ドクターヘルとか、早乙女博士とかの訃報
NOVA「富田耕生さんが亡くなられたそうだ。よって、スパロボ者としては、お悔やみを申し上げねばならない」
晶華「ええと、いろいろと博士の役を演っている人?」
NOVA「うむ、マジンガーのドクターヘルと、ゲッターの早乙女博士と、コンVの四ツ谷博士と、グレンダイザーのガンダル司令と早見団兵衛と、ダンガードAの大江戸博士と、スタージンガーのドン・ハッカと、サイボーグ009のギルモア博士と、ゴッドシグマの風見博士と、鉄人28号の大塚警部およびゴッドマーズの大塚長官と、名探偵ホームズのワトソンと、風邪薬・改源の風の神さまの声で有名な御仁だ。
「まさか、前回、スタージンガーの話をしたときに、サー・ジョーゴに続いて、ドン・ハッカまでがお亡くなりになられていたとは。これでスパロボにスタージンガーが参戦希望という俺の夢が……」
晶華「いや、NOVAちゃんの無茶な夢はともかく、ゲッターやマジンガーなどの偉大な敵役や博士方を演じた方が亡くなったなんてね」
NOVA「世間的には、初代ドラえもんと、2代目バカボンのパパの声ということになっているらしいが、それより手塚作品のヒゲオヤジだろうし、何よりもドクターヘルだろう、と主張しておきたい」
【PS版】スパロボF完結編「第38話 解かれた封印」Part.1
晶華「って、ドクターヘルと言っておいて、早乙女博士じゃない?」
NOVA「いやあ、富田耕生さんの手頃な声が入ってるスパロボ動画がこれしか見つからなくてな。近年のドクターヘルの声は違う人になってるし」
Super Robot Wars BX - Hell King Gordon Attacks
NOVA「う〜ん、やはり富田耕生さんの声じゃないとな」
冨田耕生「ドンちゃんのうた」(テレビアニメ「魔法使いチャッピー」エンディング曲)
ちょい見せ「鉄人28号」| First Look "IRONMAN 28"(1980)
ちょい見せ「六神合体ゴッドマーズ」| First Look "GOD MARS"(1981)
NOVA「で、俺はあまり知らない初代ドラえもんの声もこの機会に」
NOVA「やっぱり世代的に、大山のぶ代さんのドラえもんが一番しっくり来るなあ」
晶華「だって、NOVAちゃんは水田わさびさんのドラちゃんをほとんど視聴してないでしょ。見てないものが慣れたり、しっくり来るはずがないじゃない」
NOVA「まあ、そうだな。だけど、富田耕生さんのドラえもんが一番しっくり来る人っているんだろうかね。放送期間も短く、富田さん声で3ヶ月、野沢さん声で3ヶ月で定着する前に半年で放送終了したらしいし」
晶華「大山さん声で何年続いたの?」
NOVA「79年から2005年だから26年間だな。水田声が今年で15年だから、あと11年続けば大山声に追いつくことになるが」
晶華「つまり、20世紀生まれの人は大山さんの声に馴染んでいて、21世紀生まれの人は物心ついた時から水田さんの声こそが、ドラちゃんボイスってことね」
NOVA「やはり富田さん声のドラえもんは、ドクターヘルか早乙女博士か風の神さまにしか聞こえないし、野沢さん声のドラえもんは、怪物くんか、星野鉄郎か、孫悟空か、ロペットか、鬼太郎か、えん魔くんか、ど根性ガエルのひろしか、釣りキチ三平か、プロゴルファー猿か、いなかっぺ大将か、トム・ソーヤか、エステバンにしか聞こえないもんなあ」
晶華「って、それだけいろいろな声に聞こえたら、十分すぎるでしょう」
NOVA「野沢さんは60年代から70年代のアニメでは少年キャラの常連だったからなあ。80年代の半ばからは、ほぼDBの悟空がメインになるが。ともあれ、富田さんの逝去の報で、にわかに旧ドラブームが巻き起こっている気がするんだが、やはりスパロボ者としては、『お〜の〜れ、マジンガーZめ。この次こそは〜』という富田さんとか、『リョウ君、ハヤト君、ムサシ君(あるいはベンケイ君)、頼むぞ』って言ってる富田さんとか思い出しながら、四ツ谷博士とロペットは旧ドラコンビだったんだなあ、と今さら感慨深くなっているわけだ」
ここから本題
NOVA「で、今年は訃報が多いなあ、と思いながら、自分に影響を与えた方の作品をいろいろ偲びつつの懐古に浸るわけだが、前回はマジンガー話に時間を費やしたので、語りたい内容の半分しか語れなかった。今回はその続きだ」
晶華「続きと言っても、何を話すのよ」
NOVA「グレートマジンカイザーの登場するイベントの次は、ケロロ軍曹がマスターアジアといっしょに異世界をいろいろ飛び回る面白イベントがあったわけだが、やはり東方不敗師匠と言えば、弟子のドモンと合体攻撃をしたいわけで、そのうちドモンも生身ユニットで登場しないだろうか、と期待する俺がいる」
SRW X-Ω God & Master Gundam Sekiha Kyukyoku Tenkyoken Combination l スパロボxω Gガンダム 究極石破天驚拳合体攻撃 (XΩスキル)
次にDD話
NOVA「そして、マスターアジアの異世界巡りを堪能していた一方で、別ゲームではラ・ギアスとバイストン・ウェルの2大異世界ロボがクロスパイロットするイベントがあったんだな」
NOVA「DDはしばらく放置気味だったんだが、マサキがビルバインに乗るイベントストーリーがあるというので、久々に手を出してみた。すると、俺の知らない間に、コンパチブルカイザーやグランゾンも実装されていたんだな」
晶華「知らない間って、そこまで放置していたわけ?」
NOVA「何だか、ストーリーとは関係なくOGのユニットが手に入る『制圧戦』という期間限定イベントがあるんだな。最初に、アルトアイゼンが手に入り、次にサイバスターを手に入れるところまではやったんだが、その後、2回の制圧戦イベントがあって、コツコツ機体が増えているようだ」
晶華「グランゾンさんが入手できたら、一気に戦力が増えたりするんじゃないの?」
NOVA「いや、武装パーツを入手して、しかも武装をマメに育成していかないと、たとえグランゾンでも弱いというのがDDの仕様っぽい。この育成が面倒くさいし、ストーリー的に新展開が見られない限りは、どうもプレイ意欲が起こらん。そんなにコンパチブルカイザーやグランゾンを堪能したいなら、別ゲームをやればいいだけの話だからな」
晶華「ヴァルヴレイヴのサキさんは?」
NOVA「ああ、それはおかげさまで手に入ったよ。育成はしてないけど」
晶華「NOVAちゃんのサキさん愛はその程度なの?」
NOVA「サキさんと機体だけ手に入っても、強い武装パーツがガシャで手に入らないので、今はまだ育てにくいんだよ。以前も言ったけど、敵と戦えば経験点が手に入るシステムだったら、どんどん戦いたくなるんだけど、『敵倒す→落としたアイテムで武器を改造する→武器の強化が機体の強化に反映される』システムなので、SSRの武器が手に入らないうちは結局、強さのインフレに付いて行けない感じなんだな。そこがスパクロと違って、育成が手間取る要因だ。
「まあ、ソーシャルゲームは毎日コツコツ、ログインして、日課みたいな作業で育成アイテムを集めて、ユニットをまめに鍛えることを楽しむゲームなんだろうけど、スパクロは育成しながらストーリーも楽しめる。DDはストーリーと育成が切り離されている感じで、ストーリーのない単調作業をコツコツ続けないと、ストーリーの続きも見られない(敵に勝てない)感じだな。俺としては、ストーリーを楽しみながら敵と戦っていれば、自然とキャラも育って行くようなシステムが好みで、育成作業だけに追われたくはないわけだ。俺が育成を楽しめる仕組みが、今のDDにはまだ整っていない感じがする」
晶華「う〜ん、NOVAちゃんを見てると、結構、面倒な作業も嬉々としてやっているような感じがするけど、それでもDDは面倒くさいと感じるのね」
NOVA「面倒くさい作業にも達成感を感じられるかどうかだな。スパロボって、自分のお気に入りの機体の戦闘を楽しんだり、ストーリーを楽しんだり、欲しい機体のコレクションや育成を楽しむゲームだろう? そして、新作が出るという情報が入ったら、新規参戦作品の話題で盛り上がったり、どんなストーリーとかキャラの絡みになるだろうかとワクワクしたり、実際のゲームでの使い勝手を堪能したりしながら、自分のシリーズ追っかけ史の1ページに書き込んで、そして後からシリーズの歴史を振り返る回顧の材料に使ったりするわけだ」
晶華「まあ、回顧を楽しむのは、若者じゃないと思うけど、年を重ねた者の特権という奴かしら」
NOVA「で、DDはストーリーを楽しむことはできるけど、その楽しむためのハードルがキャラ育成に比重が掛かりすぎて、しかも育成に要する時間が掛かりすぎるんだな。で、新機体が入手できても、さらに武器パーツが手に入らないと弱いし、欲しい機体のコレクションにしても、スパクロと比べたりすると、まだまだ少ない」
晶華「今は何種類?」
NOVA「今、数えたら58体だった」
晶華「十分多いと思うけど」
NOVA「スパクロだったら、800体ぐらい持ってるぞ。まあ、同じ機体の別バージョンもあるけどな」
晶華「うわ、数が全然違いすぎるわね」
NOVA「DDでコレクションするのは、機体ではなくて、機体に取り付ける武器だからな。例えば、1体の機体に、R、SR、SSRの武器があるので、58×3でコレクション対象はざっと見積もっても174は超える。実際には、SSR武装がさらに新規追加されたりしているので、武器総数は200を越えるのは間違いない。さすがにそこまでは数えていないが」
晶華「つまり、スパクロはバージョン違いの機体で水増しして、DDは機体に取り付ける武器の新規追加で水増ししているわけね」
NOVA「まあ、DDをガチで楽しむには、武器を育成しつつ、機体を改造し、さらにパイロットも育成するということで、それなりに奥深く楽しめそうなんだけどな。俺がそこまでハマり込んでいないだけで」
晶華「NOVAちゃんがDDを楽しむための条件は?」
NOVA「ガチで育成しなくても、手軽にサクサク楽しめるストーリーがあれば、定期的にネタにできるなあ。俺はガチなゲーマーじゃなくて、育成はストーリーを楽しみながら、自然に育っているというのが理想。スパクロは、育成しなくても初心者が楽しめる手軽なイベントストーリーがあったし、まあ、年数を重ねると初心者育成キャンペーンをやって、手軽に育てられる時期があったから、そこで一気にハマったわけだ。俺がスパクロを始めたのは3周年祭りの後だったし、DDも3周年祭りをやる頃には、初心者も楽しんでストーリーを追っかけられる仕様にバージョンアップしているんじゃないかなあ」
晶華「というか、今が1章パート9よね。NOVAちゃんが1章パート2の最終面で放置しているから、頑張って3〜9まで追いつかないといけないんだけど」
NOVA「1章がどこまで続くのかを見極めたいよな。これで2章になると、物語がどう展開するのかは気になるところだし、まあ、各パートごとに参入する新機体の話題だけでも追っかけていきたいとは思っている。で、それとは別に、ゲッターノワールの物語がDDで始動したんだ」
ゲッターノワール
スーパーロボット大戦DD 1周年記念 ショートシナリオイベントPV 「ゲッターノワール 黒き流人(ながされびと)」
「スーパーロボット大戦DD」戦闘演出集:ゲッターノワール1号機(ダブルトマホークダークネスまで)
SRW X-Ω - Getter Noir 1, 2, 3 (Original Black Getter Robo)l スパロボxω ゲッターノワール1, 2, 3号機 (ダイナミック企画オリジナル)
NOVA「ゲッターノワールのデビューは、今年の8月にスパクロで先行登場した形だけど、その時は『どこかのマンガか何かが原作』だと思っていて、実はスパロボ初の完全新作ゲッターだとは気付いていなかったんだ。ゲッター系はマジンガー以上に設定がややこしく拡散しているからな。てっきり、このマンガ辺りが原作かな、とか勘違いしていたわけで」
晶華「実際には、どういう話なの?」
NOVA「おそらくOVA版の真ゲッターのラストで、竜馬たちがインベーダーの侵攻を防ぐために、別次元へ旅立った先の異世界の話みたいなんだが、竜馬たちのクローンが操るのがゲッターノワール。今までのゲッターは3機の戦闘機が合体してロボになるのが基本だが、今回は各戦闘機がそれぞれ1、2、3のロボ形態に変形する。つまり、リョウマとハヤトとムサシがそれぞれバラバラのロボを操る仕様だな」
晶華「合体ロボじゃないんだ」
NOVA「そして、9月末にDDにおいてもノワールのイベントが始まったんだが(俺は未プレイ)、そちらでノワール3機が合体してノワールGになる仕様が公開された。このDD登場イベントのPVにおいて、俺は初めてこのゲッターが完全新規の作品だと気付いた次第」
晶華「ええと、NOVAちゃんが分かっていないゲッターの話を、私が分かっているのはあり得ないので、ここでは『初心者にも分かるスパロボゲッター講座』をお願いしたいんだけど」
NOVA「まあ、ゲッター時空はマジンガー以上に大仕事になるからなあ。一応、頑張ってみるか」
スパロボにおけるゲッター史
NOVA「まず、ゲッターの原点は、74年のアニメ『ゲッターロボ』と翌年の続編『ゲッターロボG』、そして同時期に発表された石川賢氏の原作コミックにあることが基本中の基本だ。ただし、原作とは言っても、石川賢氏のコミックはよりバイオレンス性が高く、TVアニメとは全然異なるストーリー展開を示す。まあ、アニメのデビルマンと原作マンガのデビルマンの例があるように、子供向けのヒーロー物としてのアニメ版と、よりグロ描写が炸裂しているコミック版の関係性だな」
晶華「90年代に、70年代の懐古ブームがいろいろあって、その時期にマンガ版も再販されたそうね」
NOVA「とりあえずは、まず旧アニメ版のゲッターがαまでのゲッターの中心に位置して、神谷明声のゲッターがスパロボ旧世代の原点に当たるわけだな。今でも、その時期のゲッターを愛するオールドファンは数多い」
Getter Robo (ゲッターロボ) original opening (1974)
Getter Robot G - The Opening & Ending Themes
NOVA「ということで、昭和のゲッターロボだと、この2作品の話をして終わり。まあ、これだけだとシンプルだよな。多元世界とかそういうややこしい設定もなく、恐竜帝国と百鬼帝国以外の敵もいない。ゲッターの物語が再スタートするのは、90年代に入ってから。それもスパロボと同じ1991年だ」
平成世紀末のゲッター
NOVA「1991年にアニメ放送されたゲッターロボ號だ。ええと、スパロボには参戦しておらず、スパクロでようやく出て来たが、キャラクター設定は原作マンガ版に基づいていて(機体はアニメ版だけど)、今後のスパロボ参戦が望まれる作品の一つだ」
晶華「何で参戦しないの?」
NOVA「さあ。別に版権がややこしいということもなさそうだけど、代わりに原作マンガっぽいネオゲッターが作られた弊害かもしれないなあ」
NOVA「ネオゲッターは2000年にOVA化された作品で、真ゲッター登場の流れに位置する。この真ゲッターこそがスパロボと原作マンガ、そしてアニメの関係をいろいろと複雑にさせたと言えよう。まあ、今のゲッターの土台になっているのも真ゲッターというわけだが」
晶華「真ゲッターって、確かスパロボオリジナルで設定が作られた機体よね」
NOVA「厳密には、マンガ版のゲッターロボ號の終盤に登場したのが先だけどな」
NOVA「TVアニメ版のゲッターロボ號は、Gアームライザーという強化パーツと合体して、スーパーゲッター號にパワーアップするんだが(これがスパロボ未登場)、原作マンガ版では早乙女研究所に封印された真ゲッターに乗り換えることになる。その際には、真ゲッター1と、真ゲッター2の上半身のみが登場し、2の下半身や真ゲッター3が1995年の『第4次スーパーロボット大戦』初登場に際して、改めてデザインされた。そして、この時期以降のスパロボでは、旧ゲッター→ゲッターG→真ゲッターへの乗り換えがしばらく定着していくことになる」
NOVA「スパロボで真ゲッターが活躍するのに合わせるかのように、マンガ版の真ゲッターも描かれ、旧ゲッター→ゲッターG→真ゲッター→ゲッターロボ號に繋がるゲッターロボサーガが石川賢氏の手で紡がれていったのが、この時期なんだが、號の続編のゲッターロボアークが2006年の作者の逝去により、未完のままに終わっているのが惜しまれる」
NOVA「アークは、竜馬の息子の拓馬を主人公にした、ゲッター線の未来に関する因縁の物語で、ゲッターノワールの設定の一部にも、アークゆかりの要素が取り入れられているような感じだ」
晶華「それは、どういうこと?」
NOVA「未来社会において、ゲッターエンペラーの記憶を元に、ムサシの姿を再現した人工生命が登場しているんだな。ノワールに登場するクローンらしきリョウマ、ハヤト、ムサシもこれに準じる設定じゃないかな、と考えている」
晶華「石川賢さんの遺作を元に、スパロボで新しい設定が作られているってこと?」
NOVA「スパロボと、それから提携しているダイナミック企画の共同作業ってことだな。まあ、コミックの話はともかく、真ゲッターの設定は新しいアニメをも生み出すことになった」
NOVA「1998年のOVA版『真ゲッターロボ 世界最後の日』が、今のスパロボにおけるゲッターの土台になっている。流竜馬の声が、旧作の神谷明さんから、今の石川英郎さんに変わったのもこの作品に基づくもので、原作マンガを再現したようなワイルドな竜馬の風貌が定着するようになっているのが現状だな」
新世紀のゲッター
NOVA「真ゲッターと一口に言っても、大きく分けて4種類の別バージョンがあるんだ。まず、石川賢原作のマンガ版。続いてスパロボオリジナルの旧作アニメ版の竜馬や隼人、弁慶が乗る時期のもの。そしてOVA版のワイルド竜馬のチーム、あるいは號・渓・凱の3人が乗るもの。そしてネオゲッターに登場した號・翔・剴の3人が乗るもの。スパロボでは、OVA真ゲッターよりも先に、ネオゲッターが2002年のスパロボRで参戦しているが、それが主流になることはなかったな」
Super Robot Taisen R - Shin Getter Robo VS Neo Getter Final Fight + Master Asia Revival
Super Robot Wars GC - Shin Getter-1, 2, and 3 Attacks
Super Robot Wars GC - Neo Getter 1,2 and 3 Attacks
NOVA「OVA真ゲッターは2003年のDで初登場を果たすが、その時は1回きりの登場で、しかもGBアドバンス版スパロボの次回作のスパロボJ(2005)では、とうとうゲッターが参戦しないという憂き目に見舞われ、マジンガーやガンダムと並んでスパロボ御三家と称されたゲッターシリーズのその後の運命が危ぶまれることとなった。一方、OVAでは98年の真ゲッター、2000年のネオゲッターに続いて、2004年に『新ゲッターロボ』が発表されている。こちらは2009年のスパロボNEOで参戦したが、その1回きりだったな」
Super Robot Wars Neo - Getter-1 ,2, and 3 Attacks
晶華「2000年代最初の10年は、スパロボでいろいろなゲッターロボが登場していたけど、試行錯誤の迷走状態だったみたいね」
NOVA「その流れを仕切り直したのが、2011年の第2次Zだったんだ。前作のZからマジンガーとゲッターが一変、新たな真マジンガーと共にOVA版の真ゲッターが復活参戦を果たすことになる」
2010年代のゲッター
晶華「って、真ゲッターさんじゃなくて、これは最初のゲッターさんよね」
NOVA「ああ、破界篇の機体は旧ゲッターが中心で、OVA真ゲッターの前日譚をプレイする流れなんだ。これによって、声優さんが旧世代から変わっても、旧世代ファンの懐古願望を機体で満たすことが可能。まあ、量産されて倒されるザコ敵役に成り下がったゲッターGファンにとっては哀しいことなんだけどな」
晶華「しばらく、ドラゴンさんや、ライガーさんや、ポセイドンさんにとって不遇な時代が続くのね」
NOVA「で、ブラックゲッター、真ゲッター、そして真ドラゴンという段階でパワーアップするわけだ」
NOVA「その後のゲッターは安定期に入って、それはすなわち、OVA版の真ゲッターを定着させる時期だったと言えるだろうな。むしろ、この10年はマジンガーの方があれこれ変革期だったわけだ」
晶華「石丸さんのマジンカイザーさん、そして赤羽根さんの真マジンガーさんとZEROさん、さらにSKLさんとかINFINITYさんとか、いろいろなヴァリエーションが生まれたのが、この10年ってことね」
NOVA「そして、ゲッターに大きな動きが出たのが、昨年のスパロボTだな」
晶華「それで、今年はゲッターノワールさんが誕生したわけね」
NOVA「来年は、スパロボ30周年であり、ゲッターロボ號30周年なんだが、アニメ版の號にもスポットが当たらないかなあ」
GETTER ROBOT GO TRASFORMATIONS
晶華「それが実現すると、スパロボで久々に神谷明さんの声が聞けるってことよね」
NOVA「ああ、そこが難しいのかな。キン肉マンや冴羽獠の声でも復帰しているんだから、スパロボでもメカンダーロボやダンガードAなんかで復帰してもらいたいものだ。それと、いつかこれも出ないかなあ、と思っている」
【究極のゲッターを変形!合体!】7/27発売「超合金魂 GX-87 ゲッターエンペラー」魂フィ最速レビュー【公式】
晶華「ゲッターさんのネタは、まだまだ尽きそうにないってことね」
(当記事 完)