難波ー日本橋オフより帰りて
NOVA「ふう、昨日5月3日は楽しい一日だったぜ。その分、いろいろ歩き回って、今日は足が筋肉痛だがな」
晶華「お土産は?」
NOVA「お土産とは言えんが、買ったものはこんなところだな」
ダンジョンズ&ドラゴンズ ウォーターディープ:ドラゴン金貨を追え 第5版
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- 発売日: 2019/04/27
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ソード・ワールド2.5サプリメント ヴァイスシティ ‐悪徳の贄‐
- 作者: 川人忠明&田中公侍/グループSNE,北沢慶,lack
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 単行本
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晶華「TRPG雑誌やシナリオ・サプリメント、それに筋肉バカなブルーレイね」
NOVA「もちろん、内容はこれからじっくり読んだり、鑑賞したりするわけだが、他に欲しいものはこんな感じだな」
モンスター! モンスター! 〜T&T モンスター型シナリオ・追加ルール
- 作者: ケン・セント・アンドレ
- 出版社/メーカー: 書苑新社
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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晶華「どうして、一緒に買わないのよ」
NOVA「発売日をよく見ろよ。来週以降じゃないか。まだ店に出てねえよ」
晶華「それぐらい、時空魔術師のNOVAちゃんだったら、どうにでもなるわよ。パッと未来に飛んで、買い物して戻って来れば」
NOVA「それができるなら、俺はこれを買っている」
ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス [Blu-ray]
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晶華「つまり、NOVAちゃんは欲しいもののために時間移動することはしないってこと?」
NOVA「ああ、自分の欲望のためだけに、時空の摂理を乱すようなことはしない。それでなくても、最近は時空が乱れがちなのに。主に仮面ライダーと、フラッシュとかDC系ヒーローのせいなんだが、最近はマーベルのアベンジャーズまで時空跳躍をする始末。まあ、サノスによって酷い有り様になった世界を修復するためと、極力、時空の変化を最小限にしようと努力していたんだが。しかし、スパイダーマンとその周りの世界は、5年が過ぎても、まだ高校生活を続けていることになっているわけで」
晶華「時の魔王は、きちんと高校を卒業できたのにね」
NOVA「問題は卒業して、ニートになっちまってることだな。シンカリオンの運転士たちは、真面目に自分の将来の進路を考えてるってのによ」
晶華「その点、私は気楽だね。人間じゃないし、まだ1歳だからNOVAちゃんが養ってくれるし、いざとなったらヒノキ老師のところに転がり込めばいいし、ドルイ道おじさんだっているし」
NOVA「ああ、お前の姉の翔花は今ごろ屋久島で修行中だってのによ。俺も最近は年度変わりの仕事と、花粉症による体調不良と、スパロボ関連に専念していたことで、他のブログには手が出なかったが、そろそろ翔花伝の話の続きとか、ロードスとか、D&Dとかの記事書きを再開しないとなって思っている」
晶華「うん。結局、NOVAちゃんが記事書きしないと、私もアシストできないからね。令和も明けたんだし、またアクティブに記事書きするNOVAちゃんを応援するわ」
フォースが共にあらんことを
NOVA「それで、今日は何の日か知っているか?」
晶華「当然よ。みどりの日でしょ? 自然を愛する植物の化身、花粉症ガールだったら当然よ」
NOVA「ああ、緑だったら、うちのメガネグリーンこと仮面ライダーブレンが旬だったりもするしな」
晶華「緑といえば、リュウソウグリーンの騎士竜タイガランスも注目したいわね」
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NOVA「虎の形をした恐竜なんて、開き直った設定だと思うがな。まあ、ファイブナイツも格好いいから許すが」
騎士竜戦隊リュウソウジャー 騎士竜シリーズ01&02&03&04&05 竜装合体 DXキシリュウオーファイブナイツセット
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NOVA「しかし、騎士は騎士でも、今回はジェダイの騎士の話をしたい。何しろ、今日はスターウォーズの日らしいからな」
晶華「どうしてよ。第1作の公開日は1977年5月25日。5月4日にする理由が分からないわ」
NOVA「ああ、俺もツイッターで流れてきたから知ったんだが、ジェダイの騎士の定番セリフ『May the Force be with you!』に掛けたダジャレらしい。英語で5月4日は『May the Fourth』だからな」
晶華「へえ。そうなんだ。ちょっと面白いわね」
NOVA「そこで大々的にスターウォーズの日を祝おうかと思ったら、訃報が入って来て、素直におめでとうとは言えない空気だな」
晶華「え、誰が亡くなったの?」
NOVA「チューバッカ役のピーター・メイヒューさんだそうだ。身長2メートル超えの長身俳優だったんだが、エピソード7のアクションシーンでは元バスケットボール選手ヨーナス・スオタモさんが担当し、エピソード8以降はスオタモさんに完全に後を託している。ともあれ、初代チューバッカの中の人が亡くなって、スターウォーズも完全に一時代を終えようとしている感だ。レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんの逝去以来、キャラと演じ手の最期を見届けるために映画を見ているように思える」
晶華「NOVAちゃんは、今のスターウォーズをどう思っているの?」
NOVA「エピソード7は、おおっと思ってワクワクしたけど、ハン・ソロの死でがっかり。でも、次のルーク登場の盛り上がりに期待しながら、外伝作品のローグ・ワンは楽しめた。だけど、エピソード8でルークの活躍を楽しみつつも、作品としては『ルークとハンを退場させて、レイアも役者が亡くなっていて、後継作は大丈夫なのか?』って気になった。今でも、ジョン・ウィリアムズのメインテーマを聞くと、条件反射的にワクワクするし、スターウォーズシリーズが好きなことは変わりないが、映画の内容は、あまり期待しないというか、現在の主人公レイやメインキャラクターを見ても格好いいとか、アクションすげえとか、宇宙メカ戦に感じ入ったってこともなく、何だか昔の焼き直し、キャラの使い潰しばっかりで、キャラとシリーズの晩年を見届けるための儀式って感じだな」
晶華「アベンジャーズのエンドゲームみたいなもの?」
NOVA「全然違う。アベンジャーズは、キャプテンアメリカとアイアンマンの退場劇で、両者の扱いについては最高傑作と言えるが、スターウォーズのハンとルークの退場は、威厳も何もない。最後まで戦って役割を終えたヒーローと、晩年に失態を晒されて昔のファンの夢を打ち砕き、何も解決できないまま敢えなく散った英雄の成れの果てを同列には語れない。個人的には、今のスターウォーズには、コミックの『リングにかけろ2』と同じ匂いを感じている」
晶華「どういうこと?」
NOVA「リンかけは、往年のボクシングマンガで、聖闘士星矢の原形でもあり、必殺ブローと神話伝説に、スポーツ根性ものの要素と不良少年のケンカバトル、および忍者的な暗闘要素を混ぜ込んだ一大傑作だ。そして、リンかけ2は主人公のライバル剣崎順の息子の麟童が父親への反発心をきっかけにストリートファイトに明け暮れる序盤から、父親代わりをしている旧作の主要人物・香取石松らの薫陶を受け、先代キャラに鍛えられたり、次世代キャラと戦ったり和解したりしながら、自分の生きる道を模索する物語……なんだが、いわゆる二世モノとして、21世紀最初の10年を駆け抜けた作品だ」
晶華「NOVAちゃんが好きな作品、ってことでいいのよね」
NOVA「ああ、好きだよ。だけど、スターウォーズ同様、二世キャラがどうも未熟で魅力に欠け、一方で先代キャラは年を重ねて体がボロボロ。まあ、未熟な二世が先代の志を受け継ぎ、新時代に向かって雄飛していく様を描いて、うまく後継物語を見せてくれるなら傑作なんだけど、その辺の結末が中途半端で、先代超えをしようとして頑張ったものの乗り越えられずに小粒で終わった作品ということになる。往年のファンとしては、先代の最期に心の涙を浮かべながら、新キャラの成長を願いつつ、最後まで読むとがっかり、というか、自分の中の青春の情熱が冷めていくような寂しさを覚えたり」
晶華「つまり、リンかけ2は二番煎じの、旧作焼き直しで、NOVAちゃんの琴線を震わせるまでには至らなかった、と」
NOVA「いや、そこまでは言ってないけどな。旧作焼き直しなのは事実だが、琴線は震えたし、ワクワクもした。ただ、ラスボスのゼウスJrがどうしようもない小者で、最後が締まらなかったというか、結局は、親父超えをできない哀しい子供たちの葛藤物語の域でしかなく、それなのに同じような歴史を繰り返すだけで自己オマージュにしかならなかったのが残念でな。それでも、今のスターウォーズよりはずっとマシなんだが」
晶華「今のスターウォーズの何が悪いのよ」
NOVA「格好いいキャラがいない。メカデザインが旧作の焼き直しでしかない。共和国が情けなく、敵味方ともに無能ぞろい。真面目でシリアスな戦いよりも、ドタバタコメディが無駄に目立つ。とりあえず、こんなところか」
晶華「だったら、NOVAちゃんはスターウォーズに何を求めているのよ」
NOVA「キャラ的には、ルークの真面目な一途さと、それを皮肉屋な大人のハン・ソロが茶化したりしつつも、ここぞというところで助けてくれる頼り甲斐とか、バディ物の格好良さかな。アナキンとオビワンにもそれはあるけど、今の主人公のレイは孤高のヒロインになっていて、相棒的な面白さがない。まあ、敵キャラのカイロ・レンがベジータ的な相棒になってくれてもいいんだが、どうも主人公周りのキャラ関係が確立されていないので、スターウォーズ特有のキャラの掛け合いや人間ドラマの魅力が薄いんだな。まあ、レイは旧作キャラのハンやルークとの絡みに尺が取られているため、旧作からの後継以上の話が作りにくいのかもしれないが、同世代のキャラとの絡みがなくて、孤立し過ぎて、人間としての魅力が感じられないな」
晶華「少し意外。NOVAちゃんって、人間ドラマなんて二の次で、燃えるバトルと格好いいメカ描写があれば満足しちゃう人かと思っていたけど」
NOVA「だったら、花粉症ガールの物語で、日常雑談を重視したりはしないよ。どちらかと言えば、俺はキャラ同士の絡み、人間関係を重視して、その上でドラマを盛り上げる刺激要因としてのバトル、知的な戦術とか能力の披露とかを求めてる。エピソード8なんかは、レイのアイデンティティー確立、自分探しの目的達成を期待したんだけど、何だかよく分からないままにジェダイの修行を果たして、力は身につけた。でも、レイの内面はどうなんだろう? 主人公としての信念とか、周囲の人間との絆とか、そういうのが描写されず、単に優秀なジェダイとしての能力を備えた女戦士という役割を見せただけ。すごく無味乾燥なキャラなんだよね。個性としては、カイロ・レンの方が圧倒的に楽しく、彼を主役とした成り上がり物語と俺は見ている」
晶華「ええと、どういうこと?」
NOVA「だって、ハン・ソロを殺し、帝国残党のリーダーを倒し、ルークをも退けたわけだよ。セリフや態度がいまいち大物ぶった小者の域を出ないが、それでも確実な成果は上げている。格下で威厳を感じない描写を抜きにすれば、結果は出しているんだよ。そんなカイロ・レンがどんな末路を迎えるか、には期待している。それに比べると、レイを始めとする主人公側はどうでもいいぐらいな気持ちだな。スカイウォーカーの血を引いているのも、レイアの息子のカイロ・レンだし」
晶華「だったら、レイの役割は何よ?」
NOVA「カイロ・レンの覇道を脅かす壁? まあ、もう少しフィンとか、ポー・ダメロンの活躍も期待したんだが、エピソード8は彼らのシーンが多いのに、ことごとく無能ぶりを露呈して、状況を悪化させる方向にしか働いていない。エピソード8は英雄の話ではなくて、英雄になりきれない一般人が無能なコメディを披露しながら、状況をかき乱したのを、最後の収拾をかつての英雄のルークや、英雄に仕立て上げられようとしている少女がデウス・エクス・マキナ的に解決した話と理解。もう、完全に英雄否定の方向性と思しきところもある。その点で、人間性を持った英雄が仲間との絆を育みながら、世界を救い、復興させるアベンジャーズの物語と別の方向を向いているようにも見えるな」
晶華「それでも、エピソード9は見に行くつもり、と」
NOVA「見ないと、ツッコミも入れられないからな。俺としては、カイロ・レンが銀河帝国の皇帝に君臨するラストを期待するが、まあ、そんな話にはならないだろうな。カイロ・レン大勝利で、エピソード10以降がカイロ・レン帝国を倒すための新たな英雄の物語として展開するなら、それは既存の物語の焼き直しを超えた新展開だと評価する。やはり、面白い活劇には、魅力的な悪役が必要なんだよ」
(当記事 完)