White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSF、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大魔神カノン23話「環因」感想

 「因」という字は、「オン」とは読まないよなあ*1
 すると、今回のサブタイトルは、「カノン」と読むのではなく、「カニン」あるいは「カンニン」かな。「堪忍」と読んで、「忍び堪える」という意味合いなら、この番組の視聴そのものがそうであったかも(笑)。
 それでも、何とかクライマックスまで漕ぎ付けた、と。


 前回の次回予告では、緊張感のないイメージもあったのですが、実際は「カノンとタイヘイの関係を再確認した回」で、クライマックス突入前の心理交流劇としては、納得できました。
 「タイヘイのお役目」=「ブジンサマを目覚めさせるため、歌姫に祈り歌を歌ってくれるように頼む」が、ようやくカノンに伝わります。でも、「どうしてブジンサマを目覚めさせなければならないのか」=「イパダダを封じるため」が、まだ語られておりません。
 ……って、まだだったのか。


 コミック版1巻では、イパダダのことを知ったカノンが、ブジンサマの伝説をこれから聞くところで、つづいたので、テレビでもとっくに伝わっていると思ってました。
大魔神カノン (1) (角川コミックス・エース 180-3)
 コミック版2巻は、今月25日発売なので、実のところ、テレビ放送よりも期待していたり。

オンバケ地方編

 2話前で、巨大化したはずのイパダダ。でも、本話では、まだ等身大のまま。
 ええと、前のは「話を盛り上げるためのイメージ映像」ということにしておきます。
 今回、ブジンサマの代役と言われるゴンベエさんのところに、イパダダを誘導するため、依田英助さん演じるハッコクさまが「不思議な呪文」を唱えておりました。イパダダはそれで苦しんでいたんですが、ハッコクさまの方が先にスタミナ切れで昏倒。
 逃れようとするイパダダを制するため、サワモリさんが孤軍奮闘。そこに駆けつける、ハシタカ、キリノハ、ユモンジ、カエンジ。
 対するイパダダは、人型魂式を召喚し、ここから一大バトル活劇の始まり、始まり……というところで、アクション部分つづく。


 こういう引きだと、次回のアクションは期待していいのかな。

東京編総括

 親父さんが、婚約相手を親戚に披露するため、山形に帰ることに。
 カノンもそれに付き合って、一時帰郷することになったわけですが、その前に東京で知り合いに連絡を。
 バイト先のつばさ先輩は快く承諾してくれますが、そこに、バンド「0℃」のドラム&ベースの男2人が出現。意を決したカノンは、2人と向き合い、ニューヨークに行ったサキの状況を確認した後、「もう『To The Top』を歌わないで!」とはっきり告げます。「人から盗んで、人を悲しませるような歌で、人気を手に入れたりして、あなたたちは嬉しいの?」と問題提起を突きつけたわけですが、相手の返答を待たずに、自分の言いたいことだけ言って、その場を去るカノン。
 実は、こういう態度って、くららの母親から学んだスキルじゃないか、と思ったり。カノンが強気の自己主張をするようになったのって、あの話の後からだよね。


 このシーンで、もう「0℃」絡みの因縁は、断ち切ったことになるのかな。
 幸太郎は警察に捕まって、サキは「いつまでも待ってる」という約束を果たせず外国に。このまま終わるのもどうか、と思うんだけど。
 せめて、最終話で、2年後、サキといっしょに音楽活動を続けているカノン、とか、そういう締めくくりをしてくれないかな。もう、いっしょにダブル歌姫でブジンサマに向き合うNOVA的夢想は、期待しないから。

バカ正直オンバケと、勝利の鍵

 「山形に行くこと」をタイヘイに告げるカノン。
 自分は使命のことを口に出していないのに、何で山形のブジンサマのことが分かった? と仰天するタイヘイ。
 ここで初めて、タイヘイは自分のお役目のことを打ち明けた、と。視聴者はとっくに「承知の助」だったのにね。もう、ここまで、「祈り歌の意味とか、ブジンサマとの関係とか、歌姫の役割とか」カノンに全く伝わっていなかったことが、示されます。
 実は前回の総集編で、部外者であるはずの若松さんの方が先に、イケチヨ姐さんからいろいろ聞いて、分かっていた、と。「あの娘がブジンサマを目覚めさせる歌姫だったんですね」と感心していた若松さん。でも、肝心の歌姫さんの方が、「そんなの私、聞いていない」状態だったわけです。
 バカ正直はいいけど、肝心の情報は話さず、トロくさかったタイヘイさんだったのでした。


 で、タイヘイからその話を聞いて、カノンちゃんに疑惑が。
 「タイヘイさんが私に近づいたのは、好意や親切心ではなく、お役目があったから?」 これは、カノンの物語の当初から、一部視聴者の間で、不安がられたネタでした。人を信じられないでいたカノンが、せっかく信じたタイヘイ。でも、実はタイヘイには思惑があって、それを知ったとき、カノンはどんな反応をするか……。
 タイヘイは口下手なので、カノンからそういう疑いを突き付けられたとき、どのように取り繕うか?


 結果的に、ブチンコがラーメン屋の調味料を台無しにしてしまい、タイヘイが買い出しに出ることとなり、状況解決は先送りに。
 そして、カノンが不安に駆られた矢先、その場にいたフクマツさんが助け舟を出してくれます。
「お嬢さん、つまらない風に考えないことだ。奴も最初はお役目だったが、それだけでないことは、これまでの付き合いで分かるはずだ」
 う〜ん、次元大介のダンディな声で、こういうようなセリフを言われたら、説得されるというもの。回想シーンで、タイヘイとの絆を思い返すカノン。
 で、買い出しからタイヘイが帰ってくると、カノンちゃんは納得していました。ここのシーンは、これまでのドラマの積み重ねがあったからこそ、効果的だったわけですが、自分的には、千のドラマよりも小林清志の声の説得力が全て、と思っています(笑)。
 フクマツさんこそ、「勝利の鍵」だ、と。

そして山形へ

 タイヘイへの感謝を、タイヘイラーメンを作ることで形にしたカノン。
 そして、タイヘイのバイクで、いっしょに山形への旅路に就くことになります。山形には、ブジンサマや、イケチヨさんたち多くのオンバケがいます。


 ところで、イパダダは今、どこにいるのかな?
 以前は、関東の山の中だったけど、最近の話を見ると、山形あるいは、その近県にまで近づいている感じだけど。
 そろそろ、イパダダとカノンが接触してくれてもいい、と思うんだけどね。


 歌姫を危険と感じ、襲い掛かるイパダダ。
 何とか守り通そうと戦うタイヘイ。
 絶体絶命のとき、カノンの歌で目覚めるブジンサマ。
 こういう展開が自分は見たいんだよね。そこはベタでいいからさ。
 「ブジンサマが目覚めた……そして2年後、日常生活を送るカノンたち」というオチはやめて欲しい。一番の見せ場を飛ばしてどうするの? ってのは勘弁。

*1:一応、「恩」という字は、「オン」と読むので、歴史的にはそういう読み方もあったかもしれませんが