Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

さらば、帰ってきたウルトラマン

訃報続きで涙が止まらない

 

NOVA「ふえ〜ん(涙目)」

翔花「NOVAちゃんが子どものように泣いている!?」

晶華「頭がフワフワ状態も、ここに極まれり?」

NOVA「郷さんが星になっちゃった」

翔花「……え〜と、こういう時はどうしたらいいの?」

晶華「よしよしって頭を撫でて、慰める?」

NOVA「……いや、さすがにそこまではされたくはない。ただ、いっしょに哀しみを味わってくれたらいい」

翔花「ふえ〜ん(涙目)」

NOVA「泣け、とまでは言ってない」

翔花「哀しみを味わうのに、泣く以外にどうしろ、と?」

NOVA「歌を聞け」

晶華「ダイ大の旧アニメも、OPとEDを歌っていたのは団時朗さんだったのね」

NOVA「そうだ。帰ってきたウルトラマンと、ダイ大の2作品を歌い上げて、俺の心に少年時代の見果てぬあの夢を残してくれた勇者ダンって感じの人だったんだな。これで、ウルトラ兄弟初の故人ということになる」

翔花「え? 他の人はみんな健在なの?」

NOVA「そう。隊長はみんな鬼籍に入られたが、主役はみんな健在……だったはずなんだがな。なお、仮面ライダーでは、ライダーマンとストロンガーが亡くなられたのは有名な話だ。俺の一推しライダーはストロンガーで、俺の一推しウルトラは新マンだったんだが、どちらも他界された。謹んで冥福を祈ります」

晶華「NOVAちゃんの好きな方々が次々と亡くなって行くのね」

NOVA「まあ、俺も50歳を過ぎたからな。幼少期の俺が見て育った方々は70歳を越えている人ばかりなので、当然、いいお年だ。それにしても、立て続けは辛いぜ。この涙は、花粉症のせいばかりではない」

 

ウルトラ5つの誓い

 

NOVA「とにかく、今の俺は次郎くんの気持ちになるぞ」

晶華「ここぞとばかりに、ウルトラマンジャックさんを貼り付けるわね」

NOVA「ジャック兄さんじゃない。新マン兄さんだ」

NOVA「とにかく、新マン50周年を超えてから亡くなられた形なので、いろいろ思うところもしきりだったりする」

NOVA「NG版主題歌をドラクエの戦闘曲にアレンジすると実にハマるなあ」

晶華「って、NOVAちゃん。団さんじゃなくて、新マンのネタを貼り付けるだけになってない?」

NOVA「おっと。水木一郎アニキと新マンをつなげてしまったか。団さんに話を戻さないと」

 

ウルトラマン以外の役で

 

NOVA「もちろん、団時朗さんの代表作は、新マンの郷秀樹なんだが、他にも特撮にはいくつか出ているんだな」

NOVA「マッハバロンは、73年のレッドバロンに続く特撮ロボット作品の一つで、74年から放送された。つまり、今年がレッドバロン50周年で、来年がマッハバロン50周年ということになる。団さんはマッハバロンを支援する対ロボット帝国組織KSSの司令官にして、マッハバロン2号機の開発者でもある村野博士を演じていた」

翔花「マッハバロン2号機ってことは、1号機があるのね」

NOVA「主人公の嵐田陽の父、嵐田陽一郎博士が設計したのがマッハバロン1号機だが、ロボット帝国に奪われまいと完成前に自爆させられたんだな。その後、ロボット帝国の侵略に対抗するために、嵐田博士の設計を元に、村野博士が開発した超合金バロニウムを使用して改良強化されたのが劇中で活躍するマッハバロン(2号機)ということになる」

晶華「主役ロボが2号機というのは、最初のガンダムにも見られる設定ね」

NOVA「プロトタイプが先にあるってのは、なかなかリアルな設定だとも思うし、制作側としてはレッドバロンに次ぐ2号機、あるいはマジンガーZの続編のグレートマジンガーを意識した設定かもしれない。ともあれ、マッハバロンはこの機に振り返る価値のある作品だと思うんだ」

NOVA「で、マッハバロンはEDもバラード調で、今の気分にしっくり来る曲調だな」

NOVA「その後、村野博士は変装の得意な怪人二十面相になったり、ロボット研究所の所長・青井博士となって秘書ロボットのマイロディを作ったりしていた」

NOVA「ロボット8ちゃんに登場した団時朗さんは、新マン登場時に悲劇に終わった榊原るみさんとの共演で、一部ファンの脳内補完妄想を掻き立てたりもしたが、その後、ウルトラマンメビウス&ティガの映画で公式IF世界による郷さんとアキちゃんの幸せなシーンが描かれたりもした」

翔花「ねえ、話がウルトラマンに戻って来てるわよ」

NOVA「仕方ないだろう? 頭がフワフワで整合性とか考えてる余裕がないし」

晶華「でも、ウルトラマンジャックさんの悲恋の相手はアキちゃんなのね。何だか、自分が呼ばれてるみたい」

翔花「ああ、アキちゃんだと、榊原るみさんだか、粉杉晶華だか分からなくなっちゃうってこと?」

NOVA『まあ、晶華をアキちゃんって呼んでるのは、姉翔花だけだろう? 他は晶華かアッキー呼びだと思うが』

翔花「とにかく、去年はこういうイベントもあったのね」

NOVA「それと団さんの遺作に近いのはこれかな」

晶華「メジャー、マイナーいろいろな作品に出続けていたのね」

 

そして戦隊

 

NOVA「話を戻して、84年に怪盗ソルトマとして、星雲仮面マシンマンと戦ったりもした団さんは90年代にダイ大で主題歌なんかを歌った後、時流に乗ってゴジラにも関わることになる」

NOVA「ゴジラも来年70周年なのでまた何かの動きが見られると思うが、それはさておき、21世紀になると、団さんは戦隊に進出して、忍者になる」

NOVA「ハリケンジャーではMAT時代の旧友、岸田隊員が疾風流の指導者であるハムスター館長(日向無限斎)として活躍するのに対抗するかのように、ライバルの迅雷流の指導者、霞一鬼と名乗って、息子2人を電光石火ゴウライジャーとして厳しく鍛え上げたりもした」

NOVA「霞一鬼はライバル戦士を育成した敵対キャラだったが、その後、団さんは17年を経て、今度は性格も丸くなったリュウソウ族の長老を演じることになる」

翔花「つまり、団さんはウルトラだけでなく、ドラクエゴジラ、戦隊にも関わった偉大な人ってことね」

NOVA「ああ。これでライダーにも関わっていれば完璧だったんだが、『ライダーは新マンのライバル』って発言もあったしな。とにかく、今は偉大なヒーロー俳優の数々の思い出を振り返り、夢に感謝を捧げて追悼したい」

(当記事 完)