Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

まだまだ続く異世界転移(DD1ー8)

やっぱり前言撤回

 

NOVA「昨日の記事で、DD攻略はゆっくりモードに切り替えようと言ったな。しかし、早速、気が変わった」

晶華「何よ、それ?」

NOVA「いや、魔神ハンター記事を書こうかな、と思ってみたんだが、気持ちがどうもソード・ワールドの方に向かなくてな。一応、このリプレイも読んではいるんだが、気分はTRPGって感じにはならない。気分はまだDDから抜け出せないんだよ」

翔花「だったら、思う存分、DDを続けたらいいと思うよ」

NOVA「大体、今のDDは第二章のパート3がヴァルヴレイヴ祭りなもんで、サキさんに萌えている俺としては、この祭りもスルーできずに、さっさと山田ライゾウ機をゲットしたいという誘惑に駆られている。もう、こうなったら、パート8からパート13を後回しにして、先に第二章を一気に進めた方がいいのでは? という悪魔の囁きさえ聞こえてくるほどだ」

翔花「だったら、先に第二章を一気に進めたらいいと思うよ」

NOVA「おお、花粉症ガールが天使か悪魔か知らんが、しばらくはこのスパロボ地獄、いやパラダイスからは抜け出せないことに気づいた。だから、魔神ハンターや妖精郷記事を楽しみにしているファンの人には悪いが、10月まで待ってもらうことにする」

晶華「つまり、この9月はスパロボDD月間ってことね」

NOVA「今さらながらの宣言だけどな。ともあれ、現在のプレイではパート8を終わらせて、パート9に突入した」

晶華「そりゃ早いわよ」

NOVA「だって、パート8の後半がゼーガペインのエピソードがずっと続いて、その後、パート9の頭に持ち越したからな。そのまま続けざるを得ないじゃないか」

晶華「あれ? パート8のメイン機体はサーバインさんじゃなかった?」

NOVA「未来のバイストンウェルから、サーバインに乗ったシオン・ザバとシルキー・マウがワールド1に飛ばされて来ました。ショウ・ザマさんがシンパシーを感じて、仲間に迎え入れました。めでたしめでたし、で、たった1話で終わってしまう内容だ。彼が物語のメインじゃなかったんだよ」

晶華「ちょっとした隠しユニットみたいなものね」

  

パート7の続き

 

NOVA「さて、前回の話の続きだが……」

翔花「スーパーロボット軍団と異世界転移してきたゲッターノワールさんたちが協力して、ベガ星人が送り込んだ宇宙怪獣メカギルギルガンをやっつけたのよね。そして、メカギルギルガンの技術を元に、全力全開でゼンカイジュウオーが誕生した、と」

NOVA「勝手に違う話を混ぜないように」

翔花「だって、NOVAちゃんがよくやっていることじゃない?」

NOVA「確かに、身に覚えはたっぷりあるが、事実と妄想の区別はしっかり付けような。それじゃないと、読者が混乱する。ええと、ここで言う前回とは、前記事ではなくて、その前のパート7の話だ」

晶華「アークエンジェルを守って密かに戦う裏方・影の軍団になったのね。それで地球連合を見限ったアークエンジェルもまた、裏稼業に身を落とすことに決めた」

NOVA「少し語弊はあるが、連合から離脱した抜け忍みたいな中立勢力になって行くんだな。とりあえず、アラスカを脱出した後、原作どおりオーブに身を寄せることになる。続きはパート11だ」

晶華「セブンイレブンがSEED話ってことね」

NOVA「SEEDの話は不可侵な聖域っぽくて必要以上の干渉は望まないので、自軍のラー・カイラムは自分たちのお仕事に入るわけだ」

翔花「ええと、早乙女博士のインベーダー軍団を追っかけて一応、撃退したはいいものの、何だか良く分からない空間に引きずり込まれて、高次元思念量子集合体のハーザさんから多元宇宙がピンチだって話を聞いて、ディーダリオンを通じて、宇宙を守るための協力を要請されるわけね」

晶華「大きな事件の起こる場所を予知してあげるから、そこに行って破局を防げって話ね」

NOVA「そんなわけで、次の大事件はワールド1のアメリカで発生するらしい。実際に行ってみると、オーラロードが開いて、またもや聖戦士が転移してくるって流れだ」

 

オーラロードを抜けて(パート8の1話、2話)

 

NOVA「さて、1話だが、視点はワールド1に残った兜甲児と不動明、ショウ・ザマに移る。何でもアメリカにオーラバトラーが出現したらしくて、米軍から対オーラバトラーの専門家ということで、日本のスーパーロボットが招聘されたらしい。まあ、そこで向かうのがビルバインで、ついでに助っ人としてデビルマンも付いて行くことになるわけだ」

翔花「何で、デビルマンさんが?」

NOVA「ビルバインに同乗して、ピンチな時にはそこから戦場に飛び出すこともできるから……と言うのは表向きの理由で、メタ的には黒騎士バーンと同じ声優対決をさせるため、と見た。とにかく、アメリカに出現したオーラバトラー部隊を率いるのはトッドのライネックと、バーンのズワースだったという流れ。まずは、ビルバインデビルマンの2体だけで戦わないといけない」

晶華「その2体って鍛えているの?」

NOVA「ビルバインは少し鍛えたが、デビルマンはダメだな。もっとも、強制出撃で数値データはプレイヤーの育成に関わらず固定値だ。こういうマップは、オレ強えできない代わりに、育成が遅れていても、そこそこ良いゲームバランスでプレイできる。まあ、プレイヤーがスパロボ初心者だと、それなりにシビアなバランスだと思うが。相手の必殺のオーラ斬りが直撃すると大ダメージを受けて勝てそうになくなるので、それをうまく回避できるかどうかの半分、運ゲーに近いところがあるが、ラッキーな俺は普通に回避できて、無難に勝てた感じだ」

翔花「さすがNOVAちゃん、ラッキーの申し子ね」

NOVA「何だよ、その表現は? ラッキー線で動くラッキーロボとかのパイロットかよ」

晶華「ゲッターとラッキーって、ッとーしかつながってないじゃない」

NOVA「とにかく、ハッピーロボはプリキュアに出たけど、ラッキーロボなんてのは知らん。それにしても、デビルマンを見て、化け物だと驚くトッドとバーンには笑ったし、バーンの怨念を募らせている様子を見て、『悪魔の俺が言うのも何だが、あれほどの怨みの思念は並大抵じゃないな。実に恐ろしい男だ』と持ち上げたりするわけだ」

翔花「速水奨さんね。他に何のキャラをやっていたの?」

NOVA「ゼロワンのアーク様は言うまでもないが、DDだと獣神ライガーのドル・ガイストぐらいかな、今のところは。なお、シオン・ザバに似ていると言われる、OVAロードスの優しい狂戦士オルソンの声をやったこともあるし、英雄騎士伝では黒騎士アシュラムだったりもする」

晶華「エルガイムさんやガリアンさん、エクスカイザーさんやダ・ガーンさんがDDにも参戦すれば、もっといろいろ出て来れるのよね」

NOVA「他にはマクロスオーガスだな。グラヴィオンでもOK。ともあれ、トッドとバーンのどちらかをシナリオクリア条件になるまでHPを削ると、そこにあしゅら男爵とジェリルたちが現れ、仲間にならないかと誘いかけるわけだ」

晶華「悪のオーラバトラー同盟ができちゃうの?」

NOVA「ただ、トッドもバーンもドクターヘルの一派と結託するのはプライドに反するらしく、誘いを断って撤退するんだよ。そして残されたあしゅら一派と自軍が戦う羽目になるんだが、そこにラー・カイラムが登場して、ようやく全力全開や勇者王、サキさん、真ゲッターが出撃可能になる。後は簡単にクリアだ」

 

NOVA「戦闘後の会話シーンが面白くて、逃げ帰ったあしゅら男爵がいつものようにドクターヘルに怒られている。ヘルさんは、異世界の調査のために機械獣をゲートに送り込んでいるんだが、いまいち進展していないらしい。つまり、異世界の調査については、早乙女博士の方が先を行っているようだ。一方で、ジェリルが『先にヨーロッパを征服してからにしてはどうか?』と真っ当な意見を言うが、ヘルさん曰く、『そんな物は、光子力エネルギーを手に入れたら、いつでもできる。世界征服にはまずマジンガーを倒さないと』とこだわる姿勢を崩さないので、ジェリルさんが少し呆れたりもして、悪役クロスオーバーに笑った」

翔花「トッドさんとバーンさんはどこに行ったの?」

NOVA「さあな。2人は部下を引き連れ、当てもない風来坊の旅を続けるようだ。アメリカ人のトッドがバーンの世話を焼いているシーンがあって、地上のハンバーガーとコーラについて、食べ方を指導したりするトッドや、風変わりな食べ物の寸評を行うバーンには笑った。何だかほのぼのした日常ライフって感じで。だけど、そんなバーンが次の話でも登場して、サーバインのシオンに絡んでくる」

晶華「シオンさんも黒騎士ラバーンのズワウスと戦っていたのよね」

NOVA「そう。黒騎士ラバーンと戦っている途中で地上に転移したようで、そこでバーンと遭遇。互いの仇敵と似た機体、似た声の相手との遭遇で困惑しつつも、サーバイン一機でバーンのHPを一定量削らないといけない。どうもパート8は改造した全開王その他の機体を使えないシナリオが多く、無双ができない感じだったな」

晶華「でも、ある程度削ると、自軍が応援に駆けつけて来るのよね」

NOVA「先にバーンが自分の部下を呼び、多勢に無勢のシオンがピンチという状況になって、その後でラー・カイラムがやって来る。シオンは敵に完全に包囲されたと思うが、ビルバインのショウの取り成しで誤解が解けて、共闘してくれるようになる。後は全力全開で問題なく大勝利、と」

翔花「全力全開さえ出撃できれば、無双プレイで片が付くってことね」

NOVA「だから出撃制限があるマップだと、力押しが通用しないので考える要素が多いわけだ。ともあれ、ショウとシオンの類似性などネタになりつつ、並行同位体説とか転生説とかいろいろと会話する流れが楽しいな。そして、もしかするとゲッターチームの並行同位体もいるかもという話になって、『さわやかにスポーツしている竜馬なんて想像できないな』と隼人が言ったのは笑った」

翔花「ちょうど、ノワールさんたちのシナリオをチェックしていたから、なおさら面白いわね」

 

ジーグの銅鐸の話(パート8の3話)

 

NOVA「ハーザの今回の予知は、オーラロードが開いてオーラバトラーが大量出現することだと納得して、現状報告のために光子力研究所に帰還するラー・カイラム。ワールド1の博士たちは、多元宇宙の平和を守るためにスーパーロボット軍団を派遣することへ賛成の意向を示すわけだな」

翔花「昭和組は話の通りが早くていいわね」

NOVA「まったくだよ。なお、ワールド5出身のグレンダイザーの大介さんも、ワールド1は懐かしい感じがして、お気に入りらしい」

晶華「そりゃあ、本来はマジンガー世界の住人だしね」

NOVA「で、3話めは鋼鉄ジーグデビルマンを絡めたミニエピソードだ。力の秘密が示された謎の銅鐸の在処を突き止めようと、邪魔大王国のスパイがビルドベースに侵入したものの、デーモン相手に鼻が利く飛鳥了に正体がバレて逃げ出すことに。スパイを追ったジーグだが、その前に邪魔大王国の用心棒と成り果てたデーモン族のカイムが立ちはだかって、戦うシナリオだな。これも最初は鋼鉄ジーグ1体で、カイムのHPを一定量削らないといけない。まあ、基本武装ジーグビームの射程が3なので、相手の射程外から常時攻撃できるから、相手の必殺技さえ避けるか精神コマンド・不屈で凌げれば、何とかなったな」

翔花「で、仲間が助けに来たら、勝ち確定ね」

NOVA「その後のクロスオーバー会話イベントが楽しかったと思う。銅鐸がジーグの宙の体内に埋め込まれていたという秘密が敵味方の両方に知られるようになり、マッドサイエンティストの司馬博士の所業について、身勝手な父親との因縁を持つキャラがいろいろぶちまけるんだな」

晶華「具体的には誰?」

NOVA「Zガンダムカミーユエヴァのシンジ、ダンバインのショウ、真ゲッターチームの渓と言ったところか。さらに直接会話に参加していないが、思うところのあるダイターンの万丈さんが『……』状態で、息子を勝手にサイボーグに改造した父親の話に憤りを示しているようだ。そんなわけで、銅鐸保護の観点からビルドベースに留め置かれた鋼鉄ジーグが以後、ロンド・ベル預かりになる。その方が頼れる仲間も多いので安全だろうという判断だ」

翔花「鋼鉄ジーグさんの話がちょこっと進展した形ね」

NOVA「そして、ハーザの次なる予知は、ゼーガペインの世界に異変ありとのことで、パート8の後半はゼーガペインの物語が中心となる」

 

クリスとアークの物語(パート8の4〜7話)

 

NOVA「ここで言うところのアークというのは、ゲッターともゼロワンとも関係なくて、ゼーガペイン・フリスベルグパイロット夫妻のことだ。オットがクリスで、妻がアーク。アークの方が以前の戦いでデータの破損が酷く、ゼーガでの戦闘が続くと生じるデータ欠損の影響で消失する可能性が高くなる。そんな独特のゼーガ世界の生死観について描かれたストーリーだ。

「本質的にゼーガ世界もSEED同様に閉じた物語世界なんだけど、クリス&アークの『死に場所を求めるような傭兵夫妻』はキョウたち以外の他の物語キャラとも積極的に絡むことで、その悲劇にも作品世界外から感情移入しやすくなっている。とりわけ愛する男女にまつわる悲劇というテーマで、ナデシコのテンカワ・アキトが絡んで来たり、戦い続けると記憶が失われていくという設定にフォウが同情的になったりして、ゼーガ世界の悲哀ある設定について、他のキャラのリアクションも濃密に描かれていて、いい話だなと思った。最終的に、妻と共に最期を迎えようとする夫に対して、妻が生きるように諭すシーンがアニメの感動ポイントになるのかな」

晶華「夫のクリスさんは一緒に死ぬことを望んだけれど、妻のアークさんは夫に自分の分まで生きることを望んだってこと?」

NOVA「そういうことだな。クリスのフリスベルグは、NPC機体で自軍が自由に使うことができず、どんどん突撃して行く形なんだな。まあ、それで攻略に支障をきたすようなら、ただの迷惑な奴なんだけど(勝手に動くNPCが撃墜されないように守るシナリオ)、かつてエステバリスでテンカワ・アキトもやらかしたことをクリスはやらない。単にマップから離脱して、プレイヤーのお荷物にはならないようゲーム的に配慮された演出だ」

翔花「守って戦えじゃなくて、先行突撃したクリスの後を追うために目前の敵陣を速やかに突破せよってマップなのね」

NOVA「そう。身勝手な突撃は、あくまでストーリーとして語られるだけで、ゲームの攻略の邪魔にはならない形なので、クリスに余計なゲーム上のヘイトを付与しない仕様だ。ともあれ、この話からガルズオルム側も自動操縦のザコに加えて、魔戦士と称されるアビスとシンが登場し、敵側の強敵キャラクターとの間で因縁が紡がれる形になって行く。ゼーガの物語を深めると共に、6話において、ガルズオルムとの戦いの最中に、ネピリアンの一人であるマービュオンと遭遇するなど、オリジナル物語の設定もちらっと描かれたり」

翔花「どんな設定かしら?」

NOVA「ディーダリオンを改造したエギリゴというのが、異星文明エガリの神と称される存在らしいこと。ディーダリオンはかつてネピリアンであったことが確定的になって、アンギルオンとマービュオンは別々の世界に飛ばされて、単独ではゲートを開けないから相方と再会する手段を求めて流離っていることなど」

翔花「最近、出て来ないと思ったら、異世界にバラバラに飛ばされて彷徨っていたってことね」

晶華「元々、好戦的だったのはアンギルオンさんの方で、女性キャラのマービュオンさんは穏健に説得しようとしていた感じね」

NOVA「まあ、ディーダリオンはマービュオンの説得をはね退けるんだけどな。文明を滅ぼすような者に与できないって感じで。こちらも全力全開を始め、かなり鍛えているおかげで、以前よりも圧倒的に強い相手だとは思わずに、マービュオンを撤退に追い込めたりしたわけだな」

晶華「そして、クライマックスの決戦シナリオに移るのね」

NOVA「ゼーガ原作の11話に相当するな。このシナリオの後半は、強制出撃のゼーガ2機とガオガイガーだけで行われて、無双を楽しむわけにはいかなかった。前半でもガオガイガーは突入作戦のために編成不可とのことで、4機めの編成をどうしようか困ったし」

翔花「コンVさんやグランゾンさんがいるでしょ?」

NOVA「彼らはそれなりに強いんだけど、敵戦力がインフレしていて、今回のシナリオではコンVを出撃させても通常攻撃のヨーヨーがろくに命中しないことに気づいた。戦闘力が2万の後半だと普通に戦えるんだけど、2万の前半だと厳しいな、と感じる頃合いだな」

晶華「地道に鍛えておかないと、たちまちインフレに乗り遅れるのね」

NOVA「ただ、強制出撃のみのマップは自軍の育成は関係ないからな。ガオガイガーは弱くなってしまったが、鍛えていないゼーガ2機はまあ普通に厳しく戦える」

翔花「厳しいんだ」

NOVA「余裕勝ちとは言わんな。まあ、これはゲームストーリーの演出としてはいい感じだ。味方のピンチにクリス機が自爆しての状況打開を決意するんだな。味方がゲームとして余裕勝ちだと、クリスが何のために自爆するか意味不明な印象になる」

晶華「ゲームと物語がかみ合っていないってことね」

NOVA「スパロボでたまにあるからな。自軍が敵に圧勝しているのに、シナリオイベントで無理やり負けイベントにされることが。敵のHPをゼロにしてシナリオクリアしたのに、敵がたちどころに回復して『フハハハ、お前たちの攻撃は通用しないぞ。己の無力さを噛み締めるがいい』とか、ゲーム上の勝ちがストーリー上では無効化されるムカつく展開」

翔花「だけどDDではそういうことはないのね」

NOVA「負けイベントの際には、ゲームでも割とシビアな状況を提示される。鍛えに鍛えたユニットを出撃できなかったり、敵ボスの膨大なHPを削りきれずに、3割から半減程度まで減らせばシナリオクリアとか。今回のラスボスであるアビスとシンは共にHP6万の強敵だけど、シナリオクリア条件はどちらかをHP6割以下にすることで、片方を集中攻撃すれば3万程度なら何とかなるかなって数値だ」

晶華「ここまで最高のHPはいくら?」

NOVA「パート8の6話のマービュオンがHP9万だったな。なお、前にアンギルオンと遭遇したパート2の最終決戦では、アンギルオンがHP2万で、シャアのサザビーがHP1万8000だから、今の戦力からすれば余裕だな。何せ今はザコ敵でもHP1万越えなんだから」

晶華「パート2の段階のザコはどれぐらいのHP?」

NOVA「HP7000のMSギラ・ドーガと、HP1万3000の戦艦ムサカを強敵だな、と感じていたな。難易度★3だと、そんなところだ。今は難易度★6だけど、戦闘力2万5000越えで十分余裕で渡り合えるってことだな」

翔花「でも、最終シナリオがクリスさんの覚悟を強調するために、改造段階が反映されない強制出撃ユニットのみの参加で物語を進めるのね」

NOVA「これが原作どおり、ゼーガだけの戦いなら俺は気に入らなかっただろうけど、ガオガイガーのGストーンの防護効果があれば、短時間だけゼーガだけが侵入できる敵拠点に入れるということで、キョウたちの援護に回されるわけだ。つまり、ガガガの参加によって、上手くクロスオーバーの醍醐味を担保できているわけ。さらに俺の鍛えてあるガオガイガーも、『くっ、この空間ではGストーンの消耗が激しくて、十分な戦力を発揮できない!』との発言で、個人的に納得できる次第」

晶華「ああ。ゲームと物語が上手く噛み合っているってことね」

NOVA「そうなんだ。このシナリオでは、ガオガイガーの必殺技が初期設定のブロウクンマグナムしか撃てない。俺のお気に入りのゴルディオンハンマーで光にすることはおろか、ヘルアンドヘブンも撃てないんだ。そこまで制限されていたら、そりゃあピンチだろう。足りないところは勇気で補うしかない」

翔花「で、勇気を持って自爆しようとするゲストキャラがいるけど、愛する妻のアークさんが自爆を解除するのね」

NOVA「ゼーガペインは、操縦担当のガンナー(メインパイロット)と索敵および機体制御担当のウィザード(サブパイロット)の二人で操る機体なんだが、アークさんが最終決戦の地でデータの完全欠損(すなわち死)を起こして、フリスベルグが戦闘不能状態になっていたんだな。それを無理やり動かして、クリスさんが敵のアビスを押さえて自爆を敢行しようとするんだけど、死んだはずのアークさんが自爆解除操作を行い、クリスに『生きて』と幻のメッセージを伝える。

「ここが原作物語の感動ポイントで、死んだはずの人間、消失したはずのデータから想いが伝わったのは、妄想か現実か? 仮想と現実の接点をテーマにしたのがゼーガペインだけど、仮想もデータがあってこそ。ただ、人の命や想いは、ただの数値データで表現し得るものか、という問題提起が、ストーリー上で演出されているわけだ」

晶華「それで自爆しないまま敵との戦いはどうなったの?」

NOVA「人の計算以上の強い想いに接して、敵が撤退をしたのか、それともガオガイガーが勇気で奇跡を起こしたのか、ゼンカイジュラン声のソゴル・キョウが全力全開パワーを発揮したのか、いろいろ解釈はできるが、その辺を曖昧にしたまま目的達成だ。相方を失って一人生き残る選択をしたクリスは、亡き妻の思い出を胸に今後も戦士として生き続けることになる」

翔花「そういうのもハードボイルドって言うのかしら?」

NOVA「一度は死を覚悟した漢が、感傷に人知れず涙しながらも強く自分の役割を果たすために生きていく。それも仮想のデジタル世界で……というドラマが、2006年に描かれて今年で15周年。その後、後継作と呼べるような物語が仮面ライダーエグゼイドであり、仮面ライダーゼロワンであり、SSSSグリッドマンだな、と感じる次第。それぞれの世界で、現実の人の想いと仮想のデジタルデータが交流してドラマになるって物語は、なかなかに刺激的で面白いと思うよ」

 

新たなウィザード「ウィッチ」覚醒(パート9へ)

 

NOVA「アークの死については、病死という形でキョウは、幼馴染みのカミナギ・リョーコに伝えた。知り合ったばかりの知人の不幸に涙するリョーコが新たにセレブラントの力に覚醒したところで、パート8は終了し、続きはパート9に引き継がれる。こんな終わり方をされたら、パート9が気になって仕方ないだろう。だから、その勢いでプレイしたわけだよ」

翔花「勢いがついたら止まらない。それがNOVAちゃんの良いところであり、悪いところでもあるのよね」

NOVA「亥年生まれ、つまり猪とはそういうものだ。それでカミナギさんは、ガンナーとの以心伝心能力の高いウィッチと称される能力を示して、それまでキョウのパートナーだったシズノ先輩を差し置いて、キョウのアシスタントに就くわけだ」

NOVA「なお、シズノ先輩バージョンはこちらだな」

晶華「NOVAちゃんはどっちが好みなの?」

NOVA「どっちもいい女性キャラだと思うんだよなあ。シズノ先輩はミステリアスな年上ヒロインで序盤のキョウの導き手だし、カミナギさんはキョウの日常を象徴するキャラだったんだけど、ウィッチに覚醒したことで、日常と仮想世界の境界が崩れることになりながらも、それを受け入れて、どちらも守ろうと思った矢先にカミナギさんが……という悲劇に見舞われて」

翔花「ええ? 彼女、死んじゃうの?」

NOVA「死ぬというか、データ消失の危機に見舞われて、サルベージするためのドラマが展開されるらしいんだが、その辺はスパクロで断片的に語られただけだからな。SEEDの悲劇は割と号泣って感じだけど、ゼーガの悲劇は静かな涙で淡々としている面があって、そういうクールな演出の方が俺好みかなって気がする。わーっと泣きじゃくるシーンを見せるアニメにはあまり感情移入できなくて、涙を抑えて表面上は明るく振る舞いながらも、心の中で泣いている描写にハマるというか」

晶華「忍ぶ涙がいいってことね。じゃあ、花粉症ガールの(涙目)は?」

NOVA「(涙目)って、本気で泣いているよりも、どちらかと言えば、ギャグネタみたいな演出だからな。そこは哀しみよりも、読者にはクスリと笑って欲しいんだ」

晶華「そんなひどい(涙目)」

翔花「ふえ〜ん、花粉症ガールの涙はお笑い要素だなんて、そんな酷いことを言うNOVAちゃんには、くらえ、愛と怒りと悲しみのシャイニング・フィンガー・花粉症バスター!」

NOVA「うおっ、花粉粒子で輝いた指先で、目潰し攻撃だと!? 花粉症バスターは飛び道具だと思っていたのに、接近戦を仕掛けてくるとは! メガネが割れたらどうするんだ!?(涙目)」

翔花「娘を泣かせる方が悪い。わたしたちの涙に謝りなさい」

NOVA「何で、涙に謝らないといけないんだ? 俺は涙の悪口なんて言ってないだろう? 涙がお笑い芸になるんだったら、それでいいじゃないか。俺は哀しみの涙なんて見たくない。嬉し涙の方を見たいんだからな(涙目)」

晶華「悲劇を物語のスパイスとして味わうのはいいけれど、最後まで涙のままに終わるのはダメってことね。最後はハッピーエンディング、喜びの笑顔に共感しながら、後味よく終わりたいもの」

NOVA「そう、劇中登場人物の想いに感じ入ることができて、悲しいこともあったけれど、最後は笑顔で締めくくるのがいいなあ。みんなの笑顔を守りたいから変身するのがいいのであって、パート9の目玉キャラはこれだ」

晶華「みんなの笑顔って、死神じゃない?」

NOVA「死神は死神でも明るい陽性死神だ。明るいお笑い悪魔が今は旬だからな。死神でも鬼タロスでも明るくてノリが良ければOK」

翔花「鬼タロスって、電王のモモタロスさんのこと?」

NOVA「モモタロスの声は、デュオと同じ関俊彦さんだからな。『斬って、斬って、斬りまくるぜ!』ってセリフがこれほど似合う声優さんもいないと思う」

晶華「ああ。武器は剣と鎌で違うけど、斬りまくりキャラという点で共通しているわ」

NOVA「ある意味、仮面ライダーの主演声優(俳優ではなく)というだけで稀有なポジションだからな。まあ、今度、Wのアニメ化で主演声優も増える予定だけど」

翔花「声優さんは決まったの?」

NOVA「アニメはまだ発表されていない。ゲーム版の吹き替えは、翔太郎が鉄華団団長のオルガで、フィリップがUCのバナージだったんだが」

翔花「するとDDで再現できるわね」

NOVA「できねえよ。ミカヅキや昭弘はユニットがあるから声も聞けるが、団長の機体はDDにないから、声も入ってないの」

晶華「母艦のイサリビが戦闘に参加できればいいのにね」

NOVA「今のところ、母艦は背景ユニットでしかないからな。そのうちミカヅキ専用支援パーツとして登場するかもしれんが」

晶華「支援パーツって基本はヒロインよね」

NOVA「少数だけど男もあるぞ。俺のお気に入りはこれだな」

NOVA「目下、ゼンカイオーに付けている支援パーツは大河長官になっている。本来は超竜神用のパーツだが、左右合体仲間だからな。ゼンカイオーだって勇者認定されているし、スーパー戦隊も勇者も似たようなものと認定されているから問題ない」

翔花「ところでデュオさんが仲間になるってことは、パート9の舞台って……」

NOVA「ああ、アルドノアがメインのワールド5だ。自軍がそこへ転移するのは初めてになるな。ゼーガもそうだが、アルドノアのストーリーもスパロボで手垢の付いていない新鮮な作品だから、楽しみにしたいところだ」

(当記事 完)