Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

スパロボ脳な話4(3DSとVXTと30)

スパロボ30プレイ中

 

NOVA「30を絶賛プレイ中だ。数えてみると、21ミッションをクリアしていた」

翔花「今回は話数じゃないのね」

NOVA「ああ。今までは話数が固定されていて、第何話と言えば、プレイヤー間でおおよその話が通じるんだが、今回の30はミッションを自由に選択できる仕様になっていて、プレイヤーごとに攻略順番が全然異なるし、キーミッション以外のサブミッションが豊富だから、話数を言っても意味がないことになる」

晶華「自由にミッションを選べるってのは、妖精郷に近い感じね」

NOVA「確かに、ある程度の大筋はあって、要所要所の攻略順番は固定されていても、サブミッションを受けるかどうか、どういう順番で攻略するかで、味方になる機体が変わったり、会話イベントの組み合わせヴァリエーションが凄いことになってそうで、作るのが苦労しただろうな、と思う」

晶華「2年間、待った甲斐があったってものね」

NOVA「スパロボで一番楽しい期間って、発売予告がされて、新規参戦作品を見ながらワクワク想像を膨らませて、そして、だんだん発売日が近づいてきて、購入して、最初の一週間がピークだな」

翔花「その後は?」

NOVA「何だか熱が冷めたような感じで、平静な気持ちに戻る。その後は、作品によほどの牽引力がなければ、プレイがダレるし、仕事とか他の趣味とかに気が行ってしまって、未クリアのまま積みゲーと化すことがある」

晶華「もったいないじゃない? 最後までクリアしなさいよ」

NOVA「いや、大作ソフトを一気にクリアして、それでお終いって方がもったいないって感じるんだよな。未クリアのまま残しておくと、また無性に続きをプレイしたくなる時があるんだよ。だから、昔のハマり具合を思い出しながら、プレイを再開する。スパロボって昔の懐古と相性がいいんだな。久々に昔のゲームをプレイすると、歴史を感じて、懐古記事を書きたくなるし、今のゲームと昔のゲームの比較なんかもできて、時流を味わうこともできる。過去と現在と未来をつなげることこそ、時空魔術の奥義とは思わないかね」

晶華「NOVAちゃんがそれで幸せならいいんだけどね」

NOVA「ともあれ、ここまでの30の話は、仲間集めの最中だな。オリジナル母艦のドライストレーガーを中心にした物語で、艦長のミツバ女史が『地球統一宣言』をぶちかまして、古今東西のロボ戦力を結集しながら、邪魔する奴は力で粉砕し、武力をもって地球の平和を創り出そうというストーリーだ」

翔花「それって、世界征服って言うんじゃ?」

NOVA「うむ。かつてDC総帥のビアン・ゾルダークが主張したのと同じような言い分だな。違うのは、おっさんによる世界征服は悪と呼ばれるが、早見沙織声の21歳美人艦長による地球統一なら許されるという世界観らしい。なお、自軍のデフォルト部隊名はドライクロイツ(三つの十字架)で、ローマ数字の30(XXX)とか複数の意味があるんだが、略すとDCになるという話。まあ、厳密にはクロイツはドイツ語でKreuzだからDKなんだがな。英語にアレンジするとトリプルクロスでTCだし、ドイツ語と英語のチャンポンでDCにできるってことだろうか。こりゃ、2周めの部隊名をディバイン・クルセイダーにするといいかもな」

晶華「というか、今から2周めの話? そういうのを『取らぬ狸の皮算用』って言うんじゃ?」

NOVA「未来を夢見るぐらい良いじゃないか」

晶華「そう言うセリフは若者の専売特許よ。50歳のおじさんは未来を夢見るよりも、現実に生きなさい」

NOVA「だったら、このブログの存在意義が失われるじゃないか。それとも、スーパー現実タイムに改名したいのか? 俺から空想や妄想パワーが失われたら、花粉症ガールの存在すら消えてしまいかねないんだぞ」

晶華「うっ、それは困るわね」

NOVA「まあ、地に足つけながら、目は希望の未来に向けるのが俺の生き方だからな。過去の懐古記事を書くのも、それが歴史として未来の道標になると確信しているからだ。過去の因が現在の果に、現在の因が未来の果に、という言葉もある。現在は現実だが、過去も未来も心の中、想いの中にある。想い出のメモリーが過去で、それが現在の自分や世界の土台になり、そして芽生えた夢や希望が未来を形作るエネルギーになるわけだな。うん、つまり、50歳のおじさんが未来を夢見てもOKという理論だ。年をとったから夢や希望とは無縁ですって言うほど、枯れ果ててはいないつもりだぜ」

翔花「まあ、NOVAちゃんはリアル系じゃなくて、スーパー系が好きらしいし、過去でも未来でも、異世界でも、心の翼で飛んで行ったらいいんじゃないかな」

  

30は継承の話

 

NOVA「さて、ここまでプレイして感じたのは、スパロボ30が歴戦の英雄から、新世代の若者や少年たちに勇者の想いを継承する物語ってことだな。ガオガイガーから成長した護くんやジェイデッカーに継承された勇者魂とか、兜甲児や流竜馬、それにブライトさんが戦友として現役復帰しながら若者の活躍をサポートする立ち位置を務めたり、昔の戦争で活躍したヒーローに少年少女が憧れて、自分にできる戦いを頑張る流れが序盤だったりする。大人は大人キャラを活躍させるし、若者は若者キャラを活躍させることで、老若男女問わず、自分なりの部隊編成を楽しむことができる」

晶華「老若男女って、スパロボ好きの女子ってそんなにいるのかな?」

NOVA「まあ、レイアースは少女マンガだし、そもそも女艦長によるイケメンやショタなヒーロー集めての地球統一物語なんだから、女性が楽しむのもありなんじゃないか」

翔花「で、21ミッションをクリアしたNOVAちゃんは、現在、どんなストーリー展開なの?」

NOVA「地上ルートを選んで、地上のサブミッションを一通り攻略してから、宇宙に飛び出した形だな。地上ではサイバスターが先に仲間になって、宇宙ではSRXが先に仲間にできる形。どちらも、αの世界から30の世界に異世界転移したらしい。その後、宇宙ではナラティブガンダムおよびロンド・ベルのブライトさんに次いで、マジェスティックプリンスのチームと合流したんだが、その後、Vガンダムのリガ・ミリティア接触する前に地上に降りた」

翔花「どうして?」

NOVA「ナラティブガンダムの加入後に、ブライトさんの旧友の手がかりがあると聞いたからな。ウッソよりも先にアムロさんに会いに行こうと思ったら、アムロの前にシャア改めクワトロが合流してきた」

晶華「シャアさんって、あのアクシズ落としを敢行したって言う赤い彗星?」

NOVA「ああ。うちでは割と最近、DDでそのシナリオをプレイして、行方不明中の御仁だな。本作でもアムロと一緒に行方不明扱いされていたんだが、どういうわけかフラリと舞い戻ってきて、甲児や竜馬の怒りを買ったりしている。本作で悪名高いのはルルーシュとシャア、それに国連決議に違背した形で宇宙に飛び出したGGGのメンバーってことだが、彼らがその後、再び復活する話になっているんだ。ルルーシュGGGのその後の話は今回の30が初採用。シャアについては、逆襲してラスボスになったり、アムロに倒されて英霊になったり、影武者のフル・フロンタルに罪をなすり付ける形になったり、思いがけぬ地球のピンチに路線変更して地球を守る混成部隊の指揮役になったり、いろいろなスパロボ展開が描かれてきたが、逆襲した後にクワトロに戻るのは珍しい」

晶華「スパロボでは、クワトロさん時代が結構、長いらしいけど?」

NOVA「近年では、総帥シャアが味方になってくれる展開が増えたので、クワトロさんとしての登場は第2次Z再世篇(2012)年以来じゃないかな。約10年ぶりぐらいのクワトロさんということになる」

翔花「それで、アムロさんはどうなったのよ?」

NOVA「クワトロさんがアムロカミーユの居場所を教えてくれるので、これから仲間にできるようだ。とにかく、今回、アムロと言えば、やはりこの機体だよな」

NOVA「今回のガンダムは、ハンマーがないのか? それならスーパーナパームも使えないのか?」

晶華「大体、RX78って旧型でしょ? 今さら出て来ても役に立つの?」

NOVA「さあ。やっぱり、こっちの機体に乗せ換えるべきかなあ」

NOVA「ハンマーのないRX78は魅力に欠けるからなあ。前に出たのはOE(13年)なので、レアな分、使っていきたいんだが。一方のクワトロさんの乗機はこれ」

NOVA「まあ、しかし、アムロさんを迎えに行く前に、俺にはするべきことがある」

翔花「それは何?」

NOVA「兜甲児は現在、量産型マジンガーというべきイチナナ式に乗っているんだが、正規のマジンガーZに乗るためには、30機の敵を撃破しないといけない。つまり、頑張ってイチナナ式で戦い続けないと、マジンガーZは手に入らないんだ。まさか、マジンガーZが隠しキャラみたいな扱いだとは思わなかったよ」

翔花「それでも甲児さんで頑張って戦い続けて、30機撃破を成し遂げたのね」

NOVA「そうだ。ついに念願のマジンガーZが手に入ると」

晶華「殺してでも奪いとる」

NOVA「何でだよ? お前はあしゅら男爵か何かか!?」

晶華「言わずと知れたアイスソードが元ネタよ」

翔花「アイスソード?」

NOVA「ロマサガというゲームがあって、『ついに念願のアイスソードを手に入れた』って言うと、それが欲しいプレイヤーキャラに殺されて奪われてしまうんだ」

翔花「そんな。プレイヤーキャラは血も涙もないの?」

NOVA「さすがにマジンガーZを殺して奪いとるという選択肢はないと思うがな。それよりも、敵が奪うのは巨大マジンガーのINFINITYだろうし。あと、今回、マジンガーZはさらに上位機種のカイザーが予定されている」

NOVA「ということで、この記事を書き終えたらマジンガーZをゲットして、それからアムロさんたちを迎えに行く予定。なお、もう一つの隠しっぽいネタが、ジェイデッカーとビルドタイガーとグリッドマンの3機で合計80機撃破によって解放されるシナリオだが、それもまもなく達成可能になるんで、何が仲間になるのかな? 一応、候補はシャドウ丸のプロトタイプのカゲロウだが」

 

スパロボUXの必殺話

 

NOVA「さて、30の話はこれぐらいにして、旧作懐古に戻るぞ。UXは2013年、BXは2015年に出た作品で、任天堂携帯機初の声ありスパロボだ」

NOVA「UXの特徴は数多いが、DS初のスパロボWが2部構成なのを、より発展させた3部構成なのが大きな特徴と言える。部を分けることで、各部ごとにクライマックスが生まれて、中だるみしない大河ストーリーが描けるという恩恵があるな。

「他に16作品中8作品が新規で、ダンバインや飛影も久々参戦で懐かしいし、ラインバレルは前作Lとは一新した原作マンガ版だったり、そもそもグラフィックもDSの絵がそのまま使えないので、完全新規書き下ろしになって、マンネリ感が全くない。さらに、マジンガーZパイロットだった兜甲児が、これまで皆勤だったのに、マジンカイザーSKLになったために初めて出演しなくなった。つまり、アムロ、甲児、竜馬が完全消滅した作品なんだが、それでもクロスオーバー性豊かで評判が高い。まあ、俺個人はこの主人公機演出が本当にツボに入ったんだが」

NOVA「真面目な軍人だったアーニーが『地獄の処刑人』の異名を持つ傭兵集団UX(アンノウン・エクストライカーズ)に撃墜されたことをきっかけに、自らも世界の平和を守る信念で裏稼業の世界に入って行く物語なんだな。UXはテロリストの汚名を着せられるんだが、それでも世界の危機を救ったことで認められるまでの話が第一部。

「続く第二部は、地球連邦政府に認められた独立遊撃部隊アルティメット・クロスとして新生したUXの物語で、主に異世界や外宇宙の侵略者や宇宙生物と戦う話。第三部は最終的に神とまで戦うことになる神話的エピソードにまで展開する。しかも、傑作は各部のサブタイトルの元ネタだな」

翔花「サブタイトルにも仕掛けが?」

NOVA「第一部は、IN THE END OF WILD。日本語に訳すと『荒野の果てに』。つまり必殺仕掛人の主題歌だ」

NOVA「第二部は、VAGABOND BLUES。日本語に訳すと『負け犬の唄(ブルース)』の意味になって、必殺からくり人の主題歌だ」

NOVA「からくり人は、最終話で殺し屋チームが敵の外道殺し屋と戦って相討ち的に全滅するという必殺シリーズ最大の衝撃エンドな作品。また、同じ主題歌の血風編は、幕末の激動期に薩摩の密偵の主人公が隠れ蓑として殺し屋チームに参入するんだが、最初は幕府の役人なんかを殺しの的にしていたのが、やがて薩摩の中にも悪党がいることが判明し、葛藤の末に古巣の薩摩よりも、殺し屋仲間への情を選んで、仲間の仇討ちを果たして旅立つ話だ」

晶華「でも、ゲームだからプレイヤー側が全滅ということはないわよね」

NOVA「この場合の負け犬というのは、第二部ボスのサコミズ率いるホウジョウ軍なんだな。サコミズさんはリーンの翼のボスで、元は旧日本軍の戦闘機パイロットなんだが、撃墜されて異世界バイストン・ウェルに転移した。そこから現世に戻って来たら、現在の日本は悪党がのさばり、若者が腑抜けて腐りきっているように見えて、古き良き日本のために宣戦布告するんだ。歪んだ正義、いや大義の妄執に取り憑かれた男の悲劇を描いた話なんだが、そのサコミズさんをフラグ立てによって説得して味方にできる」

翔花「必殺シリーズの話をしているのか、アニメの話をしているのか、スパロボの話をしているのか分からなくなって来たわ」

NOVA「いろいろな叙情感のエッセンスが究極の交差(アルティメット・クロス)したのがスパロボUXだと思うぞ。そして、第三部のサブタイトルは、SOMEDAY,LIFE TOGETHER。これは意訳になるが、必殺仕置人の主題歌の『やがて愛の日が』だと思う」

 

勇者ロボなスパロボBX

 

NOVA「UXが割とスパロボの中では異色作というか、散りゆく者たちの哀愁と、フラグ立てによる彼ら彼女らの救済IFを楽しむ大人向き作品の印象が強い(よって、フラグを立てることができなければ、やたらと悲劇展開が多い陰性な作品でもある)のに対し、BXは陽性の王道作品と言える。まあ、主人公機を見れば、一目瞭然だと思うが」

NOVA「ところで、任天堂携帯機シリーズの中で、このBXだけは未クリアなので、あまり語れないんだよな」

晶華「どうして未クリアなのよ?」

NOVA「たぶん2014年から2015年にかけては、第3次ZやOGダークプリズン、魔装機神Fなどスパロボ関連がいっぱい出て、PS3を購入して、そっち系のゲームに夢中になっていたんだと思うな。まあ、プレイ体験としては語れないが、登場作品についてなら蘊蓄を語ることもできるだろう。

「まず、巨神ゴーグガリアン、ガンダムAGE(キオ編以降)はこの作品ならではの登場作なので、前作よりも古代遺跡とか、年少の主人公のファンタジー冒険譚を意識した物語なのは明らか。主人公機のファルセイバーも古代文明関連の勇者ロボだからな。他には、前作から続いたダンバイン復帰が、XやTにもつながって来るし、勇者代表として復活したガオガイガーもTと30につながって来るという意味で、BXからVXT3部作および30への作品間の結びつきが強く感じられる。その意味ではナデシコ復活も大きいし、マジンガーが真になってSKLと共演したのも、サーバイン復活も大きいな。その点で、V以降のスパロボの方向性を決めた重要な一作と考えられる」

翔花「つまりVXT3部作は、Zシリーズの路線と任天堂携帯機の路線を統合した作品ということになるのね」

NOVA「その代わり、近年はマクロスシリーズが完全に消えてしまったんだな。2010年代の前半はマクロスFが毎回出て来て、ウザがられていたんだが、その後、マクロスΔはちっとも採用されない。まあ、マクロスFスパロボで不人気になった理由は、敵のバジュラが鬱陶しいというのが大きいがな。一時期、バジュラとかインベーダーとか宇宙怪獣とかELSとか、有機系怪物じみた敵だらけで、人語を解さないために戦闘シーンが面白くないんだよな」

晶華「モンスター系は倒しても面白くないってこと?」

NOVA「スパロボの戦闘シーンって、敵と味方がそれぞれのアクションとリアクションの応酬で成り立っているので、敵が『やってやる!』とか言って攻撃して来て、こちらが『当たらん!』とか言って避けて、『お返しだ、これでもくらえ』と反撃したら、敵が『うわあ、やられた。脱出する』とか会話の応酬が楽しい一面もあるんだな。リアクションの悪い異生物とは掛け合いができないので、相方のノリの悪い一人劇みたいな印象を覚える。

「しかもバジュラは最終的に和解できる生物なんだ。だけど、マクロスFが作品として登場するたびに、不毛なバジュラ退治をさせられる。無人機のメカなら罪の意識も感じにくいが、バジュラは生物なだけに多少の後ろめたさを感じるし、主人公のアルトもやりにくそうなセリフを口にしがちだからな。『くそッ、どうしてバジュラが攻撃して来るんだよ!』ってことをザコ戦でいちいち言われると、楽しくバトルできない。マクロスのVFの戦闘シーンってスピーディーで非常に爽快な映像演出なのに、バジュラ相手だと、撃つことを躊躇するようなセリフとか、あと生物系の敵だと、生理的に気持ち悪いとか発言しちゃうパイロットとかもいて、こっちまで気持ち悪い感覚になる」

翔花「つまり、NOVAちゃんは生物系の敵は好きじゃない、と」

NOVA「気持ちよく倒せる敵であって欲しいってことだな。もちろん、敵に操られた名ありキャラだったら、どうやって助けようか、説得したらいいのか、それとも特定キャラで戦闘して倒せばフラグが立つのかなど、いろいろ考える面白さはあるんだが、名もないモブバジュラにはそういう楽しみもないからな。マクロスFって参戦回数を重ねるたびに、一度は和解できたバジュラがまた敵に操られてを繰り返して、イヤな気分にさせられる」

晶華「まあ、今のスパロボにはバジュラがいないんだからいいじゃない」

NOVA「そうだな。悪いロボットや怪獣をバンバン倒して、スカッと楽しいゲームであって欲しいぜ。まあ、会話のできる心を持ったロボットや怪獣は何とか説得して、味方にしたく思うけどな」

翔花「話し合いで解決できるなら、それが一番だものね」

NOVA「ともあれ、スパロボで最後にバジュラが登場した作品がBXだと思う」

 

そしてVXT3部作を経て

 

NOVA「2017年がスパロボV、18年がX、19年がTと続いて、1年跳んで今年が30だな。スパロボVからシステムが大きく変わって、敵のターンに精神コマンドを使えるようになったのが非常に大きい。これで敵のターンに思いがけない味方の弱い機体が狙われたとしても、とっさの対応がしやすくなったし、敵を倒すとExCポイントが貯まって追加行動とかクリティカル確定などの効果を発動できるようになったので、これまでよりも戦術の幅が広がったと思う」

晶華「Vはヤマトを中心に、外宇宙への航海がテーマなのね」

NOVA「これまで外宇宙に進出したスパロボって、GCか第3次α、それにOEぐらいかな。どちらかと言えば、地球および太陽系の枠内で戦って来たから。GCエルガイムのペンタゴナとか、ダイオージャのエドン国とかを再現するのに必要だから、それまではエルガイムの敵キャラが地球侵略を始めたので向こうから来てくれた形だし、今回もそんな感じだな。第3次αはボルテスやオリジナル敵の本星が外宇宙にあるし、クロスゲートという転移門が構築されたのが大きい。OEもゾイドのいる星とか、ボトムズのアストラギウス銀河とかへ赴くためのゲートがあったし。Zシリーズでは次元融合によってボトムズの世界とギアスの世界が混ざっちゃった形になったので、外宇宙に飛び出すことはなかったけど」

翔花「Vはイスカンダルに行って帰って来ることが物語の骨子だもんね」

NOVA「主人公はヤマトの旅に同行することになった志願兵で、SFミリタリー色の濃い物語。サポートアンドロイドのナインさんが人間の感情を学ぶサイドストーリーが展開されたと思いきや、オリジナル敵が同型のメカで人の心を軽視するラスボス。だから初参戦の勇者特急マイトガインとも非常にテーマが合致した作品と言えた」

NOVA「マイトガインはVXT3部作のレギュラー参戦作として、大いに助けられた機体だ。この作品とクロスボーンガンダムが3部作シリーズの特徴とも言えるな。後はアニメ化される前の閃光のハサウェイが参戦してる。

「続くXは、Gレコ、バディコン、ワタル、ナディアの4作が新規参戦で、ファンタジー世界の魔法使いが主人公という意味でも異色作と言える。ダンバインコードギアスの物語終了後の話でもあり、劇中で死んだ主人公が異世界アル・ワースで転生する形にもなった。Vは三つの異なる世界を航海する話だが、Xは三つの異なる世界からアル・ワースに引き込まれる話。

「そしてTは、主人公が民間軍事会社に所属するサラリーマン男女という設定で、テーマは退廃した地球に新たな希望を見出すために活動する企業人と自由人の物語といったところか。近年は割と軍人系の主人公が減っていて、30で久しぶりに軍にスポットが当たるようになった感じか」

晶華「だけど、Tの最大の目玉はハーロックさんよね」

NOVA「他の目玉はレイアースカウボーイビバップ、楽園追放、マジンガーZのINFINITY、久々参戦のGガンダムにガンXソード、あとガオガイガーマイトガインの勇者共演、パイロットのシオン込みのサーバインなどなど」

翔花「うん。じゃあ、NOVAちゃんもマジンガーZを手に入れたくて仕方がなさそうなので、今回の記事はこれでおしまいね。XもTも未クリアみたいなので、この次に話題にしたいときはクリアしてからにすること。ここで未クリアをアピールしても、面白い記事になりそうにないから」

NOVA「そうだな。中途半端の言い訳をしている暇があるなら、その時間に1話でも多くプレイした方が建設的だもんな」

(当記事 完)