WショーカとShiny NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

スパロボ年末完結編・緑色の奇跡(DD第2章パート14)

弾丸Xキター

 

NOVA「ということで、今年の締めを飾るスパロボ話だ」

晶華「あれ? 『モンスターの逆襲』じゃないの?」

NOVA「俺は先程こう言った」

 

今年最後に何かを完結させられるとしたら、『モンスターの逆襲 第3章』か『スパロボDD 第2章パート14』だろうからな

 

NOVA「で、年末ガシャで、こいつをゲットしたんだ」

NOVA「ガオガイガー前半のクライマックス、パスダー戦で切り札となった弾丸X。これまでのスパロボでは、イベント描写でしかなかった必殺攻撃が、初めて映像込みの必殺技として実装された。こいつをガシャで当てた。これが2022年最後の達成感と言っていい」

NOVA「勇者王と言えば、小林清志さんかあ。今年の夏の訃報が偲ばれるぜ」

翔花「この記事ね」

NOVA「何だ、この記事? 訃報で哀しむのはいいが、その後に自爆するとは……」

009『すまない。ぼくの不始末だ』

翔花「そう言えば、KP1号ちゃんはどうなってるの?」

NOVA「ボディの方は修復されたんだが、メモリの方がな。言わば、弾丸X使用後のGGG機動部隊みたいな状態で、意識不明が続いている。来年には覚醒することを期待して、今はリバTが世話している」

ケイPジロー『そうだッピね。おいたわしや、イチロー兄さん』

NOVA「大丈夫。ああ見えても、勇者・翔花のサポーターだからな。勇気で補えば、必ず復活するさ」

晶華「KPちゃん自爆事件も、今年の大ニュースの一つじゃない?」

NOVA「自爆の原因が原因だし、俺や翔花たちがいない間に起こった事故だからな。そんなアクシデントを重大ニュース扱いしたくはない。とにかく、今は弾丸Xゲットを祝う時間だ」

 

ユニコーンの物語

 

009『ということで、DD第2章の最後は、ガオガイガーユニコーンガンダムの決戦シナリオなわけだ』

NOVA「ユニコーンの方は新規の加入機体が3機もいるんだな」

NOVA「フルアーマーユニコーンは元のユニコーンとは別機体扱いで、サポートパーツはマリーダさんか。原作では亡くなった彼女が、DDでは生き残ったのが幸いだ」

009『サイコガンダムのフォウと、アムロさんが助けてくれたからな』

NOVA「で、バンシィのリディさんも仲間になった、と」

009『で、スパロボ改編サプライズネタとして、第1章ラストのボスとして散った本物の赤い彗星シャアが実は生きていて、ナイチンゲールに乗って自軍を支援してくれたことが大きなトピックだな』

NOVA「シャアはともかく、クェスまで生きてたってのが意外だ。これで『閃光のハサウェイ』に進む物語的な理由がほぼなくなった形になる」

009『あと、ギュネイも生きてたようだ』

NOVA「つまり、『逆襲のシャア』の物語が再始動ってことか」

009『ユニコーンガンダムの物語は今回で終わって、フル・フロンタルをみんなで倒して、めでたしめでたし。その後の物語の可能性はいくつか考えられる』

NOVA「無難に考えるなら、『ガンダムNT』参戦か、無理やり『閃光のハサウェイ』の機体のみ参戦かだが、シロッコが実はまだ生きていて、ハマーンも暗躍しているから、Zガンダムの要素を取り込んで、スパロボオリジナルの宇宙世紀が展開される可能性も十分にある」

ケイPジロー『ZZ参戦の可能性はどうだッピか?』

NOVA「今さらかよ。ミネバとプルトゥエルブ(マリーダ)とネェル・アーガマとで、ユニコーンはZZの続編要素が多いんだが、それだけにZZと同時代には絶対にならない。そもそも、Zガンダムユニコーンを無理やりつなげている面もあるのに、これでZZを混ぜる余地があるのか?」

009『とにかく、ユニコーンの物語に本物のシャアが介入して、シャアはハマーンの動向を牽制するために去って行ったみたいだ。ユニットとしてはゲットしたものの、ストーリー上は正式な味方とは言えない状態だな』

NOVA「ユニコーンの原作アニメとの違いは、シャアの介入の他に、最後にコロニーレーザーが発射されて、ユニコーンバンシィのサイコフィールドで防ぐシーンが、エヴァのATフィールドとか、ヴァルヴレイヴのキューマ先輩の盾とか、いろいろ重なった末に、ディーダリオンの奇跡で解決したらしいな」

009『まあ、原作と違って味方機体が多いからな。ただし、同時にガオガイガーの東京決戦が展開中だったもので、戦力が分断されていた形だが、うちは最強の味方が頑張ってくれたからクリアは余裕だった』

009『EI01だろうと、コロニーレーザーだろうと、ゼンガー親分の斬艦刀に断てぬものなし、だ』

NOVA「そりゃあ、ストーリー本編と異なるOG世界から来援者が来たら、強いよなあ。今度はこれが実装されたわけだし」

NOVA「年末にいろいろ実装されたために、まだ強化が十分でなかったり、武装ガシャに十分なクリスタルが貯まってなかったり、育成にいろいろ悩む頃合いだ。とりあえず、クリスマスのサポートキャラは、この娘が当たったわけだが」

NOVA「弾丸Xガシャのついでにランスロット・グレイルのSSR武装が当たったので、彼女の育成も考えていきたいわけだ」

009『アニメ作品を持たないギアス外伝だっけか?』

NOVA「コミックのみの展開で、スパロボで映像イメージを膨らませている作品だな。だから、機体の戦闘演出はスパロボでの自由度が高いわけで派手な感じだ」

009『ぼくの知らない作品はいろいろ勉強しないとな』

NOVA「ところで、物語が完結したユニコーンだけど、まだ緑色に光るモードは実装されていないんだな。つまり、機体としてのパワーアップはまだ施される可能性がある、と」

 

宇宙駆ける東京決戦

 

009『で、本命のガオガイガーに戻るぞ。ユニコーンの物語は概ね原作どおりの終盤で、マリーダさんの生存と、本家本元のシャアの登場と、ユニコーンの覚醒が不十分に終わったことだけが、スパロボの改変だと思う。一方、ガオガイガーの東京決戦は凄いことが起こった』

NOVA「まあ、『弾丸Xの実装』だけでも凄いことだと思うよ。ユニコーンが緑の光を発しなかった分は、ガオガイガーが役割を果たしたようなものだしな」

009『地上ではガオガイガースーパーロボット大決戦が行われ、宇宙ではユニコーンガンダムの決戦が行われた。しかし、スパロボDDの改変により、『東京都が宇宙に飛び出した』んだ。宇宙船・東京号と言っていい』

NOVA「何だと!? 東京が宇宙に飛び出すだと? そんなバカな。そこまでの改変が許されるのか?」

009『そのシナリオを書いたのは、ガオガイガーのシリーズにいろいろ携わった竹田裕一郎さんだ』

NOVA「ああ、本家の人が担当したなら仕方ない。ファンとしては、その無茶な改変ぶりを楽しむしかないわけだな」

009『とにかく、原作では東京都が地上から浮上して、外から隔離されただけなのに、スパロボDDでは宇宙にまで飛び出したからなあ。まあ、重力操作技術が応用されて、宇宙空間でも空気はしばらく保持されて、中の住人たちの生存は確保されているみたいだが』

NOVA「まあ、ゾンダープラントで東京1000万都民を一斉にゾンダー化させる作戦だったから、殺しはしないだろうがな。しかし、東京が宇宙に飛び出すとは衝撃だぜ」

009『さすがに、そんな大事件が勃発したなら、GGGがガッツィ・ジオイド・ガードから宇宙基地オービットベースを拠点にしたガッツィ・ギャラクシー・ガードに再編成されても納得ってもんだ』

NOVA「一応、原作の流れをしっかり汲んだ改変だな。第2世界だと、ボルテスVもソーラーバードで宇宙に飛び出す頃合いだし、真ゲッターも真ドラゴン覚醒で宇宙が舞台になる流れだろうし、エヴァ以外は一斉に宇宙に飛び出しても不思議じゃない」

009『そんなわけで、宇宙に飛び出した東京都がユニコーンガンダムの最終決戦の舞台、サイド4の工業コロニー・インダストリアル7の宙域に向かって飛来し、このままだと激突して大惨事。そうなる前にコロニーレーザーで焼き払って、ゾンダーとラプラスの箱の秘密をまとめて消し去ってしまおうという地球連邦の計画が裏で進展している中での決戦シナリオなんだ』

NOVA「よく、そこまで話をつなげたなあ」

 

009『ところで、一つ質問だ。ラプラスの箱って結局のところ、何だったんだ?』

NOVA「お前、原作小説も読んだはずだし、スパロボDDでも知ってるはずじゃないのか?」

009『読んだが、よく分からなかったんだ。何だか非常につまらないオチだということだけは記憶にあるんだが』

NOVA「『宇宙世紀という世界を塗り替えるほどの秘密』という触れ込みだったな。確か、『連邦政府最大のスキャンダルネタをビスト財団が握っていて、それを連邦政府との癒着の材料に使っていた』という歴史があって、それを長年秘匿し続けていたために、もしも明るみに出たらスペースノイド連邦政府に対する信頼が根底から失墜してしまうほどの事実なんだ」

009『なるほど。公的機関が怪しい私的団体と結びついて、不正行為を働いている証拠が明確になったら、世間からの信頼が失墜してしまうようなもんだな』

NOVA「で、その内容が『人類が宇宙進出するに際して、発表された宇宙世紀憲章の条文で、テロ事件のどさくさに紛れて削られた文章が、オリジナルの石碑にあった』というもので、その条文とは『将来、宇宙に適応した新人類の誕生が確認された場合、その者たちを優先的に地球圏の政治運営に参加させる』という宣言だ」

009『つまり、宇宙世紀では棄民扱いされた宇宙移民の政治的権利の保障だな。その条文が削られたということは……』

NOVA「地球に住む者が、地上からスペースコロニーの住民を支配し続けるという意志だな。それに対して、独立戦争を仕掛けたジオン公国の主張こそが正論となってしまうわけで、事実、この後の宇宙世紀はコロニー国家軍が乱立していく宇宙戦国時代に向かう流れだからな。F91Vガンダムの時代には地球連邦の威信が失われていて、コロニー守備隊や宇宙海賊、ゲリラ組織のリガ・ミリティアなどが主体で、圧政的な宇宙帝国に反抗作戦を展開せざるを得ない物語。後付けながら、そこに至る背景の一つとしてラプラス宣言がはめ込まれた形なのが、ユニコーンガンダムの物語の終焉だったわけだ」

009『しかし、宇宙人やインベーダーや使徒が襲来して、地球人類の生存が脅かされているようなスパロボ世界観では、連邦政府のスキャンダルなんてどうでもいいことだと思わないか?』

NOVA「まあな。だから、連邦上層部は自分たちの威信を守るために紛糾して、現場の解決はロンド・ベルGGG、あと多分、NERVなんかが協力して行わないといけないわけさ。政治家の尻拭いをさせられてる現場の独立部隊や民間研究団体の物語ってことで」

 

009『あと、ベターマンが助けてくれた』

NOVA「ベターマンか。ガオガイガーの裏ストーリーだもんな」

009『宇宙に飛び出した東京に、味方の援軍を送るために「ソキウスの路」というESウインドウを開いてくれた』

NOVA「いわゆるワープゲートだな」

009『さらに自軍の作戦の邪魔をしてくるインベーダーの大群をまとめて処理してくれたり、ベターマンの支援はありがたかった』

NOVA「ベターマンは自軍ユニットとしては使えないんだよな」

009『代わりに強制出撃として覚醒人がいるぞ』

NOVA「ガオガイガーのTV版とベターマンの物語リンクは、本作ならではのポイントっぽいな。他には?」

009『次々と襲いかかるゾンダリアン四天王。そのうちポロネズとプリマーダを倒す役割は超竜神ではなく、超電磁ロボトリオが担当した』

NOVA「コンV、ボルテス、ダルタニアスか。だけど、そいつらユニコーンの支援に付いていたはずでは?」

009『東京がピンチと聞いて、こっちを応援に来てくれたんだ。代わりに、バナージはアムロさんたちが支援に向かったってことで』

NOVA「超電磁トリオが支援してくれるのは心強い」

009『原作でボルフォッグが相手したペンチノンは、ベターマンが処理してくれた』

NOVA「GGG機動部隊の見せ場が次々と奪われて行くじゃないか」

009『だから、彼らは凱隊長と同行して戦いを続ける形になったわけだ。あと真ゲッター1な』

NOVA「超竜神も、ビッグボルフォッグもSSR武装が実装されていないために弱い機体だったけど、今回、合体攻撃扱いの弾丸Xが彼らにも装備できる仕様になったので、強さが格上げされたわけだな」

009『ガオガイガーは弾丸Xがなくても、使える必殺技がたくさんある強い機体なので、GGG機動部隊ファンは弾丸Xを彼らに融通する方がいいのかも』

NOVA「強い機体をさらに強くするも良し、弱い機体の戦力を底上げするも良し、弾丸Xを入手したおかげで、いろいろ夢が広がった気がする」

009『だけど、ライディーンのゴッドボイスみたいに、10回以上使うとユニットが離脱するような副作用があったりしないかな?』

NOVA「原作だとドーピングして飛躍的に強くなるけど、エネルギーの消耗が激し過ぎて力尽きる双刃の剣仕様だからな。それが何度も使える必殺武装として採用されただけでも驚きなわけだ」

 

009『で、原作どおりに凱がピッツァと決着をつけて、いよいよボスのEI01パスダーが出現する。パスダーは原作どおりにミラー反射による精密一斉レーザーで自軍を翻弄するんだが、その時、第3世界から救援に駆けつけたキラのフリーダムが得意の一斉射で相殺するイベントが挿入される』

NOVA「一難去ってまた一難。しかし、そのピンチに対応した能力を持った味方が次々と駆けつけて、難局を着実に凌いでいく。燃える展開だなあ」

009『だけど、東京中の電力を吸収できるパスダーは無尽蔵とも言えるエネルギー量で、味方を圧倒するわけだ。そこで、最後の勝利の鍵の出番となる』

NOVA「それこそが、弾丸Xということだな」

009『とにかく、ユニコーンガオガイガーの決戦がほぼ同時進行に代わる代わる描かれるストーリー構成は、2章のラストにふさわしいハラハラドキドキの展開で、非常に面白かったってことさ』

 

そして第3章へ

 

NOVA「2章を終えて、2023年から第3章に突入とのことだが、新たなワールドの実装はないって話だったな」

009『だけど、今あるだけでも新展開とかいっぱいだろうね。少なくとも、シーズン2に入る作品はガンダムOOを始めとして結構あるし、SEEDもDESTINYがいつ来てもおかしくない』

NOVA「マジンカイザーも暗黒大将軍が出て来るだろうし、それとは別に、こういう武装がいよいよ実装された」

NOVA「残念ながらガシャでは、弾丸Xしか当たらなくて(ダブった)、ダブルスペイザーはゲットできなかったが、1か月あれば、もう一回ガシャを回せるぐらいはクリスタルが貯まると思うので、再度の挑戦を目指したいところだ」

009『グレンダイザーは好きだもんな』

NOVA「DVDボックスを買った程度にはな。とにかく、理想は弾丸Xとダブルスペイザーが1個ずつ当たることだったが、後者は来年最初の課題としておきたい」

009『ダブルスペイザーが来たってことは、第3章の最初はダイザーのいるワールド5かな?』

NOVA「ワールド1の甲児くんたちがダブルスペイザーを持って、ワールド5に向かう流れかもしれん」

009『一応、ユニコーンの決戦の終わりに、マジンカイザーの甲児くんとマジンエンペラーの鉄也さんが応援に駆けつけてくれたんだ。ほとんど役に立つことはしていないので、ただの顔見せみたいな扱いだったけど』

NOVA「次の展開の伏線かもな。とにかく、第3章を楽しみにしつつ、よいお年を」

(当記事 完)