Shiny NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

琉球生まれの故人を偲んで

シーサーの置物

 

シロ「こんにちは」

リトル「こんにちは、ですぅ」

晶華「来たわね、ネコマ……じゃなくて、時空魔術の見習い修行生のシーさんと、リウ君」

シロ「ああ、アッキー。新星さまはいるか?」

晶華「NOVAちゃんは、アステロイド監視所にお客さんを出迎えに行って、それからシンカリオンの話をしに、コンパーニュへ行くって言ってたわ」

シロ「お前は一緒に行かなかったのか?」

晶華「本当は一緒に行きたかったけど、あんたたちを出迎えるために留守番を命じられたのよ」

シロ「そうか。それは悪かったな。改めて、本年もよろしく頼む」

リトル「よろしくですぅ」

晶華「べ、別に、私はよろしくしたいわけじゃないんだからね。ただ、NOVAちゃんがあんたたちと仲良くしろ、と言うものだから、仕方なく、表面的に友好関係を結ぼうとしているだけなんだから。そこのところを、あまり勘違いしないでよね」

リトル「アッキーお姉ちゃんは、リウと仲良くしたくはないのですか?(涙目)」

晶華「ああ、その涙目は卑怯よ。当ブログにおいて、涙目は花粉症ガールの専売特許なんだから。大体、怪獣王の息子ともあろうものが、簡単に涙を流すんじゃない。その涙で世界が救えるかって、メガネレッドなら叱咤するわよ」

シロ「そうだな。ボクたちは、この塔に修行に来たんだ。仲良しごっこをしに来たわけじゃない。表面だけでも、友好的な関係を結ぼうと言ってくれているんだ。それ以上に、甘える必要はない。そういうことだな、アッキー」

晶華「そ、そういうことよ。修行の道は厳しいんだからね。甘えた覚悟じゃ、付いて来れないの」

リトル「分かりましたですぅ。アッキーお姉ちゃんは、翔花お姉ちゃんと違って、厳しい人。そう肝に銘じておきますですぅ」

晶華「そうよ。たるんでいると、シーダーウィップをお見舞いするからね。ホホホホホ」

シロ「いやいや、鞭はやり過ぎだろう」

晶華「教鞭をとるとか、ご鞭撻とか、古来、教育指導において鞭は付き物なのよ。鞭の知って言葉もあるんだし」

シロ「それを言うなら、無知の知じゃないのか。哲学者のソクラテスが言ったとされる『自分の知識は完全じゃないんだから、その無知さを自覚して、傲慢にならずに真摯に学問に励め』って感じの言葉」

晶華「そ、そうとも言うわね。私も少し言い過ぎたわ。鞭はしまう。傲慢になってもいけない。私もまだまだ修行中の身だから、真摯に励むことにするわ。それでいいんでしょう?」

シロ「そうだな。アッキーはパティシエ修行に精を出し、ボクは時空魔術を研鑽して、翔花に追いつく」

リトル「リウは、料理も時空魔術も頑張るですぅ」

 

晶華「ところで、シーさんにはこれを見てもらいたい、とNOVAちゃんが言っていたわ」

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NOVAの職場のシーサーたち

シロ「こ、これは琉球名物、シーサーの置物。このような物がどうしてここに?」 

晶華「去年に、この記事で話題に出していたのよね。それで写真を撮ってみたんだけど、話題に出すタイミングがなくて、ようやく正月明けて、めでたい時節にブログに貼ろうかなって、NOVAちゃんが言っていた。商売繁盛なんかも願ったりしてね」

シロ「シーサーと言えば、悪霊除けのお守りにもなるし、獅子座に絡めれば修行や特訓の象徴でもある。今のボクたちにとっては、ちょっとした願掛けの対象にもなるな」

晶華「最近のNOVAちゃんの、仕事と沖縄関連のエピソードなんだけど、教え子の高校生が去年の秋に修学旅行で沖縄に行ったそうなのよ。だけど、その時の予定に『首里城観光』があったのに、行ったら燃えてなくなっていたそうで、タイミング悪すぎだろうとか」

シロ「火事といえば、オーストラリアも火災で大変らしいな」

晶華「去年は、関東地方も台風被害で大変だったけど、今年はそういう天災などの被害がないように、シーサー様に願っていきたいわね」

リトル「厄除け祈願のご利益があればいいですぅ」

 

 今年最初の訃報記事

 

NOVA「大変だ」

晶華「あれ? NOVAちゃん、帰ってきた?」

シロ「あ、新星さま。お邪魔してます」

リトル「お邪魔してますぅ」

NOVA「おお、シロ君にリトル君。こっちに来ていたか。シンカリオンに怪獣王のセイリュウが出現して大変だって話をしていたら、もっと大変なニュースが伝わってきて、帰ってきたんだ」

晶華「本当に大変。イランが米軍基地にミサイル攻撃ですって?」

NOVA「そいつはそいつで大変だが、俺のブログには直ちに影響はない。それよりも、琉球生まれの脚本家大先生がお亡くなりになられたニュースの方が、俺のブログ時空にとっては大事件だ」

晶華「ええと、沖縄生まれの脚本家といえば、ウルトラマン金城哲夫さん!」

NOVA「いや、その人は有名だが、とっくに亡くなってるよ。1976年2月26日だから、俺がちょうど5歳の誕生日を迎えた日だな。1970年に亡くなった円谷英二監督や、1973年に亡くなった円谷一さん同様、日本特撮界にとっては非常に重要人物だが、俺の物心つく前に亡くなっているので、昔の人、歴史の一部という認識になっている。しかし、今回の訃報は、昨年の井上真樹夫さんや矢島信男さんに匹敵する、いや、それ以上に喪失感の大きさを感じている」

晶華「一体、誰よ?」

NOVA「聞いて驚け、いや、俺が驚いた。上原正三さんだ」

晶華「ええ? あの上原さんが?」

NOVA「おお、この衝撃の大きさが分かってくれるか!」

晶華「ゴメン、分からない。だって、平成30年生まれの花粉症ガールだもん。昭和生まれのNOVAちゃんと同じ衝撃を感じろって言う方が無理な話よ」

シロ「いや、ボクには分かる」

NOVA「おお、シロ君。分かってくれるか」

シロ「もちろんです。何しろ、『ウルトラマンマックス』でハリケンブルーの活躍する『ゼットンの娘』と、その次の『恋するキングジョー』を書いた脚本家ですからね」

NOVA「そこかよ」

シロ「重要じゃないですか。唯一、ウルトラマンゼノンの登場する回ですよ。ゼノンのファンなら、その回を書いた上原正三さんの名前は称えるべきです」

NOVA「いや、ゼノンに限らず、全てのウルトラファンが称えて然るべきだと考えるぞ。上原さんでウルトラと言えば、何よりもまずメインライターを務めた『帰ってきたウルトラマン』を推すべきでしょう。

「もちろん、ウルトラQのボスタング回、ゴーガ回とか、ウルトラマンの多々良島回、セブンのチブル星人&アンドロイド少女ゼロワン、地底ロボット・ユートム、恐竜戦車、宇宙細菌ダリー、ロボット長官、それにカプセル怪獣アギラの登場する2回、にせウルトラセブン、フック星人なども忘れてはいけないが。こうして見ると、セブンではやたらとロボットの登場する回を書いてらっしゃったんだな。その経験が、後にロボコンやロボット110番に結実したかと思うと、感慨深い」


ロボコン

晶華「って、最初に挙げる映像がロボコン? 普通、この流れだと『帰ってきたウルトラマン』を挙げるでしょう?」

NOVA「いや、新マンは最近も話題にしたし、どこの上原さん追悼ブログでも、新マンの話題は当然のように出るから、今さら俺が語っても新鮮味がないんだよ。というか、新マンの話題は今、語らなくても、また語るときは来る。それよりも、『上原さんの代表作の一つにロボコンを挙げる人がいない』というツイッターの声を聞いてだな。だったら、俺が挙げるか、という気になった」

晶華「少数意見を聞き入れたってことね」

NOVA「いや、でも、ロボコンは放送話数118話で、そのうち55話を上原さんは執筆しているから、作品ごとの執筆数で考えるなら一番たくさん仕事を残した作品ということになる」

シロ「放送期間で言うなら、秘密戦隊ゴレンジャーもそれに匹敵しますが、そちらでの執筆本数は?」

NOVA「84話中52話だ。割合としては、こちらが上だが、本数では及ばない。やはり、ロボコン強しってところだな」

リトル「リウとしては、仮面ライダーが大きくなる仮面ライダーJを推してみるですぅ」


もしも仮面ライダーJがテレビシリーズだったら


仮面ライダーBLACK OP

NOVA「ああ。Jは雨宮慶太監督のイメージが強いが、脚本は上原さんだったのか。確か、上原さんはライダーに関わったのがこれと、BLACKだけだったんだよなあ」

晶華「ライダーは、あまり書いていないの?」

NOVA「上原さんの特撮でのメインは60年代から80年代、初期ウルトラシリーズと、初期の戦隊シリーズ、そして宇宙刑事ギャバンから始まるメタルヒーローなんだよ。もちろん、他にもいろいろ書いていて、とにかく作品数は膨大だ。例えば、こういうのとか」


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それゆけ!レッドビッキーズ 比較オープニング


マッハバロン

 

NOVA「そして、こういう追悼ブログを見ると、やはり新マンが代表作の一つに挙げられて、作品カラーそのものが作家の個性として一面的に語られがちなんだよな。上原さんの場合は、怪獣退治のウルトラマンという作品を通じて、社会に鋭く切り込んだ情念の作家だとか、沖縄出身の金城哲夫さんと並べられて、琉球生まれの盟友みたいな観点で話題に挙げられることが数多い。ただ、どこもかしこもそういう視点でしか上原さんを見ないと、それは氏の多彩な作品を矮小化するのでは、と逆に危惧したりもする。

「例えば、『情念の作家で社会に物申す』ってイメージが先行すると、ロボコンみたいなコミカルな作品、氏の持つユーモアあふれるギャグセンスが蔑ろにされるし、例えば、俺は上原さんの作品で好きなのは、『愛する緑の自然を守るために、不本意ながらも戦いに赴く覚悟を見せる主人公』とか、『逆境の中でも前向きに、友との絆を培いながら未来を構築しようとする負けん気』とか、単なる社会派云々じゃなくて、子供たちに物語の形でストレートに訴えかける想いなんだよな。本来は、皮肉を交えずにストレートに訴えかけるところが上原さんの作品にはあって、子供番組として普通に成立させるテクニックは持っているんだ。個人の主義主張を前面に出して社会派を気取るだけでは、エンタメ重視の世界で長くやっていけない」

「ただし、まだ若くてユートピアを志しがちだった金城さんに比べると、上原さんはもっと人間の悪意に敏感で、善悪二元論で片づけられない人の心の闇を描き出す面はある。それが前面に出てきたのが、新マンの『怪獣使いと少年』だし、善良な宇宙人を迫害する無知な地球人という逆転の構図は、そのままウルトラマンタイガに受け継がれたりもしている。それが上原さんの琉球生まれゆえの情念だ、と切り取ってしまえば、確かにそういう一面もあるのかもしれないけれど、それだけで片付けられるほど小さな仕事はしていないと思うんだよね」

「俺としては、何よりも子供番組の中で、子供に真摯に向き合って、世の中は過酷なこともあるけど、それでも強く生きてくれ、とか、そういうメッセージを送り続けたことが重要だと考える。世の中はユートピアじゃなく、時には不条理なことで涙を流すこと、過酷な試練もあるけれど、そこで歯を食いしばって頑張ることが大事だよ、強く生きようとか、そういう生きる上での基本を教え続けた、訴え続けた偉大なエンターテイナーだったと評価する。というか、上原さんが築き上げたフォーマットはあまりにも多くて、『ピンチに立たされた上で、そこをしっかり乗り越えての逆転勝利』ってカタルシスに満ちた作劇を定着させたのも、一つの上原イズムだと考えている」


新マン バトルシーンBGM

 

さらにアニメと特撮の思い出

 

NOVA「基本的に特撮番組で作品の多い上原さんだけど、アニメだと『ゲッターロボ』『グレンダイザー』『キャプテンハーロック』が代表作になるかな」


Getter Robo (ゲッターロボ) original opening (1974)


UFO ロボ グレンダイザー Japanese Ending [1080p60]


キャプテン・ハーロック ED

 

晶華「グレンダイザーって、最近、話題に出たわよね」

NOVA「ああ、出した」

フィギュア王№263 (ワールドムック№1215)

フィギュア王№263 (ワールドムック№1215)

 

 

NOVA「年末に発売されたこの雑誌で、グレンダイザーの特集記事があって、上原さんのインタビュー記事もしっかり掲載されているんだな。昨年の11月27日に原稿で受領されたものとあって、亡くなられたのが今年の1月2日だから、もしかすると、このインタビュー記事が遺稿になるのかもしれない。そこでグレンダイザーに至る仕事の経緯(フジテレビの別所孝二さんと『ロボット刑事』で知り合って、『ドロロンえん魔くん』を経て、『宇宙円盤大戦争』の企画に誘われた)とか、沖縄にはない広い大地の牧場への憧れとか、悪側の事情を考えて葛藤するヒーロードラマとか、興味深い話がまとまってある」


日高美子「お元気ですか お父さん」(ドラマ・燃えろアタックED)


星空のメッセージ


Space Cop Gaban


NOVA「他には、最近の著書に自伝小説『キジムナーkids』という本があって、俺は未読だが、この機に読みたいなあと思った。興味のある人は、YouTubeで、刊行記念の対談映像もあるので、少し長いが貼り付けておく」

キジムナーkids

キジムナーkids

 


上原正三さん 切通理作さん 『キジムナーkids』 刊行記念対談 part1


上原正三さん 切通理作さん 『キジムナーkids』 刊行記念対談 part2

 

晶華「私は、上原さんのことをよく分かっていない最近生まれの花粉症ガールだから、いまいちピンと来ていないところもあると思うけど、NOVAちゃんに大きな影響を与えた人だから、改めてしっかり勉強したいと思うわ」

NOVA「そうだな。俺の視点では、この人のヒーロー番組を見て育ってきた世代だから、当たり前にそこにいる人。見ている番組のOPやEDに『脚本 上原正三』と書かれていても、特におおっと思うことなく、日常風景の一つみたいな受け止め方をしていた。

「例えば、『脚本 井上敏樹』『脚本 小林靖子』『脚本 浦沢義雄』『脚本 荒川稔久』『脚本 三条陸』 最近だとジオウやシンカリオンの『脚本 下山健人』などと書かれていれば、この人の作風はこうだから、というイメージを持って、そういう文章を書いたこともあるけど、上原さんについては、自分の中での研究が不十分。これがまた、完全に故人になって、金城哲夫さんや伊上勝さんだと昔話として語られる側面もあって、他の人の作品研究本を読んだりもして来たんだけど、上原さんの場合は研究本を読んだこと自体はない。ただ、戦隊シリーズ宇宙刑事シリーズ、その他の作品関係の資料には必ず登場して、とにかく、取り立てて研究しようとは思わないほどの日常風景にいた御仁だった」

晶華「つまり、今回が初めて、上原さんを掘り下げているってことね」

NOVA「まあな。で、手持ちの作品資料本を取り出してみて、いろいろ探してみるわけだ」

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晶華「はあ。NOVAちゃんの好きなものに、いろいろ上原正三さんの存在が浮かび上がるわけね」

NOVA「俺だけじゃないだろう。今の時代の特撮ヒーロー・クリエイター(主に70年代から80年代に少年期を過ごしてきた人間)にとって、上原正三さんの作品に触れたことがない人はいないんじゃないか。例えば、今度キラメイジャーのメインライターとなる荒川さんにとってみれば、『上原さんのシナリオが好きすぎて、いっぱい研究した結果、作風が上原さんのコピーばかりになってしまって、プロデューサーの人に、上原正三は2人もいらない、とまで叱られた』というエピソードがあるほどだ」

シロ「すると、荒川さんにとっては、上原さんが師匠みたいな存在になるのですか?」

NOVA「まあ、直接指導を乞うたわけではないけどね。というか、上原さんの弟子というと、あまりイメージがない。むしろ、いろいろな人が上原さんの影響を受けすぎて、間接的に弟子みたいなものではないか。マンガ家だったらアシスタント制度があるし、浦沢さんの弟子が下山さんとか、伊上さんの息子が井上敏樹さんで、彼にお世話になったのが小林靖子さんで、とか近年は脚本家同士のつながりもネットでよく知られるようになったけど、上原さんの場合は、個人としてはインタビューに度々出てくるけど、90年代以降のネット社会では人間関係をどうこう語るのもおこがましいほどの伝説級の人になっていたわけで」

リトル「世代的には、戦前生まれになるんですね」

NOVA「1937年生まれだから、同年生まれの人を挙げると、水野久美さん、瑳川哲朗さん、阿久悠さん、実相寺昭雄さん、加山雄三さん、ジャック・ニコルソンさん、ロジャー・ぜラズニイさん、モンキー・パンチさん、美空ひばりさん、伊藤四朗さん、塩野七生さん、永島慎二さん、緒形拳さん、ダスティン・ホフマンさん、ロバート・レッドフォードさん、内海賢二さん、リドリー・スコットさん、平尾昌晃さんなどが挙がってくるな」

晶華「故人も目立つけど、超大御所クラスの人たちね」

シロ「大御所と超大御所って、どう区別しているんですか?」

NOVA「俺の中では、1945年の戦前生まれが超大御所、大体50年代生まれが大御所、1960年代生まれが先輩、1970年代生まれは同年代、80年代生まれが後輩、90年代生まれが若者、ゼロ年代生まれがキッズで、10年代生まれは幼子で、20年生まれがベイビーって感じだな」

晶華「そりゃ、20年生まれは赤ちゃんでしょう。まだ始まったばかりだし」

NOVA「令和生まれはまだダメだな。泣いていれば誰かが助けてくれると思って、一人じゃ何もできないでいやがる。もっと成長しろよ……ってギャグネタが去年はあった」

晶華「令和生まれはとにかく、1945年ってことは、今年がちょうど戦後75年ってことになるのね」

NOVA「70年代に世の中で活躍ってことは、当時の20代後半から30代ってことだから、若者から中堅に入り始める世代か。上原さんの場合は、脚本家デビューのウルトラQで29才、初メインライターの新マンで34才、ゴレンジャーで38才で、宇宙刑事ギャバンで45才ということになる」

晶華「NOVAちゃんが今、注目している荒川さんは?」

NOVA「この人は64年生まれだから、7才の時に新マンに接して、ちょうど直撃世代になるんだな。俺は新マンが初ウルトラとは言え、再放送の時だったから。物心ついた時には、レオとジョーニアスの隙間の時期で、新マンよりも先にゴレンジャーやグレンダイザーに出会った世代。

「荒川さんの脚本家デビューは86年だから、22才の時か。その頃には、脚本家養成スクールが作られていたんだな。直接の師匠は、タイムボカンシリーズなどで有名な小山高生さんか。この人はこの人で超大御所クラスに当たるが、タツノコを初めとするアニメ畑の人で、東映では80年代アニメ版の星矢のメインライターでもある。OVA版の小次郎でも、聖剣戦争編を全話書いていたりするわけか」 

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晶華「何で、突然、車田マンガの話に展開するの? 別に上原さんが関わっていたわけではないでしょう?」

NOVA「おっと、そうだな。俺の中では、上原さん→荒川さん→小山さんと来て、最近、究極最終版の1巻めを購入した小次郎につながってしまったんだ。しかし、上原さんを偲ぶ記事で、これは少々無作法な流れだな」

シロ「だけど、風魔の小次郎には興味がある。ボクとしては、話の続きが聞きたいです」

NOVA「では、この記事は、一度ここで終わらせるか。俺としては、上原正三さんのヒーロー物語を愛して、影響を受けて育った人がいっぱいいて、脚本家の中では新マン好きを公言してポスト上原の期待もされている荒川さんに、改めて注目したい、と思っている。それと、上原さんについては、今回の訃報を受けて、まずは特撮雑誌に追悼記事も出るだろうし、その後、改めて総括するような研究本も出るだろうから、その折にまた振り返るとしよう」

晶華「荒川さんが上原さんの後継者って本当?」

NOVA「ウルトラシリーズは受け継いでいないが、戦隊と平成ライダー宇宙刑事の流れはしっかり受け継いでいるぞ。少なくとも、クウガをはじめ21世紀のヒーロー脚本家を語る上で、欠かせない人物の一人だよ」


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魔進戦隊キラメイジャー

  

晶華「上原さんが敷いたヒーロー番組のレールを、しっかり受け継いでいる人たちがいるのは、時代を超えた系譜って感じで、素晴らしいわね」

NOVA「そういうことだ。先人の功績に敬意を捧げ、その想いを心に留めながらも、未来に向けて歩み続けることが、時空魔術の修行にもつながると俺は考える」


Jikuu Senshi Spielban

 (当記事 完)