Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妖精郷の観光ガイドその3(南西エリア編)

観光ガイドはつづく

 

晶華「さて、NOVAちゃんの正月休みが終わって仕事で忙しい間に……」

翔花「勇者ショーカと……」

晶華「アッキー先生の……」

Wショーカ『妖精郷ガイド、はじまりはじまり〜♪』

 

ケイPブラザーズ『できれば我々もあいさつ名乗りに加えて欲しいんだけど〜』

 

晶華「分かったわ。次のあいさつには混ぜてあげる」

翔花「今年は何ちゃらブラザーズが旬みたいだしね」

晶華「さて、前回は雪山登山は大変だろうなあって話で、終わったんだけど」

翔花「寒い話は置いておいて、南西の暖かいところに向かいましょう」

晶華「今回のガイド先は、【風車の谷】【鳥籠の木】【白百合の谷】【崩れゆく場所】【砂に埋もれた街】【巨人たちの墓場】の6ヶ所よ。数が多いので、余計な寄り道はしないで、さっさと進めるわ」

 

風車の谷

 

晶華「ここは妖精郷2大集落の一つで、魔法ネコのドリアさんが建設に尽力した村があるの」

翔花「へえ。ただのスイーツ好きのネコだと思っていたら、ちゃんと人様の役に立っていたのね」

晶華「一応、ドリアさんは魔法工房でマジックアイテムを作るのが本来のお仕事なんだけど、マジックアイテムって値段が高いので、金欠になりがちな妖精郷ではこれまであまり利用価値が少なかったのよ」

009『だがしかし、これからしっかりお金を稼ぐべく頑張れば、ドリアの魔法工房も、しっかり役立たせられるはず。そのためには、定期的に村に立ち寄り、ここでクエストを受注していくのも資金稼ぎの方策の一つ』

晶華「ああ。採取ポイントにマメに寄ったり、村でクエスト受注しながら報酬をいただいたり、そういう冒険に励めばいいってことね」

009『実際、ケットシーのミッションでは金銭報酬が得られないから、モンスターからの戦利品だけで資金を賄ってきた形になる。妖精郷でお金を稼ごうと思えば、採取ポイントでアイテムを拾って売るとか、人族の村で仕事を受注するとか、普通の冒険者とは違うやり方を考えないといけないんだな』

晶華「だけど、今までは寄り道で時間を掛け過ぎると、転移の魔法陣でラクシアに帰還するのに失敗する可能性があったから、できるだけ急いでミッションを果たそうとしてきたものね」

翔花「これからはラクシアに帰還することが簡単になったから、いくら寄り道してもタイムオーバーになることはない、と」

009『だから、稼ぎポイントをしっかり確認するための妖精郷ガイドだ。南西エリアに来たら、極力、村に立ち寄って仕事が受注できないかを確認する。今だと1回の仕事で800ガメル稼げる。1人800ガメルだから、4人で3200ガメルになる計算だ』

晶華「それでも冒険者の相場では安いのよね。8レベルの冒険者の報酬は、1人5000ガメル前後って話だから」

009『冒険者の店という社会制度が機能していると、それぐらいもらえるって話だ。妖精郷では冒険者の店というシステムがないから、実質的にヴァグランツみたいなもの。ヴァグランツは冒険者の店の枠外にある風来坊だから、金持ちのパトロンを見つけるなり、遺跡荒らしを生業にするなり、悪党がたんまり稼いだお金をせしめるなり、いろいろな報酬の出し方の工夫をGMが考えないといけない』

 

鳥籠の木

 

晶華「ここは、本好きの鳥女ディーラの巣になっているのよね」

009『真にもって素晴らしい、と言いたいが、ここでのイベントはあらかた済んだ。レベル11以降なら、鳥籠に囚われている偽アラマユが登場するんだが、それ以前に立ち寄っても、鳥籠トラップに引っ掛かるだけで、何の得にもならん。しばらくは立ち寄る意味がないだろうな。まあ、GMがここの本で入手できる情報を新たに用意してくれるなら別だろうが』

晶華「冒険の目的地を見失ったときに、ヒントを調べられる場所と言ってなかった?」

009『プレイしていた時はそういう位置付けだったけど、今の妖精郷ガイドが今後の冒険のヒントみたいな物だからなあ。そうそう手詰まりになることはないと思う』

翔花「とにかく、真のアラマユの魂を継ぐ者としては、偽アラマユの存在は許せないので、レベルが上がったら早速殺しに行きましょう」

ケイP『翔花ママ、その発言は物騒だッピ』

翔花「いいえ、今のはエマお嬢さまのセリフよ。海賊の汚名を着せられた聖戦士なんだから、過激なセリフの一つや二つ、言えなくてどうするの?」

ケイP『前はそんなキャラじゃなかったはずなのに……』

翔花「あれ? 不死鳥の剣を振り回して、ヒャッハーって魔動バイクを乗り回す世紀末聖戦士じゃなかったっけ?」

009『もう一度、過去記事読んで、キャラの言動を確認する必要があるかもな』

翔花「とにかく、バイク乗り魂を持った爆走聖騎士だったと記憶するんだけど」

 

白百合の谷

 

晶華「ここが問題のエマ・ショーカ救出の地ね」

009『妖精郷のリプレイ記事が数ある中で、GM担当の令和NOVAが最も暴走していた記事なのは間違いない』

翔花「この暴走具合に比べたら、わたしの演じるエマさんは、まだ可愛い方だと思うけど」

ケイP『確かにそうかもしれないッピ。秋のスパロボ脳とは別の方向に、マスターNOVAの思考回路が振り切れちゃってる記事だッピ』

晶華「とにかく、レベル17のヴァンパイアリリィ、ディアナ・ラフィーダからエマさんを救出するシナリオを、NOVAちゃんが勝手に公式シナリオからオリジナルアレンジして、激走アクセルチェンジャーした妄想リプレイってことね」

009『令和NOVAは、これが自分の妖精郷リプレイ最高記事だと思ってるらしいからな。SNEスタイルとは程遠いだろうけど』

翔花「それでも、ここの大イベントは公式でも、吸血鬼に囚われた少女救出ってことよね」

009『公式シナリオと違うのは、その囚われの娘がアラマユの魂を受け継ぐ片割れで、4人めのプレイヤーキャラになるという改変だな。それと、ここは現在、アラマユのスーパーパワーで結界に封印しているので、容易に侵入できない。それに下手に侵入すると、怒れる吸血鬼ディアナと遭遇することになるだろうから、それを倒せるぐらい強くなるまではやめておいた方がいい』

晶華「観光ガイドとしては、入るな危険、と記載しておくべき地ね」

翔花「そんなことが書いてるガイド本があるかはともかく、危険度大ということは納得したわ」

009『ただし、この地の奥に不死神メティシエの神殿があって、そこに〈闇の水晶塔〉があるんだな』

晶華「雪山同様に、命懸けの封印解除ポイントってところね」

 

崩れゆく場所

 

009『妖精郷危険スポットはまだ続く。ここに来ると、異界の魔力の影響で体に異変が生じたり、魔神に襲われたり、大崩落に巻き込まれてゲームオーバーになったりするぞ。スリルと興奮を味わいたかったら、はい、どうぞ』

晶華「メリットは何かあるの?」

009『魔神を倒したら、経験点がもらえる』

晶華「わざわざ、こんな危険な場所じゃなくても、他に稼げる場所があるでしょう」

009『確かに』

晶華「ええと、ここは確か、鍛治ネコのニョッキさんを助けた場所ね」

翔花「妖精郷崩壊の危機を最もストレートに味わえる場所ってことでいいのかしら」

009『この場所があるから、基本はのどかな雰囲気の妖精郷が、密かにヤバいということが分かって、緊張感を盛り上げるってところだな』

 

砂に埋もれた街

 

009『ここは砂の中に廃墟があって、一応、お宝を掘ったりすることもできるんだけど、砂嵐とか竜巻などのリスクもある。リスクを覚悟で、お宝探しをしたいなら、お勧めだ』

晶華「お宝かあ。どれぐらいの値打ちがあるの?」

009『最高で1万2000ガメルだけど、期待値的には1000ガメルぐらいかな』

晶華「運が良ければ、一攫千金を狙えるってことね。試してみる価値は十分あるかも」

 

巨人たちの墓場

 

009『ここは壊れたゴーレムの墓場で、ゴーレムの体を構成している魔材の採取が行える。イベントとしては、エマのハンカチはもう見つけたし、魔材採掘にこき使われていたコボルドはもう解放したし、特筆すべきことはあまりないな』

晶華「魔材っていくら?」

009『最低200G。最高680G。間をとると400Gぐらいかな』

晶華「南西エリアに用事があったら、【風車の谷】【砂に埋もれた街】【巨人たちの墓場】を順に回れば、それなりにお小遣い稼ぎができるってわけね」

009『採取ポイントに寄り道しまくって、機械的に金目の物を拾い集めるプレイが楽しければいいかもな』

晶華「お金が入手できるチャンスがあるなら見逃さない。それこそが女王の生きる道」

翔花「絶対にそれは違うと思う。女王さまはもっと気品を保たなくちゃ。お金にガツガツしてちゃ、誰も女王さまを敬ってくれないわよ」

晶華「だったら言い換えるわ。お金が入手できるチャンスがあるなら見逃さない。それこそがスカウトの生きる道」

ケイP『スカウトは盗賊みたいな職業ですから、それは正しいのだと思うッピ』

晶華「大体、カシュミーラの目的は妖精郷のお宝を手に入れることから始まったのよ。そして、最大のお宝が〈妖精王の冠〉だって聞いたから、女王を目指すようになったので、私の中では女王の道と、お宝探しが矛盾なく両立しているんだから」

009『まあ、お金に執着する女王がいてもいいとは思うけどな。経済感覚を備えた女経営者だと思えば、それなりに心強い存在だ』

(当記事 完)