Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

いは「???」のい

 さて、アンデッド話からスタートした雑学話。
 仮面ライダーにこだわるなら、いは「イマジン」になるのですが、その後は「オルフェノク」のお、までネタに困るのでパス。


 とりあえず、いで思いつく言葉を並べてみると、「石坂浩二」「糸井貢」「印玄」「出雲のお艶」……って、頭を必殺モードから切り替えないと(苦笑)。
 「イクサー1」「緯度0大作戦」「インディー・ジョーンズ」「インカ」「印籠」「石川五右衛門」「イ・イ・イ・イ、今だ、飛び出せスイートクロス♪」「インドの山奥で修業して♪」と歌った挙句、しまいには、頭がハイになると「イ〜ッ」とショッカー戦闘員みたいに叫びたくもなりますが、


 結論は、

「遺跡」で行こう

 まあ、「インディー・ジョーンズ」と「インカ」から発展させると、こんな感じになりますか。
 で、ネタが決まったら、次は料理の仕方を考えるのですが、アンデッドの場合は「D&Dのターニング・アンデッド表」に基づいて、個別に思い出話やゲームの設定なんかを披露。
 遺跡だったら、レシピは何にしようかな、と思って、ちらっと自分のホームページの目次を見ると、「特撮」「SFロボット」「必殺」「RPG」と並んでいるではないですか。
 まあ、「必殺」と「遺跡」はさすがにつながって来ない、と思うのですが*1
 メインは「特撮」とか「ロボット」とか「ゲーム」になるでしょう。
 まあ、いろいろ書いているうちに、変な方向に脱線すること受け合いですが(苦笑)。

そもそも「遺跡」とは?

 遺跡を英語でいうと、Site。ええと、サイトと読みまして……?
 ええ? すると、うちのブログサイトなんかも「遺跡」なんですか? 確かに、発掘したら、いろいろ掘り出し物の記事が出てきそうですが(まあ、ゴミやガラクタも多そうだけど、中には貴重な歴史資料になったりも^^;)。


 冗談は置いておいて、遺跡の定義は「古い時代に建てられた建物、工作物や歴史的事件があったためになんらかの痕跡が残されている場所」となりまして、とりわけ「考古学の研究対象である考古遺跡」を指すことが多いわけですね。
 種類においても、人が住んでいた「集落遺跡」「都市遺跡」、宗教的な「祭祀遺跡」「寺社教会跡」、産業施設である「生産遺跡(工場跡とか水田跡とか)」、「交通遺跡(道跡とか)」、「墳墓」、「城跡」や、建物でなくても「古戦場跡」とか、何らかの人間の痕跡が見受けられる場所は、広い意味での遺跡になる、と。

考古学と歴史学の違い

 NOVAは、歴史学者の端くれです。まあ、大学で西洋史学の学士をとっただけなので、本当に初歩の初歩をかじっただけなんですけど、それでも自意識(アイデンティティー)の一つとしてぐらいは持っている、と。
 ただ、文献研究中心で、文字に対するほど、物には執着していなかったり。「古代文字を解読した」という話には飛びつくけど、「古代の遺品が発掘されて……」と聞いても、あ、そう、と流しがち。まあ、博物館で展示されている物だと興味津々なんですけど、その場合も、展示物そのものよりも展示物に付与されている解説文書を読んで、「へえ、なるほど」と判断してしまう。たぶん、遺跡に入る機会があっても、そういうことには関心なく、その遺跡を探索した学者の手記を読んだりして、自分の研究の材料にするタイプ。


 いや、歴史学ってのが、そもそもそういう文献研究中心な学問なんですけどね。考古学は物を扱い、歴史学は文字を扱うというのが簡単な定義分け。つまり、日本史だと文字が入ってきた古墳時代からが歴史の範疇で、それ以前は中国の歴史書なんかに頼るしかなく、「縄文土器」「弥生土器」とか「高床倉庫」などは考古学に基づく研究だと。
 もちろん、小学校から習う歴史には、考古学も含まれており、混同している人も多いでしょうし、広い意味での歴史学の中には考古学も入っていて、互いの研究成果を補い合うケースもありますが、
 メインの研究手法として、文献資料の解読、解釈からなる歴史学と、遺物の解析など現場主義の考古学の違いくらいは、押さえてもいいかなあ、と。

西洋史の思い出

 そもそも、西洋史
 日本における西洋史は、あくまで「西洋の歴史学者の後追い」でしかない。オリジナル研究をするのではなく、自分が追っかける西洋の歴史学者を決めて、その人の著作をひたすた読む、という研究手法を習った次第。
 で、自分は「十字軍と、地中海世界」に興味を持ったので、誰がいいですか? と担当教授に尋ねたところ、紹介された学者がフェルナン・ブローデル。でも、この人、フランス人。自分は第2外国語はドイツ語を専攻していたので、フランス語は未修得。まあ、拙いラテン語知識で補いながら、基本は英語、時おりフランス語の単語を調べたりしながら、研究を進めたものの埒が明かず*2
 最終的に卒論は、教授の紹介してくれた日本人学者の先輩の助言を受け、日本語文献を骨子に、時おり、西洋文献から得た用語を差し挟みながら、何とか形にしたんだけど、結局、卒業するまで、「フェルナン・ブローデル」って学者が西洋史において、どういう位置付けにあるか分かっていなかったりする(爆)。
 今だったら、インターネットで調べて、「へえ、そんな凄い人だったんだ〜」と学生時代の調べ残しを知ることもできたんだけど、当時は「歴史学者といえば、アーノルド・J・トインビー」しか知らない若輩者だったし、それでも、高校時代は歴史好きの優等生だったという思い上がりもあって、知らないことを専門家に聞くという当然の研究手段をとらなかった。何だか、「本、読んだら分かるじゃん」と思い込みもあったし、「本の有効な読み方」とか「史料の使い方」なんてのも、結局、その概念が自分なりにつかめたのは、卒論を書き上がる間際だったりも。


 後から考えるなら、「十字軍を研究するなら、何でフランス語を勉強しなかったんだ?」とか(いや、騎士といえばドイツってイメージがあったんですよ^^;)、いろいろなことを回り道してきた思い出があるんですけど、そういうのも含めて、今の自分がある、と思ったり。


 ……ええと、これって、「遺跡」の話だったはずですよね?
 何で、自分の大学時代の研究を述懐したりしてるんだ? 
 頭の中では、「遺跡→考古学→歴史学→学生時代」とつながってるんですけど、これこそ正に回り道。
 まあ、今回は、取っ掛かり、ということで。

*1:それでも、『必殺仕切人』ではピラミッドが登場したりして、つなげられないことはない。映画『必殺2』の黒谷屋敷みたいな仕掛け屋敷も、ちょっとした遺跡風味だしね。

*2:というか、そもそもブローデルの日本語に訳された文献を読んでもいなかったり(苦笑)。たぶん、教授から見れば、それぐらい既に読んでいるだろう、と思っていたんだろうけど、自分の思い込みでは「教授が外国語文献を紹介するからには、日本語では訳されていないんだろう」と勝手に判断してしまい、しかも下手に外国語に自信があったものだから、わざわざ困難な道程を選んでしまった次第。もう少し自信過剰でなく謙虚だったら、「日本語で読める物ないですか?」と質問できたんだろうけど、西洋史といえば外国文献読むのは当たり前、という思い込みも災いしたり^^;。こういうのを「勉強はそこそこできるけど、常識には欠ける学者バカ」と言うんだね。自分は、その予備軍だったな、と今にして納得。