Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大魔神カノン5話「苛恩」感想

 飲み会の帰り、バイト先のつばさ先輩のところで一泊して、帰宅したカノン。
 そこにタイヘイが「都会者は朝帰りなんてして(趣意)」と説教交じりで接触。カノンは彼を不審者として拒絶。いや、本当に不審者ですが(爆)。


 カノンは、大学の知人かなめに電話で呼び出されて7週間ぶりに登校。
 そこで、かなめから「授業に出ないため、単位がやばい」という話を知らされて、何とか教官に謝って事なきを得ます。
 で、かなめは恩着せがましく、自分の講義の代返をカノンに押し付けます。「お婆ちゃんが急病だから」という言い訳を真に受けて、他人の授業に出るカノン。その結果、バイトの方には遅れていくことに。
 後から、「お婆ちゃんが急病」という話が嘘だと分かり、人を信じた自分を嫌悪するカノン。
 また、遅れても急いで駆けつけたカノンだけど、つばさ先輩が自分の代わりのスタッフを呼んでいたことを知って、自分の存在意義について落ち込むカノン。


 その間、イパダダは、コウモリを襲っていました。次回、コウモリ使い魔が、オンバケのハシタカさん(鷹モチーフの女性オンバケ)をピンチにする話らしいですが、果たして。


 サブタイトルが「加温」なので、冷え切った心に温かさが戻ることを期待しつつ。


 以下、ネガティブ感想なので、カノンが好きで好きでたまらないというファンは読まないように。

 相変わらず、物語の進展が遅いです。
 タイヘイの不審者ぶりには、もう、どうツッコンでいいやら。
 「気が合わない」とか、「タイミングが悪い」とかを通り越してますぞ。
 スパイに送り出したブチンコも、役に立っていないこと、この上ない。カノンの家で勝手にテレビ見て、笑っているだけで、生活のスケジュールとか、落ち込んでいる原因とか、大事な情報を何も探っていません。


 カノンのダメっぷりも炸裂。これは「大学生版中学生日記」か?
 7週間も授業に出ないって、落ち込み期間、長すぎでしょ? 基本的にマジメな娘だから、落ち込み以外でサボッていたわけじゃないだろうし。
 代返のために、バイトに遅れる、というのも最悪。
 強引に押し付けられて断れず、「お婆ちゃん」のことで情にほだされた、というのもあるけど、それと自分の仕事は切り分けないと。「人が良くて、要領の悪い娘」って性格を表現したいんだろうけど。
 そういう意味では、タイヘイも「人が良くて、要領の悪い若者」。違うのは、カノンがいろいろと消極的で、変わろうと思いつつも周囲に振り回されて、上手く行かずに孤立しがち(優しいつばさ先輩にもいずれ愛想つかされる?)。タイヘイの方は、チャレンジャーで仲間も多いと。


 都会に来て、信じていた男に騙された田舎娘が、田舎の妖怪に付きまとわれながら、周囲の悪意というよりも巡り合わせの悪さに、鬱屈して行く話が、どこで変わっていくのかな。
 まあ、このダメさをじっくり見ると、ドラゴンナイトがいっそう楽しめる? というメリットはあるのかな。
 ……いろいろとフォローが難しいですが、忍耐力の修行にはなりますな(苦笑)。


PS:どうして、イパダダがカノンに取り付かないのか不思議です。というか、実は描かれていないだけで、実はすでにカノンって、イパダダの呪いを受けている?
 イパダダが、祈り歌の巫女になりそうなカノンに対して、「ふふふ、お前には人間不信と不幸の呪いをかけてやる。これで、お前の心には闇が巣食い、巫女として覚醒しなくなるのだ。それに、邪魔なオンバケとの接触も、うまくできないようにしてやろう」とか。