Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ゲームブックの話(モンスターの逆襲プロローグ)

ガイアグランプリとか

 

晶華「NOVAちゃんが、ガイアグランプリとやらのために、ウルトロピカルに行っちゃった」

翔花「ガイアグランプリって何?」

晶華「この記事を読んで」

翔花「ええと、デザイアグランプリを元ネタに、ウルトロピカルでゲームブックを使った対決を行おうって企画? 面白そう」

晶華「今年は春ごろに誕生したウルトロピカルに力を注いでたのよね。6月時点で先の展開が未定だったD&Dやパグマイアの代わりに、ゲームブックのFFシリーズ攻略記事をメインにしたら、調子づいて早くも10作品めの攻略まで至ったわけよ」

翔花「6月から10作めということは、今が12月だから、6ヶ月で10本。6÷10=0あまり6。何だ、月に1本も攻略できていないじゃない」

晶華「ええと、お姉ちゃん? 割り算ができるようになったのはいいけど、小数や分数にはできないの? 小学校3年生がそろそろ習うらしいわよ」

翔花「6で割るのは、ソード・ワールドの能力値ボーナスで分かっているんだけど、端数は切り捨てなのよね。そもそも10で割るのは無理。かけ算には10の段がないんだし」

晶華「そんなの位をズラせばいいだけなんだから簡単よ。6÷10=0.6。そんなの常識でしょ」

翔花「へえ。余りをそう使えばいいんだ。だったら、3÷2=1あまり1だから1.1になるの?」

晶華「違う……って、そもそも割る数と割られる数が逆じゃない? 6ヶ月で10本ってことは10÷6で1あまり4。小数に直すと1.6666……ってずっと続いて、四捨五入すると1.7。もしくは分数で1と3分の2ってところね」

翔花「?????? 訳が分からん。このわたしのドンブラ脳を持ってしても、理解不能だなんて……」

晶華「世間一般では、ドンブラ脳の方が理解困難と言われているわよ」

翔花「とにかく小数とか分数とやらは、ドンブラにとってのドンキラー並みに手強い相手だということが分かったわ。世間の小学校3年生にはご同情申し上げます」

晶華「ドンブラネタは置いておいて、月に1.7作のペースでゲームブックを攻略しているのが、今のウルトロピカルってことね。このペースで進めば1年で20作。2年も経てば、日本で翻訳されているFF作品の全部が攻略できる計算になる」

翔花「そこまでNOVAちゃんの熱意が続くと思う?」

晶華「多分無理ね。まあ、良くて1年で10作強ぐらいのペースに落ちて、後はFFコレクションの展開次第かしら」

翔花「とにかく、ウルトロピカルでは現在、ガイアグランプリの真っ最中ってところね。NOVAちゃんは勝てると思う?」

晶華「さあ、どうかしら。今、現在、トップバッターの浮世英寿ならぬスットコAのアストが英雄点33点で、続くバットクイーンのアナちゃんが英雄点40点まで稼いで暫定トップ。NOVAちゃんは3人めの挑戦者で果たして40点越えを出せるかって段階みたい」

翔花「ふうん。じゃあ、わたしたちはNOVAちゃんの勝ちを願えばいいのね」

晶華「私としては、アナちゃんの勝利でもいいと思うけどなあ。彼女が勝てば、『花粉症ガール4人の冒険譚』が書かれるみたいだし」

翔花「へえ、それは面白そうね。NOVAちゃんが勝てば?」

晶華「『NOVAちゃんの周りの世界が平和になって、NOVAちゃんがラッキーでハッピーな生活を一生送れる』んだって」

翔花「NOVAちゃんの周りって、わたしたちも入るのかな?」

晶華「そりゃあ、入るでしょう。娘の幸せを願わない父親っていないと思うし」

翔花「でも、世の中にはダブスタクソ親父って存在がいるらしいし、仮面ライダー世界での父親はろくなものじゃないっぽいし」

晶華「まあ、NOVAちゃんの周りがどこまでの範囲かにもよるけれど、NOVAちゃんに散々迷惑をかけているストーカーが含まれるかどうかで、NOVAちゃんの器の大きさが決まるかもしれないわね。自分に迷惑をかけてばかりの、つまらない人間の幸せを願うなんて、よほどの聖人かお人好しだと思うし、普通の人間だったら、自分に敵対意思を表明した人間など見捨てるわね」

翔花「敵対意思?」

晶華「『負けを認めろというメール』は敵対意思じゃないの?」

翔花「単に、いくらしつこくメールを出しても、一向に相手されないものだから、構ってクン熱が暴走した『承認欲求モンスター』の成れの果てじゃないの?」

晶華「……お姉ちゃん、算数はできないのに、ずいぶんと難しいことを言うのね」

翔花「文系は得意なの。漢字は書けないけど、読めるし。でも、まあ、相手にして欲しい人間に対して、勝った負けたという張り合いしかできないのは幼稚だと思うけどね。NOVAちゃんがメールで相手しないのは、『要求が多くて面倒くさい人物だと分かったから、関わると負け』と判断したからだし、メールのたびに『反ワクチンを家族が理解してくれないから、あなたには理解して欲しい』とか『政治家の悪口』とかネガティブな気持ちを必死に訴えるだけで、読んでいて面白くないもの」

晶華「彼の欲しいのは、『自分のネガティブを吐き出せる都合のいい相手』なんだろうけど、NOVAちゃんは『楽しい趣味ライフをブログで表現したい』って人だから、ネガティブを持ち込まれても、『俺はお前の求める人間になるつもりはない。相手されたければ、お前が楽しいものを生み出せる人間になれ』としか返しようがないわけね。彼のメールを読むたびに『相手したくない不幸で鬱屈した人間像しか浮かび上がって来ない』し、そこから吐き出されるものは人を楽しませないわけで」

翔花「ウルトラマンプリキュアみたいな穢れた人を浄化する光の物語……の敵役みたいな性格をしているみたいだから、それを見て一緒に癒されたら、少しは悩み解消のきっかけになるかもしれないけど、多分そういうのは幼稚な作品と決めつけて見ないのだろうし」

晶華「と言うか、たぶん自分がヒーロー番組の敵役みたいだという認識を受け入れる心の余裕さえ持てないのでしょう。本当に幼稚な人間は、自分の中にあるエゴとか醜悪な感情を直視できないものだし」

翔花「自分にもある弱さを知れば本当のヒーローなんだけどね」

 

晶華「まあ、彼を話題にしてネガティブな闇を分析しても、彼がそれを理解して真人間とか面白いエンターテイナーになれるとも思えないし、反省して心を入れ替える潔さや学習能力も持ち合わせていないだろうから、私たちは私たちの楽しいことをしましょう」

翔花「ええと、妖精女王ズ?」

晶華「いいえ、ゲームブック脳のNOVAちゃんのツボを突くのはこれよ」

 

『モンスターの逆襲』について

 

翔花「ええと、この本はNOVAちゃんの好きな懐かしゲームブック作品の一つね」

晶華「単行本の発売は88年の昭和時代で、ソード・ワールドの1年前。ただ、作品の発表は元々、ゲームブック雑誌の『ウォーロック』に4回に渡って連載されていた短編連作ものを、加筆修正して一冊にまとめた形ね。連載時はダークな怪物イラストだったけど、単行本化されて可愛い絵にブラッシュアップされた」

翔花「帯で隠れているけど、帯を外すとピンク髪のヒロインのエロ裸体が見られるわけね」

晶華「作品の中身は、それほどエロでもないけどね。本文イラストでは、パラグラフ379番で『氷づけの美女』という作者の萌えツボを表現したシーンのみ。ただし、主人公のメンタルがモンスターなので、『裸の人間ーーそれも髪の長い若い女だ。モンスターの基準で見ればひどく不細工だが、人間の基準ではおそらく美女の部類に入るのだろう』という文章だったりします」

翔花「モンスター萌え……という概念を示した初期の作品ということになるのね」

晶華「でも、本作の売りは、エロでも、魔物娘でもなく、主人公がゴブリンから始まって、数多くのモンスターに進化していく物語展開なのよね。つまり、ポケモンの先祖にも位置付けられる。もちろん、自分がモンスターになるのと、モンスター使いでは意味合いが異なるけど」

翔花「モンスターが人間に復讐するのは、必殺シリーズみたいなアンチヒーローの物語でもあるのね」

晶華「4人の仇の名前は、盗賊のランブル、僧侶のグレン、戦士のブリンケン、そして魔法使いストームシャドウ。パラグラフ100ごとに1章構成で、最終章のストームシャドウだけが加筆修正された150パラグラフ。全部で450パラグラフから成る物語ね」

翔花「モンスター仕事人が成長しながら、1人ずつ殺しの的を仕留めていく話かあ。で、誰がプレイするの?」

晶華「お姉ちゃんよ」

翔花「でも、主人公はゴブリンなんでしょう? こっちの方がゴブスレさんに始末されてしまう(涙目)」

晶華「大丈夫、80年代にゴブスレさんはいないから」

翔花「でも、ゴブリンって何だか可愛くないし……」

晶華「そんなことはないわよ。ゴブリンにだって美少女がいるし」

翔花「1万歩譲って、わたしが美少女ゴブリンを演じたとする。でも、ピンク髪のヒロインちゃんはどうなるの? ピンク髪の囚われの王子さまに改変するの?」

晶華「80年代ならともかく、令和の時代には百合が市民権を得ているわ。お堅いのは水星だけよ」

翔花「いやいやいやいや。女の子同士が市民権を得ているのは、フィクションの話であって、リアルと混同してはいけません」

晶華「ネコマタとの関係はどうなるのよ。百合じゃないの?」

翔花「いや、シロちゃんは半分王子だし……って、わたしとシロちゃんの関係は、もっとプラトニックなもので、性的な目で見て欲しくないんですけど? って言うか、巫女なんだし、そういう穢れは祓うのが務め?」

晶華「つまり、ネコマタとはまだ一線を越えていないってことね(よっしゃ。お姉ちゃんはまだ私のもの。穢れてないし。ネコマタには渡さないんだから)」

翔花「ちょっと、アキちゃん? 何をブツブツつぶやいてるの?」

晶華「え? 聞こえてた?」

翔花「う〜ん、『よっしゃ』ってところぐらい?」

晶華「と、とにかく、可憐で純粋なお姉ちゃんがゴブリンを演じるのに反対って気持ちは分かりました。だったら、時流に合わせて、物語を少し改変します」

翔花「改変って、どういう風に?」

晶華「当ブログの『モンスターの逆襲』の主人公ゴブリンは、緑のタヌキの美少女にします」

翔花「タ、タヌキ?」

晶華「そう、時代はタヌキよ」

翔花「ゴブリンをタヌキに改変して大丈夫?」

晶華「本作はゴブリンが次々と他のモンスターに変身するの。だったら、タヌキだって問題ない。むしろ、変身能力という意味では、タヌキの方がより相応しいとも言える」 

翔花「キツネじゃダメなの?」

晶華「キツネは緑じゃないし、お姉ちゃんにはふさわしくない。それにキツネのお供はいらん、とドンモモも言ってるし」

翔花「確かに、桃井タロウ様はタヌキのことは言及していない。うう、だったら、ゴブリンかタヌキのどちらを選べと言われたら、タヌキを選ぶしかないようね」

晶華「大丈夫。タヌキはイヌ科だし、イヌブラザーの代わりだと思えば、桃井タロウ様だって認めてくれる」

翔花「そっかあ。桃井タロウ様が認めてくれるなら、タヌキだって問題ない」

晶華「ということで、当ブログの『モンスターの逆襲』は令和の時流に乗って、ゴブリンをタヌキにアレンジして、攻略記事を書くことになりました」

翔花「ポンポコ」

 

タヌキの逆襲プロローグ

 

晶華「では、ゴブリンをタヌキに置き換えて読むね。『君は冒険心に富んだ若いタヌキだった。家族や仲間とともに、森の奥の古い地下迷宮に棲みつき、ささやかな財宝を守りながら、巨大ネズミを獲ったり、時おり迷い込んできた冒険者を殺して食ったりして、素朴だが平和な暮らしを営んでいた』」

翔花「え? タヌキが人を食うの?」

晶華「かちかち山のタヌキは、お婆さんを殺してタヌキ汁の代わりに婆あ汁にして、お爺さんに食べさせたそうだし、結構、残酷な話よ」

翔花「だから、ウサギに手酷く退治されちゃうんだね。うん、分かった。わたしは悪いタヌキだったんだ、ゴメンなさい」

晶華「あくまでお話だからね。ええと、続きを読むわよ。『ある日、短い狩猟の旅から帰った君が見たものは、見る影もなく荒らされた地下迷宮だった。家族や友人は無残な死体となって横たわっていた。わずかに生き残った仲間の話によれば、突如として侵入してきた4人の人間ーー魔法使い、戦士、僧侶、盗賊ーーが手当たり次第にタヌキを殺戮し、財宝を奪い去ったのだという』」

翔花「キュートなタヌキを虐殺するなんて、人間は許せない!」

晶華「ゴブリンをタヌキに変えて読むだけで、大きく印象が変わるわね。ええと、続き。『君の心は悲しみと怒りに満ちあふれた。血も涙もない人間ども! 連中を探し出し、何としてでも復讐したいーーだが、かよわいタヌキ一匹に何ができるというのか?』」

翔花「変身すればいい」

晶華「そういうこと。今のでプロローグの半分ぐらいで、あとは省略するけど、奪われた宝の中に、タヌキの一族に伝わる12個の黒いヒスイがあるのよね。これに秘められた魔力を呪文で解放すると、別の生き物に変身できるの。だから、連中に奪われたヒスイを見つけることができれば、強力なモンスターにフォームチェンジできて、復讐を果たすことができるわけ」

翔花「黒いヒスイをタヌキドライバーにセットして、変身したら、最初のゴブリンフォームからパワーアップできるのね」

晶華「そういう解釈が分かりやすければ、それでもいいわ。では、ゴブリンフォームの能力値はこうです」

 

●ゴブリン:殺傷力2、防御力8、耐久力5

 

翔花「ええと、どんなルール?」

晶華「2D(6面ダイス2個)を振って、自分の殺傷力を加えて、相手の防御力を引いた分がダメージになるわね。ダメージを耐久力から引いてゼロになったら死亡」

翔花「FFみたいに、ダメージが基本は2で固定ってことはないのね」

晶華「そう。だから、出目によっては一気に大ダメージを受けて、瞬殺する(される)可能性があるの。ゴブリン同士が戦った場合、最初に11以上を出せば、一瞬で戦闘が終わる」

翔花「期待値7なら1点ダメージだけど、ダメージの振れ幅が結構大きいってことね」

晶華「では、試しに序盤をプレイしますか」

 

ドワーフとの遭遇

 

晶華「第1章は盗賊ランブル編ね。情報通のダークエルフ商人から聞いた情報によると、盗賊ランブルは冒険者稼業で成功して得たお金を元手に、ボルダー村の宿屋の主人になっているそうよ。あまり儲けは良くなくて、盗んだ宝石を少しずつ売り払っているそうだけど」

翔花「黒いヒスイが売られてしまうかもしれないのね。そうなる前に、ランブルを始末します。黒いヒスイはわたしのもの」

晶華「そう考えながら、夜間、ボルダー村の近くの森をかき抜けていると、前方から話し声がします」

翔花「タヌキらしく茂みの影に身を潜めます」

晶華「すると、丈夫な鎖かたびらを身に付け、斧を手にしたドワーフが2人、夜営しながら話しているのが見えます。『ランブルが……』という言葉が聞こえたような気がしますが……」

翔花「質問。わたしはタヌキの美少女って設定だけど、人間やドワーフの言葉が分かっていいのでしょうか?」

晶華「この世界は、動物妖怪ファンタジーの雰囲気もあるので、タヌキが人語を喋ってもいいです」

翔花「だったら、タヌキらしく、こっそり聞き耳を立てます」

晶華「すると、ドワーフたちが『ランブルから買った黒いヒスイの値打ち』について話しているのが分かりました」

翔花「それは手に入れないと。迷い込んだ人畜無害なタヌキのフリをして、歩み出ます。その黒いヒスイをちょうだいっポン」

晶華「友好的に振る舞うタヌキ。しかし、ドワーフは君に気づくと、さっと顔色を変えて身構えました。『おっと! こんなところでタヌキに出会うとはな!』 斧を握りしめたドワーフ2人は、たちどころに君に襲いかかってきた。君は戦わなくてはならない。ドワーフの先攻だ」

翔花「どうしてよ、ただの可愛いタヌキなのに?(涙目)」

晶華「元はゴブリンだからね。ドワーフはゴブリン嫌いで有名なのよ、ファンタジーの常識でしょう、お姉ちゃん」

翔花「そんなことを言っても、ファイティングファンタジーの2巻『バルサスの要塞』では、緑肌のドワーフがゴブリンと仲良く酒を酌み交わしているじゃない?」

晶華「あれは、ハーフドワーフのナグレック・シンダーガットという設定が、最近出たシナリオ集で公開されたそうよ。お兄さんのダグレックがバルサスの要塞の鍛冶屋の長で、おそらくゴブリンとの合いの子で、普通のドワーフと異なる邪悪属性っぽいわね」

翔花「ドワーフがゴブリン嫌いなのは分かった。だけど、わたしはタヌキだし」

晶華「だったら、少し話を変えるわ。『おっと! こんなところでタヌキに出会うとはな! ちょうどいい。タヌキ汁にして食ってやる。ヒャッホー』そう言って、食い意地の張ったドワーフは襲いかかって来ます」

翔花「結局、襲われるじゃないッ!」

晶華「こちらの先攻ね。ドワーフ2人の能力値は以下のとおり」

 

ドワーフA:殺傷力3、防御力9、耐久力9

ドワーフB:殺傷力3、防御力9、耐久力8

 

晶華「ドワーフAの攻撃。出目10で、13よ」

翔花「防御力8を引いて、ダメージ5。ふえ〜ん、いきなり死んじゃった(涙目)」

晶華「こうして、お姉ちゃんはめでたくタヌキ汁にされて、ドワーフたちの夕食になったのでした。ゲームオーバーよ」

翔花「うう、可愛いタヌキを殺した非道のドワーフめ。化けて出てやるんだから〜」

晶華「ということで、次回からは本格的に『モンスターの逆襲(タヌキ編)』を攻略して参ります」

翔花「ええと、ゴブリンフォームじゃドワーフ2人に勝てないので、ドワーフを一度スルーするのが正解っぽいわね」

(当記事 完)