NOVAの代わりに
009『ぼくと兄さんが今月のスパロボDD話を担当することになった』
ケイP『久々の出番、よろしくッピ』
晶華「仕方ないわね。NOVAちゃんが訃報続きで情緒不安定だし」
翔花「でも、ナイン君は大丈夫なの? NOVAちゃんのメモリが入っているから」
009『心配無用。ぼくの記憶回路と感情回路は別物だ。人間の場合は、記憶や思い出と感情が連動していたりするので、思い出から涙や怒り、恐怖などが誘発されたりもするけど、サイボーグはその辺の区分けがしっかりできている。過去の記憶から、下手な感情が込み上げて来ることはない』
晶華「そういうものなのか。じゃあ、昔のゲームの楽しかった思い出は?」
009『ゲームをした記憶は残っている。楽しかったという記憶もある。しかし、記憶はあくまで記憶だ。再生したからといって、今現在の感情に影響することはない。あのゲームは楽しかったな、と冷静に思い返すだけだ』
翔花「楽しいゲームの思い出で、ワッと話が盛り上がることはないわけね」
009『必要なら、そう振る舞うこともできるが? まあ、今のゲームならリアルタイムで楽しむこともできるし、感情を理解できないわけではない。さて、DDの話をしよう。今回は、超AIの学習能力の話だ』
ケイP『ナイン君、その前に前回の続きから始めないと』
009『前回……と言うと、ブレイバーンか?』
ケイP『それもあるけど、先にこっちだッピ』
火星解放の後始末
009『パート11のラストは第5世界、レイズナーのグラドス軍に占拠された火星をディバイン・ドゥアーズの戦力を結集して、一大決戦の末に奪い返したんだったな』
晶華「だけど、その後、異世界のゲートがいろいろ消失して、世界間の行き来が難しくなったのね」
翔花「そんな時に、また違う異世界から勇気爆発が降臨して、大変だったのよ」
009『その話は後に回す。ともあれ、味方部隊はハーザさんがゲートを開いてくれるので、異世界に閉じ込められることはなかったんだけど、ディバイン・ドゥアーズ本隊は第2世界に帰還して、ゲート消失の原因を調査中ということになる』
ケイP『一方、鉄華団を中心とする第5世界の火星駐屯軍は、撤退したグラドス軍の動向を監視しつつ、残存部隊の追撃なんかも行っているッピ。そんな最中に、地球で別行動をとっていた鉄華団の昭弘さんが、新型機のグシオンリベイク・フルシティに乗って合流する話だッピ』
晶華「こっちが前のグシオンリベイクで……」
翔花「こっちが改修されたフルシティさんね」
009『斧がなくなって、飛び道具だけの機体になったんだな。つまらん』
ケイP『SSR武装がまだ追加されていないので、本領発揮してるわけじゃないッピ』
009『元のグシオンリベイクの武装が使えたらいいんだけど、今回は旧機体の武装が使えないんだな。だから、改修されたはずなのに弱体化してしまったという状況』
晶華「将来は、こういう戦闘演出が見られるはずなのね」
翔花「やっぱり、フルシティさんと言えば、大きなハサミでチョン切ることでしょ。SSR武装で実装される日が楽しみね」
晶華「ハサミが?」
翔花「うん。他のロボットにはあまりない種類のユニークな武装でしょ? 巨大なハサミで戦うロボットって新鮮だし」
晶華「片手がハサミならゲッター2さんとか、バラタックさんとか、カニ型ロボとかありそうだけど、巨大バサミだと……これかな」
009『フルシティの本領発揮はこれからの楽しみにして、次だ。部隊は第2世界に移る』
第2世界の話
009『ブライトさんと岡防衛長官(ボルテス)と大河長官(ガオガイガー)の味方陣営トップ会談がなかなか面白い。ゲートが消失した原因について、あれこれ推測検討を重ねつつ、結論は出ない。それよりも先に考えないといけない課題が2つある』
晶華「原種と謎の白い戦艦のことね」
009『我々は、それがジェイアークだと知っているが、キングジェイダーがガオガイガーを助けたシーンが割愛されたので、ソルダートJの活動が噂話程度でしか扱われていなかったんだな。なお、第2世界は現在、ガオガイガーの話が中心になっている。順調にストーリー展開している感じだな』
翔花「パート10に続いて、パート12だったら、確かに展開は早い方ね」
009『笑ったのは、番外編のブレイバーンのエピソードがきちんと本編に組み込まれていることだな。謎のロボットは、しっかりDDに爪痕を残して行った。他の期間限定作品はあくまでパラレルとか、本編には関わって来ない別枠扱いなのに、これはもしかして、本編にもいつか正式参戦して来るんじゃないかと思わせる』
晶華「そうなると、NOVAちゃんが勇気爆発しそうね」
ケイP『訃報続きの哀しみが少しでも癒えることを願っているッピ』
翔花「まあ、作者としては記事書きできているだけマシなんだけどね」
009『ぼくという分身キャラに仮託しているから、冷静に書けるってことだな。自分の感情を前面に出してしまうと、いろいろ吹き荒れて、文章が乱れるだろう。しばらくNOVAは引っ込んでいた方がいい』
晶華「4月から5月は、ここで書きまくり妄想暴走タイムだったものね。さて、ガオガイガーさんの話とブレイバーンさんの話が、2つの課題だってことで」
009『いや違う。ガオガイガーと、もう一つの課題は宇宙世紀の話だ。ミネバ・ザビは伊豆基地が面倒を見ていたんだが、岡長官の判断でGGGのオービットベースに移そうって話になった』
翔花「ええと、ミネバ・ザビさんって、ユニコーンガンダムのオードリーさんのことね」
ケイP『元々は1stガンダムの敵将ドズル・ザビの娘だッピ。その後、続編のZガンダムで、ジオンの残党アクシズの元首として、ハマーン・カーンに担ぎ出され、さらなる続編のZZでは最後に「ミネバは影武者だった。本物は行方不明」という幕引きで、歴史の表舞台から消えていたッピ』
009『逆襲のシャアでも、登場しなかったもんな。それが87年に放送終了したZZから20年を経て、2007年に小説「ガンダムUC」のメインヒロインに抜擢され、ユニコーンがアニメ化されたことで公式に掘り下げが行われるようになっている。言わば、1stガンダムから引き続く宇宙世紀の歴史の重要な見届け人になっているわけだ。立ち位置としては、SEEDのコズミックイラのラクス・クラインに相当する重要キャラと言えよう』
ケイP『登場作品が1st、Z、ZZ、UC、NTと宇宙世紀5作になるので、実は1st、Z、ZZ、逆シャア、UCの5作に出演しているブライトさん並みの持ち上げられようッピ』
009『まあ、ブライトさんは正史と異なるORIGIN時空でも主要キャラだし、ミネバが自分の意思で活動するのはUC以降の話だから同格にはならないんだけど、ザビ家のプリンセスという肩書きと、シャアやハマーンとの関わりで、いろいろと話をつなげられるヒロインなわけだ』
晶華「いろいろ話をつなげたいスパロボにとっては、非常に便利なキャラクターなわけね。そんなミネバさんを地球から宇宙に移すと。どうして?」
009『ジオンの残党にとって象徴になる姫君だから、宇宙に上げるよりも地球に置いておく方が安心だったわけだが、どうも地球のティターンズ残党の動きが活性化してきて、地球連邦が介入して来ると厄介なことになるようだ』
009『スパロボだからな。宇宙世紀0088には壊滅していたティターンズの残党が、ユニコーンの0096年においても活動中って話になっている。代表キャラがジェリドだったんだが、今回その背後に生きていたシロッコがいることがほぼ確定した』
晶華「スイカバーで殺されたのに、また復活して来たのね。クローンか何か?」
009『さあ。もしかすると、ディスコード・ディフューザーの黒幕が関与しているのかもしれないが、とにかく、これまでは味方陣営の会話で存在を臭わせる程度だったシロッコが、しっかりジェリドと会話しているシーンが(キャラ絵はシルエットでボカされていたけど)、描写されたわけだ』
ケイP『DD宇宙世紀の中では、物語的にほぼ空気で、いるだけ参戦に近かったZガンダムの物語が改めて前面に出てきた感じだッピ』
009『だけど、Zガンダムが参戦していなければ、ハマーン・カーンも出られないだろう? ZZはDDに参戦していないんだから』
ケイP『ZZにはつながって来ない劇場版Zと、ZZを前提とした世界観のUCは噛み合わせが悪いッピよ。そもそも、今のガンダム界隈では、TV版Zガンダムが正史で、重要シーンをいろいろ削ってラストを歪曲した劇場版Zがほぼ黒歴史に扱われつつあるのに』
009『無理やりハッピーエンドにしたはいいが、そこからつながる話がないので、作品世界が閉じてしまったんだな。ZZを黒歴史にしてしまったら、自分自身が黒歴史扱いされてしまう流れなので、劇場版Zを云々言って、肉のつながりがどうこう言っているのは、時流の流れが読めていないって話になる』
晶華「当ブログは、劇場版Zに対しては否定派なのよね」
009『新作映像とかは、おって感じ入るシーンもあるから全面否定するものでもないが、劇場版1stの名編集に比べると、劇場版Zはシャアのダカール演説や、フォウのキリマンジャロでの死亡シーンを削ったために、TVシリーズの重要な場面がスポイルされた形になる。そこから改めて、劇場版ZZをつなげる改編が行われたら、違う時間軸としてメインになり得たかもしれないが、他とつなげるには難しい素材なんだな』
ケイP『2回めのフォウとの再会を削ったのは、ラストでカミーユとファの関係を成立させるために、フォウに深入りさせないようにする理由からって意見もあるッピね』
009『まあ、劇場版Zは、ゲームと同様のIF世界、あるいはディケイドにおけるアナザーライダーみたいな歪曲世界ってことだな。ラストの肉のつながり云々については、その前にカミーユとファの間では精神的つながりがしっかり成立していたし、幼なじみとしてカミーユを心配するファの気持ちも分かるし、本来のZZでも精神崩壊したカミーユをしっかり介護した彼女の献身ぶりとラストの回復したカミーユとのハッピーエンドを見ているから、ファの気持ちになって良かったね、と思う。しかし、ろくに献身しているように見えず、共感要素が微小なストーカー氏があのシーンの意味も考えずに、肉のつながり云々をくり返し言ってくるのは……本当に物事を断片的にしか受け止められていないんだろうな』
翔花「ファさんとカミーユさんの前倒し的なハッピーエンドについては、きれいに終わった(けど、ZZのファンとしては微妙)ってところね。で、それを変な例えにして、1度ならず3度もしつこくNOVAちゃんに言い寄って来る変な人については、結局のところ、自分をカミーユさんとファさんのどっちに置き換えて見ているのかしら?」
晶華「そこまで深読みする必要があるとは思わないけど、もしも彼が自分をカミーユと置き換えて見ているなら、相手にファさん並みの献身を求めていることになっていて、身勝手にも程があるって話よね。TV版カミーユみたいに精神崩壊したくないから、ファさんみたいな慈愛と献身で自分をつなぎ止めてくれって訴えるのは、普通なら、だが断ると切って捨てられるレベルよ」
009『ファみたいな献身的な彼女は、ガンダム世界でも非常に稀だもんな。そして、ファの魅力はZよりもZZの序盤と、中盤のゲスト出演の方が輝いていたので、そこを切り捨ててしまうと、劇場版Zのラストには唐突感を覚えるんだ。「Z→ZZ→ZZでのファの献身に報いるための彼女へのご褒美としての劇場版Z」とつながって、ずっと追っかけてきたファンが感じ入るシーンなので、劇場版Zだけだとファに関する描写不足だと思う』
ケイP『とにかく、ファはその献身ぶりが魅力的なヒロインで、スパロボでも長らくサポートキャラとして、アフロダイAのさやかさん並みに、あるいはそれ以上に味方の序盤の信頼・回復役として活躍し続けた稀代のヒロインッピよ。そして、相手にファの役割を求めるのって、男の方にもそれだけの甲斐性や魅力を伴わないといけないッピ』
晶華「ファさんの健気っぷりは、FF7のティファさん並みよね。心が壊れた主人公の介護をするヒロインってところが」
009『ヒロインに癒しを求める戦場の男の理想像だな。まあ、ヒロインに癒しを求めない完全に自立した男なら、ヒロインを必要としないわけだし、そうなると女性には男性と同じ戦場に立つことを求めて、女戦士が増えるわけだが』
晶華「この場合、女性の役割が男性にとって、どういう位置づけなのか。あるいは男性が女性に何を求めたらいいのかってことを双方の立場で考えないといけないわけね。自分が楽に生きたいからって、相手の性別に過剰な負担を押しつけると破綻するし、今まで男性が女性に押し付けた負担を女性が拒否するなら、女性が男性に押し付けた負担を男性が拒絶することも道理だし、お互いに相手の身勝手を責めているだけじゃ、愛は得られないと思う」
009『フェミニズム論は、男性が女性に過剰な負担を強いてきたという前提で成立していて、女性解放論になるんだが、男性が女性を守るように保護者として立ち回る心理も、女性を弱者の立場に置きたい男の身勝手、男性社会の原理として否定するからな。そして、女性に男になれ、と説いておきながら、男性は女性に尽くせと言いつつ、社会で男の果たしてきた従来の役割は軽視する面がある』
翔花「世の中には、男性の役割を果たしたい先進的な女性がいる一方で、従来の家庭を守りたい保守的な女性もいるし、どちらが上かって論議に意味はない(それが個人の自由を重んじる多様性ってもの)と思うんだけど、実はフィクションにおけるヒロインキャラの価値観の変遷や、個々のキャラ分析って、フェミニズム論と相性がいいのよね」
009『ただ、フェミニズムって何故か、創作フィクションを否定する方向で話を進めるから、嫌われやすい感じだな。例えば、フィクションで描かれる先進的な女性像を魅力的だとする論調が、主流になればいいわけだ。80年代ならエイリアンのリプリーとか、近年で再ブーストしたワンダーウーマンとか、強くてキュートな主役ヒロインを持ち上げるのは、今のフェミニスト側の主流になってないというか』
ケイP『彼女たちも、男にとって都合のいい偶像扱いだッピ。どうも、キュートって属性がフェミニストのお気に召さないッポイし』
009『男性が女性にキュートさを求めて、女性が男性にイケメンを求めて、何が悪いのかって話なんだけどな。まあ、見た目がキュートじゃない女性や、イケメンでない男性が中身(優しさとか、一途さとか、懐の広さとか、魅力は人それぞれ)で勝負ってものもあるけど、その中身をどう表現演出するかって話になる』
晶華「こればっかりは、正解が一つじゃないものね。まあ、男性よりも女性の方が現実主義で、空想に耽溺する男性は見下す傾向があるみたいだけど、空想に耽溺する女性だっているわけだし」
翔花「個々人の気質の差ってあるものね。とにかく、話が広がっているけど、宇宙世紀ガンダムにおける80年代ヒロインの代表のファさんと、21世紀ヒロインの代表のミネバさんという立て分けでいい?」
009『ああ、そう考えることができるか。ミネバさんの立ち位置は、1stやORIGINのセイラさんに通じると考えることもできるが、そう言えば、ぼくは昔、この本の原稿を書いたこともあったんだ』
晶華「マジで?」
009『SNEの契約期限が切れた後、中学時代の友人Y氏が東京で編集者見習いみたいなことをやっていて、記事を書ける人間を探していたんだな。で、SNE絡みで記事書き経験者の自分に連絡が来て、ZZとGガンダム、あとガンダムXの一部は、ぼくが担当した。この友人が編集者として大成していたら、もしかすると自分もライター業として引き上げてくれたかもしれないけど、どうもその後は連絡がとれず。もっと積極的に踏み込んでいけば良かったのかな、とも思うが、こればかりは縁とかタイミングだからな。一応、時効ゆえの告白ついでってことで』
翔花「まさか、NOVAちゃんがガンダムのヒロイン本のライターさんをやっていたなんて、意外な黒歴史が発掘されたわね」
009『当時の自分にとっても、思いがけない仕事だったからな。SNEを辞めて、次に何をしようかと落ち込んでいたタイミングだったので、渡りに船で何でも書く気になっていたし、アニメ視聴のみならず、スパロボとかGジェネとかの経験も活かせる。まだインターネットは使っていなかったけど、ガンダム関係の関連書籍などの資料は趣味で普通に持っていたから、問題なし。
『ただ、そこからメカニック関係の本に進むなら、続いて引き受けたんだけど、次の企画がアダルトゲームのムックだったもので、それは自分には書けないとお断りしたのがマズかったのか、当時にネットが使えたら、知らないものでも調べて体裁を整えられたのかもしれないけど、そこまでは踏み込めなかった次第』
ケイP『使い勝手のいいライターさんだったら、幅広く何でも書ける雑多な知識と調査能力が求められるッピね』
009「そうやって、人脈も広げるフットワークの軽さとか自己アピールだな。90年代の自分には、そこまでの貪欲さが明らかに足りていなかったから、たまたま飛び込んできた機会や縁を、後々までつなげて行こうって執着があれば、と思うんだけど、そういう執着が外ではなく、内に向けられるのがNOVAの気質ってことで」
翔花「ところで、さっきのストーカー氏が自分をカミーユさんになぞらえて、ファさんを求めていたら身勝手という話だけど、逆って考えはない?」
009『NOVAがカミーユで、相手が献身的なファで、心配して構おうとするって仮定か? それはNOVAがカミーユみたいに、死者の魂に引きずられて精神崩壊しようとしているのを、彼が慈愛と献身の心で救いたいと思っているってことか?』
晶華「だったら、彼には感謝しないといけないのかもしれないけど、この場合、私たちがフォウさんとかロザミィさんとかの死者の魂になってしまうのよね。空想に耽溺して、現実を見失ったNOVAちゃんを、現実重視の彼が肉のつながり云々と言って、引きずり戻そうとするって話なら……勘違いも甚だしいわね」
009『NOVAはああ見えて、趣味は趣味、仕事は仕事と立て分けて、日常を生きているからな。当然、ここでは趣味人としての顔を前面に出しているけど、それだけしかないってことはないわけだ』
翔花「まあ、肉体と精神のどっちを重視する? って聞かれたら、精神って答えそうだけどね。別に肉体を軽視しているわけじゃないだろうけど」
009『ネット依存症を心配する向きはあると思うが、それ以上に活字依存症というか、文章依存症にして、物語依存症だな。現実は物語のための糧と考える気はあって、これはまあ、作家とかクリエイターの気質と言ってもいい。そこを否定されちゃうと、そもそも生き甲斐というものを失うわけだ』
ケイP『悪縁ストーカー氏がどんな重ね合わせをしているのかは知らないけど、マスターNOVAは彼ほど人肌に飢えているわけでもないし、重視するものは創作関連の趣味への共感、または自分が書いた文章への建設的なご意見だから、それ以外の要望をされてもノーサンキューとなる可能性が大きいッピね』
晶華「まあ、ストーカーという人種は、社交的な最低限度の相手をしてあげるだけで、自分の何もかも受け入れられた気分になって、過剰な踏み込み方をしてきて、そこで拒否られたら、勝手に傷ついて裏切られたと逆恨みして、稀に爆発して事件を起こすらしいから、ここまでは付き合える、でも、これ以上は無理ってラインを明確にするのが大事って話ね」
009『でも、頭が悪いストーカーは、そういうラインを覚えてられないからな(苦笑)。ストーカー気質でも、頭が良ければ、自分が踏み込めるラインの範囲をフル活用するんだけど。クリエイティブなストーカーは、あの手この手でモーションをかけて飽きさせないのだけど、つまらないストーカーはネタがマンネリだ。そのマンネリさをどう料理のネタにするかで困ってしまう』
ケイP『昔のスパロボ攻略本で、弱小ユニットをどうネタ語りするかで困っているようなものだッピ』
晶華「ネモさんとか、GM3さんとか、その辺ね」
009『キャラクターで言えば、カツとかキースとかだな。まあ、昔のスパロボだと、コウ・ウラキみたいな主人公でも弱キャラ扱いだったけど』
晶華「で、ストーカーの話からスパロボに戻って来ると、カミーユさんを追っかけてるジェリドさんね」
009『DDではユニコーンを追いかけ回していたんだが、ユニコーン(ラプラスの箱)の話が終わったら、今度はミネバの追っかけになった』
翔花「え? ジェリドさんが『ミネバたん、ハァハァ』なんて言っちゃうの? キモ!」
009『勝手に妄想して、勝手にキモい扱いするな。ジェリドに対する風評被害だ』
翔花「でも、ジェリドさんがミネバさんを追っかけてるんでしょ?」
009『それもシロッコの命令なんだ』
翔花「じゃあ、シロッコさんがジェリドさんの影で『ミネバたん、ハァハァ』なんて言っちゃうの? もっとキモ!」
009『そんなことは言ってないが、シロッコがいろいろとキモいのは事実なので、それは風評被害とは言わん。まあ、シロッコの言動はいろいろとアレだが、顔が良くて、頭が良くて、実務能力の高い浮世離れしたオタクキャラだから、割と女にモテていた。ラスボスキャラには相応のキモさが必要だな。キモくないラスボスで、変に感情移入させてしまうのは、倒してスッキリできないので、ラスボス=キモキャラは必須だが、キモキャラだけど無能ではないというのが前提だな』
晶華「無能でキモいのだと、ボスとしては役者不足だもんね」
009『有能で魅力的なキャラがラスボスだと、倒していいのかって気にもなるが、種Dのデュランダル議長がそういうキャラだな。無能で魅力的というと、昔のお姫さまヒロインがそうなるが、要は足手まといということになる』
翔花「実は一番、難しくない? 無能で魅力的って」
009『戦闘能力は低いけど、サポート能力が高いのは無能とは言えないしな。本気を出したら非常に強いけど、普段は寝てばかりというのは、女神アテナか、サイボーグ001ってところか』
晶華「で、無能だけど魅力的な元赤ちゃんが成長したミネバさんを、キモいシロッコさんに命令されたキモくないストーカーなジェリドさんが狙って来るので、GGGのオービットベースでアムロさんやバナージさんが迎え撃つってシナリオね」
009『……たかがそれだけの話を語るのに、どれだけ回り道をしてるんだろうなあ、この記事(爆)』
キングジェイダーと、風龍&雷龍の話
ケイP『宇宙でティターンズ残党が、ミネバ・ザビを巡ってオービットベースを襲撃している間に、地上では中国の万里の長城を巡って、ガオガイガーを始めとするスーパーロボット軍団が原種と交戦していたッピ』
翔花「ああ、ガオガイガーさんたちが地上で忙しい間に、こそこそ卑怯なジェリドさんが宇宙を攻めていたって話なのね」
009『一応、ミネバの引き渡しを要求するのは口実で、シロッコの真の目論見は、GGGのオービットベースの防衛能力を確認するためという可能性も示唆されていたけどな』
翔花「ストーカーが目的ではなくて、あくまで軍事的な目的なの?」
009『というか、現実の作戦行動ってのは、たった一つの動機だけで動くケースは少なくて、仮に防衛作戦なら勝利条件は「極力、被害を最小限にして攻撃を防ぎ止めること」に集約されるけど、攻撃側の方は、単純バカじゃなければ、達成目標は複数設定するものだと思う』
晶華「勝利条件1は『ミネバさんの身柄を確保すること』だけど、それ以外に『勝利条件1が満たされなくても、相手の基地の防備を確認すること』とか『オービットベースが連邦軍の要請を拒んだという既成事実を作り、政治上の駆け引きを有利にすること』とか、いくつかの戦術・戦略案に基づいて、作戦行動を決めるわけね」
009『創作のためのアイデアと同じで、たった一つの短絡的な案だけで行動するのは、賢い者のすることではないな。攻める側は自由に作戦行動を決められるわけだから、いろいろと戦術とその先の結果をシミュレートした上で、最も有利に立ち回れる方策をとるのが戦略家というものだ』
ケイP『そして、知将同士の戦いだと、敵軍の動きから相手の真の目論みを探り当てるというのが一つのドラマになるッピ』
009『だから、「相手の行動はこうなる。天才の私の推測に間違いはない」などと言っちゃうキャラはギャグかバカかのどちらかで、作者がそういうのを天才の描き方だと考えているのは、作者が創作においてバカだって証拠だな』
晶華「自分で天才と言っている時点で、バカってことよね(笑)」
009『天才をどう描写して、読者や視聴者に本当に天才と思わせるかが重要だからな。そして効果的なのは、「一見、バカなやり方だと思わせてからの、実は緻密な段取りを仕込んだ末の結果を出したこと」で、相手の将軍に「バカな、こんなこと有り得ん」と言わせたうえで、副官の軍師に「しかし、その不可能を成し遂げて見せた。こんなことを狙って成功させたなら、真の天才か、恐るべき幸運の持ち主か、あるいは、その両方か。いずれにせよ、ここは一度撤退して、戦況を立て直すべきです」と進言させて、主人公の知将には「おや、ここで退くか。敵にも賢い軍師がいるようだね。そう簡単にはいかないか」と驕らず、飄々と言わせるのが一つの天才の描き方だと思う』
翔花「驕り高ぶるのは、天才とは言えないわけ?」
009『本当の天才は、自分の作戦が失敗する可能性も想定に入れているからね。まず失敗はしないけど、敵の動きが意表を突いていれば、「まさか、そう来るとは。少し敵の想定を上に見積もった方が良さそうだね」ぐらい言うだろうし、薄氷を踏むような勝利で驕り高ぶって見せるのは人格的に底が浅いだろう』
晶華「ラッキーで勝ってるのに、実力で勝ったと思い上がってるのは、天才とは言えないわね」
009『まあ、人前では「オレは天才だからな」と宣言しておいて、内心では(ま、今回はたまたま上手く行っただけだから、次回はもっと気を引き締めないとな。天才を演じるのも楽じゃないぜ)とか呟かせると、この裏表がキャラの深みを感じさせて、そういう奥行きのあるキャラだったら、いい造形だと思う』
翔花「なるほど。天才キャラというのは、そう描けばいいわけね」
009『あくまで一例だ。それにセリフだけなら簡単だ。実際の創作だと、そういうセリフに合わせて、きちんとした作戦行動をプロットにまとめて、描写しないといけない。地に足がついた描写をしていないのに、セリフだけ格好をつけても、言葉が上滑りしているだけで中身のない作文に過ぎん』
晶華「でも、ゲームのシナリオだったら、戦術面を考えるのはプレイヤーの仕事だし、コンピューターゲームでもストーリーライターと、ゲームとしてのマップ構成とか戦術難易度を設定するのは別の人だったりするから(それらをまとめて統括する人もいるだろうけど)、セリフを考える人と戦術を考える人は別人でもいいと思う」
009『小説家は、そういう複数人でこなす頭脳労働を自分一人でこなさないといけないから、作品世界のリアリティ構築のためには広範な知識と思考が必要になるわけだ』
翔花「作品ジャンルによって、考えるべき知識と省ける知識があるけど、作者の知識が足りないと極端に薄っぺらい文章になってしまって、その欠落を補う面白さがどこにあるかって話になるわけね」
009『変なキャラの織り成す楽しい会話空間の構築ってのが、日常雑談系ラノベやコミック(そこから生まれたアニメ含む)の目的だけど、これの金字塔が「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」だと思う。そこでは、作者の広範なマニア知識と、現代社会論めいた洞察が週刊連載でもしばしば語られ、ドタバタコメディともなっていた。両さんも、作者もオリジナリティ溢れた天才だと思えるよな』
ケイP『……って、ここは天才を語る場じゃないッピ。「フィクションにおける天才論」って明らかに寄り道脱線だッピね。でも、興味あるテーマだから、後で別記事で考察してみたい、とマスターNOVAから思念波は届いたッピよ』
009『なるほど、後日の宿題か。では、天才とは似ているような特長を持つ超AIの話に行こう』
晶華「GGGの勇者ロボの話ね」
009『TVのガオガイガー32話でGGGの基地が宇宙のオービットベースに移り、その後、今回は35話と36話に基づいた風龍と雷龍の登場編だ。彼らの超AIの学習に関するエピソードだ』
翔花「だったら、まさにKPちゃんやナイン君にとっておあつらえ向きの話じゃない?」
009『学習能力こそが、人間にせよコンピューターにせよ天才性を示す指標の一つだからな。天才というのは最初から完成していて結果を出すキャラと思われがちだが、学習しない天才は主人公のライバルキャラとして、あっさりかませ犬として倒されるのがオチで、そんなものに魅力はない』
晶華「キャラとして魅力なのは、完成された大人か、発展途上だけど伸び代のある少年少女かって感じね」
009『ドラマや物語は、登場人物の変化を題材にすることが多い。ただ、ミステリーや時代小説など従来、大人の読み物とされてきたジャンルは、最初から完成されたキャラクターが事件を解決することがメインで、事件の解決を通じて彼らの成長を描くことは少ない』
翔花「キャラの成長を描かないということは、事件そのものを面白くしないといけないわけね」
009『いわゆるホスト役の主人公にドラマはなくて、ゲスト的な登場人物の持って来た事件を解決するか、お馴染みの登場人物が繰り広げるドタバタか、まあ、こちらも類例はいろいろあるけど、少年少女向きにしようと思えば、完成された大人キャラの近くに、未熟な若者キャラを配置して、そちらを成長枠にするとか、人物配置を工夫するな。自分では事件を解決できないキャラを主体に話を進めて、彼(彼女)がピンチの時に颯爽と登場して、事件を解決してくれる憧れのお助けヒーローまたはヒロイン。
『まあ、勇者ロボも基本は「少年と勇者ロボの関係性」を描いたもので、少年と勇者の出会いと別れを描いたのが第1作。勇者ロボの戦力的な成長はあるけど、人格的な成長は……宇宙人だから地球の常識を少年を通じて学ぶという意味での成長はあるか。一方、少年側は勇者から勇気とか本当の宝とか回ごとにいろいろ学んで行くな。少年の学びが、視聴対象の児童の学びと通じるし、大人の視聴者は教師役の勇者に感情移入できる。上手い構成だ』
晶華「ガオガイガーさんは、少年の方が特殊能力を持った宇宙人(地球人に育てられた)で、勇者がサイボーグというのが変化球よね」
009『そして、成長枠として、勇者の凱隊長をサポートする超AIの仲間ロボを用意した点は、ジェイデッカーを受け継いだところもある。AIが最初は未成熟で、仲間との関係が上手く行かなかったり、合体が上手く行かなかったりするのを、学習によって改善するドラマもあった』
翔花「最初は上手く行かなかったことが、練習や事件の解決を通じて、上手くできるようになるのが成長か」
009『少年が応援したりサポートしたりすることで、勇者ロボがヤル気を出して成功につながるとか、個々の話を分析することもできるが、大筋としては「キャラ同士の関わり合いによって、お互いに成長を助け合う相互協力の間柄」ってことだな。昔(60年代〜70年代)は独りで猛特訓して成長するのもありだが、80年代から後はキャラ同士の関わり合いがドラマの焦点としてとらえられ、能力の成長と人間関係の深化が並行してドラマの主軸になっていく……のはある意味、ゲーム文化の影響もあるかもしれない。RPGにおける成長とパーティー制を基軸にした物語パターンが浸透した結果かもしれない』
ケイP『チームヒーローはRPG以前からあったけど、主人公の万能性の排除と、仲間の役割の強化は80年代後半から90年代辺りに始まったのかもしれないッピね』
晶華「主人公の活躍とそれを支える仲間たちの構図が昔風で、主人公と等価で個々に魅力的な仲間たちとの関係性のヴァリエーションが広がったのが80年代以降?」
009『主人公がケガで療養中とか行方不明な状態でも、キャラの立った仲間たちのドラマを描くだけで普通に事件解決して、主人公いらないじゃん、とまで来るのが「キン肉マン」とか「星矢」とかのチーム物だったりもするな。さすがにそれだと締まらないので、最初と最後は主人公に見せ場を用意するんだけど、魅力的な脇を固めるキャラの勝つか負けるか分からない途中の戦いの方が、先の読めないストーリーとしてハラハラドキドキできることもあるし、主人公が負けても(それ自体がサプライズ)、主人公の代役ができるキャラが育っていれば、交互に助け、助けられるドラマが成立する』
翔花「前は助けてもらったが、今度はこっちが助ける番だ……って関係はエモいわね」
009『負けられない孤高の主人公の話もいいけど、負けを通じて浮かび上がるドラマの方にも基本フォーマットが構築されたのが80年代半ば以降だと思う。具体的には、1号ロボが負けて2号ロボが登場する商業フォーマットが確立する頃から』
晶華「ああ。主役以外の関連グッズも商売にしようという時代性もあったわけね」
009『ソロの大物からグループアイドル路線に移り変わる芸能界の変遷とつなげる考えもありだけど、ガオガイガー33話と34話は勇者ロボ軍団の魅力がポイントの回だ』
翔花「ええと、今回のDD話は、35話と36話って言ってたよね。話が違わない?」
009『まあ、聞いてくれ。TV版のガオガイガーでは、前半のボスであるEI01パスダー戦で、ガオガイガー以外の勇者ロボの超AIが機能停止して、目覚めなくなったんだ。だから、次の原種戦でガオガイガーは仲間たちのフォローがなく孤軍奮闘し、最強武装のゴルディオンハンマーも使用できずに敗退したんだ』
ケイP『ラスボスを倒した翌週に、新たな敵の襲来でボロボロにされる主人公ロボという構図は、まるでマジンガーZの最終回みたいだとも言われたッピね』
009『で、マジンガーZを新たな勇者グレートマジンガーが助けたように、戦闘能力を失い絶体絶命のガオガイガーを救ったのがキングジェイダーだったんだが、スパロボDDの話では、他の勇者ロボのAIが機能停止することもなく、ガオガイガーを支援する味方のスーパーロボットもいっぱいいるし、ガオガイガーも強化武装を前倒しで受けとった結果、自力で原種の初襲来を乗り切ったんだな』
晶華「おかげで、キングジェイダーさんの鮮烈なデビュー戦が再現できなくなった、と」
009『そして、TV版だとガオガイガーの仲間がマイクだけしか残っていなかったんだけど、マイクが量産されて兄弟合わせて13体もいて宇宙を舞台にマイク軍団が活躍したり、謎の助っ人ジェイアークの活躍を描いたり、主役が本領発揮できない状態ながら超展開を示して、半ば予測不能の盛り上がりを見せるんだが、33話と34話でガオガイガーのピンチに、それまで眠っていた氷竜、炎竜、ボルフォッグ、ゴルディーマーグの4体がついに目覚めて、最強勇者ロボ軍団の復活劇を盛り上げたんだ』
翔花「だけど、スパロボDDではそもそも、勇者ロボが眠らなかったせいで、その感動が割愛されてしまった、と」
009『代わりに、異世界から別の勇者が来臨したわけだな』
晶華「ほんの3話ほどの短い交流で、GGGの勇者ロボットたちは、ブレイバーンさんに非常に感化(汚染?)されてしまったみたいね」
009『いや、それだけじゃなくて、フルメタル・パニックの戦術サポートAIのアルもいろいろ思うところがあったらしい。パイロットの宗介氏に、「戦闘中に士気を高揚させるためのBGMを流すことを提案します」「いらん」というやり取りがあったり』
ケイP『マクロス7の熱気バサラが参戦していないことが残念だッピ』
009『というか、その場にマイクがいなかったことが残念だな。で、そういう楽しいAIロボ談義に、生真面目な風龍・雷龍コンビが一時配属されて、シンメトリカル・ドッキングの秘密を探ろうとしている流れが面白い』
翔花「シンメトリカル・ドッキングに必要なのは?」
009『熱い勇気だ』
晶華「いかにもブレイバーンさんが言いそうなことね」
009『いや、本家はガオガイガーさんだろう。人事を尽くして、足りないところは勇気で補えってアニメだからな。ここで勘違いしていけないのは、ガオガイガーって凄く科学的な合理性を重視したSFロボアニメなんだ。スーパー系の魂を持ったリアル系世界観と言ってもいい。何でも勢いで解決する頭の悪いロボアニメじゃなくて、Gストーンという奇跡を起こす宇宙由来の魔法の石を除くと、リアルなサイバネティック描写と緻密なSF考証に裏付けされた完成度の高いSF作品と言える。勇者王の名は伊達じゃない』
翔花「で、風龍さんと雷龍さんが勇気の何たるかを学んで、晴れて仲間入りね」
009『いや、今回は仲間を守って重傷を負った形で顔見せ退場した。合体形態の撃龍神が仲間になるのは、後日改めてということになりそうだ』
009『そんなわけで、途中でいろいろと原作と違う展開に寄り道脱線しながらも、何とか原作の物語に帰結したガオガイガーなんだ』
晶華「その間、キングジェイダーさんは?」
009『原種の後をストーカーみたいに追っかけてる』
翔花「キモ」
009『ソルダートJはキモくない。サイボーグ002をモチーフにしたクールな戦士だぞ』
晶華「でも、まだ仲間にはならないのね」
009『とりあえず、今回はきちんと登場して、ライバルの凱にゾンダークリスタル集めを邪魔するな、と警告した。あと、護の浄解能力が原種相手には役に立たないことを伝え、対原種戦は自分に任せるように告げて去ったわけだ』
晶華「元ゾンダリアンのピッツァさんが、元の姿を取り戻してゾンダーや原種に故郷の星を滅ぼされた恨みを晴らすために戦うんだけど、独自行動で共闘するわけじゃないと言ったところね」
ケイP『キングジェイダーがユニットとして実装される日が楽しみだ、とマスターNOVAの思念が伝わってまいりました』
翔花「思念じゃなくて、直接、言えばいいのに」
009『今から登場しても、意味がないだろう。さあ、次はデスティニーガンダムの登場だ』
晶華「でも長くなったので、次の記事に続きます」
(当記事 完)