Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

偉大なる魔神皇帝と、バイストンウェル(DD第2章パート12)

前置き鎌倉

 

NOVA「今回はスパロボDD記事だが、その前に鎌倉話をする」

009『比企尼の件だな』

NOVA「ああ、『必殺必中仕事屋稼業』『必殺からくり人 血風編』『必殺商売人』で女元締めや殺し屋を演じていた草笛光子さんだが、前々回に比企一族が滅亡した際に出番が終了したと思われていた。しかし、前回の放送で比企の恨みを晴らすべく、北条家への怨念を公暁に吹き込んで、3代将軍の源実朝が暗殺されるきっかけを作っていたことが判明した。さすがは商売人のおせいさんだ。ただでは滅びん。これによって、鎌倉殿は新たに『比企残党の商売人VS北条に仕える仕事人』の暗闘で凄惨に盛り上がる未来が見えた」

009『「商売人VS仕事人」かあ。それは凄いタイトルだなあ』

NOVA「何せ、殺し屋の善児が公式に仕事人と呼称されているからなあ。一方で、比企尼はこれまで裏稼業の住人ではなかったわけだが、一族を滅ぼされたことから『恨みを晴らすべく闇の稼業に舞い戻った』わけだよ。なお、この作品には草笛さん以外に、仕事屋稼業で元締め・おせいさんに仕えた番頭・利助こと岡本信人さんが千葉常胤爺さんの役で登場していたのだが、メフィラス義村に『もうすぐ死にます』とネタにされ、それで人知れず退場した形になる。ナレーションですら語られずに歴史から消えた形だ。しかし、比企尼は消えなかった、と」

NOVA「そして、元・仕事屋の元締めにして商売人だったおせいさんが歴史の裏で暗躍している一方、非情だった仕事人・善児は寄る年波か、それとも子供への情が芽生えたか、依頼された仕事を遂行できない心情を漏らした。頼家の息子殺しは善児の養い娘のトウが果たしたものと推測されるが、非情な仕事人が非情さを失ったとき、遠からず破滅するのが裏稼業のドラマの定番とも言える。果たして仕事人・善児の運命は? ってドラマが必殺鎌倉稼業の今だな」

 

怪獣襲来

 

NOVA「では、改めて本題のスパロボDD話を展開しよう。今回の目玉はこれだな」

NOVA「後はマジンカイザー鋼鉄ジーグだ」

NOVA「今回は最初から最後まで、ワールド1の物語で昭和万歳な物語だった」

009『何だかワールド1に怪獣が攻めて来るんだったな』

NOVA「怪獣の名前はメナケブ。第2章パート4の最後に出て来て、ディーダリオンがザアムにパワーアップするきっかけとなったオリジナル敵だ」

009『去年の秋以来の出演か。ずいぶんとご無沙汰って感じだな』

NOVA「前はディーダリオンを狙って来たが、今回はワールド1に出現して、その行動理由は不明。しかも、今回は量産化された怪獣で、『ワイバーン』のコードネームで呼称されるようになった。世界7大都市を襲撃するという大規模な動きを見せて、まるでこの作品だ」

NOVA「もちろん、本作のマジンガーOVAマジンカイザー版なので、東映アニメとは違う物語で暗黒大将軍との戦いが描かれる予定だが、とにかく旧作マジンガー映画のドラマを引用したような展開だった。まず、世界中でワイバーンが暴れているため、ブライトさん率いる自軍本隊は各地を転戦して、光子力研究所の防衛には駆けつけられないという状況設定がある」

009『光子力研究所にいる戦力は、無理やりオーバーホールを不十分に終わらせたマジンカイザー鋼鉄ジーグ、アフロダイAのみ。前回のあしゅら男爵との戦いでマジンガーZグレートマジンガーはボロボロになり、鉄也さんも重態で戦闘不能なところに、怪獣が攻めて来る、と』

NOVA「動きの悪いマジンカイザージーグの苦闘で、何とかワイバーンを撃退するも、研究所が中破し、甲児の弟のシローが重傷を負い、甲児が輸血のために血を抜かれて不調となるところが暗黒大将軍映画へのオマージュだ」

009『本来ならマジンカイザーは無敵のスーパーロボットだったのに、整備の途中で無理やり組み上げたから機体の調子が悪く、おまけに甲児が万全の体調でなくなったために、性能がフルに発揮できない弱体化状態だ、と』

NOVA「そこに強化された赤い改良型ワイバーンが出現し、ジーグとビッグシューターも大破。甲児は光子力研究所職員の脱出時間を稼ぐため、死を覚悟してカイザーで盾になろうとしたら、重傷のはずの鉄也とグレートが駆けつけてくる」

009『グレートもボロボロなのが、映画と違うところだな』

NOVA「そして、カイザーとグレートが共にピンチで後がないという場面で、新たに出現した救世主が2体めの魔神皇帝マジンエンペラーGだ。鉄也がグレートから乗り換えて、赤ワイバーンを圧倒的な戦闘力で猛反撃し、撤退に追い込むのが今回のマジンガー・ストーリーだ」

009『いやあ、強いな、マジンエンペラーG』

NOVA「物語演出上はな。だけど、ゲームのデータとしては今のところグレートより弱く、正直、あまり使い物にならん」

009『どうしてだよ?』

NOVA「本作での機体の強さは、ガシャで手に入る武装パーツに掛かっているからな。グレートマジンガーは手持ちの武装パーツが充実しているけど、エンペラーGは入手したばかりなので武装パーツが揃っていないんだ。鍛えるとグレートよりも強くなるポテンシャルはあるんだろうが、新加入の機体はこれから鍛えてやらないといけないんだ。まあ、機体改造はグレートから引き継がれるんだろうけど」

009『なるほど。昔、F完結編でマジンカイザーが登場したのに、Zの改造を引き継がなかったので登場マップでは弱くて興醒めだったことを思い出すな』

NOVA「改造引き継ぎのないマジンカイザーよりも、改造を引き継ぐ強化型Zの方が即戦力で扱いやすいということだな。ともあれ、光子力研究所の危機は乗り越えたが、甲児も鉄也も重傷を負って、しばらく安静が必要という状況だ。次に2人の見せ場があるのは半年後ぐらいかな」

009『そんなに先なのか?』

NOVA「もちろん、マジンガー50周年で特別なイベントが年末辺りに来るなら、話は別だけどな。たぶん、マジンガーが出撃できない間は、健在なグレンダイザーが守りの任務に就いてくれて、その際にダブルスペイザーとかで武装強化されるんじゃないかなあ」

009『それは期待したいが、他にもマジンガー軍団とか、さやかさんの新機体としてビューナスAや、ボスボロットが実装されたりしないだろうか?』

NOVA「さやかさんのビューナスか。確かに、それはありかもな」

 

オーラロードが開かれた

 

NOVA「そして、パート12の後半ではダンバインの物語が一気に急展開したんだな」

009『スパロボDDでは、ショウが最初からビルバインに乗っていたので、これまでダンバインは登場していなかったんだ』

NOVA「最初にガラリアとショウの戦いから始まるんだが、機体がダンバインじゃなくて、ビルバインだったのが微妙にがっかりだったり、ガラリアさんがあっさり散って残念だったり……と思っていたら、今回、ガラリアさんが生きていて、ちゃっかりバイストンウェルに帰っていたことが3周年で明かされたわけだ」

009『DDでのダンバインは、ジェリルたちレプラカーン3人組と、トッドと黒騎士バーン、それにOVAのサーバイン絡みだけが登場し、ドレイク軍や味方のシーラ様、ニーやマーベルたちが未登場だったのが、今回とうとう登場した、と』

NOVA「ああ、一気にダンバイン祭りだな」

NOVA「ワールド1の世界7都市を荒らし回る怪獣を、チームを分けて順次撃退していった自軍だが、そのうちの一艦オケアノスがジェリルたちの襲撃を受ける。迎撃に出たショウとシオンだが、ジェリルのオーラ力が異常活性化して、てっきりハイパー化か? と思いきや、オーラロードが開かれてしまったんだな。その影響でシオンのサーバインがバイストンウェルに飛ばされてしまう」

009『ショウじゃなくて、シオンってのが面白いな。もしかして、シオンがショウの時代のバイストンウェルに飛ばされたのは、スパロボでは今回が初めて?』

NOVA「いや、たぶんCOMPACT3でも飛ばされていたんじゃないかなあ。ただ、シオンを中心にした物語的な掘り下げはあまりなかったと思うので、今回のシナリオでのマーベルたちとシオンの会話は新鮮だったな。マーベルがうっかりショウと呼びかけてしまうところとかは、ショウがいるシーンでは考えにくいし」

009『シオンがショウと離れて行動している状況が、スパロボでは珍しいんだな』

NOVA「ともあれ、シオンの前に、生きていたガラリアが現れたり、ショット・ウェポンの命を受けたミュージィ(白いズワァース)が現れたりして、いろいろと珍しい対戦カードが見られる中、孤軍奮闘していたシオンがニーのゼラーナに拾われ、バイストンウェルの現状を教わった後、原作どおりジャコバ・アオンの霊力で全てのオーラマシンがバイストンウェルから追放されて、ドレイク軍がとうとうワールド1の地上に出現するわけだ」

009『そこから先がスパロボでお馴染みの展開になるんだな。味方にゴラオンとグラン・ガラン、敵がドレイクのウィル・ウイプス、ビショットのゲア・ガリング、ショットのスプリガンなんかが出て来て、地上で戦火を広げる、と』

NOVA「ただし、大きな違いがあるんだな」

009『何が?』

NOVA「ドレイクが地上に出て来たときは、大体、ガンダム宇宙世紀が背景にあるので、連邦とかティターンズと交渉するんだけど、ワールド1の昭和トピアにはそれほど大規模な政体が存在しないんだ。ドレイクが手を組める組織……で健在なのは、邪魔大王国ぐらい?」

009『ドクターヘルも、キャンベル星人のガルーダたちも倒されたのか。というか、ディバイン・ドゥアーズが何とかしないと、昭和トピアでドレイク軍を相手できる組織が存在しないのでは?』

NOVA「うむ。これまでのスパロボと比べても、相対的にドレイク軍の脅威が原作並みに高まっている状況と言えよう」

009『ところで、第2章はいつまで続くんだ?』

NOVA「第1章がパート13で完結したから、2章も同じと予想してみたんだが、来月できれいにまとまるかな。それとも、パート14以降もしばらく続くのかな。ガオガイガーの東京決戦辺りが章の締めくくりにふさわしい大規模決戦だと思うが、とりあえずワールド1にも母艦が登場するのが何よりも嬉しいかも」

009『マーベルのダンバインもそのうち実装されそうだなあ』

(当記事 完)