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本編よりも、続巻が何かの方が気になっていた「西順之助」編です。だって、映像としては、既に持っている作品ですから。
で、次に採用された仕事師は、意外な人物でした。
仕舞人・直次郎
これを見たときは、「マジかよ」と思いました。いや、演じた本田博太郎さんには悪いですけど、仕舞人をチョイスするなら、当然、坂東京山師匠か、晋松だと思いますもん。
でも、これを予想、というか期待していた人もいまして。
昨年、当ブログの昨年7月のコメントにて
……ということで、コメントくれた方には、「ハッピー」何ちゃら、じゃなくて、「コングラッチュレーション!」と申し上げておきます。
何だか、「目の前で、大穴を当てた人を目撃した」ような嬉しさです。
本田さんと言えば、平成ライダーでは『仮面ライダーカブト』の加賀美陸パパが印象的で、今の宇梶さんにも負けないインパクトある演技を披露してました。
あと、昨年の『龍馬伝』では、長崎で龍馬を支援する商人、小曽根乾堂をやったり、同じ幕末ものでも、『影の軍団 幕末編』にて高杉晋作をやったり、戦後60年特別企画で「昭和天皇陛下」を演じたり、もう幅広い役者っぷりを披露しています。
ちなみに、2007年の『よろずや平四郎活人剣』にて鳥居耀蔵(マムシの耀蔵)を演じているのですが、その耀蔵に殺される仕事人・剃刀の辰を演じていたこともあり、自分の演じていたキャラを殺すような人物を演じる、というのは、なかなか面白いなあ、とも思ったり。
2NDシーズンは、新人にスポットが?
ともあれ、自分にとって、直次郎は「大穴」という印象ですね。
第1シーズンでは、メジャーどころというか、その作品の顔、主役とも言えるメンツにスポットが当たっていたわけですが、もしかすると、第2シーズンは傾向を変えてきているのかもしれません。
最初の主水さんを除くと、「棺桶の錠」「西順之助」「直次郎」の共通点を考えるに、チームの中では若手、殺し屋としては素人で情に走りやすいのが次第に成長していく、という流れ。
戦隊で言うなら、レッドやブルーのような中核メンバーではなくて、若手のグリーン相当かなあ、とか*1。
そういう方向性で考えるなら、以前の予想にも別の可能性を模索してみたい、と思います。
助け人なら「島帰りの龍」が急上昇してきて、からくり人なら「仕掛けの天平」が、うらごろしなら「若」が、渡し人なら「大吉」が、仕切人なら「スキゾー」が、そして2009なら「からくり屋の源太」が、それぞれスポットが当たる可能性が否めない、と。
いや、さすがに「スキゾー」はないだろう、とは自分でも思いますが(苦笑)、他のメンバーに関しては、ないとも言い切れないなあ、と。
ともあれ、「仕事屋の半兵衛さん」を除けば、初の非主水シリーズであり、しかも必殺DVDマガジン史上初の1クール物として「必殺仕舞人・直次郎」が抜擢されたのは、大きなトピックだと思いつつ。
*1:一時期、グリーンが2番手で、ブルーが若手にシフトしていたこともありますが、ここ数年の戦隊の傾向としては、またブルーがナンバー2のクールキャラで、グリーンやブラックが若手に戻っているような感じ。