Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ユニコーンとバンシィ(DD第2章パート9その2)

パート9後半はユニコーン祭り

 

NOVA「今まで放置されていたユニコーンガンダムの物語が、ようやく再起動した感のあるDDだが、Zガンダムガオガイガーベターマンの覚醒人との絡みが濃厚で、実にクロスオーバーしていて面白いシナリオだったと言っておこう」

晶華「ユニコーンさんと言えば、スパロボ30でも続編のNTが初参戦で盛り上がっていたわよね」

NOVA「バナージも一応、出てはいたんだが、顔は見せない扱いで微妙な立場だったな。DDの方では、1章最後の逆襲のシャアアクシズ落としでHiーνガンダムと協力して、サイコフレームパワーでアクシズを押し出した後は、ほぼいるだけ参戦で目立たなかったんだが、ここに来て、一気に物語を消化した形だ」

翔花「DDでは、逆襲のシャアZガンダムユニコーン宇宙世紀3作品がセットで扱われているみたいね」

NOVA「それぞれ時代のバラバラな物語をスパロボマジックで共演させるに当たって、どういうストーリー改編が行われながら、原作の再現も行うかがポイントだな。その結果、逆襲のシャアを中心に、Zガンダムの後日談と、ユニコーンの一部要素を取り入れながらの放置プレイで、ここまでは処理してきたわけだが」

晶華「参戦作品が多いので、宇宙世紀の物語だけにかまけているわけにはいられない、と」

NOVA「宇宙世紀は、1章パート2のフィフスルナ攻防戦と、パート13のアクシズ落とし阻止作戦が目玉で、それ以外は部隊司令のブライトさんを中心に、他の作品との絡みだけで話を回してきた形。自分たちの物語は放置気味だったんだが、ここに来てようやく変化が見られた。今回はそれを語る記事なわけだ」

 

Zガンダムの補完

 

NOVA「本作のZガンダムは、ここまでずっといるだけ参戦だったんだが、原作と違うのはフォウとジェリドが生存しているという点。フォウは詳しい説明もなく、カミーユのパートナーになっていて、自分と似た境遇の強化人間マリーダさんや、ヴァルヴレイヴのサキさんなどに絡む形で、ある意味、カミーユよりもドラマ性が強調されている。一方、ジェリドは地球連邦に所属して、『ラプラスの箱』追跡任務に従事して、ユニコーンを引き渡せと要求してくる役どころだ」

晶華「Zガンダムよりも、ユニコーンガンダムの物語を重視したキャラ配置ね」

NOVA「ところがここに来て、Zガンダムの要素が増し増しになった。まず、ラスボスのシロッコが生きているかもしれない、という疑惑が発生した。次にベルトーチカカイ・シデン、そしてルオ商会が登場し、ブライトさんの裏工作を支援してくれるように動いてくれる。ベルトーチカやカイさんはスパロボではお馴染みなんだが、DDでは今回ようやく顔見せしてくれた形だな」

翔花「逆シャアでのアムロさんの恋人はチェーンさんよね」

NOVA「ベルトーチカZガンダム初出だけど、その後、原作小説版逆シャアベルトーチカ・チルドレン』において、アムロと結ばれて子どもを宿す物語になっている。劇場アニメ版の逆シャアでは、まだ子持ちヒーローが珍しい時代の作品なので、ベルトーチカの代わりに新ヒロインのメカニック女性チェーンを用意した挙句、結局、ハサウェイの暴走によってチェーンを殺されてしまう物語になって、アムロの子孫は残らないビターエンドになったわけだが、その後のガンダムIF史がいろいろ語られる中で、スパロボではアムロとWヒロインの三角関係が、逆シャア以降も続く物語が提示されているわけだ」

晶華「Hiーνガンダムさんは、『ベルトーチカ・チルドレン』版のνガンダム設定がブラッシュアップされた機体なので、ヒロインがベルトーチカさんなのね」

NOVA「Zガンダムのファと同様、ユニットパーツではベルトーチカも登場していたんだけど、DDの物語ではファもベルトーチカも未登場だったんだな。それが今回、ベルトーチカが登場したりして、Zガンダムを補完したわけで、ファもそのうち登場して来るんじゃないかなあ」

翔花「今まで蔑ろにされてきたZガンダムの物語の補完かあ」

NOVA「さて、補完といえば、フォウがどうして生きていたかという説明が、今回ようやく語られた。キリマンジャロの戦いで、アムロやクワトロ大尉の協力でフォウを無事に救出できたらしい。原作では、そこにジェリドが襲い掛かって来て、カミーユを庇ったフォウが殺されるという末路だったんだが、DDではカミーユとジェリドのそういう因縁が緩和されたみたいだな」

晶華「キリマンジャロ……ってことは、TV版Zガンダムよね」

NOVA「声優とか、ビームコンフューズとか劇場版Zガンダムのはずだったのに、ここに来てTV版の要素も混ぜられて来たなあ。さらに、直接名前は言及されなかったが、ZZガンダムジュドーやシャングリラ・チルドレンの昔話が語られたりしている。ユニコーンガンダムを語るなら、マリーダさん(プルトゥエルブ)や母艦のネェル・アーガマ絡みでZZの歴史は必要になるんだが、劇場版ZガンダムはZZにつながらない物語なので、ガンダム史的には逆に扱いにくくなっているのかもしれん。シャアのダカール演説とか、いろいろ重要なエピソードを削ったから、どうしてもTV版の中途半端なダイジェスト感が付き纏うんだな。映像表現的には、光るものも多い作品だけに惜しいんだが、スパロボ的にはTV版と劇場版の美味しいところ取りで賄う形だな」

晶華「とりあえず、シロッコさんが再登場したら、Zガンダムもいるだけ参戦じゃなくなるのよね」

NOVA「逆襲したシャアが生還して、もう一度クワトロさんに戻って百式に乗れば、スパロボ30だし、今後、ZZが参戦する可能性も匂わせているし、宇宙世紀ガンダムがDDで新たに盛り上がる可能性が出て来たなって感じだ」

NOVA「DDにZZが来るかは、現状でただの俺の願望に過ぎないが、ここで書いていると結構、実現することも多いからな」

翔花「花粉予言パワーってことね」

晶華「未来の女王パワーってことね」

NOVA「まあ、良い願望なら当たって欲しいと思うがな」

 

ユニコーンの物語

 

NOVA「さて、Zガンダムが未来の可能性を見せてくれたが、今回の本命は何よりもユニコーンガンダムだ。まず、DDでのユニコーンは『ラプラスの箱』の謎を放ったらかしにして、ラー・カイラムに乗って多元宇宙を旅していたから、もう、思いきり原作と違うわけだ。リディさんがオードリーことミネバを連れ去って以来、音沙汰なしで、ようやく話が動いた形になる。まず、ラプラスの箱の手掛かりが南極にある! ということが分かって、エヴァセカンドインパクトと絡めつつ、敵対相手はユニコーンを追ってきたジェリドだ」

NOVA「ジェリドさんは、ムラサメ研の技術を提供されて、フォウの乗るサイコガンダムを暴走させるんだな。そして敵対ニュータイプの存在に反応するユニコーンのNTDシステムを起動させて、ラプラスの箱の次なる手掛かり座標を入手する作戦だ。その技術の背景に、シロッコの存在があるのでは? とカミーユアムロが推察したり」

晶華「サイコガンダムさんはどうなったの?」

NOVA「ラプラスの箱の座標が開示されたので、ジェリド側の作戦終了で大禍なく終わったんだが、次の目的地がオーストラリアのトリントン基地となる。ここからユニコーンの原作再現のために、クロスオーバー的な大仕掛けが発動する」

晶華「大仕掛けって?」

NOVA「4話で南極に向かったラー・カイラムをジェリドが襲撃してきて、NTD暴走させて次の座標がトリントンだと分かる。そして5話で、トリントンに向かったラー・カイラムを、ガオガイガーの敵、ゾンダリアンのピッツァが襲撃してくるんだ」

晶華「ピッツァさんって、ソルダートJさんね」

NOVA「登場したゾンダーロボは次元移動が可能なEIー25。ガオガイガー原作では、最後のゾンダーメタルで作られたもので、子どもが素体とか細かいストーリーがあるんだが、そういう要素は割愛されて、とにかく次元移動能力で、ユニコーンをさらうという大仕掛けのために用意された」

翔花「ユニコーンガンダムさんが、ゾンダーに拉致されちゃうの?」

NOVA「まあ、最初はラー・カイラムを同化吸収しようと奇襲して来るんだが、ゾンダーの苦手なGストーンのGリキッドを化学生成した覚醒人の活躍で阻止されて、逃走のために開いたESウィンドウにユニコーンガンダムが巻き込まれてしまうという展開だ」

翔花「無理やり、バナージさんをラー・カイラムから引き剥がす仕掛けね」

NOVA「原作では、フル・フロンタルネオジオンに捕まったバナージが脱出の際にいろいろあって、大気圏突入して、ガランシェールのジンネマンさんに拾われて砂漠でいろいろ語り合うエピソードがあるんだな。つまり、バナージが孤立して、ジンネマンに拾われる再現のために、転移能力を持ったゾンダーロボを利用したわけだ」

NOVA「この後は、原作同様にトリントンでの戦いが展開され、MAシャンブロとの戦いに至る」

NOVA「アニメでは悲劇に終わったロニさんとの戦いだけど、DDではHiーνガンダムと、別世界から転移してきたガンダムヘビーアームズと、覚醒人1号の協力でロニさんを救出できるわけだな」

晶華「へえ。ワールド5へ行くのではなくて、ワールド5から来てくれたんだ」

NOVA「事前にオケアノスを派遣していたからな。そこからトロワと五飛が送り出されて来た。声優的に面白いのは、このシナリオで強制出撃していた機体にダンバインとサーバインがいて、声優・中原茂祭りになっていたことだな」

晶華「ショウさんと、シオンさんと、トロワさんかあ」

NOVA「ということで、今回のパート9の第6話は、ユニコーンガンダムのep4の再現話で、続く7話でep5の再現話となるわけだ」

 

黒いユニコーン

 

NOVA「ビスト財団の裏工作で、連邦軍の上層部でユニコーンガンダムの引き渡しを求められたブライトさんのロンド・ベルが、ガランシェールユニコーンを奪われた形にして、連邦軍の追及を逃れる話がスパロボらしくアレンジされて語られる」

NOVA「DD第2章パート9の最終話は、ユニコーンVSマリーダさんのバンシィの対決をメインに、カミーユが過去にキリマンジャロでフォウを説得した経緯を思い出したり、自分の役どころがかつてのクワトロ大尉と同じ立ち位置だと気付いたり、大型航空機のガルダを融合しようと狙うゾンダーロボEI25の襲撃があったり、それを阻止すべくガオガイガーが活躍したり、とにかくクロスオーバー祭りの末に、

「ゾンダーロボは撃退され、バナージはジンネマンさんとマリーダさんを無事に救出してガランシェールと共に脱出し、ブライトさんは軍上層部の追及に対して、『いやあ、ユニコーン連邦軍に引き渡そうとしたんだけど、黒いユニコーンが攻撃してきたり、ゾンダーが出現したりしてバタバタしている間に、ネオジオンの偽装輸送機にユニコーンを奪われてしまいました。てへぺろ』的な会話でお茶を濁した形。後に残されたリディさんが、マリーダの残したバンシィを自分の乗機にしようとする形で、今回は終了だな。一気にユニコーンの地上編を消化して、後の展開を楽しみにしたまま続く、だ」

晶華「第2章の最後は、ガオガイガーの東京決戦かもしれないし、ユニコーンガンダムの最終決戦かもしれないわね」

NOVA「ああ、どっちもあり得るな。前回は、ガガガに目が行っていたけど、第1章ラストが逆シャア完結で終わったことを考えると、第2章ラストはユニコーン完結で終わる可能性は高いかも」

 

晶華「他に考えられるのは?」

NOVA「未消化の話だと、鋼鉄ジーグのヒミカ編の終了が残っていて、それ以外は第2シーズンとか続編につながるエピソードが多い。いち早く、フルメタルパニックTSR編に突入して、他に終わりそうなのは何かな」

翔花「新展開が期待されているのは?」

NOVA「ワールド1は、マジンガーが暗黒大将軍との戦い、コンVがジャネラ編の開始、ダンバインはドレイク軍の出現が待っているが、気になるのはデビルマンが原作コミック版の話に突入するかどうかだな」

晶華「ワールド2は、これからクライマックス。ワールド3は、第2シーズン待ち。ワールド4も続編待ちで、ゼーガペインさんだけがもうすぐ終わりそうって段階ね」

翔花「ワールド5は、劇場版ナデシコさんが始まったばかりで、アルドノアがこれから第2シーズンかしら。グレンダイザーさんとダイターンさんは大きな連続ストーリーの動きはなく、たまに出現する自分の世界の敵と小競り合いをしている形」

NOVA「すると、今後、ストーリーが動きそうなのは、ワールド6かな。あと、ディーダリオン絡みの物語もそろそろ展開しそうだ。敵の天使とか、謎の怪獣とか、さりげなく気になってきた頃合いだ」

晶華「とにかく、今回のスパロボDD追跡はここまでってことね」

NOVA「ああ。続きは来月だ。その前にスパロボ30をしないといけないし」

晶華「妖精郷を優先よ」

翔花「そうね。スパロボ30は、イフリートの炎ミッションを終えてからよ。それまでお預けなんだから」

(当記事 完)