Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ワタルとグランゾート(DD第2章パート10その1)

ケイPによるスパロボ

 

ケイP『今回は、オラが主役だッピよ』

晶華「だけど、ブログタイトルまでは譲らないわよ」

ケイP『さすがにブログの乗っ取りまでは望んでないッピ。アシスタントモンスターは下剋上を考えず、マスターNOVAと翔花ママたちに忠誠を誓っているッピ』

翔花「ここで下剋上を考えたのは、アキちゃんとナイン君だけだもんね。わたしはNOVAちゃんに反抗する気は全くないんだし」

晶華「ああ、お姉ちゃんズルい。一人だけ良い子でいようとするなんて。私はただNOVAちゃんと妖精女王ズのプレイを楽しみたかっただけなんだし。そう、悪いのはNOVAちゃんに転移魔法をかけたナイン君なんだから」

009『ぼくはただGMとしての務めを果たしただけだ。プレイの円滑な進行を妨害する者は、退去させる権限がGMにはある。たとえ、それが自分の未来の成れの果てであろうと』

晶華「過去の自分に、成れの果て呼ばわりされるなんて、NOVAちゃんも可哀想ね。早く帰って来ることを願ってるわ」

翔花「きっとNOVAちゃんのことだから、『しばらく留守にしていれば、俺の大切さを娘は心底痛感するだろう。最近、俺のことを蔑ろにした娘2号に思い知らせてくれるわ』って考えているに違いないわ」

晶華「何で、私だけに罪をかぶせるのよ。お姉ちゃんだって、同罪じゃない?」

翔花「わたしはNOVAちゃんを蔑ろになんてしてないわ。蔑ろにしたのは、いまだにドンブラ脳に染まってないアキちゃんでしょ」

晶華「どうして、そこでドンブラの話が出て来るのよ? 私はキラメイ脳であり、全力全開脳なんだから、ドンブラなんて必要ない」

 

ケイP『あのう、アシスタントガールのお二人が騒いでいると、オラのスパロボDD話が始められないんだけどッピ』

009『イチロー兄さん、この2人もサクッと飛ばしちゃいましょうか?』

ケイP『いや、それはやり過ぎだッピ。うかつな転移魔法の乱用は禁止しないと、鎌倉時代みたいな御家人内ゲバが発生するッピよ』

 

昭和末期から平成頭のファンタジー世界

 

ケイP『とにかく、今回の話はまず「魔神英雄伝ワタル」と「魔動王グランゾート」にスポットが当たったッピ。そして、舞台的にも妖精郷に近い感じの話なので、オラがGMだと思って、集中して話を聞くッピよ』

翔花「確かに、魔神ってキーワードは気になるわね」

ケイP『この場合の魔神はマジンじゃなくて、マシンと読むッピ。主人公機の龍神丸を初めとする大体3メートルサイズの戦闘ロボの総称だッピね』

晶華「サイズ的にはスコープドッグさんなんかが近いわね」

翔花「88年放送ってことはギリギリ昭和時代ね」

ケイP『ワタルの放送中に昭和から平成に時代が移って、翌89年の4月に始まった後番組がグランゾート。そして、グランゾートの次がワタル2だッピよ』

翔花「その次は?」

ケイP『カーレース物の「サイバーフォーミュラ」に続いて路線変更し、ロボじゃなくなったッピね。とにかく、ワタルとグランゾートは兄弟番組みたいなものッピ。そして、今回のエピソードで、ワタルの冒険の舞台の「創界山」とグランゾートの舞台の「ラビルーナ」が融合してしまった形で、これからはこの2作のエピソードは同時並行的に描かれるみたいだッピね』

晶華「異世界同士が一つになるってこと?」

ケイP『これまではワタルたちの世界はワールド6に分類され、そこではワタルとグランゾート獣神ライガーの世界が同じ一つの世界だったッピ。そして、ワタルは異世界の創界山に救世主として召喚され、グランゾートの主役の大地君も月旅行の際に異世界ラビルーナのゴタゴタに巻き込まれ、さらに別世界のダルタニアスの世界とゲートでつながって、ダルタニアスの世界と鋼鉄神ジーグの世界が同じという、ややこしい世界観だッピ』

翔花「ええと、一つのワールドの中に、全部で4つの小世界があるってことでいいの?」

ケイP『元々、ワタルもグランゾート異世界転移ファンタジーだからッピね。そして、ワールド6ではこれまでダルタニアス鋼鉄神ジーグ獣神ライガーの物語は進展していたけど、ワタルとグランゾートはプロローグ的な参戦シナリオ以外はストーリーが進まずに置き去りにされていたッピよ』

晶華「いわゆる、いるだけ参戦って奴ね」

ケイP『パート6で、ワタルたちが創界山に戻れないかと試しても戻れずに、ライガーの物語が進展して、ワールド6で重要度が高いのは獣神ライガー鋼鉄神ジーグという位置づけだったッピ。ライガーは神の城が自軍の異世界の拠点として重宝し、鋼鉄神ジーグはワールド1の鋼鉄ジーグとのコラボでスポットが当たりがち。一方、ワタルとグランゾートはこれまで原作物語が進展しない状態にあったッピ』

翔花「原作はどんな物語?」

ケイP『ワタルは創界山が第一界層から第七界層まで分かれていて、第七界層にあるドアクダーの居城である魔神殿を目指して、旅する物語。グランゾートは逆にエリア5からゴールのエリア1までを目指す話で、今回、ワタルの第一界層とグランゾートのエリア5が融合して、エリア5の世界樹の上に第一界層の鬼岩城(天空の城ともいう)が融合してしまい、世界がおかしくなったのを解放する話になったッピ。ワタルの5話までと、グランゾートの9〜14話までを要素抽出して消化したッピね』

晶華「グランゾートさんの方が物語が進展してるのね」

ケイP『グランゾートは、ラビルーナに来る9話までの間に、仲間のウィンザートとアクアビートが加入する序盤エピソードを展開していたッピ。ワタルは最初に異世界転移ありきで仲間は後から加わる形。グランゾートは仲間集めを果たしてから異世界の旅が始まった形なので、とにかく今回のエピソードから本格的にゲーム風の異世界冒険ファンタジーの物語が描かれたッピね』

晶華「でも、スパロボはロボットバトルゲームだから、冒険がメインじゃないのよね」

ケイP『異世界冒険の要素を抽出すると、旅先の村人たちから情報を集め、世界の異変の理由や秘密を探り、それを解決するためにダンジョンを探索したりして、そして出現したボスを倒したりしたら大体、きれいに終わるッピ。困っている人を助けたり、キーアイテムを見つけたり、いろいろな罠をくぐり抜けたり、そういう一連のストーリーは会話イベントで展開され、ゲームでは出てきたボスと戦うのみ』

翔花「RPGだと、情報収集や交渉、迷宮探索なんかもゲームの一部だけど、スパロボではバトルだけをすればいいのね」

ケイP『一応、作品によっては会話中の選択肢や、シナリオの攻略順あるいは説得の可否などでストーリーが変わる要素もあるッピね。でも、DDではストーリー分岐はないッピよ』

晶華「一本道シナリオだから、ストーリー自体は誰がプレイしても同じ、と」

ケイP『違うのは、どの機体を育成しようとか、ガチャを回すかどうかとか、運良く強いユニットや武装が当たるかどうかという運にまつわる要素だッピね』

 

トップガンの話

 

ケイP『そして、第一界層のラスボスキャラは、クルージング・トム。こいつは86年に公開された映画「トップガン」のトム・クルーズのパロディキャラだッピ』

009『トップガンかあ。懐かしいな』

翔花「確か、最近、続編映画が公開されたのよね。よく知らないけど」

ケイP『今回はトップガンの続編映画公開に合わせるように、トップガンのパロディキャラがゲームイベントで採用されるというナイスタイミングだッピよ』

晶華「ふ〜ん、私はあまり興味無いけど、ミリタリーファンの琴線には触れそうね」

翔花「旧作はF14の時代で、愛称はトムキャット。マクロスの可変戦闘機バルキリーのモデルとして有名よね。今度の映画の機体はF18ホーネット。こちらは発展型のF18Eスーパーホーネットが近年のアメリカ版ゴジラのシリーズでお馴染みみたい。よく知らないけど」

晶華「私には、F14とF18の違いも分からないわ」

翔花「それは全然違うでしょう。一番の違いはF14が可変翼機で、F18が固定翼機ってことだと思う。ただ、日本の自衛隊はF15イーグルを主に採用していて、日本の特撮ものに出て来る機体は大体こちらだけど。自衛隊が近年、採用を決めたのはF35ライトニングIIだけど、数が少ない稀少機体だから怪獣退治に出撃するのは稀でしょうね。撮影許可が降りないだろうし」

晶華「お姉ちゃん、どうしてそんなに詳しいのよ?」

翔花「そりゃあ、翔花の翔の字は空を翔けるんだから飛行機のことは興味があるの。戦車や戦艦のことはよく知らないけど」

晶華「とにかく、羽が開いたり閉じたりするのがF14で、動かないのがF18って覚えておくわ」

翔花「あと、日本の戦闘機を見たら、とりあえずF15と言っておけば、今だと大体当たるわ」

晶華「すると、オスプレイもF15?」

翔花「何でよ? オスプレイは輸送機V22だから、戦闘行為はしないし。アキちゃんがこの分野に無知なことは本当によく分かったわ」

晶華「ステルスガオーさんみたいな三角形のステルス戦闘機は何?」

翔花「それはF117ナイトホークね。最近は、似たような三角形のシルエットで戦略爆撃機のB 2スピリットの方がよく見る感じだけど」

晶華「ああ、シン・ゴジラに上から爆弾を落としていく機体ね」

翔花「F117は90年代の作品では代表的なステルス機って感じで、いろいろなフィクションにも取り入れられたけど、2008年に退役した過去の機体。その後、そのステルス技術は後継機のF22ラプター自衛隊の最新機F35なんかに取り入れられた感じ」

晶華「とにかく、お姉ちゃんの飛行機マニアっぷりには驚いたわ」

翔花「いいえ、わたしなんてまだまだよ。所詮はにわか勉強のカタログ知識でしかないし」

 

ケイP『何だか、トップガンの話から翔花ママの戦闘機蘊蓄に話が脱線して、元のスパロボが忘れ去られたッピね。今回は、これで終わって、最後にスパロボらしくワタルとグランゾートのDD戦闘デモを流すッピ』

 

(当記事 完。次は真ゲッター双貌のオズに続く)