Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

帰ってきた妖精女王ズ(SW続Fガーデン準備編1)

とりあえず見切り発車

 

晶華「あれ? 今回はダークタワーの話じゃなかったの?」

NOVA「お前があまりにも妖精郷ってうるさいからな。娘のリクエストに答えておくのも、大切かな、と思ったんだ。もうすぐ誕生日だし、花粉症バスターをプレゼントされたくないし」

翔花「新カテゴリーの『続フェアリーガーデン』ね。何だか新鮮な気分」

晶華「で、今回は何をするの?」

NOVA「前回の記事で『名誉点の使用』と書いている。それについての話だ」

009『名誉点と言えば、ウォーリーダー技能の鼓咆の効果範囲に関係するな』

NOVA「ああ、鼓咆な。太鼓の咆哮って字で鼓咆が正解なんだが、どうも俺は鼓砲って誤字をしていた時期があって、最近、気を付けようと思った次第だ。最初はきちんと鼓咆って書いていたんだが、第3部辺りから誤字り始めた。手書きならミスらない類なんだが、漢字変換で出やすい字に流された感じだな。石へんの砲と、口へんの咆じゃ、前者の方がよく使うので」

晶華「鉄砲、砲台、砲門、遠距離砲、砲撃、キャノン砲、バルカン砲、銃砲、砲弾、荷電粒子砲……確かに、そっちの方が言葉も多いよね」

NOVA「無鉄砲とか、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとか、砲丸投げとかな。一方で、咆の字は咆哮と、SWオリジナルの鼓咆でしか使ったことがない」

翔花「口へんの咆って、どんな意味?」

NOVA「咆(ほ)える、つまり大声で叫ぶんだな。俺は吠えるの字を使うことが多いが、吼えるという字もある」

翔花「同じ『ほえる』でも意味が違うのね」

NOVA「同訓異字って奴だな」

翔花「どう違うの?」

NOVA「吠えるは、犬みたいな獣がワンワン騒ぎ立てる感じだな。『弱い犬ほど、よく吠えるわ』という言い草でよく使われて、あまり恐ろしい感じがしない。ほえ〜って感じか。それに対して、咆えるは、ライオンやトラなどの大型猛獣がガオーとか轟き叫ぶ漢字だな」

翔花「がお〜って感じね」

NOVA「ひらがな表記すると、途端に可愛いイメージになる表記マジック」

009『がおがいが〜とか、がおれんじゃ〜だと、4コマパロディーっぽいもんな』

晶華「吼えるはどうかしら?」

NOVA「ニュアンスの違いっぽいが、普通にウオーッて気合いを入れて叫ぶのが、吼えるって感じ? 俺的には牽制弱パンチが吠えるで、普通の中パンチが吼えるで、必殺技の昇龍拳が咆えるになるかな」

009『肘打ち、裏拳、正拳、とりゃあが吠える。爆熱ゴッドフィンガーが吼える。石破天驚拳が咆えるだな』

NOVA「そうそう、そんな感じ」

晶華「その例えで、分かる人がどれだけいるのかしら」

NOVA「うちの読者なら分かるだろう」

晶華「また、そうやって読者さんのハードルを上げるようなことを言うんだから。もっと一般的に分かるような喩えを使わないと、説明にはなってないわよ」

NOVA「じゃあ、どう言えって言うんだよ?」

晶華「そうね。妖精魔法に例えるなら、吠えるが1レベルの【ファイアボルト】(威力10)、吼えるが5レベルの【フレイムアロー】(威力20)、咆えるが11レベルの【ファイアジャベリン】(威力50)と言ったところかしら」

翔花「そっちの説明の方がマニアックだと思うけど」

晶華「いいのよ。ソード・ワールドの記事なんだから、ソード・ワールドのルールで説明するのは当然でしょ。数字も書いているんだから、ばっちり印象が伝わるはず」

NOVA「なあ。元は獣が吠える(吼える、咆える)の話なんだから、妖精魔法よりもドルイドの森羅魔法で例えた方が分かりやすいんじゃないか。吠えるは1レベル【ウルフバイト】とか、吼えるは7レベル【コングスマッシュ】とか、咆えるは9レベル【ボアラッシュ】とか」

 

ケイP『漢字の勉強だか、魔法の勉強だかよく分からないけど、今回のメインテーマは名誉点の話だッピ』

 

名誉点とは

 

翔花「ねえねえ、NOVAちゃん。名誉点って何?」

NOVA「何だ、そんなことも知らないのか?」

晶華「私もよく知らない。だって、妖精郷ではもらえなかったもん」

009『実は、ぼくも詳しくは知らないんだな。ソード・ワールド2.0から導入されたルールだが、使ったことがないし』

NOVA「娘はともかく、お前はTRPG歴20年を越えるベテランだろう。ルールブックを普通に読んで研鑽できたはずだ」

009『だって、ソード・ワールド2.0は2008年に発売されたゲームなんだから、2009年人のぼくにとっては、未知の要素も多いんだって。あんただって、昨年に発表された天地使いジオマンサーの「相域」ルールとか、まだ把握してないだろう?』

NOVA「実のところ、バードの呪歌の終律ルールとか、ドルイドのシンボリックロアとか、よく分かっていない。ルールは流し読みして、そういう技があることは知っているが、自分で実際にルール運用して使ったり、誰かのリプレイとか解説記事を読んで間接的にでも運用感覚をつかまない限りは、十分理解したとは言えんな。物を知っているのと、物を解説できるのとでは、大きな差があるわけだよ」

009『ぼくだって、名誉点というルールは知っているが、詳しく解説できるわけじゃない。さすがに、その点では2.0発売から10年以上の知見を誇る令和NOVA様に張り合うつもりはないさ。何だかんだ言って、ちゃんと勉強していたら10年差は大きいよ』

 

NOVA「そこまで持ち上げられたら、きちんと説明せねばなるまいな。名誉点とは、ゲームブック『サムライの剣』に導入されたルールで、武士として名誉ある行動をとれば加算され、恥となる行動によって減少し、それがゼロになれば切腹してゲームオーバーという画期的なルールだ」

晶華「何よそれ? 切腹しないといけないなんて、妖精郷の世界観だったら有り得ない。そんなルールは却下よ、却下」

009『おい、令和NOVA。何も知らない3歳の娘を騙すようなジョークを言って楽しいか?』

NOVA「いや、娘より先に、お前がツッコミを入れてくれると期待したんだが、娘の反応の方が早かったようだな。すまんすまん。俺が初めて名誉点という言葉を知ったのは、ゲームブックのFFシリーズだって話だ。FFシリーズのプッシュもしておきたいしな」

翔花「FFシリーズの名誉点はさておき、ソード・ワールドの名誉点は(ルールブックを読みながら)、ふんふん、なるほど、冒険中に手に入れた〈剣のかけら〉を冒険者の店に納めることで、獲得できるポイントね。妖精郷には冒険者の店が存在しないから、シナリオ設定で名誉点は獲得できなかったけど、妖精郷を脱出したら、冒険の達成段階によって名誉点が得られる仕組みになっていた、と」

晶華「お姉ちゃん、凄い。よく、そんなに分かりやすく説明できるわね」

翔花「その気になれば、わたしだって、ルールブックぐらい読めるんだから。それに、今までNOVAちゃんが断片的に説明していたことをまとめると、これぐらいの推察は可能よ。いわゆるゲーマーを名乗る者の常識ってことね。断片的な情報から、物事の本質を見極めるってのは」

晶華「さすがは、知識ではなく、知恵とか判断力の高いお姉ちゃんね。だったら、私も負けていられない。NOVAちゃんのボケに、適切なツッコミを入れられるぐらいは勉強しないと」

 

NOVA「思いがけず翔花が説明してくれた知見に付け加えると、〈剣のかけら〉はモンスターを強化するシステムだな。同じモンスターでも、シナリオボスは〈剣のかけら〉が体内に込められた影響で、HPやMP、抵抗力が補強されている。それを倒すことで、通常の戦利品の他に〈剣のかけら〉が手に入る。〈剣のかけら〉は1つ200ガメルで売るか、名誉点1D6点に変換できる。通常はパーティーの相談で、お金にするか名誉にするか選べるんだが、ミストキャッスルや妖精郷シナリオでは名誉点にできず、200ガメルにする一択だった。一方で、ミストグレイヴでは逆に、お金にはできずに蛮族名誉点に加算する独自システムを持っている」

晶華「お金が手に入りにくい妖精郷では、〈剣のかけら〉と交換する200ガメルが重要な資金源だったのよね」

NOVA「さて、名誉点のルールは2.0と2.5で大きく変わったので、2.5のルールで2.0時代のシナリオをプレイしている現状では、旧版の名誉点ルールで運用している形だ」

009『何が違うんだ?』

NOVA「旧版は、名誉点が貯まると自動的に有名人になった。妖精郷から帰還した君たちのキャラクターは、獲得名誉点500点により、あと1点で『都市レベルの有名人』になりかけている」

晶華「それは、どれぐらい凄いの?」

NOVA「比較対象として、魔神ハンターのマッスルG太郎を挙げると、彼の現在の合計名誉点は357点で『都市レベルで名前が通じる』程度だ。彼が名乗ると、町の人は『ああ、あなたが烈火団の……』と反応する一方、君たちの場合は名乗らなくても、『ああ、あの人は知ってる。確か、妖精郷から帰って来た冒険者だろう』って反応するわけだ。きっと、サイバ☆リオンが小説を書いて、そこそこ売れたんだろう」

009『小説が売れても、作者の顔が知られるとは思わないがな。写真のある時代なら、ともかく』

NOVA「ラクシアにはあるぞ、写真」

009『あるのかよ』

NOVA「魔動機術にはレベル8で【マナカメラ】があるし、映像再生技術や印刷技術は都市レベルだと結構発達している。少なくとも、著者近影ぐらいはあるんじゃないかな。もちろん、現在ほどの大量印刷はされていないだろうけど、出版物のファンだったら作者の顔ぐらい知っていても別に不思議じゃない」

009『ストーカーを警戒しないといけないか』

晶華「カシュミーラは?」

NOVA「特徴を良くとらえた挿絵イラストが掲載されているんじゃないか?」

晶華「思ったよりも近代化されているのね、ラクシアって」

NOVA「地方によるな。俺のイメージだと、西洋中世っぽいのがフォーセリアで、14世紀イタリアのルネサンス期から大航海時代の文明レベルがラクシア。つまり近世だ。もちろん、ところによっては飛行船が飛んでいたり、鉄道が走っていたりで、19世紀のスチームパンクっぽいところもある。当ブログでは、牧歌的な妖精郷とか、蛮族支配下の霧の街とかが舞台になっているせいで、あまり発達した文明のイメージを示せなかったけど」

翔花「バイクを走らせて、ヒャッハーって叫ぶ程度には文明的ってことね」

晶華「ヒャッハーは文明的じゃないと思う」

 

009『とにかく、ぼくたちは都市レベルの有名人ってことだな』

NOVA「ああ。厳密には1点足りないけど、誤差の範囲だ。地元であれば、ほとんどの人間から顔と名前が一致して覚えられている。そして、国家レベルでも名前が浸透し始めている段階。なお、具体的な名誉点算出は以下のとおり」

 

・称号「妖精郷からの帰還者」 名誉点300点

・称号「妖精郷の解明者」 名誉点100点

・称号「妖精郷の救出者」 名誉点100点

 

NOVA「カシュミーラの目的である財宝入手も達成できていれば、『妖精郷の制覇者』の称号も得て、名誉点+100点。さらに、魔女を倒すという真のエンディングまで到達していれば、『妖精郷の解放者』の称号を得て、250点以上の名誉点に達するわけだ」

 

名誉点の使い方

 

晶華「それで名誉点をゲットして、有名人になったら、何が得するの? アイドルになって、チヤホヤされるってだけかしら?」

NOVA「まあ、チヤホヤされて、ファンの人が自分の頼みを聞いてくれるとか、便宜を図ってくれると得だよな。逆に、『私はあなたのファンです。だから、あなたはファンのために、頼みを聞いてください』なんてことを言い放つ図々しい輩に付き纏われるのは勘弁して欲しい」

翔花「たまにいるよね。ファンの名を騙るストーカーって」

NOVA「普通は、ファンが推しのために何か有益なことをして尽くすのがファンの流儀ってもんであって、ファンだから推しに何かを要求するというのは、ファンの道に外れた過剰要求と考える。『私はあなたが好きです。だから、応援してるし、あなたのために何かをしてあげたい。あなたの不利益になるようなことはしません』というのが、普通のファンってもので、頭のおかしいファンもどきは『私はあなたが好きです。だから、あなたを応援してる私を喜ばせてください』って気持ちが過剰にエスカレートしがちなんだ」

009『でも、それって普通じゃないのか? 自分を喜ばせてくれるから、ファンになるんだろう?』

NOVA「たとえば、作家のファンは『面白い小説を書いてくれる人だから、ファンをやってる(書き手と読み手の関係)』んだが、行き過ぎたファンもどきは『小説を書く以上の過剰なサービスを求める』わけだな。小説のファンレターに作品への要望を書く分にはまだいいんだが、『私はあなたのファンです。だから、あなたも私の小説を読んでアドバイスして下さい』ってのは、立場を踏み越えてる行き過ぎた要求と言えるし、『私はあなたのファンです。だから、私と個人的に会って云々』と、好きが暴走して制御できないのはどうかと思うわけだ。まあ、気持ちはよく分かる。俺も好きな作家氏に対しての距離感がつかめずに、変な遠慮をし過ぎたり、過剰に踏み込み過ぎたり、人間関係が見えていなかった時期もあったからな」

009『……若気の至りというか、恥ずかしい黒歴史って奴だが、こういうのは男女構わず、恋心みたいなものだろう。憧れと言ってもいいが、「敬愛する相手と特別な関係でありたい」ってのは』

NOVA「それで同じ組織とか、仕事仲間とか、趣味仲間とか、何らかの共通項、付き合う理由を構築し、縁を上手く紡ぐことで、ある程度の親密さを保つこともできるし、そういう縁で満足できずに、付き合う理由を踏み潰していきなり裸の付き合いなんてことを言い出して、変な終わり方をすることもある。程々の付き合い方とか、人付き合いの上での節度とか、いろいろ人間関係に必要なものはあるんだが、名誉点は『プレイヤーキャラがNPCに対して、社会的な信頼関係を構築するためのコネ作りルール』でもある」

晶華「名誉点を支払うことで、有名人とお近づきになれるってことね」

NOVA「名誉点は、冒険者としての信用の証だからな。国のために蛮族や魔物を倒した英雄だから、王族と知り合いになったり、いろいろと便宜を図ってもらえる。現実で言えば、有名作家は名誉点を稼いでいるだろうし、アマチュア作家はその程度の扱いだ。ただし、複雑な現代社会でのコネというのは、ゲームのように単純に一元化されたものではないし、世間一般では知られていなくても、同好の士の間では尊敬されている人間も多い」

 

009『TRPGでも、キャラクター個人の能力だけでなく、社会での立場や名声をシステム化したルールはあるな』

NOVA「クラシックD&Dでは、経験点を貯めてレベルが上がれば、自然に称号を獲得していき、社会的立場も高まっていくシステムだった。戦士は君主になるし、僧侶は大神官と呼ばれるようになるし、魔法使いも大魔法使いに、盗賊はギルドマスターに昇格していく出世街道があって、それとは別に流浪の旅人としてのコースも用意されていたわけだ」

晶華「『ロードス島戦記』でも、英雄王や宮廷魔術師、神殿や盗賊ギルドの長などの出世コースがあって、パーンさんみたいに、騎士なのに王族にはならなかったケースが珍しいものね」

NOVA「一つの国に縛られてしまうと、助けられない者がいることを知ったし、自分自身が王でなくとも、王族とのコネがいっぱいあって、『ロードスの騎士』という国家の枠組みを越えた名誉称号を与えられ、さらに遠くアレクラスト大陸のリウイ王子に協力して、フォーセリア世界を救うほどの活躍をしたわけだ」

晶華「フォーセリア世界で、大陸を越えた活躍をした戦士・騎士って、アレクラスト→ロードスのカシュー王やリウイさんと、ロードス→アレクラストのパーンさんと、ロードス→クリスタニアのアシュラムさんぐらいだっけ?」

NOVA「公式に、俺が知る限りはな。後はアレクラスト→ケイオスランドという清松さんの小説キャラもいるが、未完で終わったのが残念だ。クリスタニアからロードスに渡って来た神獣の民とかがいれば面白いと思うし、ファンの2次創作とかTRPGのオリジナルキャンペーンとかでそういう話を作った人もいるかもしれない。俺も、ロードス→アレクラストに渡る非公式物語をマスタリングしたことはあるし」

 

翔花「って、名誉点の話から外れているし、どうしてロードスとか旧ソード・ワールドの話になってるのよ?」

NOVA「ああ、話が飛躍したようだな。ここで大事なのは、冒険活動を続けるうちに社会的立場を獲得して歴史に名前を残していくケースと、人知れず世界を救うことで伝説の民衆英雄になるケースがあって、現ソード・ワールドの名誉点は前者の社会的立場を向上させるためのシステムとして実装されたわけだ」

晶華「名誉点が貯まれば、女王にだってなれる?」

NOVA「名誉点1万で王位を買えるぞ」

晶華「名誉点500だと?」

NOVA「150点で騎士位が買える。750点で男爵位が買える。ただし、爵位を買うのは領地経営の責任を伴うので、毎月の収支チェックを行うことになり、2D6で6以下の出目だと赤字になって、自分の所持金から払えないと爵位を売却しないといけなくて、名誉点が消失する可能性さえある」

晶華「つまり、自分の領地の赤字損益を賄うために、冒険しないといけないこともあるのね」

NOVA「まあ、名誉点100点を犠牲にして、1万ガメルの借金を踏み倒すルールもあるけどな」

009『借金踏み倒し貴族のキャンペーンか。それはそれで面白そうだな』

NOVA「公式のリプレイでは見たことがないけどな。せいぜい、爵位と領地を失った蛮族の貴族の放浪譚ぐらいだ」

翔花「爵位以外にも、名誉アイテムを買ったり、住宅を買ったり、作家や劇団に自分の冒険物語を書かせたり上演させたり、称号を獲得したりできるのね」

NOVA「他にも、有名NPCとコネを構築する、武術の流派に入門して奥義を習得する、名誉点事業を立ち上げて経営者になる……といった使い方があったなあ、2.0では」

 

2.5の名誉点ルール

 

009『今の2.5ルールでは何が変わったんだ?』

NOVA「名誉アイテムの購入と、有名NPCとのコネは現在も残っている。まあ、NPCリストはテラスティア大陸の人物からアルフレイム大陸のものに置き換わっているけど、十分な名誉点があれば、(シナリオの物語とは関係なく)王さまの友人になることだって可能だ」

晶華「冒険中に助けた王族と親密になるのは、名誉点を使わなくてもいいってこと?」

NOVA「そうだ。シナリオなんかでGMが決めたり、プレイ中のロールプレイでNPCとの人間関係が構築されていくことは、名誉点とは関係ない。名誉点を支払えば、物語での蓄積がなくても、冒険者の噂を聞いた王族とかが興味をもって『個人的に会ってみたいのだが構わないだろうか』と打診して来ることも有り得るわけだ。まあ、これも結局はGMやプレイヤーのストーリーをどうすれば盛り上げられるかの話し合いや駆け引きによるんだが、名誉点さえあればプレイヤーの側からの多少のゴリ押しもルール上は可能になるわけで」

009『有名作家であれば、出版社の主催するパーティーに招待されることで、交友関係が構築されることもあるわけだな』

NOVA「そういうパーティーに会社のコネで参加させてもらって、顔をつなぐ機会も新人見習いに与えられたりもしたんだが、結果として、そういうチャンスを上手く活かせなかったなあ、と苦い思い出がある」

翔花「へえ。NOVAちゃんもそういうことがあったんだ」

NOVA「何度かはな。ただ、当時はコミュ障で、チャンスを上手く活かせなかった反省はあるし、かれこれ25年ぐらい前の話だよ。まあ、今だったら、もっとマシな立ち回りができるという脳内イメージはあるが、実践する機会は巡って来ないし、積極的に作ったりもしていないので、せいぜい想像の糧でしかない。まあ、成功しようが失敗しようが、経験したことは創作や思考の材料にはなる。むしろ、失敗した方が、後からあれこれ反省して考察を深められるから、致命的なミスでない限りは、良い経験だったと思うようにしている。少なくとも、『昔の自分はバカだったよ(苦笑、あるいは豪快な哄笑)』と話のネタにはできるしな」

009『そんなことを言ってる今の自分がバカじゃないとは限らないけどな』

NOVA「昔はできなかったこと、考えられないことが、できるようになったり、考えられるようになるのが成長なんだが、成長してもバカなことをしでかしたりはあったりする。まあ、バカをしでかして、上手く取り繕えるようになることも成長だと思うし、失敗から上手く立て直す経験を経てこそ、大きなことができる場合もある(面白いドラマではありがち)。逆に、いかにチャレンジしつつ、失敗のリスクを最小限に抑えるかを重視するマネジメントもあるし、失敗することも織り込み済みでフォローする手立てを考えるのが、本当の意味での慎重派だと思うことも」

 

晶華「NOVAちゃんの寄り道脱線だらけのブログ記事も、ある意味、失敗みたいなものだもんね」

NOVA「『名誉点のルール』をテーマに、思いつくことを気ままに語っているだけの駄文だもんな。少なくとも、プロのゲームのルール紹介文だったらボツをもらうことは間違いないが、俺の一人ブレーンストーミング脳内会議としては、良い研鑽になってるつもり。読者が読んで楽しい文章かどうかは知らん。そして、何より大きな問題が一つある」

翔花「何?」

NOVA「さっきから、ケイPのセリフがなさ過ぎる」

ケイP『ケピッ!?』

NOVA「これによって、今の俺が一度に扱えるキャラ会話は3人から4人までということが判明した。5キャラを扱うと、全く会話に参加できない者がいるようだ。ケイP、今、この場でお前がいる存在意義が俺には見えん。何か芸を見せろ」

ケイP『ケピピピン。無茶振りだッピ!』

NOVA「……とケイPイジりはこれぐらいにして」

ケイP『イジりじゃなくて、イジメだッピ』

 

NOVA「まあ、現実では口を開かずに、黙って聞きながら頷いているだけでも、場には参加したことになるからな。大事なのは、場の会話から何を学んだかってことだから。

「さて、2.5の名誉点ルールのうち、『武術の流派』と『名誉点事業』はこれから実装される可能性は十分にある。どちらも、2.0時代の基本ルールにない、サプリメント掲載の追加ルールだったからな。一方、完全に置き換わったのが『冒険者ランク』だ。2.0では自動的に高まった名声が、2.5では冒険者ランクを購入する形に変わり、自分のキャラの知名度をプレイヤーがコントロールできるようになった」

晶華「名誉アイテムや、有名人とのコネのために名誉点は欲しいんだけど、自分が有名にはなりたくないってプレイヤーも多いのかしら」

NOVA「有名になることのリスクもあったり、キャラの性格や背景で目立ちたくないケースもあるのかも(引っ込み思案だったり、裏稼業の関係者だったり)。それと、今のルールでは爵位とか、家とかが買えなくなったんだよな。もしかすると、今後のサプリメントで『冒険者冒険者ランク以外で、社会的立場を得るためのルール』が改訂実装される可能性もあるのかもしれないが」

晶華「冒険者ランクとか名誉点のルールって、冒険者じゃないヴァグランツとは相性が悪いのよね」

NOVA「昨年は、冒険者ではない無法者・放浪者のヴァグランツとか、魔導学園の生徒といった異なるプレイスタイルを提示したソード・ワールドだったが、今年はその辺をさらに掘り下げるのか、それとも社会人冒険者を名誉点で補強するルールが再実装されるのかが気になるところだ」

009『ああ、なるほど。ヴァグランツも、学生も社会人ではないという共通点があるのか』

NOVA「ソード・ワールド冒険者は、冒険者ギルドというトラブルシューター専門職に従事する人材派遣労働者だからなあ。社会では認められた職業なんだが、ヴァグランツや学生は既存の社会システムに組み込まれていなかった立ち位置で、いざ運用しようと思うと面倒そうなんだな」

晶華「冒険者ギルドの恩恵が使えず、名誉点が獲得しにくいってことね」

NOVA「言わば、防衛チームに所属してるのが定番のウルトラマンで、風来坊が主役のウルトラマンオーブや、一般人家族のルーブ、あるいは学生ドラマの無印ギンガがこれまでのお約束とは違うストーリー作りを示したのと同じ苦労をGMに求める形になるわけだ」

009『そのためのサプリなんだろう? こいつらは』

NOVA「俺としては、アウトロー本の先の展開は、アルフレイムとテラスティアやレーゼルドーンとの大陸間交流展開を期待してみたんだが、海外ではなくて内陸部の荒野の旅とか、学園生活の二本立てで、いまいち内向きになっている気がしている」

翔花「不満なの?」

NOVA「次の先行きがどうなるのかな、って不安を感じる頃合いだ。ワクワク広がるならいいんだけど、どうも方向性が小ぢんまりと縮むように感じてな」

009『海外に広がる展開は、こっちが担当しているから、同じベーテ氏が変化を付けた可能性もあるがな。海のパグマイアと、内陸荒野のソード・ワールドって感じで』

 

NOVA「名誉点絡みの話は、もう少し考えたいことがあるので、次に続けるつもりだ。とりあえず、パーティーネームとコネに関する話になると思う」

(当記事 完)