Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

鉄華団と咲森学園(DD1ー5の1〜4話)

ワールド4にて

 

NOVA「DD一章パート5も半分まで進んだが、パート4に比べて、ストーリーが面白いなと思っている」

翔花「パート4は、SEEDとギアスの物語が半々ずつだったわね」

NOVA「それぞれの作品がつまらないとは思わないんだが、DDでの料理のされ方がスパロボらしいクロスオーバーを廃したパートになっていたんだな。例えば、パート3だとドクターヘルとガルーダが結託したり、邪魔大王国とデーモン族が結託し、さらにジェリルたちオーラバトラー組がドクターヘルに迎え入れられるといった敵キャラコラボがあった。当然、味方側もデビルマンフルメタガンダムOOのコラボがあったり、原作ストーリーに意外なフレーバーが加わっていたんだな。こういう組み合わせの妙が、パート4では薄味だったんだ」

晶華「パート4のメイン舞台のワールド3は、SEEDとフルメタ、ギアスとOOの2つの世界に分かれているのよね。そして、それぞれの作品間の組織の接触があまり見られなかった感じ」

NOVA「地球連合所属のアークエンジェル以外は、ミスリルも、黒の騎士団も、ソレスタルビーイングもみんな秘密組織なので、それぞれが隠密行動しているわけで、パート4の段階ではまだ自軍に接触を遂げたばかりという頃合いだな。だから、目下のところバラバラで絡みが薄い形になる」

翔花「それにSEEDのキラ君は部屋に引きこもって悶々と悩みがちだし、ギアスのルルーシュさんも自分の世界から出て来ないし、物語と主人公の性格がどちらも閉じちゃっている、と」

NOVA「そんな中で、自軍はゲートの情報を調査するため、世界各地を転戦して回ったのがパート4で、昭和日本だけが舞台のパート3よりも、世界は広がったのに個々の物語が閉じていて、結局、組織がバラバラな状態のまま、アークエンジェルとも、ミスリルとも、黒の騎士団とも、ガンダムマイスターとも離別して終わった」

晶華「それぞれの世界に送り届けて、さようならって感じね。それぞれの物語に帰って行ったというか」

NOVA「で、オケアノスを調査継続のためにワールド3に残して、ラー・カイラム鉄華団イサリビの2艦で、ワールド4に向かうところから、パート5が始まるわけだ。ワールド4のこれまでの物語は、以下を参照」

晶華「オルフェンズの鉄華団がメインのストーリーで、火星から原作どおりクーデリアさんを地球に送り届ける仕事を引き受けたら、レイズナーのメンバーを救出して、傭兵のボトムズ・キリコさん共々、仲間になった。その後、宇宙海賊のブルワーズ絡みでオルフェンズの昭弘さんの弟が殺されたり、レイズナーゴステロさんに襲撃されたり、ゲイル先輩をVーMAX暴走で殺してしまう事故があって……こちらはオルフェンズとレイズナーの物語が上手くリンクしているわね」

NOVA「火星から地球への逃避行という物語の大筋が共通しているからな。そして、逃避途中の補給地として、ヴァルヴレイヴの話と合流するんだが、クーデリアとショーコの革命の乙女コンビがクロスオーバーの面白さだな。一方で、オルフェンズのもう一人のヒロインであるアトラは、レイズナーのアンナとの絡みが多く、鉄華団絡みのクロスオーバーは結構良好で面白い」

晶華「だけど、ディーダリオンさんの時空跳躍事故に巻き込まれて、ゼーガペインさんの世界に飛ばされたせいで、それらの物語は中断した、と」

NOVA「ようやく続きになるわけだな。いろいろ長かった」

  

ゲートは南米クスコ(パート5の1話)

 

NOVA「1話めは、まずギアスの世界のハワイのゲートから、ワールド4に向かうところからスタートする。ブリタニアの雑魚KMFを蹴散らすだけのシナリオなんだが、アムロさんのνガンダムを編成に入れることがボーナス取得の条件になっていたりする。

「でも、うちのνガンダムは弱い。自分の攻撃は500ダメージしか与えないのに、敵の攻撃からは3000ダメージが飛んでくる。しかも、敵のHPは9000で、νガンダムのHPは6000弱。もはや難易度★4つの戦場では、アムロさんの見せ場は全くないんだよ。必殺技のハイパーバズーカで、ようやく3000ダメージだからな」

翔花「マジンガーZさんで出撃できれば良かったのに」

NOVA「それならまだ太刀打ちできたかもしれないが、出撃機体はνガンダム指定だったからな。なお、これがガオガイガーだったら、HP1万5000で、敵の攻撃は1000ダメージ弱で抑え、こちらからは5000ダメージを常時与えられるので簡単なシナリオだ」

翔花「ゼンカイオーさんだったら?」

NOVA「HPは2万越え。敵のダメージはほとんど避け、仮に当たっても10点のみ。そして、こちらの攻撃は常時1万数千を叩き出して、一撃必殺無双全潰ってなもんだ。20段階マックス改造モードだと、ストーリー攻略はこれ1機で何とかなるんじゃないか、と思っている。強制出撃ユニットがなければ、オートバトルに任せておけば、何も考えなくても攻略可能なまでに鍛え上げた」

晶華「でも、メインストーリーには関わって来ないのよね」

NOVA「そうなんだ。ストーリー中には、ディーダリオンが潜入工作では非常に便利だと語られていたなあ。というのも、普段は人間サイズが巨大化する光の超人なので、小型ロボでしか持ち込めない場所でも大暴れできる。でも、それだとゼンカイオーだって、そういう活用ができるんだよな」

翔花「確かに、こっちも巨大化仕様よね。ツーカイオーさんは違うけど」

NOVA「そんなわけで、シナリオクリアするだけなら、他の機体を後ろに下がらせて、ゼンカイオー1機を突撃させたらいいんだよな。で、アムロさんが現段階で全くもって使えない状態なのを確かめて、勇者王と全開王とコンVで蹴散らして、ゲートに突入。着いた先は南米クスコだったという話だ。いきなり、レイズナーのクライマックス舞台に到着したわけで」

晶華「クスコって、確かアステカ帝国の首都だった街よね」

翔花「するとアステカイザーさんがいるの?」

NOVA「う〜ん、DDにはプロレス絡みで獣神ライガーが参戦しているんだから、アステカイザーが参戦してもおかしくはないんだがな。ゲッタートピアに、バトルホークと一緒に登場させるってのはどうだろうか?」

晶華「というか、南米クスコにゲートがあったってだけで、どうしてそこまで違う世界に寄り道脱線できるのよ?」

NOVA「石川賢先生が原作だからかな。話を戻すと、こっちになるわけで」

翔花「なるほど。ワールド4では、ゲッターロボノワールさんがいるのね」

NOVA「いねえよ。ノワールは期間限定イベントだけの機体だが、俺はノワール1とノワール2しか持っていない。俺がスパロボDDをプレイしていない間に、ノワール3とノワールGが追加されていたんだな。うっかり取り損ねていたことに最近気付いたんだ。また復刻されないかなあ」

晶華「そんなことよりも、クスコのゲートよ。レイズナーさんが関わっているって言ったわね。どういうこと?」

NOVA「DDでは後々のための伏線と思われる。ともあれ、固定ゲートは何らかのパワースポットに関係しているという仮説が提唱され、魔術関連はワールド6に専門家がいるから、第2章で解明が進むんじゃないだろうか。とにかく、ゲートを抜けた先では、モビルワーカーが襲い掛かってくる。モビルワーカーにすら勝てないνガンダムという状況が悲しすぎるが、実のところ、ワールド4攻略時には装甲の厚さで頼れる機体だったバルバトスさえもが通用しなくなっている状況にシクシク状態だよ、全く」

晶花「攻略だけならゼンカイオーさん1機でもできるけど、ストーリーを気分よくプレイするためには、他の機体にも愛情を注ぎたいものね」

NOVA「とにかく、今の俺の関心は流木野サキを強くすることだからな。サキさんと、クーデリアと、おまけのショーコは宇宙のモジュール77にある咲森学園にいるから、地上から宇宙に上がらないといけない。そのための手続きをモンターク商会のマクギリスに取ってもらって、ギャラルホルンの目を逃れて宇宙へ飛び出す鉄華団と、ラー・カイラムだったりする」

 

カーミラ、舞う(パート5の2、3話)

 

NOVA「マクギリスが身をやつしたモンターク氏から、情報提供と牽制工作を支援してもらったおかげで、鉄華団ロンド・ベルは安全に大気圏を離脱して、それから咲森学園のあるモジュール77を目指すんだが、そこにガエリオとアインが率いるギャラルホルンが立ちはだかるのが2話めだ。だけど、その途中で、戦場に流木野サキが操るヴァルヴレイヴ4号機、正式名称・火ノ輪、通称カーミラが乱入するわけで」

晶華「つまり、オルフェンズの物語とヴァルヴレイヴの物語が融合したシナリオね」

NOVA「ああ、これがスパロボとして当たりなんだよ。敵陣営がクロスオーバーしたり、作品の物語がうまく混じり合ったり、パート4で足りなかったのはこれだ。まあ、黒の騎士団の作戦行動を支援するオケアノスって要素は少し面白いと思ったが、肝心のキャラ同士のリンクが薄かったからな。それに比べて、パート5は最初からクーデリアとショーコがコンビという関係で、物語のリンクは約束されたようなものだ」

翔花「NOVAちゃんはクロスオーバーが好きだと」

NOVA「原作ストーリーがうまくつながっていると、拍手したくなるな。逆に、共演しているのに、話があまり絡まらないとガッカリだ。出撃を渋るシンジ君に、ブライトがビンタを浴びせる。これだけで昔は、おおってなったんだよ。そしてシンジ君が『父さんにも殴られたことがないのに』とリアクションすると笑える。確かに、碇ゲンドウは息子を殴るようなキャラじゃないけど、向かい合うこともあまりしないというか」

晶華「でも、話を絡めるにしても、作品ごとの相性があるわよね。SEEDとフルメタは相性があまりよくないのでは?」

NOVA「フルメタは学園ラノベ+ミリタリーなので、日常コメディー系ともシリアスバトル系とも相性が良い作品なんだよな。そして、ギアスとの相性の良さは第3次Zで描かれたんだが、SEEDは前半の孤軍奮闘するキラというのが、そもそもスパロボと相性が悪い」

翔花「確かに、スパロボだとチームバトルが中心だからね」

NOVA「自分が戦わないと、仲間が死んじゃうって状況で、だけど敵にも友だちがいて………という流れは、レイズナーとは相性が良かったんだけどな。フルメタと絡めるなら、クルツとバスターガンダムのスナイパー対決とか、何よりも宗介VSイザーク関智一対決とか、クルーゾーVSクルーゼの似た名前対決とか、いろいろ小ネタが挟めたろうに、まあ、それはさておき、オルフェンズだ」

晶華「ミカヅキさんにやられて、アインさんがひどいことになったのよね」

NOVA「なってない。うちのプレイで、アインをひどい目に合わせたのはゼンカイオーだ。ミカヅキの攻撃力が低くて、アインには大してダメージを与えられなかったんだよ」

翔花「きっと、ギャラルホルンにはゼンカイオーさんの姿がバルバトスさんに見えてたのよ」

NOVA「まあ、バルバトスの育成が遅れた話は置いておいて、ヴァルヴレイヴは割と強くなっている。うん、ガシャで強い武器を当てていたからだが、ハルトの1号機の通常攻撃が射程4の遠隔仕様なのも使いやすい点だな。一方、サキさんの機体は射程2しかないので、相手の射程外から攻撃できるメリットはない」

晶華「接近戦仕様なのね。回避力は高いの?」

NOVA「パイロット本人は優秀な回避力の持ち主っぽいが、機体の性能が追いついて来ないので、しっかり改造を施して、運動性を10段階まで上げた。パイロット養成でも回避を多く伸ばして、敵からの命中を半分から1割強ぐらいまで落とした。これで何とか使えるかな、と思いきや、次のシナリオのSPTには攻撃を当てられずに苦労した。やはり照準値も上げないと、と思った次第」

翔花「とにかく、NOVAちゃんは全力全開で、サキさんを育てるのに夢中と」

NOVA「何せ、喜びの使徒の声だからな。それだけでも特撮ファンなら愛情を注がないと」

晶華「だったら、関智一さん声のアーバレストさんも鍛えないと」

NOVA「いや、ドモン・カッシュなら鍛えるけど、どうも射撃主体のロボはあまり面白いと思わないんだよ。フルメタで強化するなら、マオ姉さんか、DDではまだ実装されていないけど、クルーゾーさんの方が好みだ。ただ、あまりフルメタ系のユニットは使ってないけどな」

晶華「まあ、いいわ。今はサキさんが本命ってことね」

NOVA「うむ。俺にとってのヴァルヴレイヴの主役は彼女であり、サンダーこと山田ライゾウだったからな。彼の乗る3号機はDDに実装されていないのが残念だが、いつかヴァルヴレイヴ戦隊が集結する日が見たいものだぜ。それはともかく、咲森学園という校名も、サキ+森の緑だし、彼女のための学園だと思えないだろうか。いや、俺は勝手に思っている。答えは聞いてない」

翔花「まあ、緑の機体はわたしも応援したいって思うわね」

晶華「カーミラかあ。私の妖精郷キャラのカシュミーラに似ているっぽいから、許してあげるわ。頑張って全力全開マックスカーミラに鍛えなさい」

NOVA「ああ、ゼンカイジャーにはグリーンがいないからなあ。俺の中では、サキさんのカーミラもゼンカイオージョと名付けて鍛えることにした」

翔花「勝手にゼンカイジャーのメンバーにするなんて……」

NOVA「喜望のパワー、ゼンカイカーミラとかそんなところか」

晶華「妄想乙。とにかく、2話でNOVAちゃんの夢中になってるサキさんが合流して、それから?」

NOVA「咲森学園が新生ジオールを宣言して、旧ジオールの大統領の娘ショーコが独立宣言した後、エルエルフの知略とサキさんのヴァルヴレイヴ4号機の活躍などのおかげで、ハルトや鉄華団が去った後も、かろうじて独立を維持していた形だな。そこで多くの原作キャラや鉄華団の残留メンバーなどの顔見せおよび日常シーンが描かれたりしたのが3話だ」

 

晶華「エルエルフさんって、確か元敵国ドルシアの軍人で、ハルトさんのカミツキでボディジャックされた結果、裏切り者扱いされて、仕方なく咲森学園とヴァルヴレイヴを守るために協力することになったのね」

NOVA「ミサトさん曰く、黒の騎士団のゼロと同じようなタイプとのことだ。そうなると、将来、ゼロとエルエルフの会話シーンがどう展開するか楽しみだが、それよりもゲッターチームの流竜馬さんやグレートの剣鉄也さんが鉄華団に馴染んでいるのが笑った」

翔花「確かに、竜馬さんが1号機、鉄也さんが2号機、昭弘さんが3号機だったら新生ゲッターチームが成立するかも」

NOVA「まあ、昭弘がグシオンリベイクパイロットに登録されるのはパート12なので、ずいぶんと先の話なんだがな。一方、サキさんに絡んだのが、意外にもZガンダムのフォウだったりする」

晶華「え、どうして?」

NOVA「サキさんが4号機のパイロットだから……は関係ないだろうが、強化人間として彼女の傷ついた内面とかに、繊細に感じたんじゃないかな。直後のバトルマップでも、ピンチになった彼女をフォウのサイコガンダムが救う局面があったりして、思いがけないコラボにビックリしたり」

晶華「考えてみれば、サイコガンダムをずっと使えるスパロボも珍しいわね」

NOVA「特別に強い機体でもないんだがな。武装パーツがSR止まりというのが残念仕様だし、これからサイコガンダム用のSSR武装が来るとも思えん」

晶華「この2人でクロッシングパイロットすればどうかしら?」

NOVA「え? サキさんがサイコガンダムに乗るのか? それなら、サイコガンダムを鍛えないといけないじゃないか」

翔花「緑色に塗り替えられたサイコガンダムとかいいかも」

NOVA「それって、こんな感じじゃないか」

翔花「ちょっとスマート過ぎると思うけど」

NOVA「まあいい。DDでサイコガンダムは不遇な機体の一つだと思っていたから、ここでサキさんを助けるために、盾になるというのは意外な展開だなあ、と思ったわけで。前にビルバインレイズナーが救出した時よりも面白いコラボだなあ、と感じた」

晶華「とにかく、オルフェンズもヴァルヴレイヴもスパロボでは手垢の付いていない新鮮な作品なので、何を見せられても面白いと思えるものじゃない?」

NOVA「かもしれんな。どちらもこの後、過酷で悲劇的な展開が待っているので、スパロボマジックでどれだけフォローしてもらえるかが気になるところだ。ともあれ、ヴァルヴレイヴ4号機が突出癖があるのを見抜いた敵がサキさんを捕獲しようとするんだが、サイコガンダムに邪魔されて、その後、全力全開と勇者王の餌食になったのが3話という話。うん、サキさんの機体は射程2という仕様上、どうしても突出しがちなのは仕方ない。だから、徹底して回避を鍛えて敵の攻撃を全部避けれるようにしようと思った流れだ」

 

テイワズタービンズとの接触(パート5の4話)

 

NOVA「昔、ワールド4の序章だけをプレイしていて、DDにはテイワズが登場しなくて、咲森学園がその代わりの役を務めていると考えていたんだな。理由は、原作アニメだとテイワズと提携した後で、宇宙海賊ブルワーズとの戦いがあったんだけど、DDでは先に宇宙海賊が襲撃してきたから、『おやっ、マフィア関係の話は割愛されたのかな?』と思ったんだが、この回で単に順番調整がされただけだということが分かった」

翔花「テイワズって何?」

NOVA「鉄華団の後ろ盾になってくれる宇宙ヤクザで、オルフェンズが任侠ガンダムと称される大きな理由だ。ガンダムのテーマはしばしば政治と戦争で、その後、格闘対決もののGガンダム、テロリストなどの変化球を交えつつ、オルフェンズでは経済紛争とか企業経営という新要素を投入。つまり、国家という大上段に構えた視点から、企業と裏社会を牛耳る武力集団としてのマフィアやヤクザの要素をロボット物に投入。それに近い作風としては、裏稼業のブライガー新撰組バクシンガーなんかがあると思う」

翔花「つまり、オルフェンズの話も大事な要素を削ることなく、きちんと描くってことね」

NOVA「ああ。タービンズを率いる名瀬兄貴や、テイワズの長であるマクマードさんが出てきて、4話のストーリーはきちんとオルフェンズだ。だけど、タービンズ鉄華団が対峙しているときに、登場したのがゴステロで、ちゃっかりレイズナーの話まで絡んできたりする上、宇宙海賊ブルワーズまで出現して、この話は非常に盛り沢山だな。その結果、ガンダムグシオンも確保して、これが後のグシオンブレイクの布石になるわけで」

晶華「これは……パート12の未来の話ね」

NOVA「俺たちにとってはな。まあ、俺たちもワールド6の最終話で、先の話を少しだけ見た感じだが、とりあえず、テイワズタービンズが出て来たことで、本格的にオルフェンズらしくなって来たな、と思う。オルガもマクマードさんと盃を交わして、名瀬さんの弟分になったし、ついでにクーデリアだけでなく、ジオール大統領のショーコまでテイワズと交渉して後ろ盾になってもらうなど、咲森学園までヤクザと絡むことに」

晶花「ちょっとワールド4は凄いことになっているのね」

NOVA「ああ。クロスオーバー要素の少なかったワールド3とは大違いで、鉄華団と咲森学園が密接に絡み合ったストーリーだ。テーマは、大人社会に対して子どもたちが武力を示しながら、自分の企業や国を築いて渡り合おうとするドラマだな。時代的にはヴァルヴレイヴが2013年で、オルフェンズが2015年。2010年代のアニメから時代背景を読み解くための資料としても面白いかも」

翔花「でも、どちらも最後は悲劇なのよね」

NOVA「主人公の死で終わって、遺されたヒロインたちが志を引き継ぐ感じの終わり方だったな。そしてゲームでもこの後、原作どおりの悲劇が待っているようだ」

晶花「え? 何?」

NOVA「クーデリアの侍女のフミタンと、咲森学園の女生徒のアイナが死ぬことで、いろいろと決意を固める流れなんだな。スパロボマジックで悲劇が避けられるかなあ、と期待したんだが、どうやら無理みたいだ」

晶華「原作で人間爆弾にされそうな少女を、敵を特定ターン以内に倒せば救えるようなIF展開は、用意されていないのね」

NOVA「ということで、この後のプレイは悲劇を覚悟して、もしかすると涙目全開で、行うことになる予定」

(当記事 完)