Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ドゴラでも分かる魔動機術の話

バトルソングの補足

 

ケイPマーク1『今回は留守番役のオラたちでソード・ワールドの魔法研鑽するッピよ』

009『ああ、イチロー兄さん。ぼくたちだけでも研鑽できることを、Shiny氏に示してやろう。ところで、前回の神聖魔法だが、最後のバトルソングについて、実は歌を歌っただけで、呪文の研鑽をしていないんじゃないか、と後から気づいてな』

ケイP『ナイン君は細かいッピ。そんなに細かいことばかり言ってると、立派なケイP一族になれないッピよ』

009『いや、ケイP一族で大雑把なのはイチロー兄さんだけじゃないか。ジロー兄さんは神経質だし、リバTは気遣いができる娘だし、ぼくはNOVA2009だからマニアックなところでは几帳面だし、たぶん無理無茶無謀を売りにしているのはイチロー兄さんだけだ』

ケイP『つまり、オラはロードスの初代主人公のパーンだッピ。ジローは2代め主人公のオルソンだから、普段は繊細で壊れやすいけど、時々バーサークしてから戦死する。ナイン君は3代めのスパークだッピ』

009『それって不幸ってことか?』

ケイP『歴代主人公で一番不幸なのはオルソンだと思うッピが、スパーク君はどちらかと言えば不遇で苦労性だッピね。それでバトルソングの話は、今するッピか?』

009『ああ。まず、このバトルソングの呪文は、旧ソード・ワールドやロードスでは戦神マイリー用の特殊神聖魔法なんだな。それがラクシアでは、どの神のプリーストでも使える基本魔法になったのが最初は驚いたものだ』

ケイP『小説ではマイリー神官の定番呪文だッピね』

009『ああ。だけど、リプレイではあまり活用されていないように思える。その理由は、味方全員の命中+2、ダメージ+2できる優れものだけど、歌っている間しか効果がなく、歌っている間は他の主動作が行えない。つまり、神官戦士として武器で攻撃したり、他の呪文で支援を重ねることもできないわけで、プレイヤーが使っても、あまり面白みがないわけだ』

ケイP『小説だと、多数の味方軍勢が乱戦する戦場で歌われるから効果的だけど、TRPG冒険者パーティーだと、武器で戦う戦士の数が数人単位だから、仮に神官戦士を含めて3人の武器の使い手がいた場合、自分以外の2人の戦力を高めるよりは、自分も殴る方が与えるダメージが多くなる可能性が大きいッピね』

009『結果的に、ラクシアでは【バトルソング】を一番有効に使えるのは、自分は殴る能力を持たない支援専門の専業プリーストぐらいだな。他にも自分以外に武器で殴るキャラが3人以上いるか、自分以外に回復支援に回れるキャラがパーティーにいないと安心して歌に集中できないと思う』

ケイP『歌を続けながら、同時に武器攻撃ができるようになれば、随分と使い勝手が向上するッピね。戦闘特技《マルチアクション》との併用で何とかならないッピか?』

009『無理みたいだな。SNEの公式Q&Aでも挙がっていたんだが、先に武器攻撃をしてから、《マルチアクション》【バトルソング】は可能だけど、一度歌い始めたら、その後で武器攻撃などの主動作行動をとると【バトルソング】の効果は消えてしまう。そこで【バトルソング】を有効利用し、かつ自分も殴るようにするには以下のようにすればいい』

 

●1ラウンド目

 神官戦士が《マルチアクション》を宣言してから、先に殴り、それから【バトルソング】を使う。

 その後、他の仲間が【バトルソング】効果付きで武器攻撃を続ける。

 

●2ラウンド目

 他の仲間が先に、【バトルソング】効果付きで武器攻撃を行う。

 仲間の攻撃が一段落した後で、神官戦士は【バトルソング】を解除して、殴るなり、他の呪文を使うなりする。

 

009『こういう形だと、2ラウンド分の味方の攻撃を【バトルソング】で支援し(MP6点使用)、神官戦士も割とフリーに行動できるかも。まあ、いずれにせよ、神官戦士の攻撃には歌の支援効果は乗らないんだけど』

 

魔動機術の再入門話

 

ケイP『バトルソングの研鑽を聞いていて、ナイン君がマスターNOVA並みにTRPGルールの細かい運用を考えていることが分かったッピ』

009『まあ、一応はTRPG歴20年以上を誇る男だからな』

ケイP『それを見込んで、魔動機術について詳しく解説して欲しいッピよ』

009『はい? イチロー兄さんのキャプテン・マークスは、魔動機師マギテック技能7レベルだったよね。それだけ育てているのに、どうして今さら?』

ケイP『元々、キャプテンは弟のジローが作って育てたキャラだッピ。弟にはTRPG機能が最初から搭載されていたッピが、兄であるオラのTRPG機能は不十分なにわか仕込みのもの。戦士としては戦えても、魔法の細かいルールを使いこなすほどの高度なレベルには達していないッピ。現に、オラのプレイするキャプテン・マークスは、バイクに変形する以外の魔動機術は一度も使っていなかったッピよ』

009『使わなかったんじゃなくて、使えなかったのか』

ケイP『それに魔動機術使いの先輩、マッスルG太郎の研鑽記事が役立つかと思って、過去記事をチェックしたッピが……』

009『去年の9月の記事かあ。そろそろ1年を経過する古い研鑽だなあ。おまけに3レベルまでしか対応していないとは』

ケイP『しかも、G太郎さんは今だにマギテック技能3レベルのままで、いつの間にやら、こっちの方がマギテック技能の達人に成長してしまったッピ。プレイヤーは何も分かっていないのに』

009『魔動機術のことが分かっていないのに、どうしてレベルをむやみに上げたりしているんだよ? 呪文のことがよく分かってないから、研鑽してから上げるって言っていた翔花さんの方が利口じゃないか。イチロー兄さんの無理無茶無謀ぶりには呆れて、ツッコミ3倍回路が発動しまくりだよ』

ケイP『30倍じゃないところが、まだ控えめだッピね』

009『界王拳じゃあるまいし、そんなに桁違いなツッコミができるかよ。それこそ時間と労力のムダだ』

ケイP『それを勢いでやっちゃうところが、令和のShinyマスターの恐ろしいところだッピ。翔花ママのスペシャル・トリプルツッコミ・ローリングサンダーに負けないように日々の修練で鍛えたらしいッピが』

009『努力の方向性が間違っているとツッコミ入れたいが、何かに夢中になるとアクセル全開で、ブレーキが掛からない超集中力は自覚あるからなあ。とにかく、今はShiny氏の話じゃなくて、イチロー兄さんの話だ。どうして使いこなせない術のレベルを上げたりするんだ?』

ケイP『答えは簡単。魔動機術のレベルが上がるとMPが増えて、《魔力撃》の破壊力も増えるから。術を使わなくてもメリットがあるから上げただけッピ』

009『それにしても、本当に宝の持ち腐れだなあ。マギテック技能を使いこなすのに必要なのは、シューター・スカウト・ライダーの3つだというのが定石で、キャプテンは何一つ持っていないもんなあ』

ケイP『結果として、ライダー技能はエマお嬢さまが習得したことで、代用してもらった形だッピ』

009『ところで、これは先に言わねばなるまいが、マギテック技能については、ぼくだって素人に毛が生えた程度の知識しかないぞ』

ケイP『何故だッピ? マスターNOVAのメモリを搭載しているのは偽りだッピか?』

009『いや、だから、ぼくは2009年バージョンのNOVAだし。マギテック技能が初採用されたソード・ワールド2.0が発売されたのは2008年だ。それまでのロードスや旧ソード・ワールドにどれだけ詳しかったとしても、マギテック技能については、ほんの1年程度の知識しかない。それで詳しいとはとても言えまい。少なくとも、ぼくはほんの齧った程度の知識で自分は詳しいと言うほど慢心はしない。1年少ししか学んでいないのは、素人に毛が生えた程度と言って過言ではあるまい』

ケイP『謙虚なんだか、偉そうなんだか、よく分からない言い草だッピ』

009『まあ、新機軸のマギテック技能について、あまり詳しくないだけで、TRPG歴20年以上の経験はあるから、ルールブックを再確認したりして、短期集中で学習することは可能だろう。大丈夫、あのアムロ・レイだって最初は素人だったけど、3ヶ月ぐらいでエースパイロットになったんだ。ぼくだって白い新星として、TRPGの世界なら赤い彗星にも負けないってことを見せてやるさ』

ケイP『おお、一体、何と戦っているかはよく分からないッピが、マスターNOVA譲りの妄想回路に火がついたッピね。では、見せてもらおうか。白い奴の性能とやらを』

 

009『まず、ラクシアがそれまでのフォーセリアと最も違うのは、神話の時代と、古代魔法文明の時代の後に、魔動機術の文明があったことなんだよね。魔動機術とは、いわゆるメカニック。それまでの中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界に、飛空艇とか銃器とか爆弾とか人造人間とか魔動列車とかバイクとか、とにかく機械文明の産物がいろいろ加わったハイブリッド・ファンタジーの世界観がラクシアだ』

ケイP『巨大ロボットは?』

009『少なくとも、遺跡からボコボコ発掘されるわけじゃない。ただ、聞いた話によると、ガンダムみたいなアニメ映像が映し出された魔道具は存在するみたいだ』

ケイP『魔動機術が、魔法の力を土台にしたメカや機械を扱う技能だということは、さすがのオラも分かってるッピ。ところで、魔動機術に使うマギスフィアって一体、何じゃらホイ?』

009『変形機能付きの多機能球形デバイスって感じだな。例えば、【ターゲットサイト】の術を使うと、マギスフィアが照準器に変形して、命中+1のボーナスが得られる。投光器に変形する【フラッシュライト】とか、探知器に変形する【マナサーチ】とか、マギスフィアを万能道具として活用する術は数多い』

ケイP『つまり、ライダーマンのカセットアームや、Xライダーのライドル、仮面ライダービルドのフルボトル、フォーゼのアストロスイッチみたいなギミックだッピか?』

009『昭和ライダーのは万能武器だけど、平成の小物アイテムは割と単機能っぽいよね。変形するボールという意味では、ぼくたちケイPボディが一番マギスフィアに近いかも。まあ、ケイPボディの方がはるかに高性能だけど』

ケイP『何と。オラたちはマギスフィアだッピか?』

009『あくまで物の例えって奴だけどね。変形可能な多機能ボールってことで。まあ、マギスフィアにAIは搭載されていないから、自律的な意思を持っているわけじゃないけど。むしろ、マギスフィア+ルーンフォークなのが、ケイP一族かもしれないし、マギスフィアの変形機能にはゲッター線の作用が働いているのかもしれないし、もしかするとキュウレンジャーのキュータマに関連づけられるかもしれない』

ケイP『こいつは驚いたッピ。ナイン君は2009年までの知識しか持っていないと思っていたけど、2017年放送のキュウレンジャーのことを知っているなんて』

009『そりゃあ、ぼくだってNOVAなんだから、この時代で少しずつ勉強ぐらいするさ。ケイP一族も学習機能が備わっているんだしね。さすがに空白期間の作品を一度に全て網羅はできないけど、キュウレンジャーは気になるじゃないか。9だけに』

ケイP『ああ、ゼロワンはともかく、キュウレンジャーは研鑽済み、と』

009『ゼロワンだってWikipediaとかを読めば、設定ぐらいは分かるさ。ただ、設定だけ分かっても、実際に作品を見たことがなければ、イズ可愛いといった情緒的な感想は出て来ないってことだ。知識で知っているのと、現物見て感じ取れるのとでは、作品への感情移入度が全然違うだろう。作品を見ずに感想や批評をしているのは、よほど上手く書かないと、知ってる人間にはバレバレってことだね』

ケイP『イズの可愛さは、この動画を見れば分かるッピ』

009『なるほど。イズもいいが、アズも小悪魔可愛いってことが分かった気がする。それに去年の今ごろアーク様がどうこう言っていたみたいだけど、今年の夏も違う意味でアークがどうこう言っているのが面白いな』

009『アーク様の意思から、ゲッターの意思に切り替わったわけで』

ケイP『なるほど。これが魔動機術の究極の進化ってことだッピね』

009『いや、それは違うので、話を戻さないと』

 

戦闘支援効果付きの魔動機術 

 

009『さて、魔動機術初心者のイチロー兄さんのために、レベル1からレベル7の術を全て解説するのは、苦労の割に不毛な気がするし、データマニアな読者しか喜ばない記事になってしまうので、ここはもっと実用的に効果別の解説をするのが正解と見た』

ケイP『おお、ナイン君は気遣いのできる弟だッピね』

009『イズアズの可愛さを紹介してくれた御礼さ。これで、ぼくもアズ萌え〜と心から言える。……って、寄り道脱線回路よ、鎮まれ。とにかく魔動機術の全てを使いこなすには、銃使いのシューターや、探索系の術と相性の良いスカウトや、魔動バイクを操れるライダーの各種技能の習得が望ましいが、それらがなくても戦闘に役立つ効果は有効に使える。イチロー兄さんはまず、そちらを学べばいいと思うんだ』

ケイP『さすがはナイン君。伊達に一般技能ティーチャーを習得していないッピね。生徒に合わせたカリキュラムの構築はプロ級だッピ』

009『では、兄さんはまず、以下の術を使いこなせるようになって欲しい』

 

●レベル1:ターゲットサイト(1ラウンド命中+1)

●レベル3:エフェクトウェポン(武器に属性付与。ダメージ+1)

●レベル3:ショック・ボム(相手の敏捷を下げて回避をマイナス2)

●レベル4:スモーク・ボム(盲目効果付きの煙幕弾をエリアに射出)

●レベル5:グレネード(威力30の範囲攻撃爆弾。マギスフィア小を消費)

●レベル5:ワイヤーアンカー(相手を絡めつけて回避マイナス2。さらに引き寄せ可能)

●レベル6:クリエイトウェポン(マギスフィアを武器に変形させる)

●レベル6:レジスト・ボム(エリア内の指定属性ダメージを4点軽減)

 

ケイP『レベル3までは、G太郎さんの研鑽記事にもあったッピが、回避の高い敵と戦う機会が少なかったから、使わずに済んだッピ。【エフェクトウェポン】は格好いいけど、キャプテンは《マルチアクション》を習得していないので、武器に魔法をかけて即座に殴るということができないし、ダメージアップなら練技の【マッスルベアー】+《魔力撃》の方が速効性が高くて使い勝手がいい。それに武器に魔力付与だと、リオンさんが普通に支援してくれるッピ』

009『そうなんだよな。サイバ☆リオンという優秀な支援魔法の使い手がいるから、戦士が自分で支援魔法を使わなくてもいいという結論なんだな』

ケイP『自分のキャラを自分で優秀と自画自賛する辺り、ナイン君は抜け目ないッピね』

009『だって、優秀になるように育てたんだから、客観的に見ても優秀だろう? 誇るべきところで遠慮するのは自分の価値を下げてしまうし、逆に誰が見ても無能でつまらないものを自分で優れた作品と作り手がアピールしてしまうのは、自己客観視する目を持っていないってことだからな。まあ、自分の作品にかけた労力を高く見積もりたい気持ちは分かるが、作者は自分の作品を厳しく批評しつつ、ブラッシュアップに努めないといけない。自分の作品やキャラの長所短所の両面を自分で把握して解説できなければ、優れた作り手にはなれないってことだ。まあ、サイバ☆リオンを優秀な戦士と言ってしまえば、明らかな嘘になるけどね』

ケイP『自己客観視のコツってのは何かあるッピか?』

009『自分が費やした時間や労力は、評価基準として考える材料から取り除くってことだな。どれだけ時間や労力を費やしても、それが作品の質や周囲のニーズに寄与しなければ、他人からは評価されない。優れた作品を作るために時間や労力を費やすのはプロとしては当然だし、素人の趣味人はそれを好きだから余暇の楽しみとして、あるいは仕事外の生き甲斐として自己満足的に作業している。

『たとえ自己満足であっても、楽しい記事や作品なら、たまたま知った人が評価してくれて愛読者になってくれる可能性はあるけど、そのためにはコンスタントにコツコツ書き続けて、人を飽きさせない努力と時流を見据えたセンスが必要だね。仕事ならストイックさとサービス精神のアピールが求められ、趣味なら楽しんでいる姿が求められ、人に楽しさを提供できる人間こそ共感されるんじゃないかなあ。

『そして必死に頑張っているから認めてくれ、というのは、作り手が自分で言うことじゃない。結果を出した、あるいは出せそうな質の高いパフォーマンスを示してこそ、頑張っている姿にさえも付加価値が伴うわけで。世間からは評価されていなくても、地道にコツコツ頑張っている人はいっぱいいるから、そういう人たちへの感謝を絶やさない自分なら、その人となりを評価されることもあるかもね』

ケイP『頑張ることを楽しめてこそ、仕事にしても趣味にしても続けていけるってことだッピね。もちろん、義務感や責任感を土台にして、楽しみは仕事以外に見出す生き方もありだけど。仕事には最低限の品質の高さが求められるから、技能も伴わないのに、何でも思うとおりにはできないこともあるッピ。さて、レベル4から後は新規の呪文の研鑽だけど、【スモーク・ボム】は使えそうで、使えないッピね』

009『敵味方お構いなく盲目にされるからな。これを有効利用しようと思えば、戦闘特技《魔法制御》を習得して味方を巻き込まないようにできるか、あらかじめ視覚以外の感覚を高めるようにするか、「魔法」「機械」によるセンサー能力を得るかの準備手段が必要になる』

ケイP『パーティー全員がそういう手段を使えたらいいけど、どちらかと言えば、魔動機師が単独行動をとって、大勢の敵を撹乱する作戦で有効かも』

009『逆に、【スモーク・ボム】を撃ってくる敵の魔動機なんかは鬱陶しいけどね。対策を立てておかないと、一方的に不利になるわけで』

ケイP『次の【グレネード】は強力な範囲攻撃魔法だッピ』

009『レベル5のマギテックは、非常に有能な攻撃魔法の使い手だったんだな。モモレンジャーみたいに「いいわね、行くわよ」と爆弾をホイホイ投げるわけで。しかも、2.0時代はマギスフィアの消費がなかったから、MP6点で使い放題。実はソーサラーの【ファイアボール】よりも強力なわけで』

ケイP『だけど、2.5からマギスフィアを消費するようになった。1回いくらになるッピか?』

009『200ガメルだな。金に糸目をつけないプレイが可能なら、マギテックは後衛から【グレネード】連発が強いかもしれない』

ケイP『《魔法制御》を習得したマギテックというのは、かなり有能なアタッカーになれるッピね』

009『《ターゲッティング》→《魔法収束》→《魔法制御》で、最速5レベルで範囲攻撃マスターが完成するからなあ。実はサイバ☆リオンが今からマギテックに転向してもいいのかも、という誘惑が。《魔法制御》【スモーク・ボム】だけでも、かなり優秀な支援効果が期待できると分かった。何しろ盲目ペナルティーって、マイナス4だからなあ。ここから経験点を5000点消費して、マギテック4レベルまで上げてもいいかも。シューター技能もあるから銃使いに転向することも可能だし、魔動機術を研鑽すると、サイバ☆リオンなら有効活用できる気がしてきた』

ケイP『リオンさんは技能のつまみ食いが多すぎるッピ』

009『【ワイヤーアンカー】はライダーマンのロープアームみたいなことができるな。あるいはアカレンジャーのレッドビュートとか。戦闘時以外でも登攀などに活用できるし、30m遠くのアイテムを引き寄せたり、いろいろ応用できそうだ』

ケイP『バイクモードで使うのも有効そうだッピね。敵に巻きつけて、バイクで疾走しながら引き摺り回すとか』

009『それって、敵側が披露して、主人公を苦しめる系のアクションっぽい』

ケイP『次の【クリエイトウエポン】は武器を作る魔法だけど、敵に捕まって武器を奪われた状況で、マギスフィアだけが残っているような場合にしか使う機会がなさそうだッピね』

009『オプションパーツを装着することで、防護点無効の魔法ダメージを与える武器を生成できるらしいけど』

ケイP『オプションパーツ?』

009『ぼくも詳しいことは知らないけど、2.0の魔法サプリメントで魔動機術はそういう拡張機能を用意されていたらしい』

ケイP『すると、秋に発売予定の2.5版の魔法サプリでも、魔動機術の拡張ルールが復活する可能性があるッピね』

009『そうなったら、また研鑽をしないといけないな。あと、2.0ではあった回避力アップの【シャドウボディ】も、2.5版では遺失魔法になっていたのが復刻されるらしいし』

ケイP『使える呪文が増えるのは楽しみだッピ』

009『いや、イチロー兄さんは今ある魔法さえ使いこなしていないんだから、さらに増えると大変でしょ。まずは【レジスト・ボム】を有効利用してください』

ケイP『それは、敵が属性攻撃をしてくる場合に、相当強力な防御効果を発揮するッピね』

009『ダメージマイナス4というのは、神聖魔法の【フィールド・レジスト】よりも強力なので、これからは兄さんが対属性攻撃の要になってもらわないと』

ケイP『つまり、対火炎バリアとか、対電撃バリアとか、そういうのを張る係ということだッピね』

 

探索系の魔動機術

 

009『さて、兄さんにも活用できそうな魔動機術シリーズ第2弾。探索に役立つリストだよ』

 

●レベル1:フラッシュライト(明かり)

●レベル1:マナサーチ(魔力探知)

●レベル2:エクスプローラーエイド(探索・解除判定に+2)

●レベル2:ノッカー・ボム(鍵を爆破して解除)

●レベル3:ジャンプブーツ(跳躍能力を高める)

●レベル4:アナライズ(魔動機時代の物品や魔動機の能力を解析)

●レベル6:ディスガイズセット(他者に変装する)

●レベル7:テレスコープ(遠くを見る望遠鏡)

●レベル7:ライフセンサー(生命体を感知)

 

ケイP『これらの術は、ダンジョン探索などの調査活動で役立ちそうだッピ』

009『【エクスプローラーエイド】はスカウト技能と組み合わせるのがベストだけど、野外ならレンジャー技能と組み合わせても、それなりに活用できるよね』

ケイP『明かりは、夜目が効くルーンフォークでは必要ないし、ジャンプブーツも飛行能力があるなら必要ない。魔力探知も、鍵開けも、物品なんかの解析も、パーティー仲間で担当してくれる優秀な魔法使いやスカウトがいるから、自分がやらなくてもいいッピよ』

009『いや、そうでもないんだ。特に、魔力探知は効果範囲がだいぶ違う。ソーサラーの使う【センス・マジック】は近くの物品に魔法が掛かっているかを調べるだけなんだけど、魔動機術の【マナサーチ】は最大半径50mの範囲に魔力があるか、位置情報と共に探すことができるんだ』

ケイP『ええと、どういうことだッピ?』

009『ソーサラーの魔法は物品1つにかけるもので、マギテックの術は範囲に対してかけるもの。例えば、ある部屋に入って5つの彫像があったとしよう。ソーサラーが調べるなら、1つ1つの彫像それぞれに魔力感知をしないといけないけど、マギテックなら一回の術で5つの彫像全ての魔力の有無を調べられる他、部屋の奥に隠された宝箱の中のマジックアイテム、および幻影で壁に見せかけられた扉の存在まで知ることが可能。実はマギテックってダンジョン探索のエキスパートで、ソーサラーが見逃すところまで調べられるんだ』

ケイP『なるほど。何かを見つけた後の細かい分析はソーサラーの得意分野で、見つける前の調査活動はマギテックの方が得意だと』

009『本に例えるなら、面白そうな本を見つけ出す才能はマギテックの方が上で、本の細かい内容まで読みふけって、詳しく解説まとめしてくれるのはソーサラーの担当と言ったところかな』

ケイP『推理小説に例えるなら、証拠になりそうな物品をあれこれ回収する刑事さんの役がマギテックで、証拠を分析して犯人が誰かを推理する探偵の役がソーサラーだッピか』

009『そういうこと。だからイチロー兄さんも今後は積極的に【マナサーチ】を使って、マジックアイテム探しをしたり、さらに上級の【ライフセンサー】でダンジョンにいる敵モンスターの存在を前もって探知して欲しいんだ。特に【ライフセンサー】は最大半径100mなんだし。ダンジョンに入る前から敵の位置や数が分かるのは、攻略に当たって大いに有効と思われ』

ケイP『ただ、それって妖精郷でよくあるランダムダンジョンでは通用しないッピね』

009『GM次第では、「不思議な力で術の効果が掻き消された。どうやら、このダンジョンでは探知不能なようだ」と便利扱いさせてくれないケースも考えられるな』

ケイP『他には、生命活動をしていないアンデッドや魔動機、ゴーレムのような魔法生物は探知できないッピ』

009『イチロー兄さん、そんな揚げ足取りばかりしても建設的じゃないだろう? もちろん、魔動機術による探知に完璧じゃない部分があるのは、ぼくだって分かっているさ。だけど、今、大切なのは粗探しをすることじゃなくて、使える術をどう役立たせることができるかって話じゃないか』

ケイP『確かにそうだッピね。だったら、望遠鏡は妖精郷でどう活用したらいいだッピか?』

009『【テレスコープ】か。最大視認距離は1kmみたいだけど、妖精郷の1区画ってどれだけ広いのかな?』

ケイP『そんなのオラが知るか。ナイン君は、マスターNOVAがサイバ☆リオンを担当していたときに、一時的にGMを担当していたんだから、シナリオをチェックできたはずだッピ』

009『うっ、確かにそうだけど、ぼくの記憶では、1つの区画の物理的な距離の情報なんて書いてなかったような気がする。その辺は曖昧に処理されていたんじゃないかなあ』

ケイP『望遠鏡で周囲の地形が見渡せるかとか、GMに直接、聞いてみるべきだッピね』

 

009『よし、今回の魔動機術研鑽は、これで終わりだ。後は、銃器に関するものと、魔動バイクに関するものを次回、おさらいするってことで』

ケイP『銃器は使わないから、どうでもいいけど、バイクは気になるッピね。レベル7になって高性能魔動バイクに変形できるようになったし』

009『ぼくは銃器にも興味あるけどな。というか、改めて研鑽すると、魔動機術そのものにも興味出てきた。秋からのプレイでは、魔動機術も少しかじってみてもいいかもしれない』

(当記事 完)