Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

2つのライオントピアの話(DDワールド6編その3)

ワールド6クリア

 

NOVA「ワールド6をクリアしたぞ」

晶華「最初はグランゾートさん、それからワタルさんのコラボがあって、その2作は異世界ファンタジー作品なのよね」

NOVA「方向性としては、グランゾートが魔法もので、ワタルは東洋風で拳法、サムライ、忍者の世界という違いがあるんだがな。いずれにせよ、魔法陣を使って召喚したり、されたりが当たり前みたいな世界観というわけだ」

翔花「わたしたちも異世界転移って当たり前の感覚でいるけど、元々のスパロボ御三家(マジンガー、ゲッター、宇宙世紀ガンダム)では異世界なんてあり得ない物語らしいわね」

NOVA「ガンダムは近未来SF、マジンガーは超科学VS古代文明の戦い、ゲッターは同じく人類の超科学VS爬虫人類という異種族文明の戦いになるわけだが、70年代のロボは異世界という概念はあまりなかったな。せいぜい宇宙か、地底、海底にオカルト呪術めいた文明が隠れているぐらいで」

晶華「ロボットアニメに、神とか悪魔とかの要素が最初に出てきたのはライディーンさんで合ってる?」

NOVA「TVアニメだったらな。ライディーンは1975年で、その前に劇場版の『マジンガーZデビルマン』が73年にあって、その辺がノストラダムス関連でオカルトブームがあった時期か。マジンガーも、古代ミケーネ文明が前面に出てきたグレートに移る頃合いで、科学よりもオカルト要素が強くなる。この時期は、主人公側が健全な夢の科学を武器にして、敵側がオカルト呪術を複合した暗黒科学とでも言うべき魔法科学を駆使していた印象が強い」

翔花「でも、悪魔が味方になったのは『アクマイザー3』さんよね」

NOVA「それが75年だな。それまでも、悪魔くんという前例はあったんだが、特撮ヒーローだとアクマイザーがあって、コミカルお化けのメダマンがあって、影の魔人のカゲスターとか、魔女からマジックアイテムを授かった少年少女チーム物の魔法組があって、76年がオカルトっぽい時流があった。その後、UFOブームやスターウォーズ効果で宇宙SF時代になるんだが」

晶華「異世界に主人公が召喚されるのはダンバインさんが最初?」

NOVA「異世界冒険SFアニメの原型はタイムボカンシリーズで、その後はドラえもんの劇場版が割と多彩な異世界アドベンチャーの先駆じゃないかな。恐竜時代にタイムスリップした『のび太の恐竜』(80年)、宇宙が舞台の『のび太の宇宙開拓史』(81年)に続いて、3作目の『のび太の大魔境』(82年)はアフリカの秘境に隠された犬の王国が舞台で、インディー・ジョーンズの影響も見られる。その後、4作めの『のび太の海底鬼岩城』(83年)はムーやアトランティス古代文明、5作めの『のび太の魔界大冒険』(84年)で完全に魔界という異世界が登場して、SFからファンタジーへの傾向を濃くしていったな。まあ、その背景に同じ藤子作品の『怪物くん』(81年と82年に併映)の影響もあるんだろうけどな」

翔花「83年のダンバインさんに至る前に、タイムスリップやオカルト超文明による召喚劇があったわけね」

NOVA「ああ。80年の『ムーの白鯨』も古代文明を題材にした異世界転生や召喚アニメと見ることもできるし、83年の『未来警察ウラシマン』では主人公が2050年の未来世界、ネオトキオに時空転移した。一方で、同じ83年の『超時空世紀オーガス』が日本初の多元世界の融合を描いたアニメということになるのかな。毎回、出向いた先の違う童話風世界の事件を解決するヤッターマンなんかを除けばだが」

晶華「異世界転移や多元世界も奥が深いってことね」

NOVA「とりあえず、70年代はそれほどでもなかったが、80年代になって異世界関連の物語は急に活性化した感じだな。SFアニメをたしなむ大人が増えてきた時代だったからかもしれんが」

翔花「そして、80年代後半にゲーム世界とも絡み合って、異世界や並行世界という考え方が常識になったと」

  

スパロボにおける異世界

 

NOVA「ここで、スパロボに話を戻すわけだが、当初のスパロボには、宇宙や地底からの侵略帝国はあっても、異世界という概念はなかった。スパロボに初めて、魔術や異世界の概念を持ち込んだのがオリジナル機体の魔装機神サイバスターになるな。その背景世界ラ・ギアスが舞台となったのが、94年の『スーパーロボット大戦EX』であり、それを掘り下げたのが96年の『魔装機神』ということだ」

翔花「つまり、サイバスターさんの誕生時期は、ワタルさんやグランゾートさんの物語の影響もそれなりに受けているってことね」

NOVA「あ、サイバスターで思い出したけど、グランゾンの武器『ブラックホールクラスター』が運良く、たまたま回したガシャで当たったんだよな。これで俺のグランゾンもザコではなくなったと思う」

翔花「へえ。これで無敵のグランゾンさんで、ストーリーをどんどん進めて行けるのね」

NOVA「もちろん、ゼンカイオー・ジュラガオーンほどじゃないけどな。それはともかく、スパロボで多元宇宙がこんがらがった理由の一つに、グランゾンブラックホールエンジンの中に特異点の歪みがあって、偶発性を歪めたというのがあって、その後、一本道だったスパロボ時空も、多くの派生作が生まれて、それと同時期にガンダム世界も宇宙世紀以外のアナザー時空が発生し、マジンガーやゲッターも世紀末から新世紀にかけてコミックや新作アニメでパラレルワールドがいっぱい発生して、全貌を把握するのが大変になったのが現在というわけだ」

晶華「分かりやすくて単純明快な昭和時代に比べて、平成は醜くて、だけど瞬々必生で、芳醇たる魅力に溢れて、たかが一冊の書物では著しきれないってことね」

NOVA「そうなんだ。まるでデコボコで、石ころだらけの道みたいで、横道脱線もいろいろだ。だから、俺のブログ記事が寄り道脱線しがちで、読みにくいのも平成時空の影響を濃厚に受けているのだから仕方ないってことで」

翔花「スパロボも平成時空の産物だものね。令和スパロボって、いくつあるの?」

NOVA「VとXは平成なんだよな。令和スパロボに分類されるのは、TとDD、そして30か。まあ、スパロボの多元宇宙化が始まったのは、新からαシリーズを経て、携帯機シリーズやOGやら、Zシリーズに流れ込んだ辺りか。とりわけ異世界転移が簡単に起こるようになったZシリーズ辺りが戦犯かな。それまではまだ、並行世界からの侵略者(スパロボA、2001)とか、未来からの来訪者(スパロボR、2002)とかで、おお、SFしてるなあ、とセンス・オブ・ワンダー的に素直に驚いていたのが、08年のZや、09年のK以降は複数世界が当たり前になってしまって、別世界と聞いても、『あっそう、またか、よくある話だな』と何の感動も覚えぬ俺がいる」

晶華「多元宇宙に慣れちゃったってことね」

NOVA「もう、バトル途中に次元の歪みが発生して、別の世界に飛ばされることが当たり前になってしまったもんなあ。大体、2009年辺りから、世の中、多元宇宙だらけになったような気がするぜ。ウルトラマンのゼロさんとか、ライダーではディケイド辺りから、マルチバースが珍しくも何ともなくなった」

晶華「グランゾートさんの世界や、ワタルさんの世界は、魔法で時空転移できる世界だからいいとして、ライガーさんやダルタニアスさんは違うんでしょ? どういう経緯で合流するの?」

NOVA「グランゾートの敵である邪動族と、ワタルの敵であるドアクダーが手を組んで、世界間のゲートに細工したんだな。おかげで、彼らは魔法ファンタジーのSDトピアから、悪魔が侵略してくる獣神ライガーの世界に飛ばされてしまったんだ」

 

ライガーダルタニアス

 

NOVA「さて、ライガーダルタニアスの初共演だが(スパクロ除く)、彼らの共通要素としてライオンというのがある。そして、ライオンと言えばガオガイガー。実は、ガオガイガーダルタニアスも初共演になるんだな。ガオガイガーはゴライオンと共演したことはあるけど、ダルタニアスとの絡みが後々、楽しみだ。ギャレオンとベラリオスがどういうライオン関係を結ぶか、に期待したい」

翔花「ライガーさんは、エクスカイザーさんの前番組でもあるので、プレ勇者ロボの系譜なのね」

NOVA「まあ、系譜としては、ダイナミック系列なので、マジンガーデビルマン鋼鉄ジーグの流れでもあるし、後に合流するのが楽しみなんだが、とりあえず、クロスオーバーネタとしては、ワタルと大牙剣(ライガーパイロット)がどちらも声優・田中真弓さんなので、声がそっくりだという話があった」

晶華「ああ、声そっくりネタはスパロボあるあるね」

NOVA「で、ワタルは小4、グランゾートの大地は小5、ライガーの剣は小6で、3人とも小学生という。まあ、この中で一番過酷なのは、永井豪ワールドの住人である剣なんだろうけど。ライガーの世界観は、悪魔が人を平気で殺すからな」

翔花「ダルタニアスさんは?」

NOVA「こりゃまた別世界で、原作どおり敵と戦っていたら、次元転移門に吸い込まれて、ライガーの世界にやって来て、共闘することになった……と思ったら、さらに活性化した次元転移門に吸い込まれ、みんなまとめて、ラー・カイラムの前に出現する形で、ワールド6の序章は終了だ」

 

アクシズの攻防を終えて

 

NOVA「さて、俺たちは第一章パート2の最終話でプレイを長らく中断していたわけだが、物語は『逆襲のシャア』の序盤、フィフスルナ攻略戦だな。一方、ワールド6は第一章がパート13で終了し、『逆襲のシャア』の物語が完結した時間軸に合流したようだ。その間に、いろいろなイベントがあったようだが、情報量が多すぎて把握しきれないので、今回はパスだ。そこまで追いつくのは、いつの日になるかなあ」

翔花「今がパート2だと、10パート以上もクリアしないといけないのよね」

NOVA「なお、現在は第2章パート2まで進んでいるようだな。鋼鉄神ジーグの参戦が一つの目玉らしい」

晶華「ダブルジーグさんの共演かあ。そこまでたどり着くのが大変そうね」

NOVA「ゼンカイオー・ジュラガオーンの力がどこまで通用するかだな。まあ、行けるところまで行くとするさ」

(当記事 完)