり、ライガーとダルタニアスが居残り。SEEDのアークエンジェルはダルタニアスを支援するために残る。
中盤以降は、ワールド4でヴァルヴレイヴ中心の物語(オルフェンズやレイズナーも絡む)。ヴァルヴレイヴ3号機、5号機、6号機が参戦するも、2号機は敵のカインに奪取されて、ヴァルヴレイヴ1期の物語を消化。
★パート4
メイン舞台はワールド2。
序盤はワールド4で、オルフェンズの鉄華団の地上降下作戦を支援。
中盤以降は、ワールド2でエヴァのヤシマ作戦をメインイベントに展開しつつ、ボルテスの鎧獣士出現のピンチイベント、ガオガイガーのボルフォッグ登場イベントなどを経て、ベターマンの覚醒人も参入。
終盤にディーダリオンを狙う謎の怪獣出現を機に、ディーダリオンがザアム形態にパワーアップする。
★パート5
メイン舞台はワールド1とワールド4。
前半はワールド1で、ダブルジーグのコラボ話を経て、コンVのガルーダおよびオレアナとの決戦イベント。
後半はワールド4で、オルフェンズの地上戦。1期の物語を完全消化して、ビスケットを犠牲にしつつも、原作どおりにストーリーは進む。新入手機体は、バルバトスの第6形態。
同時にレイズナーの物語が展開し、AIレイの奥に隠されたフォロンと、グラドス創生の秘密をエイジが知り、また、姉ジュリアとの決着をつけることに。
NOVA「ここまでを踏まえて、パート6は最初にレイズナーの第1部最終決戦に近い話が展開された」
翔花「どんな話だっけ?」
NOVA「グラドスの大軍が攻めてきて、地球はグラドスに敗れて支配される。レイズナーはグラドスの大軍に単独突撃を敢行し、青い流星となったエイジは行方不明となった」
翔花「地球が支配されちゃうの?」
NOVA「それを阻止すべく、ディバイン・ドゥアーズがエルエルフのサポートを受けて、敵の母艦の位置を突き止め、強襲をかける展開だ。さらに敵対していたギャラルホルン(オルフェンズ)やドルシア(ヴァルヴレイヴ)が地球を守るという目的で協力してくれ、レイズナーの原作の敗戦は阻止された。ただ、レイズナーのエイジとボディガードのキリコは撤退する敵母艦のワープに巻き込まれて、行方不明ということになった」
晶華「つまり、地球は守られたけど、エイジさんの行方不明という形で、レイズナーの第1部の物語を消化したわけね」
新展開・神の城
NOVA「ワールド4の状況が落ち着いた頃に、次元転移を司る謎の存在ハーザからディドにメッセージが届く」
晶華「確か、その人って、それぞれの世界の危機が予測されるときにディドさんに連絡を寄越してきて、次元転移門を開けてくれるのよね」
NOVA「ただ、こちらの意志で門を開いてくれるわけではなく、これまではハーザからの連絡待ちでしかなかったんだな。その状況を改善して、こちらからハーザに連絡をとり、次元転移を意図的に使えるようにするために、エヴァのミサトさんを中心に技術研究が行われているという背景があった。そんな矢先に、ハーザから『ディヴァイン・ドゥアーズに必要なものが待っている』という連絡が来て、ワールド6のライガーの物語に合流したわけだ」
翔花「今回のメイン舞台はワールド6なの?」
NOVA「いや。今回は4つの世界を飛び交う内容になった。具体的にはワールド4→6→5→3と目まぐるしく物語が展開する」
晶華「1パートで確か7話だったわよね。7話で4つの世界って、つまり……」
NOVA「2話ごとに1ワールドということになるな。最初の2話でレイズナー第1部完結編をやって、次の2話がライガーの物語。具体的には原作アニメの11話〜13話、および16話〜18話を再構成した話が今回、展開されて、そこにディーダリオンの話までもがリンクしてくる」
翔花「それは密度が濃そうね」
NOVA「11話の後は、敵幹部の武闘派ドル・アーミーとの決着編と、マスコットキャラのミニナイトが登場。16話の後は、ライガーの拠点になる移動要塞・神の城と、そこに隠されていた重戦馬べガルーダの覚醒だな。この神の城を通じて、ハーザとの相互連絡が可能になり、さらに次元転移のための拠点施設として利用できるようにもなった。DDの物語としても、非常に大きな転機となったわけだな、神の城って」
晶華「獣神ライガーさんが、スパロボDDの物語で一気に重要度が向上した、と」
NOVA「それと、ドル・アーミーとの決戦時に大牙剣の祖父、龍造さんが死んでしまうのが原作だが、スパロボマジックにより、爺さんはリュウ・ドルクとワタルが助けた形に改変された。とにかく、今パートにおいてワールド6の存在感がずいぶんと高まった感じだな」
翔花「そして、次はワールド5へ行くのね」
NOVA「ワールド5は、アルドノア・ゼロの世界なんだが、それとは別にガンダムWとナデシコの世界が存在している。ヒイロとデュオ、アキトは自分たちの世界からワールド5に飛ばされ、それからディバイン・ドゥアーズに合流するという過程をたどっている。つまり、今回、神の城パワーで次元転移を自発的にコントロールできるようにもなったので、ヒイロたちを元の世界に送り届けることも可能なのでは? ということで、DD初のガンダムWとナデシコの世界に向かうことになったわけだ」
(当記事 完)